受賞:若手研究優秀賞(特定助教 長谷田、日本プライマリ・ケア連合学会)

特定助教の長谷田 真帆が、日本プライマリ・ケア連合学会の2021年度【若手研究優秀賞】を受賞しました。授賞式は2021年6月13日にオンラインで行われました。

第12回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会

会期:ライブ配信 2021年5月21日(金)~23日(日)/オンデマンド配信 2021年5月21日(金)~7月21日(水) 会場:オンライン開催
https://www.c-linkage.co.jp/jpca2021/index.html

長谷田 真帆 「かかりつけ医の存在は最期の場所の話し合いに関する社会階層間格差を緩和するか:JAGES横断研究」

報告:オンラインイベントで講演(特別研究学生・金森)

2020年12月13日に特別研究学生の金森万里子が獣医師の働き方改革に関するオンラインイベントで「ジェンダー規範とこころの健康の不思議な関係~社会疫学研究へのご招待~」について講演しました。

またその様子が雑誌「臨床獣医」で紹介されました。

臨床獣医 2021年6月号

■セミナーレポート
「ここから始める獣医師の働き方改革~畜ガールズが描く未来~」を開催して
谷 千賀子

「動物に優しい環境は人にも優しい環境になり得るのでは。悩みを気軽に度相談できる環境をつくることが大切だ」と、問題解決のヒントを提示された。

報告:twitter liveに登壇(アメリカ心臓学会主催・助教 井上)

2021年5月25日に、助教の井上浩輔がアメリカ心臓学会主催のtwitter liveに登壇しました。

2020年に国際雑誌Hypertensionに論文を出版し、その論文が2020年秋のHigh Impact Paperに選出されたことから、今回twitter liveの登壇者に選ばれました。

参考

Inoue K, Goldwater D, Allison M, Seeman T, Kestenbaum BR, Watson KE. Serum Aldosterone Concentration, Blood Pressure, and Coronary Artery Calcium: The Multi-Ethnic Study of Atherosclerosis. Hypertension. 2020 Jul;76(1):113-120. doi: 10.1161/HYPERTENSIONAHA.120.15006. Epub 2020 May 18. Erratum in: Hypertension. 2021 Mar 3;77(3):e34. PMID: 32418495.

ウェビナー報告:健康危機へのレジリエンスと危機をチャンスに~新型コロナウイルス感染症や自然災害(JAGES)

5月14日に、日本老年学的評価研究(JAGES)機構の主催で「健康危機へのレジリエンスと危機をチャンスに~新型コロナウイルス感染症や自然災害」と題するシンポジウムをウェビナー形式で行いました。

助教の佐藤豪竜が「新型コロナウィルス感染症が高齢者の生活・健康に与えた影響」について発表しました。

また近藤尚己が「熊本地震からの学び」を発表しました。

災害・健康危機管理への取り組みを発表ーJAGES主催シンポジウム(WHO神戸センター)

シンポジウム概要(PDF)

■シンポジウム概要
主 催:(一社)日本老年学的評価研究機構
後 援:国土交通省 内閣府政策統括官(防災担当) 国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED) (五十音順)

日 時:2021年5月14日(金)15:00~17:00
会 場:Zoom
参加費:無料
対 象:健康長寿の取り組みに興味を持つ自治体職員、研究者、個人、健康長寿社会の実現に向けた産官学連携に興味のある企業

メディア掲載:JAGES-社会活動と要介護度改善で格差の可能性(週刊 保健衛生ニュース)

研究員の雨宮愛理の論文について週刊 保健衛生ニュースに記事が掲載されました。

週刊 保健衛生ニュース
第2108号 令和3年5月3日/10日合併号
JAGES-社会活動と要介護度改善で格差の可能性 (57)
http://www.shahojitumu.co.jp/hokeneisei.htm (目次のみ)

参考

プレスリリース 要介護状態の「改善」にも地域内格差のある可能性

Amemiya A, Saito J, Saito M, Takagi D, Haseda M, Tani Y, Kondo K, Kondo N. Social Capital and the Improvement in Functional Ability among Older People in Japan: A Multilevel Survival Analysis Using JAGES Data. Int J Environ Res Public Health. 2019 Apr 12;16(8):1310. doi: 10.3390/ijerph16081310. PMID: 31013681; PMCID: PMC6518128.

 

プレスリリース:要介護状態の「改善」にも 社会経済的な格差がある可能性

客員研究員の雨宮愛理がBMC Public Healthに掲載した論文について、プレスリリースを発表しました。

要介護状態の「改善」にも 社会経済的な格差がある可能性
~教育歴の短い人と比べて長い人では2倍改善しやすい~(PDF)

高齢者が要介護状態になった後にも状態が改善する可能性のあることが知られています。この研究では社会経済的に不利な立場にある人では、要介護状態になった後に状態が改善しにくいことがわかりました。要介護状態の改善にも社会経済的な格差のあることが示唆されました。社会経済的に不利な立場にある人を重点的に支援する必要があります。

参考
Amemiya A, Kondo N, Saito J, Saito M, Takagi D, Haseda M, Tani Y, Kondo K. Socioeconomic status and improvement in functional ability among older adults in Japan: a longitudinal study. BMC Public Health. 2019 Feb 19;19(1):209. doi: 10.1186/s12889-019-6531-9. PMID: 30782149; PMCID: PMC6381753.

 

プレスリリース:要介護状態の「改善」にも地域内格差のある可能性

客員研究員の雨宮愛理がInternational Journal of Environmental Research and Public Healthに発表した論文について、プレスリリースを発表しました。

要介護状態の「改善」にも地域内格差のある可能性(PDF)
~地域のソーシャル・キャピタルは特定の人に効果がみこめないかも?~

この研究では、男性では地域の結びつき(社会的凝集性)の強い地域に住んでいるにも関わらず、その結びつきに対する評価が低いと要介護状態になった後に改善しにくいことが示唆されました。また女性では市民参加の盛んな地域に住んでいるにも関わらず、自分が参加していないと要介護状態になった後に改善しにくいことが示唆されました。ソーシャル・キャピタルの豊かな地域では、そのつながりから排除されている人がいないか配慮が必要です。

参考
Amemiya A, Saito J, Saito M, Takagi D, Haseda M, Tani Y, Kondo K, Kondo N. Social Capital and the Improvement in Functional Ability among Older People in Japan: A Multilevel Survival Analysis Using JAGES Data. Int J Environ Res Public Health. 2019 Apr 12;16(8):1310. doi: 10.3390/ijerph16081310. PMID: 31013681; PMCID: PMC6518128.

オープンキャンパスのお知らせ:京都大学大学院 社会健康医学系専攻(Zoom)

2021年の京都大学大学院医学研究学科 社会健康医学系専攻のオープンキャンパスのお知らせです。

このオープンキャンパスZoomで行います。

入学を希望する方・入学を検討中の方の参加を歓迎します! ぜひお越しください。

日時

2021年4月17日(土) 13:00~15:00(全体説明会)
2021年4月24日(土) 13:00~16:00(分野別説明会)

事前申し込みはこちらのフォームにご記入ください。

全体説明会 :4月17日(土)

13:00ー13:30 参加者接続確認
13:30ー13:45 開会の挨拶・専攻の概要 古川壽亮 (専攻長)
13:45ー14:10 カリキュラムについて ⼩杉眞司  (教務委員長)
14:10ー14:20 就職状況について 川上浩司    (学生・産学連携委員長)
14:20ー15:00 質疑応答  (チャットによる質問に回答)

記事掲載:所得格差は健康の格差へ(季刊公的扶助研究)

近藤尚己と西岡大輔(客員研究員)が季刊公的扶助研究の最新号に記事を掲載しました。
B5判で48頁と充実した内容となっています。

季刊公的扶助研究 第261号の目次はこちらです
購入はこちらです

お手にとっていただけますと幸いです。
なお、客員研究員の西岡大輔は連載記事を引き続き執筆予定です。

《特集》所得格差は健康の格差へ
〇なぜ健康管理支援が必要か:資本概念からの考察
●京都大学大学院 近藤尚己

〇被保護者健康管理支援事業の効果的な実施に向けて
●大阪医科大学研究支援センター 西岡大輔

参考:
「付き添い」のちから  生活困窮者の医療サービス利用の実態および受診同行支援の効果に関する調査研究(PDF)