Q23
Q
分散拡大要因とは何か?
A
分散拡大要因(Variance Inflation Factor: VIF)は重回帰分析などの多変量解析で多重共線性を評価する際の指標です。分散拡大要因は多変量解析で使用している説明変数のうち1つを従属変数,その他の説明変数を説明変数とした重回帰分析の決定係数(R2)を用いて以下の式で計算されます。 VIF=1/(1-R2) 分散拡大要因は説明変数が他の説明変数にどの程度説明されているかを表しており,この値が高い(10以上などの基準があります)と多重共線性が疑われます。
【解説】
多重共線性の対処方法などは,Q21を参照してください。
変数の扱い方
検定
重回帰分析
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因子分析
ロジスティック回帰分析
構造方程式モデリング