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4回目の南相馬

4回目の南相馬(2012年8月31日)

南相馬市萱浜地区.市立病院から東に車で5分ほど走ったところにあり,写真は海岸の堤防にのぼって市立病院方向をみた光景です.2012年3月11日の津波でこの地区は壊滅し,隣接した雫地区を合わせると138人の犠牲者を出したそうです.ほぼすべての建物が流されたとのことですが,瓦礫も撤去され,いまは雑草の生い茂った広大な更地になっています.しかし実際に歩いてみると,そこかしこに建物の基礎部分が残っているのがわかります.

 

海岸から1キロくらいのところに瓦礫が集められ,そのうえに土が盛られて堤防がつくられています.新しい防潮堤となるのでしょう.

 

国道6号線の浪江町の境での検問所で,ここから先は立ち入り禁止区域となります.今回の検問の担当は北海道警でした.このあたりは福島第一原発まで約10キロメートルの距離です.

 

この周辺の空間線量はおよそ0.45マイクロシーベルトでした.

 

小高区浦尻地区.この地域も津波でほぼ壊滅し,多くのひとたちが亡くなったところだそうです.原発から半径20キロ以内の「避難指示」がでていたために復興が遅れていましたが,いまは瓦礫もすっかり片づけられたようです.

 

南相馬市立総合病院に2台目のファストスキャン(キャンベラ社製ホールボディーカウンター)が導入されました.病院のご好意でわたし自身も内部被曝検査を体験させていただきました.機械のなかに2分間静かに立ちます.幸いにもセシウムは測定限界以下という結果でした.これからの南相馬市民の健康管理におおきく役立つことを願っています.

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カウンタ 1860(2012年8月31日より)