将来像実現化年次報告・行動計画

国立大学病院長会議では、現状の課題を抽出し、2025年のあるべき将来像を実現するために、
グランドデザイン2016として35の提言を行動規範として掲げています。
国立大学病院臨床研究推進会では、グランドデザイン2016のうち、臨床研究に関連する
5つの提言について、年度ごとに具体的な行動計画を立てて活動しております。

将来像実現化グランドデザインおよび行動計画2024

グランドデザイン 2016 提言行動計画2024
研究倫理遵守を徹底し、臨床研究の信頼性・安全性を確保し、適正な研究活動に邁進するTG1(サイト管理)と連携し、以下の活動を行う。
①臨床研究に関する指針や法規制の定期的な見直し等に対応し、臨床研究の適正実施のための取り組みを継続して強化する。
臨床研究に係る人材を育成し、研究マインドを向上させるシステムを構築するTG4(教育・研修)と連携し、以下の活動を行う。
①研究者を対象とする共用シラバスについて、その運用体制や教材整備に取り組む。特に、各大学の臨床研究の推進策の共有や、地域ブロック内での連携基盤の整備を行う。
②研究マインドを向上させるため、学部教育に導入すべき項目を検討し、適宜、提言を行う。特に、生物統計に関する教育体制について引き続き調査し、対応を検討する。
③医療系の橋渡し研究者育成プログラムの普及を図るとともに、各大学にて整備すべき事項について検討する。
先端医療の研究・開発を推進するために必要な人材を確保し、基盤を整備するTG3(ARO/データセンター)およびTG5(人材雇用とサステナビリティ)と連携し、以下の活動を行う。
①臨床研究医師・歯科医師、CRC、モニター、データマネジャー、生物統計家などの専門職人材の大学間連携(ノウハウ共有、相互支援、人材交流、コミュニケーションツール活用など)に向けて、成功事例を共有することにより、各大学における取り組みを強化する。
②研究開発の支援基盤維持のために、臨床研究支援に関連する人材定着に向けた人事制度(適正評価、キャリアアップ)の構築に取り組む。
③先端医療の研究・開発推進のための基盤となるAROなどの整備を大学の特徴およびRBAやDCTなどの新しい研究手法に合わせて行い、さらに大学間の連携によりこれを補完・強化し研究活動の支援ができる体制を構築する。
最新のテクノロジーを取り入れた持続可能な臨床研究実施体制を整備することにより、国際的競争力を有する新たな医療技術の開発を一層推進するTG2(ネットワーク)などと連携し、以下の活動を行う。
①国立大学病院のネットワークを活用した臨床研究マッチングサイトおよびフィジビリティ調査システムの利用をさらに推進する。
②デジタルテクノロジー活用した臨床研究を実施できる体制整備を推進する。
国立大学病院の臨床研究に関する情報を研究者に限らず広くわかりやすく患者・市民にも発信する国立大学病院臨床研究推進会議や国立大学病院データベースセンターと連携し、以下の活動を行う。
①大学病院の研究内容と研究成果を調査し、様々な媒体を通じて発信する。
②国立大学病院の研究パフォーマンスを正確に評価し、研究の活性化につながる情報を発信する。

詳細内容は下記「一般社団法人 国立大学病院長会議」のホームページよりご確認ください。

将来像実現化年次報告・行動計画