医学系研究の研究者の皆さんへ
医学系研究(「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(以下倫理指針)」や臨床研究法に準拠して実施する研究、治験等)を実施する研究者には、研究を開始する前に教育を受けることが求められています。大学病院等では、各施設で講習会やe-learningが定められているのが現状ですが、研究者に広く教育機会を提供すること、教育教材の標準化、研究者の異動に伴う受講履歴の中断の解消等を目的に、国立大学病院臨床研究推進会議トピックグループ4では、e-learningの共用化を検討してきました。具体的には、全国的に使用頻度の高いe-learningを管理作成する組織間で意見交換を行い、初心者を対象とし、主に倫理指針に関する内容の教材を基礎編として各e-learning提供者で作成し、皆さんに提供することになりました。以下にe-learning教材間の比較を示します。どれを受講されても、修了証が発行可能です。今後は、各施設での教育要件に、ここに示す共用e-learningを取り込んでいただければ、研究者の異動の際にさらに受講を求められることを回避できるとともに、全国の研究者の研究開始前の教育機会が広がることに繋がると考えています。なお、多くの施設においては、研究実施前の教育要件は別途定められていますので、以下のいずれかの教材を修了したことをもって、あなたの施設で研究を開始できるとは限らない点は、ご注意ください。適切に臨床研究が実施される教育体制を整備していきたいと思いますので、忌憚のないご意見を賜れば幸いです。
令和3年4月15日 国立大学病院臨床研究推進会議トピックグループ4
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【医学系研究の研究者の皆さんへ】e-learningの共用化について