国立大学病院臨床研究推進会議について

会長あいさつ

2023年9月7日 更新

国立大学病院臨床研究推進会議(National University Hospital Clinical Research Promotion Initiative (NUH-CRI) 以下推進会議と略す)は、2012年10月に、臨床研究に関する情報共有、支援組織、研究者や支援スタッフの育成などに大学間格差があること、その一方で、希少疾患や難病に対する臨床研究推進に関する大学病院への期待が高まっていることなどを背景に、それらの課題に取り組むためにはネットワークの形成が必須であることから設立されました。

翌年6月には国立大学病院長会議の協議会として承認され、さらに2020年6月から推進会議は国立大学病院長会議常置委員会下の研究担当に紐づけられる形となり、推進会議が研究担当と密接に連携して臨床研究を推進する役割を担うことになりました。

現在、推進会議は全国の国立大学病院42大学44病院で構成され、国立大学病院における臨床研究の推進に係る組織が、情報共有や連携を通じて、質の高い臨床研究を安全かつ効率的に実施する体制を整備し、新規医療技術の開発や既存技術の最適化に貢献することを目的として活動しております。

また、国立大学病院長会議の研究担当が策定する将来像実現化のための臨床研究推進のグランドデザインや行動計画について、推進会議はその実行を担当し、国立大学病院の大きな使命の一つである臨床研究の推進に向けた活動を行うための牽引役として重要な役割を担っております。

 

本ホームページでは、推進会議が取り組んできた臨床研究推進のための様々な活動の成果等について掲載しておりますので、ご高覧いただけますと幸甚に存じます。

皆様には、今後とも推進会議の活動に対し格別のご理解を賜りますとともに、変わらぬご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。

会 長 田中 栄
東京大学医学部附属病院 病院長