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日本渡航医学会 JSTH (Japanese Society of Travel and Health)

「産業保健委員会」設置趣意書

2015年9月1日
一般社団法人日本渡航医学会理事長 濱田篤郎

1. はじめに
 一般社団法人日本渡航医学会(以下、本学会)は会員数がほぼ1,000名にも達し、活動な幅を広げながら活発な学会活動を続けている。企業関係者の会員も増加しており、これまで以上に産業保健分野に関する情報発信への期待が高まっている。本学会において産業保健活動を組織的に推進することで、同分野の知見を集積し、それを企業関係者や関連する団体に役立ててもらうことは重要な活動であると考えられる。
 このような状況に対処するために、本学会において「産業保健委員会」を設置することを決議した。

2. 産業保健活動の推進が期待されている背景
・ 会員に占める企業関係者の増加
・ 会員からの産業保健活動活性化の要望
・ 国内外の外部団体とのネットワーク構築の依頼
・ 渡航医学の情報を企業に提供する手段が必要

3. 委員会活動の目的
・ 本学会における産業保健活動の推進
・ 本学会を通じた産業保健関連情報の発信

4. 想定する活動案
・ 本学会学術集会を通じた情報発信(シンポジウムの開催)
・ 企業関係者向けの情報提供(海外派遣企業におけるポリシー、制度、プラクティスの
 紹介)
・ アンケートによる産業保健に関する課題やニーズの調査(海外邦人医療基金と共同実施
 を検討)
・ 本学会会員に対するネットワーク機会の提供
・ 外部団体とのネットワークの構築
 a) 学術団体(日本産業衛生学会、日本職業・災害医学会など)
 b) 外務省(在外医務官)
 c) 厚生労働省
 d) 海外邦人医療基金
 e) 海外の医療機関

5. 設置時の委員会構成と委員
・ 委員長:山澤文裕(丸紅 産業医)
・ 委員:大越裕文(西新橋クリニック 院長)
・ 委員:小山一郎(旭化成 産業医)
・ 委員:清水靖仁(新日鐵住金 産業医)
・ 委員:鈴木英孝(アマゾンジャパン 産業医)
・ 委員:村田英美(海外邦人医療基金 専務理事)
・ 委員:吉田真由美(富士ゼロックス 保健師)

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