第16回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 -The 16th Annual Conference of Japan Primary Care Association
						会期:2025年6月20日(金)~22日(日)
						会場:札幌コンベンションセンター/札幌市産業振興センター
						テーマ:「そこ・そこ」のプライマリ・ケア ~それぞれの場で、ふさわしくあるには~第16回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 -The 16th Annual Conference of Japan Primary Care Association
						会期:2025年6月20日(金)~22日(日)
						会場:札幌コンベンションセンター/札幌市産業振興センター
						テーマ:「そこ・そこ」のプライマリ・ケア ~それぞれの場で、ふさわしくあるには~

ご挨拶

「そこ・そこ」のプライマリ・ケア ~それぞれの場で、ふさわしくあるには~

大会長 木佐 健悟
大会長 木佐 健悟
(JA北海道厚生連 倶知安厚生病院 総合診療科
日本プライマリ・ケア連合学会 北海道ブロック支部長)

この度、2025年6月20日(金)から22日(日)に、第16回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会を、北海道札幌市コンベンションセンターを中心に開催いたします。 北海道での開催は2011年に第2回学術大会を開催して以来、14年ぶりとなります。

北海道は都市部への人口が集中する傾向が続く一方で、郡部ではもともと人口密度が低いエリアに過疎化や高齢化が進行し、都市部への移動距離も長いことから、都市部、郡部それぞれの地域性を踏まえたプライマリ・ケアが必要とされています。プライマリ・ケアに従事する医療者も様々な状況におかれており、医療者が足りない地域や、当学会に所属しない医療者がプライマリ・ケアを提供していることも多くあります。

今回北海道で開催するにあたり、テーマを
「そこ・そこ」のプライマリ・ケア ~それぞれの場で、ふさわしくあるには~
としました。

「そこ・そこ」には、各々の関わる場所・地域・コミュニティという「そこ」と、「適度な」「ほどよい」という意味で使う「そこそこ」が掛けてあります。プライマリ・ケアは対象にしている地域によって様々な形があり、ニーズやそこにいる医療者に合った形で提供する必要があります。そして、プライマリ・ケアを「全て完璧に」提供するのは事実上困難ですので、それぞれの医療者が無理のない範囲で自然体で関われるのがよいと思います。「そこ・そこ」のプライマリ・ケアを考えることで、新しくプライマリ・ケアに関わろうという医療者のハードルを下げたり、あるいは現場で医療者が無理なく続けることができるのではと考えます。

このような「そこ・そこ」に込められた意味をわかりやすくするために、「それぞれの場で」と「ふさわしい」ということばを添えました。

プライマリ・ケアは少数のエリートではなく、多くの人が関わって提供する医療です。これまでこの学会に関わってきた人、一般演題を発表される方はもちろん、初学者やプライマリ・ケアの現場で仕事はしていたけどこの学会には参加してこなかった方にも楽しく参加していただきたいと思っています。プライマリ・ケアの仲間を増やし、「そこ・そこ」の現場にあった実践の形を考えていく学術大会となるよう準備を進めているところです。

6月下旬の札幌は初夏の過ごしやすい時期です。北海道らしいおもてなしを実行委員でも考えております。多くの皆様が北海道にいらっしゃるのを心よりお待ちしております。