肺腫瘍の平均在院日数 9.4日(術前1.7日+手術日+術後6.8日)
縦隔腫瘍の平均在院日数 8.8日(術前1.8日+手術日+術後6.0日)
肺腫瘍 総請求額 1,620,000円(3割負担として 486,000円)
縦隔腫瘍 総請求額 1,282,000円(3割負担として 384,600円)
全体 | カルボプラチン+タキソール | アリムタを含む | アバスチンを含む | |
全入院日数 | 8日 | 8.1日 | 7.1日 | 8.0日 |
総請求額 | 641,000円 | 337,000円 | 586,000円 | 982,000円 |
3割負担 | 192,300円 | 101,100円 | 175,800円 | 294,600円 |
(注意)放射線治療を併用した場合や輸血を行った場合は金額が異なります。
肺がんの手術を行った入院の場合、次の(例)のような計算になります。
(例) | 10日間入院(入院診療費は平均的)、食事は26回 |
入院診療費(3割負担)=486,000円(1円単位は四捨五入)…(1) | |
食事負担 360円(1食あたりの自己負担) ×26=9,360円…(2) | |
病院にお支払いいただく金額=(1)+(2)=495,360円 |
診療により高額な医療費がかかる場合、高額療養費制度の対象となり、保険者(市区町村、健康保険組合等)に手続きすることによって決められた自己負担限度額を超えた金額が患者さんに戻ってきます(食事代は対象となりません)。
また、入院の場合は入院前までに、外来の場合は月初めまでに保険者に手続きをすることにより限度額認定証が交付され、入院・外来による病院への支払いを、高額療養費の自己負担限度額までに抑えることも可能です(高額療養費現物給付制度)。
なお、70歳以上の方については、何の手続きをしなくても、病院への支払いは高額療養費の自己負担額までとなります。
<高額療養費自己負担限度額 70歳未満の場合>
(例)肺がんの平均的な入院診療費で年収約370万円~約700万円の方の場合
高額療養費自己負担限度額=80,100円+(1,620,000円-267,000円)×1%=93,630円
3割負担-高額療養費自己負担限度額=486,000-93,630=392,370円(戻ってくる金額)
病院に486,000円+食事代を支払っていただいた後、保険者に手続きをすることによって、392,370円が患者さんに戻ってきます。また、高額療養費現物給付制度を使うと、病院への支払いが93,630円+食事代で済むようになります。
*高額療養費現物給付制度については、お手持ちの保険証に記載されている保険者に問い合わせてください。
注意:診断書料、差額ベッド代等は保険の対象となりませんので、全額自己負担いただきます。