11回目のセミナーを8月3日に開催しました。今年は120人を超える応募が来たため、可能な限り当選者を多くし、中1から高2まで43人が集まりました。幅広い部門に応援をいただき、中山総長、呼吸器外科、消化器外科、婦人科、泌尿器科、病理診断科、重粒子線治療科、看護局が参加してくれました。縫合実技、内視鏡手術練習、自動縫合器使用体験、超音波メス体験、手術室での手術体験、重粒子加速器見学に加え、今回は病理診断室で双眼顕微鏡による標本観察を行いました。
最初は緊張した面持ちだった子どもたちですが、すぐに笑顔と驚きの声に変わりました。多くの質問とともに、驚きと感謝の言葉をいただきました。今年は対象学年を上げたため、子どもたちは実習により深く集中できたようです。胃の吻合方法の差異の質問や、医学部入学に向けた勉強方法の助言など、医師の世界に来る意欲にあふれた子が多かった印象です。また患者さんのお子さんが参加者にいて、見られぬかもしれない子どもの将来の職業像を見られて感激したとのお手紙も頂戴いたしました。お手伝いいただいた方々に、この場を借りて御礼申し上げます。