5回目のキッズセミナー、ブラックジャックセミナーと名前を変えて3回目、新病院になってから初めての会が、今夏も最も暑くなりそうな8月31日に開催されました。今年は残暑も厳しくなく、新しい病院の空調も相まって涼しい快適な環境でした。午前中に子供を連れたなじみのスタッフが、業務の時とはちょっと違う、親の顔をしてお仕事の体験をさせていました。ほほえましいですね。
午後からが本番です。県内の小中学生を中心に60人の子供達が集いました。今年は応募が大変多く、全員を受け入れてあげたかったのですが、やむなく多くの子供たちに残念な思いをさせてしまいました。今年もみんな、やる気満々です。
赤池信総長、中山治彦副院長の話に続き、手術衣での記念撮影を撮ったあと、セミナーを開始します。本物の針糸を使った縫合実技、内視鏡手術シミュレーター、自動縫合器試し打ち、手術ナースのお仕事体験と器械出し練習、超音波メスでの鶏肉切除術、放射線治療の金型作成を体験しました。
最初は緊張してこわばっていたキッズたちですが、すぐに笑顔と驚きの声に変わりました。やはり子供たちは素直です。食い入るように見つめる目と、真剣な顔つきがとても印象的でした。うまくできた時の満面の笑み。そんなわが子を真剣に見つめる親御さんたちもまた印象的でした。そんな親御さんたちも、実物の手術器械や技術に興味津々で、時にわが子を押しのけて質問する風景も見られました。
新病院での初めての、真新しい講堂でのセミナーの思い出を、いつか同僚となったキッズたちと将来語れる日が来ることでしょう。