日本プライマリ・ケア連合学会は、気候変動対策に取り組むことを宣言します!
2023年は観測史上最高に暑い年となりました。気候変動によって、日本でも熱中症患者の増加し、豪雨災害が発生しています。気候変動は21世紀最大の健康への脅威といわれています。近年、世界医師会やWONCA(世界家庭医機構)、その他多くの国際医学会が気候変動対策の重要性を発表しています。
当学会もこのような状況を深く受け止め、学会を挙げて気候変動対策に取り組むべく、第15回全国学術大会の場で「プライマリ・ケアにおける気候非常事態宣言(通称:浜松宣言)」を表明することと致しました。
プライマリ・ケアは、地域に密接に関わりながら人々の健康や日常生活を支える役割を担っています。気候変動対策においても、地域の住民や行政と連携しながら、より広い視野で取り組むことができます。気候危機はまさに“Think Globally,Act Localy”を実践する課題です。当学会が、日本の医療系学会の中で先駆けて、気候非常事態宣言を表明することは大変意義深いことです。
本宣言の作成プロセス
2023年10月 プラネタリーヘルスチームを中心とした大会実行委員で原文作成
2023年11月~1月 学会正副理事長会議および理事会にて討議
2024年2月13日~29日 学会員の皆様およびthe WONCA Working Party on Planetary Health からパブリックコメント募集
3月 パブリックコメントを基に修正
4月 修正版を学会正副理事長会議および理事会にて討議、承認
宣言文の付属資料
・宣言の解説・プライマリ・ケア従事者のための気候変動アクションリスト
・プライマリ・ケアにおける気候変動対策 事例集
宣言文資料
PDF版とWebサイト版の2タイプを用意しました。本大会の環境への取り組みや、今後の本学会の気候変動対策についてご理解の程、よろしくお願いいたします。
PDF版
Webサイト版 https://x.gd/8PNUG
併せてご覧ください
本大会の環境への取り組み https://plaza.umin.ac.jp/jpca2024/planetary-health/index.htmlこどもが読む「浜松宣言」 ~地球まるごと健康を目指す これからのプライマリ・ケア~
プラネタリーヘルスに集う医療者からのメッセージ
「プライマリ・ケアにおける気候非常事態宣言(通称:浜松宣言)」に関するパブリックコメント募集 ※受付期間は終了しています
宣言文案
別紙2.プライマリ・ケアにおける気候変動対策 事例集 も含む)
募集期間
終了しました
ご意見の募集対象者
日本プライマリ・ケア連合学会学会員
(申し訳ありませんが、今回は学会員の方に限らせていただきます。)
いただきましたご意見は、第15回学術大会実行委員会及び当学会理事会、プラネタリーヘルス・ワーキンググループで検討し、各ご意見への対応と本宣言の調整内容を公表致します(ご意見から個人が特定されぬよう配慮致します)。
一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
理事長 草場 鉄周
第15回学術大会大会長 井上 真智子