日本プライマリ・ケア連合学会は、気候変動対策に取り組むことを宣言します!
2023年は観測史上最高に暑い年となりました。気候変動によって、日本でも熱中症患者の増加し、豪雨災害が発生しています。気候変動は21世紀最大の健康への脅威といわれています。近年、世界医師会やWONCA(世界家庭医機構)、その他多くの国際医学会が気候変動対策の重要性を発表しています。
当学会もこのような状況を深く受け止め、学会を挙げて気候変動対策に取り組むべく、第15回全国学術大会の場で「プライマリ・ケアにおける気候非常事態宣言(通称:浜松宣言)」を表明することと致しました。
プライマリ・ケアは、地域に密接に関わりながら人々の健康や日常生活を支える役割を担っています。気候変動対策においても、地域の住民や行政と連携しながら、より広い視野で取り組むことができます。気候危機はまさに“Think Globally,Act Localy”を実践する課題です。当学会が、日本の医療系学会の中で先駆けて、気候非常事態宣言を表明することは大変意義深いことです。
今年2月に、会員の皆様からいただきましたパブリックコメントを基に、原案をさらにわかりやすく有意義なものにできるよう調整をさせていただいております。
パブリックコメントの募集は終了しましたが、引き続き以下のリンクから宣言文案をご覧いただけます。
宣言文案より、人類の活動と地球環境とを両立した持続可能な健康観「プラネタリーヘルス」や、医療における気候変動対策について理解を深めていただければ幸いです。
宣言文の完成までは今しばらくお待ちください。
「プライマリ・ケアにおける気候非常事態宣言(通称:浜松宣言)」に関するパブリックコメント募集
宣言文案
別紙2.プライマリ・ケアにおける気候変動対策 事例集 も含む)
募集期間
終了しました
ご意見の募集対象者
日本プライマリ・ケア連合学会学会員
(申し訳ありませんが、今回は学会員の方に限らせていただきます。)
いただきましたご意見は、第15回学術大会実行委員会及び当学会理事会、プラネタリーヘルス・ワーキンググループで検討し、各ご意見への対応と本宣言の調整内容を公表致します(ご意見から個人が特定されぬよう配慮致します)。
一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
理事長 草場 鉄周
第15回学術大会大会長 井上 真智子