委員長・ワーキング 和歌山県 木下 真樹子(1999年卒) 国立病院機構南和歌山医療センター消化器科
研修医1年目で長男を出産、現在5人の子を持つ母です。15年間は育児家事がメインで、専門性のない非常勤医師生活でした。16年目に常勤復帰し、3年計画で認定内科医・各種専門医を取得、その後学会評議員や指導医を取得しました。手技面では積極的に他施設見学・研修を行い、現在では夫婦共に拡大内視鏡、EUS、ESD、ERCP、EUS-BD等EUS下処置、バルーン内視鏡下処置等を指導的立場で施行しています。私の常勤復帰後、夫も数年間の育児短時間勤務を経験し、現在は家事育児仕事を完全にワークシェアしています。道のりは決して平坦ではなく、仕事と育児家事のバランスは今も模索中です。全ての人材が活躍するには、内視鏡医が性別に関係なく疲弊せずに活躍できるシステム作りが必要と感じます。会を通じその実現に一歩でも近づけるよう貢献したいと考えています。
委員・ワーキング 滋賀県 全 圭夏(2001年卒) 市立大津市民病院 消化器内科 医長・内視鏡センター長
私は2001年卒で、既婚、二人の子供の母です。内視鏡と医師の仕事をこよなく愛しており、上司や同僚の数え切れない配慮もいただいて、キャリアを中断することなくここまでやってきました。勿論、平坦な道のりではなく幾度となく心折れそうになる思いもしました。しかし幾多の山を乗り越えやってきた今はとても充実した毎日です。内視鏡医になられた女性医師の皆様に、モチベーションを保ち続け、諦めることなく仕事を続けていけるように、私自身の経験を踏まえ微力ながらできることを模索したいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
委員・ワーキング 京都府 中野 佳子(2007年卒) 国立病院機構京都医療センター 消化器内科
京都医療センターの中野佳子と申します。神戸大学大学院・大学病院勤務を経て、出産後より現在の所属で勤務しています。職場の先生方のサポートには感謝しています。女性医師はキャリアパスの中で困難に直面することが多いと思いますが、共働き世帯が増え高齢化が進む中、男性医師や家族の介護を担う医師、療養中の医師など、すべての医師が直面しうる問題であり、働き方改革にも直結する課題と考えられます。本会を通して、女性医師のみならず全ての医師が生き生きと働けて能力を発揮できるような環境作りに少しでも貢献できればと願っています。
委員・ワーキング 大阪府 東 祐圭(2013年卒) 松下記念病院 消化器内科
松下記念病院 消化器内科の東祐圭と申します。
消化器内科は夜間や緊急の検査や処置が多く、オンコールなども多い科です。また、内視鏡検査や治療は日々進歩していくため、出産・育児・介護・留学など様々な理由でブランクが生じると、その後復帰するのに難しい環境や体制など様々な課題があるかと思います。女性医師や若手医師などが今後も仕事を長く継続できる体制の模索や男女問わず若手医師のキャリアアップ支援に微力ながらお役に立てれば幸いです。よろしくお願いします。
委員・ワーキング 大阪府 上間 遼太郎(2011年卒) 大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学
大阪大学消化器内科の上間遼太郎と申します。ESDを中心に内視鏡診療に携わっております。働き方改革という世の中の大きな流れの中で、医師としての働き方も見直すべき時期が来ていると思います。様々なライフイベントを迎えつつも、女性医師がいきいきと働けるような環境を構築することは最も重要な目標の一つですが、それは女性医師だけで達成することはできず男性医師側の意識改革が必要不可欠です。男性医師として、そして内視鏡医として、女性医師のキャリア支援に微力ながら貢献できれば幸いです。
委員・ワーキング 大阪府 垣谷 有紀(新姓;石川)(2011年卒) 大阪公立大学大学院医学研究科 消化器内科学教室 病院講師
2011年卒で現在は主に胆膵内視鏡治療を専門とさせていただいております。再受験で医師になり、大学院への進学や2度の出産と育児もあり、臨床や内視鏡について遅れをとらないよう、いろいろ工夫しながら日々邁進する毎日です。女性にとって出産・育児と仕事のダブル兼業は体力的にも社会の理解的にも厳しいものがあります。しかし、近年の働き方改革等は女性にとっては追い風であることは間違いありません。いろいろな個人の環境があると思いますが、女性の(もちろん男性も)皆様が少しずつでも向上していけるように、キャリアサポート委員としての活動に取り組みたいと思います。
委員・ワーキング 奈良県 堀内 葉月(2004年卒) 南奈良総合医療センター消化器内科
女性だけではなく男性医師においても職場環境や家庭環境、ライフイベントは様々であり、消化器内視鏡医としてのキャリア形成に影響されることも少なくありません。
これまではキャリアの中断が選択されていた場面でも、環境作り、周囲の相互理解・協力することでキャリア続行できることも多いと思われます。
今後、働き方改革が推進され、男女問わず働きやすく消化器内視鏡医としてキャリアアップしていけるような環境作りを目指し、お役に立てるように尽力していきたいと思います。
委員・ワーキング 兵庫県 池田 仁美(2011年卒) 尼崎中央病院 内科
兵庫医科大学を2011年に卒業後、兵庫医科大学消化管内科へ入局しました。入局後、結婚、妊娠、出産を経験し、現在3人の子供を育てながら関連病院で働かせていただいております。
昨今、女性医師の出産、育児中の職場離れが問題となっておりますが、現在私自身が子育てをしながら働く上で直面している問題点や改善点等を上げさせてもらい、少しでも男女ともに働いやすい環境づくりを一緒に考えさせていただければと思います。
委員・ワーキング 事務局 細見 周平 大阪公立大学大学院医学研究科 消化器内科学
2024年度より本格的に開始となった「医師の働き方改革」によって、これまで曖昧であった 自己研鑽と労働の定義や捉え方を再考させられる機会となり、研修中の若手のみならず、指導医や管理医師にとっても働き方の適正化に向けた取 り組みが必要となりました。その中で、どのように各医師がキャリア形成をすすめるべきなのか、また、どのようにワーク・ライフバランスを保 つべきなのか、必要な意識改革はどのように進めるべきなのか…など、女性医師に限らず、男性医師にとっても多くの課題が押し寄せています。 本ワーキングを通して情報の共有や議論を進めていきたいと思います。
委員 支部長 藤原 靖弘 大阪公立大学大学院医学研究科 消化器内科学
本学会近畿支部では女性内視鏡医のキャリア形成を積極的にサポートしていきます。 様々な価値観や立場の医師・医療スタッフが活躍できる環境に向けた情報共有や議論をしていくことで、各々が目指すキャリア形成の夢 が実現できればと思います。委員の皆さんのご協力をよろしくお願い申し上げます 。
オブザーバー 辻 直子 近畿大学病院 消化器内科
私が内視鏡を始めたころは,まだファイバースコープの時代でしたので,あっという間のようで随分長く内視鏡診療に従事して来たと感じます.昭和の高度成長期に育った私と,若い先生方では育った時代背景が異なり,少子高齢化の日本においては男女共同参画,働き方改革,AI導入などは必須であり,若い先生方は男女にかかわらず旧人達とは異なった新たなキャリア形成が必要になると考えます.自分が経験したことがないシステム・環境作りができるか甚だ自信がないですが,皆様と一緒に考え,何か少しでもお手伝いできたらと思います。
オブザーバー 根引 浩子 大阪市立総合医療センター 消化器内科
消化器内視鏡医は,上下部消化管内視鏡検査にはその挿入法や診断の技術が, ESD・ERCP・EUSインターベンションなどの内視鏡治療には深いスキルが要求される分野であり,また,緊急内視鏡は昼夜を問わない対応が必要です.消化器内視鏡医が性別や年齢・個々のおかれた環境にかかわらず活躍できるよう支援する委員会としてサポートできれば幸いです。
オブザーバー 児玉 裕三 神戸大学大学院医学研究科 内科学講座 消化器内科学分野
若いつもりでおりましたが、2023年度に医師30年目を迎えます。残された時間、これからは若手医師のキャリアアップに尽力したい気持ちです。この30年間でも医療をとりまく社会は大きく変わりました。学ぶべき知識や技術は加速度的に増加し、各領域の細分化が進む一方、働き方改革が目の前に迫っています。若い先生達は、限られた時間で何を学び何を成すかを考えねばなりません。性別に関わらずひとりひとりが、自身のライフプランの中で向上心を持ち続けられる、そのような学び方、そして働き方ができるよう応援したいと思います。
オブザーバー 長沼 誠 関西医科大学 消化器肝臓内科
今年度から本会のオブザーバーとして参加させてもらっています。関西医科大学は元々女性医師を育成するために開設されたルーツがあり、初代教授は女性医師である鮫島美子先生であり、女性医師が学内外で活躍できるよう尽力されていた先生です。その流れを汲むというわけではありませんが、委員会を通じて女性ということを意識しないでも普通に当たり前のように、内視鏡医としてのキャリアを積んでいける、そんな先生方の支援を陰ながらできればと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。