- 「付き添い」のちから 生活困窮者の医療サービス利用の実態および受診同行支援の効果に関する調査研究
「付き添い」のちから(全体版_報告書).pdf
「付き添い」のちから(概要版_報告書).pdf
- 生活困窮世帯の子どもに対する支援ってどんな方法があるの? 国内外の取り組みとその効果に関するレビューおよび調査
生活困窮世帯の子どもに対する支援ってどんな方法があるの?(全体版_報告書).pdf
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ようこそ、社会疫学者・近藤尚己のウェブサイトへ。社会と健康とのかかわりについての研究成果をお伝えし、ご意見を頂くサイトです。
本教室の元大学院生の芝 孝一郎さんの論文が国際雑誌 International Journal of Environmental Research and Public Health に掲載されました。
ひとり親世帯とそうでない世帯の子どもの太りすぎ(過体重)リスク格差が、2008年のリーマンショック後に拡大したか検証しました。
2001年に産まれた全国約3万人を10年間追跡した「21世紀出生児縦断調査」のデータを分析した結果、家庭の経済状況を統計的に除いても、リーマンショック後は、ふたり親世帯に比べてひとり親世帯の子どもは男児は1.10倍, 女児は1.23倍過体重になりやすく、女児では統計的にも明確な結果でした。
子どもの健康格差是正のために、ひとり親世帯へは、経済的な支援に加え、育児支援や孤立予防など社会的な支援が必要である可能性があります。
Shiba K, Kondo N. The Global Financial Crisis and Overweight among Children of Single Parents: A Nationwide 10-Year Birth Cohort Study in Japan. International Journal of Environmental Research and Public Health. 2019; 16(6):1001.
https://doi.org/10.3390/ijerph16061001
プレスリリースはこちらです。
本教室の大学院生の下田 哲広(しもだ あきひろ)さんの論文が国際雑誌 International Journal of Environmental Health Research に掲載されました。
環境負荷の軽減は、人々の健康にも密接に関わる重要な課題であり、環境負荷の軽減と人々の健康増進をともに達成するような方策が求められています。
私たちは、埼玉県川口市にある一般病院の職員(20-60代)584名にアンケート調査を行い、回答が得られた297名について、健康意識とエコ行動(「リサイクル(紙、ガラス、プラスチック、金属)」と「グリーン購入(環境負荷の低い商品を購入すること)」の2つ)の関係を分析しました。
その結果、健康意識が高い人の方がリサイクルをしやすい傾向が明らかになり、健康意識の高い人はエコ行動をとりやすい可能性が示されました。一方、健康意識とグリーン購入との間には統計学的な関連は見られませんでした。
調査を実施した病院では院内のリサイクルに力を入れており、リサイクルをしやすい環境整備がされていたことから、エコ行動を促すためには職場の環境整備が必要であることが明らかになりました。
持続的開発目標(SDGs)の達成には、分野ごとの縦割りの対策ではなく、健康と環境といったように分野同士の連携した取り組みが求められます。本研究の結果がその一助となれば幸いです。
Shimoda, A., Hayashi, H., Sussman, D., Nansai, K., Fukuba, I., Kawachi, I., & Kondo, N. (2019). Our health, our planet: a cross-sectional analysis on the association between health consciousness and pro-environmental behavior among health professionals. International journal of environmental health research.
https://doi.org/10.1080/09603123.2019.1572871
プレスリリースはこちら。
朝日新聞の記事にコメントが掲載されました。
本教室の修士課程大学院生で医療通訳を手がける森田直美さんらの活動が記事になりました。森田さんは全国医療通訳者協会の代表理事をしています。
日本医事新報社(2019年1月23日)
■NEWS アクセスの確保、通訳の質、コストが課題―日医「医療通訳団体等連絡協議会」
研究不正が疑われる論文を審査する際に活用するチェックリストを作成したという論文をRetraction Watchに出版しました(タイトル:How to investigate allegations of research misconduct: A checklist)。
一般財団法人公正研究推進協会(APRIN)の委員として作成に参加しました。
作成したチェックリストはこちら(英語)
長嶺由衣子・千葉大特任研究員らとの共著の論文について毎日新聞に掲載されました。
共同研究者の辻大士さん(千葉大学)が第77回日本公衆衛生学会で優秀論文賞受賞を受賞しました。
受賞した論文はこちらです。
辻大士, 高木大資, 近藤尚己, 近藤克則. 基本チェックリストと健診データを用いた縦断研究に基づく要支援・要介護リスク評価尺度の開発. 日本公衆衛生雑誌 64(5): 246-257, 2017.
https://doi.org/10.11236/jph.64.5_246
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大島 伸一 (監修), 鳥羽 研二 (編集), 和田 忠志 (編集), 太田 秀樹 (編集), 大島 浩子 (編集), 三浦 久幸 (編集)