第25回オートプシー・イメージング学会学術大会への誘い
第25回オートプシー・イメージング(Ai)学会学術大会の大会長を拝命しました 宮林千春です。第25回という節目の大会を長野県で初めて開催できますことは、大変な名誉であり、諸先生方のご指導のもと鋭意準備を進めております。
今回のメインテーマは「君にこの死因が解き明かせるか? ― ノブレス・オブリージュ 叡智を結集して ―」としました。画像診断による死因究明は本学会の原点です。また、ノブレス・オブリージュ(仏:noblesse oblige)は「高い社会的地位には社会的義務が伴う」という意味を持ちます。高度な画像診断機器を駆使し、高い見識を持って死因究明に携わる先生方には一層の社会貢献をお願いしたいという思いを込め、このテーマを掲げました。日頃の診療やAiを含む検案業務の中で常に意識している課題を、皆様と共有したいと考えています。
パネルディスカッションは「同情するなら金をくれ」― Is Money a Taboo in Death Investigation? ―と題しました。死因究明において費用の議論はタブーなのか。本パネルでは、各地の費用負担の現状を紹介頂き、今後どのようにすれば安定的な財源を確保できるのかについて、建設的なご提案をいただければ幸いです。皆さまの議論が、次の具体的な方策の検討へとつながることを期待しております。
シンポジウムでは「いつでも どこでも だれにでも」 ― Aiの均てん化は可能か ―
をテーマとしました。第23回米子大会では鳥取県の異状死に対するAi実施率は63%という驚くべき数字が報告されましたが、全国的には地域差が大きいのが現状です。各自治体の実施率をご提示いただき、地域格差をいかに縮小していくかぜひご提案を賜りたいと存じます。いずれも煽るようなテーマで恐縮ですが、制度を持続させる一助となれば幸いです。
開催時期は夏休み直前で、長野市は観光客で最も賑わう季節です。善光寺をはじめ、戸隠・松本・軽井沢・白馬・志賀高原へは30分~1時間圏内。北陸新幹線「かがやき」なら長野の次は富山、さらに金沢、福井へと続きます。学問の後にリフレッシュしていただくにも、ご家族と過ごすにも最適な環境です。
皆様に長野においで頂くのを心よりお待ちしております。
