認定試験要項
第20回磁気共鳴(MR)専門技術者認定試験のご案内
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ご案内
第20回の磁気共鳴専門技術者認定試験の概要が決まりましたのでご案内いたします。
本機構では、「最新の医療技術に対応した最善の画像情報を標準的に提供し、安全を担保することで国民の福祉と社会の発展に寄与する」ことを目的にMRI撮像技術の標準的なレベルアップを図るとともに、最先端技術をリードする技術者の育成とMRI検査の医療安全を維持するために専門技術者を認定しています。磁気共鳴専門技術者の役割は、安全なMRI検査を実施するうえでますます重要になっています。
2024年の4月現在の認定者数は1708人になり、上級磁気共鳴専門技術者は110人になりました。認定研究会も110団体に達しwebでの発信する研究会も多くなっています。専門技術者の活躍によって、患者様が安心してMRI検査を受けられる環境が構築されることを願っています。
なお、この磁気共鳴(MR)専門技術者の認定は、MR装置操作技術に関連する学術7団体(日本磁気共鳴医学会,日本医学放射線学会,放射線専門医会・医会,日本診療放射線技師会,日本放射線技術学会,日本臨床衛生検査技師会,日本画像医療システム工業会)から構成される特定非営利活動法人 日本磁気共鳴専門技術者認定機構が行ないます。
新型コロナウィルスは第5類相当になりましたが、十分に配慮して開催します。
開催日時・場所
試験期日:2024年(令和6年)10月27日(日) 12:45~15:50
試験会場:
東京会場 東京都立大学荒川キャンパス講堂 東京都荒川区東尾久7-20-10
JR日暮里・舎人ライナー「熊野前」or 都電荒川線「熊野前」駅下車 徒歩3分
大阪会場 難波御堂筋ホール 大阪市中央区難波4-2-1 難波御堂筋ビルディング6F
OSAKA METRO御堂筋線「なんば駅」13号出口から1分or JR「難波駅」徒歩10分
定員:東京 200人 大阪 200人
試験プログラム
試験会場の開場 12:40(お待ちいただく場所がありませんので、早くに来られても入場できません)
13:20-14:20 筆記試験(1) 基礎物理,撮像技術,応用技術,読影技術 など
14:40-15:40 筆記試験(2) 保守管理,安全性,アーチファクト,解剖 など
安全管理講習 (2024/7/6公開予定)
(1)静磁場,変動磁場,RF波の人体への影響
(2)MR装置の安全性とその対策
はwebにて事前に受講していただきます。
受講はコチラ
※受講証明は受験申請時にアップロードしてください。
認定試験申請資格
(1)構成団体への在籍:申請時に構成7団体のいずれかに在籍して丸2年以上在籍している者。
学生会員での在籍期間も含む(申請時の備考欄にその旨を記載してください)。
(2)MR操作経験:経験年数については不問
(3)装置の精度管理:機構が提示した装置の精度管理に関する性能評価ならびに指定の科目の測定結果を提出する。(提出項目は、性能評価試験項目で確認して下さい)
(4)施設の安全管理:被検者ならびにスタッフのための施設が備えている安全管理マニュアルを提出する(これを機に施設の安全管理マニュアルを作成していただければ結構です)
(5)安全管理講習の受講:ホームページの「認定試験受験のためのMR安全管理講習」から受講してください。
※受講証明は受験申請時にアップロードしてください
(6)学術成果:MRに関する学術研究発表を3回以上、もしくは学術誌への論文1編以上を有すること。
学術研究発表:JSRTの地方支部またはJARTの地域学術大会以上の学術大会を指す。
研究会や県・地方会の技師会での発表は含まない
論文:査読のある学術誌(地方支部や研究会、紀要、院内雑誌、商用雑誌に掲載されたものは含まない)
※JARTの会員については、2022年度から開始された新生涯教育システムにおいてレベル2以上の取得をもって上記(6)が免除される特例となります。但し、レベル2であっても申請時には基礎技術講習「MRI検査」を修了したことを判明できなければなりません。
2024年6月現在、JARTの新生涯教育システムがまだ整っていませんので、磁気共鳴専門技術者認定機構では2024年度まで、これまでのJART会員の特例資格でも申請ができる救済措置を講じます。
A) 生涯教育の診療放射線技師基礎講習 医療基礎コースの3科目を受講している方、もしくはアドバンス診療放射線技師以上を取得している方。
B) 基礎技術講習の「MRI検査」を受講している方、もしくは旧MRI検査技能検定を取得している方。
A | 1 | 医療安全学 | 基礎講習 医療基礎コース | 認定証書の写し or
受講終了が判明できるもの |
2 | 救急医療学 | 基礎講習 医療基礎コース | ||
3 | 医療社会倫理学 | 基礎講習 医療基礎コース
旧)医療学 |
||
4 | 技師格 | アドバンス診療放射線技師 以上 | カードの写し or 認定資格が判明できるもの |
|
B | 5 | MRI検査 | 基礎技術講習 旧)MRI検査技能検定 |
認定証書・合格証の写し
or 受講終了・MRI技能検定合格が判明できるもの |
◆ JARTの基礎技術講習「MRI検査」受講について 2024年6月現在、JARTでは基礎技術講習「MRI検査」のe-learningコンテンツが完成していません。基礎技術講習の対面研修が受講できない方、旧技師格からレベル2以上に移行された方で基礎技術講習「MRI検査」の受講が必要な方は、本機構の動画講習の視聴と確認試験で基礎技術講習「MRI検査」を受講修了とみなします。 |
● 受講対象者 A)の要件を満たしていて 基礎技術講習「MRI検査」が未受講の方 「レベル2」以上に移行された方で 基礎技術講習「MRI検査」を受講していない方 |
● 基礎技術講習「MRI検査」の受講方法 1)認定機構のホームページのバナー「動画で学ぶMR専門技術者に必要な基礎知識」から下記の6つの講座を視聴してください。 ①NMR現象と信号の取得 ②パルスシーケンスと画像コントラスト ③アーチファクト[1]呼吸性 ④アーチファクト[2]フロー ⑤アーチファクト[3]ケミカルシフト ⑥アーチファクト[4]磁化率 |
2)視聴終了後にコチラから確認試験を受けてください。 全部で20問あります。選択肢は5つです。正答数は問題に記しています。 選択肢は出題の度に順番が入れ替わります。 |
3)申請資格の獲得 ● 確認試験が満点(20/20)でないと修了を認めません。 ● 送信後の「スコア表示」からご自身の点数を確認してください。 ※ブラウザを閉じる前に結果が表示された画面をキャプチャしてpdf形式で保存して下さい。 ● 満点が採れるまで動画を見直し何度も挑戦してください。 ● 修了証は発行しません。 ● すべての送信データと申請書のメールアドレスと所属・氏名を整合しますので正しく入力してください。 |
4)提出期限 第20回磁気共鳴専門技術者認定試験(2024年10月)の認定試験を申請される方は、2024年8月31日(木)までの送信結果を有効とします。 |
注)救済措置における上記の講習および技能検定は一度受講、取得していれば2024年度迄申請可能となります。
以上、不明な点があれば、まずコチラ(FAQをダウンロード)をご覧ください。
※ご自分の取得資格はJARTのwebサイト(JART情報システム)で確認してください。
またJART関連についてのご質問などはJARTの事務所へお問い合わせください。
本機構の事務所では取り扱いません。
(7)一度受験された方は、上記(3)(4)(6)を免除します。
申請方法
(1)磁気共鳴専門技術者認定機構のホームページのJMRTS情報システム(RacNe)の「第20回磁気共鳴専門技術者認定試験」から申請してください。
(2)新規申請の方と第15~19回に受験せず今回再受験の方はJSRTのRacNeシステムに登録していただきます。
JSRTの会員ならびに第15回以降の認定試験で、RacNeに登録済の方の再登録は不要ですが、登録内容(勤務先やメールアドレスが現状とマッチしているかを必ず確認してください。今後の連絡は登録のメールアドレスのみになります。
この登録によってJSRTの会員に誘導されることはありません。
(3)申請期間 2024年8月1日(木)~8月31日(土)。
(4)試験実施最終判断日 2024年10月17日(木)
(5)書類審査結果や受験票などもご自身でダウンロードしていただきます。
(6)書類審査も含めて郵送で取り扱う書類は、認定試験合格者宛の「認定証」のみとなります。
(7)性能評価試験もPDFでのweb送信になります。
安全管理マニュアルは、MRIの安全に関わる部分のみ6~10ページに集約しておいてください。
受験料の支払い
(1)費用の決済は、クレジットカード、Payeasy、コンビニ支払いからお選びください(口座への振込はありません)。
(2)受験料は、初回に受験される方のみ 初回書類審査料:3000円 をお支払いください。
認定試験受験料(安全管理講習会受講料を含む):7000円 は後払いになります。
※受験料は未払いのまま申請を終えてください。
(3)認定試験を受験できなかった方の支払いは不要です。
(4)受験したにも関わらず支払いのない場合は、認定証の発行および再受験の資格を失効します。
認定試験の受験資格
(1)初回申請で書類審査に合格し受験資格を得られた方と再受験者で安全管理講習を終えられた方。
(2)試験当日に37.5℃以上の発熱もしくは倦怠感など体調不良でない方。
認定試験実施にあたっての重要な注意事項
(1)新型コロナウィルスの蔓延状況によっては試験の実施が中止になることがあります。
(2)各施設において行動制限が設けられている場合は、参加の可否を必ず確認し自己責任で受験をしてください。試験後に発生した問題等に関しては、当機構では基本的には対応しません。
(3)2024年7月1日現在、試験会場でのマスクの着用を考えていますのでご持参ください。
(4)試験会場内での私語はお控ください。
機構の対応
(1)受験座席の間隔や試験会場の換気など、一般的な感染対策を施します。
認定試験申請後の流れ
(1)定数を超えた場合は申請を受け付けることができません。
申請枠の空き情報はホームページでお知らせします。
(2)認定試験受験資格の通知:申請資格の書類審査結果を2024年9月下旬にお知らせします。
申請書類に不備があった場合には、認定試験を受けていただくことができません。
※要再提出の場合は該当箇所を修正後、RacNeシステムから再提出して下さい。(審査結果のメールは返信不可です)
(3)認定試験の通知:資格審査合格者(再受験の方は免除)に、認定試験の受験案内をします。
(4)認定試験受験後に受験料7000円を10日以内にお支払いください。
(5)第20回磁気共鳴(MR)専門技術者認定者通知:2024年12月中旬予定
合格された方は、磁気共鳴(MR)専門技術者認定料(登録料):10,000円が必要です。
(6)2024年に12月下旬に認定証を発行予定です。
更新の案内
以下の方々は2025年3月末に満期を迎えます。
第5回試験認定者:LSMR0217~0284(3回目)
第10回試験認定者:LSMR0571~0630(2回目)
第15回試験認定者: LSMR1177~1216(初回)
2025年2月1日(土)~ 2月20日(木)の間にRacNeから更新手続きを行なってください。