安楽死/尊厳死に関する基礎資料
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動き
2004年 | 2005年 | 2006年 | 2007年 | 2008年 | 2009年 | 2010年 | |
2017年4月4日 | 「高齢者の自殺ほう助認める動き、医師らが反対表明 オランダ」『AFP』 |
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2016年12月2日 | 「アルコール依存症に苦しんだ40代男性が安楽死 オランダ」『AFP』 |
2016年10月20日 | 「死因第3位の肺炎“治療控える選択も”学会が新指針案」『NHK』 |
2016年10月14日 | 「「人生は完結」と思う高齢者の自殺ほう助認める動き、オランダ」『AFP』 |
2016年2月25日 | 「「リビングウィル法案」、今国会に提出を- 超党派議連会長」『CB News』 |
2015年5月28日 |
「延命中止を提案、想定される6事例示す-日病・倫理委が見解公表」『CB News』 ⇒見解の本文はこちら。 |
2013年2月20日 | 「安倍首相、尊厳死の仕組み作りに前向き」『産経新聞』 |
2013年2月5日 | 「尊厳死法案をめぐって(下) 納得の選択できるか 難病患者ら不安の声」『東京新聞』 |
2013年1月29日 | 「尊厳死法案をめぐって(上) 患者の意思 反映に壁」『東京新聞』 |
2012年12月4日 | 「〈終末期を考える〉 尊厳死法案をめぐって (下) 思い通り「選択」できるか」『中日新聞』 |
2012年11月27日 | 「〈終末期を考える〉 尊厳死法案をめぐって (上) 延命の判断 悩む現場」『中日新聞』 |
2012年9月14日 | 「社説:視点・胃ろうと尊厳死 よい人生のため考える」『毎日新聞』 |
2012年9月7日 | 「尊厳死法案、臨時国会への提出目指す- 超党派議連、役員会で確認」『CB News』 |
2012年8月23日 | 「安楽死退けられた男性 食事拒否し死亡」『NHK News Web』 |
2012年8月17日 | 「英 安楽死の措置求める訴えを棄却」『NHK News Web』 |
2012年8月7日 | 「安楽死「法の後ろ盾」求める動き拡大」『Sankei EX』 |
2012年7月31日 | 「尊厳死法案、今国会提出に向け党内手続きへ」『医療介護CBニュース』 |
2012年7月17日 | 「終末期医療:延命治療中止や差し控え17件」『共同通信』 |
2012年7月4日 | 「尊厳死法案、「終末期」の定義めぐり激論-都内で公開討論会」『医療介護CBニュース』 |
2012年6月28日 | 「胃ろうなど人工栄養中止可能に、医学会が指針」『読売新聞』 |
2012年6月24日 |
「終末期の人工透析、家族意向で中止も…学会提言」『読売新聞』 「臓器移植:「心停止後」欧米で急増 ドナー不足解消狙い」『毎日新聞』 「クローズアップ2012:延命中止し移植 新技術、心臓除き可能 欧州10カ国導入 倫理的課題、評価分かれ」『毎日新聞』 |
2012年6月6日 | 「尊厳死法案、意思表示あれば延命措置中止も免責」『読売新聞』 |
2012年5月31日 | 「呼吸器取り外しも可能に 超党派議連の尊厳死法案」『産経新聞』 |
2012年3月7日 | 「尊厳死 医師責任問わず 超党派議連が法案」『東京新聞』 |
2012年2月19日 |
「昨年の安楽死、3割増450人=長寿化で末期がん患者増加―スイス紙」『時事通信』 「自殺ほう助クリニックによる安楽死件数、35%増 スイス」『AFP』 |
2012年1月30日 | 「胃ろう中止も選択肢に 終末期医療の原則、学会が改定」『朝日新聞』 |
2011年12月8日 | 「尊厳死、法制化の動き 延命回避の医師免責 議連が骨子」『朝日新聞』 |
2011年12月5日 |
「人工栄養法、導入しない選択肢も 厚労省研究班が指針案」『朝日新聞』 「胃ろう:使わない選択肢も可能に 老年医学会が指針試案」『毎日新聞』 ⇒指針案はこちらから入手可能。 |
法律(試案を含む)
- 刑法(明治40年4月24日法律第45号)
- 尊厳死法案と尊厳死法制化を考える議員連盟「終末期の医療における患者の意思の尊重に関する法律案」(第1案、第2案)
- 児玉聡・田中美穂・佐藤恵子(京都大学文学研究科応用哲学・倫理学教育研究センター生命倫理プロジェクト)「終末期医療における患者の意思尊重法試案」(ver. 1.00)
判例
- 名古屋高裁昭和37年12月22日判決
- 横浜地裁平成7年3月28日判決(判例時報1530号37頁)
- 医師による積極的安楽死の要件は、①耐えがたい肉体的苦痛があること、②死が避けられずその死期が迫っていること、③肉体的苦痛を除去・緩和するために方法を尽くし他に代替手段がないこと、④生命の短縮を承諾する明示の意思表示があることであると判示した事例
- 治療行為の中止が許されるためには、患者の意思が推定できる家族の意思表示でも足りるとした事例
- 被告人の行為は、許容される「治療行為の中止」及び「積極的安楽死」にはあたらないとした事例
- 横浜地裁平成17年3月25日判決(判例時報1909号130頁)
- 主治医である被告人が、昏睡状態の患者に対し、気道確保のために挿入されていた気管内のチューブを抜管した上筋弛緩剤投与による呼吸筋弛緩・窒息と認定された事例
- 本件治療行為の中止は、被害者の家族らにその意味を十分に説明せず、誤解に基づく了承を得たのみで、治療行為の中止を被害者の家族らが了解していると誤解してなされてたものであると認定された事例
- 治療行為の中止の要件に関する東海大安楽死判決の説示を援用し、本件治療行為の中止は実質的違法性ないし可罰的違法性はないとする弁護人の主張について、①回復不可能で死期が切迫している場合にあたるとはいえない、②患者本人に治療中止の意思我あったことを窺わせるような事情はない、③本件治療行為の中止は、治療義務の限界を論じるほど治療を尽くしていない時点でなされたものであるとして排斥された事例
- 東京高裁平成19年2月28日判決(判例タイムス1237号153頁)
- 医師が、重度の昏睡状態に陥った患者から、自発呼吸のために不可欠な気管内挿管チューブを抜く行為は、その患者の余命が明らかではなく、治療中止についての患者自身の意思が不明であるという事実関係の下では、その抜管が患者の家族の要請に基づくものであっても、殺人罪を構成するとされた事例
- 最高裁平成21年12月7日決定
- 医師である被告人が、気管支ぜん息の重積発作により入院しこん睡状態にあった被害者から、気道確保のため挿入されていた気管内チューブを抜管する行為は、被害者の回復可能性や余命について的確な判断を下せる状況になく、また、回復をあきらめた家族からの気管内チューブ抜管の要請も被害者の病状等について適切な情報を伝えられた上でされたものではないなどの事情の下では、法律上許容される治療中止には当たらないとされた事例
ガイドライン
- 「重篤な疾患を持つ新生児の家族と医療スタッフの話し合いのガイドライン」(2004年3月)
- 厚生労働省「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」(2007年5月)
- 日本医師会「グランドデザイン2007」(2007年8月)
- 68頁から74頁にかけて終末期医療に対する考え方が示されている。
- 日本集中治療医学会「集中治療における重症患者の末期医療のあり方についての勧告」(2007年8月)
- 日本救急医学会「救急医療における終末期医療に関する提言(ガイドライン)」(2007年11月)
- 全日本病院協会「終末期医療の指針」(2007年11月)
- 日本医師会 平成18・19年度生命倫理懇談会 答申「終末期医療に関するガイドラインについて」(2008年2月)
- 日本医師会「グランドデザイン2009――国民の幸せを支える医療であるために――」(2009年2月)
- 67頁から70頁にかけて終末期医療に対する考え方が示されている。
- 全日本病院協会「終末期医療に関するガイドライン~よりよい終末期を迎えるために~」(2009年5月)(PDF書類)
- 日本老年医学会「高齢者の終末期の医療およびケアに関する日本老年医学会の立場表明」(2012年1月28日)(PDF書類)
- 日本小児科学会「重篤な疾患を持つ子どもの医療をめぐる話し合いのガイドライン」(2012年4月20日)
- 日本老年医学会「"高齢者ケアの意思決定に関するガイドライン 人工的水分・栄養補給の導入を中心として」(2012年6月)
- 日本救急医学会/日本集中治療医学会/日本循環器学会「救急・集中治療における終末期医療に関するガイドライン ~3学会からの提言~」(2014年11月4日)
- 厚生労働省「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」(2015年3月)
- 一般社団法人日本病院会 倫理委員会 「『尊厳死』― 人のやすらかな自然な死についての考察 ―」(2015年4月)
- 日本集中治療医学会「Do Not Attempt Resuscitation(DNAR)指示のあり方についての勧告」(2016年12月16日)
- 一般社団法人日本臨床救急医学会「人生の最終段階にある傷病者の意思に沿った救急現場での心肺蘇生等のあり方に関する提言」(平成29年3月)
報告書
- 日本医師会 第Ⅲ次生命倫理懇談会「「末期医療に臨む医師の在り方」についての報告」(1992年)
- 日本学術会議 死と医療特別委員会「死と医療特別委員会報告――尊厳死について――」(1994年)
- 東京都立病院倫理委員会「都立病院における末期医療の在り方について」(2001年2月)
- 厚生労働省「終末期医療に関する調査等検討会報告書――今後の終末期医療の在り方について――」(2004年7月)
- 日本医師会 第Ⅸ次生命倫理懇談会「平成 16・17 年度「ふたたび終末期医療について」の報告」(2006年2月)(PDF)
- 日本学術会議臨床医学委員会終末期医療分科会「対外報告 終末期医療のあり方について――亜急性型の終末期について――」(2008年2月)(PDF)
調査
- 内閣府政府広報室「医療における倫理に関する世論調査」(1989年)
- 厚生労働省「終末期医療に関する調査等検討会報告書――今後の終末期医療の在り方について――」(2004年7月)
- 厚生労働省「「終末期医療に関する調査」結果」(2008年10月)(PDF)
- 終末期医療に関する意識調査等検討会「人生の最終段階における医療に関する意識調査報告書」(2014年3月)
サイト
- 厚生労働省 終末期医療に関する調査等検討会(ページ中ほど)
- 厚生労働省 終末期医療の決定プロセスのあり方に関する検討会(平成14年度~16年度)(ページ中ほど)
- 厚生労働省 終末期医療に関する調査等検討会(平成19年度~)(ページ中ほど)
第1回 - 厚生労働省 終末期医療のあり方に関する懇談会(平成20年度~)(ページ中ほど)
第1回|第2回|第3回|第4回|第5回 - 「終末期医療に関する調査」結果を解析するためのワーキングチーム
第1回(wam net) - 日本尊厳死協会
- 尊厳死の法制化を認めない市民の会