DISASTER MEDICINE
大災害と救急医療

Application for the Immediate Management and Triage of Civilian and Military Disaster Victims

Burcle FM Jr, Sanner PH and Wolcott BW

翻訳・青野 允、谷 壮吉、森 秀麿、中村紘一郎

(情報開発研究所、東京、1985)


目 次


巻 頭

訳者序文
編集者略歴
執筆者一覧
序文
編集者緒言
序論

I 災害医療の組織化

 市民社会における
  災害と防災計画
A 定義
B 災害の規模
C 災害の種類
D 災害に対する典型的な対応
  Worcester郡を襲った竜巻から得た教訓
E 災害処理の原則
F 防災計画の基本的分野
 防災計画における
  緊急医療対応策
A 災害対策モデル
 軍事医療単位の組
  織化
A 最前線における処置と救出
B 野戦診療所における医師の役割
C 前方病院
D 負傷者搬送の調節
E 後方施設
 トリアージ A トリア−ジとは
B トリアージのための必須条件
C トリアージ指揮者(官)
D トリアージの評価
E 民間または地域災害におけるトリアージ
F 病院内トリアージにおける地域医師の役割
G 軍事的トリアージ
H 民問災害トリアージにおける医事法制的考察
 被災者に対する評
  価
A 初期評価
 被災者治療の標準
  方式
A 標準実施手順(SOPs)とは何か?
B 緊急を要しない疾病や傷害者のSOPs
C 外傷犠牲者のトリア−ジのSOPs
D 熱傷患者のトリア−ジのSOPs
E 外傷犠牲者管理のSOPs
F 一般的な問題が最もよく起こる
 通信手段 A 通信網―誰が誰との交信を必要とするのか?
B 必要な通信手段どのような情報が必要なのか?
C 通信の方法
8 救出計画、 第1部
 航空医学的救出法
A 航空学的要因
B 航空医学的要因
C 計画
D 患者に対する航空医学的準備のためのチェックリスト
  救出計画、第2部
  地上救出法
A 地上救出計画についての考察
B 被災者救出
C 医療設備救出
D 救出・搬送
 災害時における公
  衆衛生
A 大災害の神話と現実
B 医師の役割
C 何をなすべきか、どのようにすべきか
D 大災害と緊急救援相
9 補遺 A 家庭用緊急衛生に関するパンフレットの見本例
B 緊急状況下における錠剤、粉末、液状消毒薬使用のためのガイドライン
C 自然災害における環境衛生の方法についてのガイド
D 自然災害後の環境衛生の状況認識
E 被災者キャンプのなかでの環境衛生
10 被災者ケアの予備
  知識と訓練
 

II 災害医療における特殊領域の間題

11 難民の早期治療 A 緊急実施要項
B 自己管理
C 戦闘からの難民保護
12 環境による障害 A 熱による障害
B 凍傷
C 低体温
13 放射線災害 A 急性放射線症候群
B 汚染された患者
C 甲状腺の障害を予防するためのヨードカリ
D 被曝者あるいは汚染者を取り扱うのに適した場所
14 化学物質災害 A 間題の展望
B 化学的危険区域の管理
C トリアージと緊急の対応
15 神経精神災害 A 心理学説
B 平時の災害に件う神経精神障害についての概念
C 戦闘時の神経精神障害についての概念
D 治療方法
E 特殊な年齢層の反応
F 予防
G 神経精神災害のトリアージ
16 救急熱帯医学 A マラリア
B 脳炎
C その他のウイルス性疾患
D 細菌感染
E 肝炎
17 小児における災害 A 低循環血液量
B 蘇生における落とし穴
C 胸部、腹部の外傷
D 頭部外傷
E 整形外科的外傷
F 熱傷
G 小児災害のトリアージ

III 災害医療における外傷の管理

序 言 
18 創傷の症状と治療 A 熱傷
B 爆撃傷
C 爆風傷
D 挫滅傷
E 創の感染予防
19 多発外傷 A 状況
B 予測
C 参加する内科医の機能
D 多発外傷における入員の組織化
E 多発外傷における搬送優先順位の決定
20 野外状況下におけ
  るショックとその
  治療
A 定義
B 出血性ショックの分類
C 個々の患者の把握と管理
D 陸軍ショックパンツ(MAST)
E 集団災害時における資材管理
F 冷静な目をもって計画すること
21 野外状況下におけ
  る麻酔
A 初期の状況把握
B 病歴
C 局所麻酔(広義)
D 経静脈的無痛法および麻酔法
22 整形外科的外傷 A 受傷場所での管理
B 第一次救急センターでの管理
C 整形外科的損傷の安定化
D 関節の貰通創
E 脱臼
F 捻挫
G 四肢の血管修復
H 神経損傷
I 四肢の銃弾創
J 切断
K 挫滅傷
L 絞扼症候群と筋膜切開
M 筋膜切開の手技
N 脂肪塞栓
O 整形外科におけるトリアージ
23 腹腔と骨盤内臓器
  の外傷
A 損傷の種類
B 腹腔内損傷の評価
C 管理
24 胸部外傷 A 定義
B 胸部外傷に対する野外での緊急治療
C 胸腔損傷の遷延性治療における問題点
D 胸部外傷におけるトリアージ
25 神経学的外傷 A 頭部外傷
B 脊髄損傷の可能性のある患者の評価と管理
C 神経学的外傷におけるトリアージ


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