仕事
就労に関する支援情報
更新・確認日:2021年10月28日
新卒の人の就職や再就職などの職探しの支援について紹介します。
教育機関における就労支援プログラム
学生の人は学内の就職支援課(キャリアセンター)を活用し、相談をするとよいでしょう。在学生だけではなく、既卒者も対象としている大学があります。多くの大学では、キャリア支援プログラムや就職支援プログラムを設けており、就職ガイダンス、就職活動スキル、履歴書対策、面接対策、筆記試験・グループディスカッション対策、業界・企業研究などに関する講座を受けることができます。さらに、資格取得プログラム、業種別のプログラムを開催している大学もあります。まずは、キャリアセンターでの就職支援に関する情報を集めるところから始めましょう。
若者向けの就職支援
厚生労働省は、様々な思春期・若年成人(AYA)世代向けの就職支援を無料で実施しています。
- 地域若者サポートステーション
働くことに悩みを抱えている15~39歳までの人に対し、キャリアコンサルタントなどによる専門的な相談やコミュニケーションのスキルアッププログラムの提供、職場体験などによる就職支援を行っています。詳しくは、「地域若者サポートステーション」のウェブサイト(外部リンク)を参考にしてください。 - 厚生労働省「わかものハローワーク」
全国の正社員を目指すおおむね45歳未満の人を対象に、担当者制による個別支援、正社員就職に向けたセミナー、グループワーク、就職後の定着支援等を行っています。詳細は、「わかものハローワーク」のウェブサイト(外部リンク)を参考にするとよいでしょう。 - 厚生労働省「ジョブカフェ」
若者の就職活動をサポートするために、都道府県単位で設置されています。各地域の特色を活かした就職講座・セミナー、カウンセリング、職業相談等のサービスを提供しています。詳細は、「ジョブカフェ」のウェブサイト(外部リンク)を参考にしてください。
求職者支援制度による就職支援
- 求職者支援制度
労働の意思と能力があり、雇用保険を受給できない人(雇用保険の適用がない、学卒未就職、自営廃業など)が早期の就職を実現するために、職業訓練を提供する国の制度です。支援の対象には、学卒未就職者なども含まれます。求職者支援制度の対象者、手続きなどの詳細は、厚生労働省のウェブサイト(外部リンク)が参考になるでしょう。 - 求職者支援訓練
上記の人を対象とした、基礎的能力および短時間で習得できる技能などを習得する「基礎コース(訓練期間:2~4か月)」と希望職種における実践的な技能等を習得する「実践コース(訓練期間:3~6か月)」があります。具体的な求職者支援訓練の情報については、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構「求職者支援訓練」(外部リンク)を参考にしてください。
がん診療連携拠点病院とハローワークとの連携による就労支援
がんなどにより長期療養が必要な人を対象とした、職探し支援サービスも提供されています。2018年3月現在、全国60ハローワークと108がん診療連携拠点病院で、ハローワーク内だけでなく、担当者が、がん診療連携拠点病院での出張相談にも応じています。がん診療連携拠点病院にかかっていない人も利用可能です。
また、がん診療連携拠点病院とハローワークとの協働により、本人の希望や治療状況を踏まえた職業相談、職業紹介、就職後の職場定着の支援などを行っています。
転職エージェント
公的なサービスではありませんが、転職エージェントは、求職者に転職支援サービスを提供しています。求人情報の紹介に加え、履歴書の書き方、面接テクニックなどのアドバイスが受けられます。有料の場合もあるので、詳細は各エージェントに確認するとよいでしょう。
このようにAYA世代が働くことをサポートしてくれる場所は、たくさんあります。気軽に問い合わせてみましょう。
参考文献
- 厚生労働省(ウェブサイト). 長期療養者就職支援事業(閲覧日2018年9月5日)
- 厚生労働省(ウェブサイト). 求職者支援制度のご案内(閲覧日2018年9月5日)
- 厚生労働省(ウェブサイト). 地域若者サポートステーション(閲覧日2018年9月5日)
- 厚生労働省(ウェブサイト). 就職活動を続ける若者のみなさま, 事業主の皆様へ(閲覧日2018年9月5日)
- 厚生労働省(ウェブサイト). ジョブカフェにおける支援(閲覧日2018年9月5日)