Sequence Symmetry Analysis (SSA)– (3)

問題の糸口が見えてきて

前記事で悩んでいた部分がクリアになってきました。そして、自宅SASのライセンスが切れていたという問題も解決しました。

このSASは無料で使用できてちょっとテストコードを走らせるのにはいいんですが、ビッグデータは扱えないなどの制限があります。OSIM2の巨大データも読み込めません。ただ、元データが大きくても実際の解析対象をデータを抽出して、絞ってデータのサイズを小さくすれば無料SASでも十分データ集計ができます。とりあえず、抽出した後の、_drug  _conditionのデータからスタートです。こんな感じのSASスクリプトを実行しました。

SASの実行結果

これは、基本的に他人様の書いたスクリプトなので、この結果が正解だろうという前提で提示しています。

自作のスクリプトで実行…おやっ?

で、同じデータを自作のスクリプトでも実行。自作スクリプトはSQLで集計して、統計的な集計はRで実行、と言う2段構えにしました。データ集計はSQLが快適で良いのですが、F分布の確率密度関数の扱いがSQLだけでは私が苦手なので、データを出力してRスクリプトを実行しました。初めからRでデータ集計をしたら良いのでは?と思うかもしれませんが、Rは大きなデータをデータフレームに入れようとすると、全部オンラインメモリに読み込もうとするのかメモリを食うわ、何かデータのコピーを繰り返すのかスピードが落ちるわ。しまいにはゲロはいて死んでしまいます。ですので、仕方なしにこんなことしています。で、次が実行結果です。

ASR_UCI, ASR_LCIの値が、SASの出力と微妙に一致しません。今回はすぐ気付いたけど、実は当初悩んでいたのも、この問題だったりして。

この状況は以前にもあった

上手のASRやNSRの出力を見て気づきました。以前と同じ失敗をやらかしてしまったようです。windowsのコントロールパネルの言語設定の追加の設定

の数値タブの小数点以下の桁数を増やします。

気を取り直して再チャレンジ

データを読み込みなおして、気を取り直して実行です。

これなら、SASの正解と一致します。めでたしめでたし。

SSAの理解も深まってきたし、これで集計する道筋がついたぞ。

 

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