高圧電線と小児白血病
1988年に公開されたSavitzらの論文(症例対象研究)1のデータを触っています。
Caseは白血病症例、Controlはそれ以外の住民。そして、Exposureは閾値を3milligauss (mG)とした場合の居住地での磁気フィールドへの曝露の有無。データは次のようになります。
これを基にβ分布で症例とコントロールの分布の1万例のシュミレーションを行うプログラム。
そして、結果です。
そのヒストグラムを書くと次のように分布します。
ま、これとは別に普通にFisherのテストをすると次のような結果になっていて、オッズ比は3.48、95%CI 0.51 – 18.89 と幅広い分布をすることが計算できます。
1.
Savitz D, Wachtel H, Barnes F, John E, Tvrdik J. Case-control study of childhood cancer and exposure to 60-Hz magnetic fields. Am J Epidemiol. 1988;128(1):21-38. [PubMed]