病院、学校、駅、遊技場など人の多く集まる建物には、火災に備えて耐火被覆材としてアスベストが使われていました。
このうちもっとも危険な吹き付けアスベストは、1975年に禁止されましたが、それ以降も岩綿吹き付け等の中に使用されましたので吹き付け材には注意が必要です。
学校のアスベストについては、1987年に問題となり、全国で調査と対策が行われました。
しかしながら、その後も吹き付けアスベストが残った学校や保育園での飛散事故が発覚し、当時の調査が不十分だったことがわかりました。
子供は長い時間を学校で過ごすことから、学校でアスベストが飛散することがあってはなりません。
お子様の学校のアスベストがご心配な場合は、学校・役所に問い合わせることをお勧めします。
建てられた年、設計図からおおよその判断ができます。
アスベストがあるからすぐ危険な訳ではありません。しかし地震で覆いがおちたり色々な危険な場合があります。
心配のあまり、不適切な解体工事を行って、かえって飛散させてしまうこともありますので、専門家に相談して最善策を判断しましょう。
また、建物の取り壊し、改築、電気等工事などで天井や壁のアスベストがむき出しになると飛散します。
どんな小さな工事で、必ず子供のいないときにしてもらいましょう。