馬油はデリケートゾーンの黒ずみに効果があるのでしょうか?
馬油はデリケートゾーンに使っても安全性が高く、黒ずみの予防ができます。しかし、馬油でデリケートゾーンの黒ずみの改善は難しいでしょう。
実際のところ馬油とはどんな効果があるのか、口コミや成分から検証しました。
馬油の効果のほか、メリットやデメリット、向いている人や向いていない人も紹介します。
デリケートゾーンの黒ずみに馬油は効果的?値段や特徴を紹介
馬油とは、馬の脂肪からとれる動物性油脂です。
馬油は人間の脂肪酸と似た構造をしているため肌に塗るとなじみやすく、保湿や皮膚を保護する作用があるといわれています。医薬品としての効果・効能は認められていませんが、昔から火傷や炎症など皮膚の治療薬として使われていました。
そのため、肌の美容にも効果があるのではと考えて馬油を使う方がおり、馬油がデリケートゾーンの黒ずみにも効果があると言われるようになったと思われます。
馬油の化粧品はいろいろな種類があり、実店舗や通販サイトなどで購入できます。
下記ではデリケートゾーンの黒ずみに使用しているとの口コミがあった、ソンバーユの情報を紹介します。
ソンバーユ無香料70mlの情報
値段 | 1,300円~2,000円程度 |
---|---|
主成分 | 馬油100% |
効果 | 保湿 血行促進 抗酸化 抗炎症 殺菌 |
特徴 | 全身に使える ヒトの肌になじみやすい性質 融点が30-43℃と低く溶けやすい |
安全性 | 肌にやさしく、赤ちゃんから高齢の方まで使える |
使い心地 | べたつきにくくサラっとしているが、使用量が多いとべたつきを感じることがある |
馬油はデリケートゾーンの黒ずみをケアできるのか口コミを調査
デリケートゾーンの黒ずみに馬油は効果があるのか、口コミを調査しました。良い口コミと悪い口コミから、馬油の効果や使用感をチェックしてください。
馬油をデリケートゾーンの黒ずみに使った方の「良い口コミ」
- デリケートゾーン用のアイテムもありますが、今は馬油で黒ずみケアしています。手軽に使えて良いです。
- 馬油系は刺激が少なくてデリケートゾーンにも使えるのが良い。黒ずみ予防ができる。
- 黒ずみが良くなった気がするのでソンバーユをリピ中。毎日塗り塗り。コスパも良くお気に入り。
馬油をデリケートゾーンの黒ずみに使った方の「悪い口コミ」
- ソンバーユでデリケートゾーンは乾燥しなくなったけど、黒ずみへの効果はどうかな…?という感じです。
- しばらく使っています。色素沈着はあんまり変わらないかな。馬油って保湿には良いけど、黒ずみを消す効果はないのかも。
- 馬油はにおいが苦手だし、黒ずみも変わらないから使うのをやめました。
馬油の口コミからわかったこと
口コミを見ると、馬油はデリケートゾーンの黒ずみを予防できるといった効果を感じている人はいました。においが気になるという口コミはありましたが、刺激を感じにくく、コスパも良いので使いやすいようですね。
しかし、黒ずみへの効果はないという口コミもありました。馬油はデリケートゾーンの黒ずみよりも、乾燥や肌荒れのケア向けのアイテムといえそうです。
馬油の成分とデリケートゾーンの黒ずみに期待できる作用
馬油の成分を調査し、デリケートゾーンの黒ずみへの作用を検証しました。
馬油の成分 | 期待できる作用 |
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オレイン酸 | 乾燥を防止し皮膚を柔らかくする |
パルミチン酸 | 抗酸化作用がある |
リノール酸 | 保湿効果や皮膚を保護する効果が高い |
リノレン酸 | 保湿や抗炎症作用があり、皮膚を保護する |
パルミトレイン酸 | 皮膚の老化を防ぐ |
馬油の主成分は不飽和脂肪酸のオレイン酸と飽和脂肪酸のパルミチン酸で、ほかに不飽和脂肪酸がいくつか含まれています。人間と同じ飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸が4:6という比率になっているのが、ヒトの皮膚になじみやすく、それが刺激を感じにくい要因です。
馬油の成分を見ると、皮膚の保湿や保護、抗酸化などの作用がある成分が多く、乾燥や肌荒れなどに効果的なのがわかります。ただ、馬油にメラニンに働きかける美白成分はありませんでした。
デリケートゾーンの黒ずみに期待できる馬油の効果3つ
馬油には保湿や血行促進、抗菌・抗炎症作用などがあり、デリケートゾーンの黒ずみをできにくくし、予防する効果が期待できます。
馬油の効果1:保湿力が高い
馬油は保湿力が高く、乾燥によるデリケートゾーンの黒ずみには効果的です。
肌が乾燥するとバリア機能が働かなるため外部刺激に弱くなり、メラニンが生成されやすくなってしまいます。
馬油で保湿されればバリア機能が正常化しやすくなります。さらに馬油には肌を保護する作用もありますので、刺激による黒ずみをできにくくしてくれます。
馬油の効果2:血行を促進する
馬油は血行を促進させるため、デリケートゾーンの黒ずみを今よりも増やさない効果が期待できます。
血行が良くなると肌のターンオーバーが促進され、肌を生まれ変わらせることができるため、古い角質と一緒にメラニンも排出してくれます。ターンオーバーが行われないとメラニンがたまってしまうので、黒ずみやシミが増えてしまうのです。
馬油でメラニンが正常に排出するようになれば、デリケートゾーンの黒ずみをこれ以上増やさずに済むでしょう。
馬油の効果3:殺菌・抗炎症作用
馬油の殺菌や抗炎症作用は、炎症によるデリケートゾーンの黒ずみに効果を発揮する可能性があります。
黒ずみは肌荒れによっても起こります。デリケートゾーンは体の中でも皮膚が薄く敏感。下着やナプキンとのこすれ、脱毛、ムレなどにより炎症は起こりやすいです。
馬油で炎症を抑え健やかな肌にできれば、デリケートゾーンの黒ずみ予防につながるワケです。
肌と摩擦が起きにくい下着、ショーツは「デリケートゾーンの黒ずみ防止のパンツやショーツ3選|口コミや選び方を紹介」で紹介しています。
馬油の副作用|デリケートゾーンの黒ずみに使っても大丈夫?
デリケートゾーンの黒ずみに馬油を使用しても、特に問題はありません。馬油の副作用はほとんど報告されていないためです。馬油を使うことで皮膚への刺激やアレルギーの心配は、ほぼしなくても良いといえるでしょう。
馬油の副作用が少ないのは、人間と同じような構造で親和性が非常に高いためです。身体が異物と感知せず拒否反応を起こすことがありませんので、赤ちゃんや肌が弱い方でも使用しやいのです。
ただし、肌質や体質によっては、馬油が合わないと感じることはあります。
ニキビが増えた、かゆみが出る、といった場合は、無理に続けず使用を中止しましょう。
馬油をデリケートゾーンの黒ずみに使うメリット・デメリット
馬油をデリケートゾーンの黒ずみに使うさいの、メリットとデメリットを紹介します。馬油の良い面だけに目を向けて悪い面を知らないままでいるのは、後悔につながりやすくなりますのでチェックしてください。
馬油でデリケートゾーンの黒ずみケアをする3つのメリット
デリケートゾーンの黒ずみを馬油でケアするメリットは、黒ずみ予防に役立つ、刺激が少ない、粘膜にも使えデリケートゾーン全体にも使えるという3つです。
メリット1:黒ずみを予防できる
馬油はデリケートゾーンの黒ずみ予防に役立ちます。
保湿力が高く肌を保護してくれますし、ターンオーバーを促進させメラニンを排出されやすくします。また殺菌や抗炎症作用もあり、肌荒れによる黒ずみのケアもできます。
※馬油は黒ずみ予防はできるが改善はできない
メリット2:刺激が少ない
馬油は刺激が少ないため、デリケートゾーンの黒ずみにも使いやすいです。天然成分で人間の皮脂に近いため、副作用やアレルギーも起こしにくく安全性が高いのが特徴。
馬油は全身に使うことができ、刺激を感じやすいデリケートゾーンも安心してケアできるアイテムです。
メリット3:粘膜にも使える
馬油は粘膜に使っても問題はなく、デリケートゾーン全体の黒ずみをケアできます。
デリケートゾーンの粘膜までケアできるアイテムは少ないです。刺激が少なく保湿力があるといわれるヒルドイド(ヘパリン類似物質)でも、目や口、粘膜などの使用は制限されています。
そのため、Iゾーンもケアしたいなら、馬油は向いているといえるでしょう。
馬油でデリケートゾーンの黒ずみケアをする3つのデメリット
デリケートゾーンの黒ずみを馬油でケアするデメリットは、美白成分が含まれていない、黒ずみへの効果を感じるまで時間がかかる、品質が劣化しやすく保管方法に注意する必要があるという3つです。
デメリット1:美白効果はない
馬油はデリケートゾーンの黒ずみを美白し、消すような効果はありません。
何故かというと、馬油には美白成分が入っていないためです。
美白成分はメラニンの生成を抑制したり還元したりする作用により、黒ずみやシミを薄くし失くしていくものです。美白成分が含まれていない馬油では、デリケートゾーンの黒ずみを改善するのは難しいのです。
そのため、デリケートゾーンの黒ずみを改善したいなら、美白有効成分が含まれていない馬油ではなく、美白有効成分が含まれている市販のデリケートゾーンの黒ずみクリームでのケアを検討してください。
デメリット2:効果が出るまで時間がかかる
デリケートゾーンの黒ずみを馬油でケアしても、効果を実感できるまでにはかなりの時間がかかってしまいます。
肌が保湿されることにより、今以上に黒ずまないようにすることで少しずつ元の肌の色に戻すことはできるのですが、実感するまで2年かかったという口コミもありました。
早く結果を出したいのであれば、馬油でのデリケートゾーンの黒ずみケアは選ばないほうが良いでしょう。
デメリット3:保管に注意する必要がある
デリケートゾーンの黒ずみをケアするなら、馬油の保管方法に注意しなければなりません。
馬油は酸化しやすく、非常にデリケート。空気に触れる、紫外線を浴びる、高温になるといった状況にならないように保管するようにしましょう。
室温が30度以上になると溶けてドロドロになってしまうので、夏場は冷蔵庫での保管が適しています。
デリケートゾーンの黒ずみに馬油が向いている人向いていない人
馬油は保湿力が高く、乾燥によるデリケートゾーンの黒ずみを予防する効果が期待できます。粘膜にも使えますので、Iラインのケアもできます。
しかし、馬油には美白成分が含まれておらず、デリケートゾーンの黒ずみを改善するのは難しいです。予防効果も実感できるまで1年以上かかることは珍しくなく、じっくりとケアしたい人に向けでしょう。
また、馬油は低刺激なのですが、肌質によっては合わないことは考えられます。そして独特の油っぽいにおいが気になるという口コミもありますので、香りに敏感な方は気を付けてください。
馬油での黒ずみケアが向いている人
- デリケートゾーンが乾燥している人
- じっくりケアをしたい人
- 粘膜もケアしたい人
馬油での黒ずみケアが向いていない人
- 黒ずみを早く改善したい人
- においが気になる人
- 肌に合わない人
デリケートゾーンの黒ずみをケアする馬油の使い方|注意点あり
デリケートゾーンの黒ずみケア方法は、馬油と化粧水を塗るだけです。しかし塗る順番にポイントがあります。
- デリケートゾーンを清潔にする
- 馬油を塗る
- 化粧水を付ける
スキンケアは水分を補充して油分でフタをするのが常識のため、化粧水のあとに馬油が正しい順番なのでは?と思うでしょう。
ですが、馬油は浸透しやすいため、肌にフタをすることはありません。化粧水を付けるとすき間から水分が入り込みます。
そして馬油と水分が混ざることにより、天然の膜をはり、肌を守ることができるのです。
馬油の効果を最大限に生かすためにも、使う順番は間違えないようにしましょう。
馬油の使用量は塗る範囲や、使用感の好みによって調節してください。肌に浸透するためサラっとはしていますが、使用量が多いとべたつくことがあります。
馬油はデリケートゾーンの黒ずみ予防は期待できるが美白はできない
馬油はデリケートゾーンの黒ずみを予防することはできます。保湿できれば肌の調子が良くなり、デリケートゾーンに黒ずみができにくい状態にできるためです。
ただし、美白成分が含まれていない馬油では、デリケートゾーンの黒ずみの改善効果は望めません。
馬油は黒ずみよりも、乾燥や肌荒れケア用のアイテムといえます。デリケートゾーンの黒ずみを失くしたのであれば、馬油ではなくデリケートゾーンの黒ずみの治し方や予防方法で紹介している方法を参考にしてください。