バイオイルでデリケートゾーンの黒ずみが消えるという口コミは本当なのでしょうか?
仮に、バイオイルが黒ずみに効果があったとしても、安全性に問題がないのかも気になります。
結論をいうと、バイオイルでデリケートゾーンの黒ずみ改善はできません。
バイオイルにはデリケートゾーンの黒ずみへどんな効果があるのか、副作用はないのか、口コミや成分を分析し検証しました。
バイオイルはデリケートゾーンの黒ずみに効果ある?値段や安全性などの基本情報
バイオイルは、保湿や肌を柔らかくする効果が期待できるスキンケアオイルです。キズあとやニキビあと、妊娠線などのケアに用いられています。
そういった効果が期待できるので、バイオイルがデリケートゾーンの黒ずみにも効果があると思われたのかもしれません。
バイオイルは1987年に南アフリカ共和国で発売されて以降、2021年9月時点では162か国で発売されており、世界中の人たちに長いこと愛用されているベストセラー商品です。日本では2006年頃から店頭に並びはじめ、芸能人が愛用していることでも注目されました。
バイオイルは髪、顔、体とほぼ全身に使用できますが、粘膜には使用できません。またデリケートゾーン専用のアイテムではないため、黒ずみケアをすると刺激を感じる可能性があります。
値段 (税抜き) | 25ml 700円 60ml 1600円 125ml 1800円 200ml 3600円 |
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主成分 | ミネラルオイルなど |
効果 | 肌を保湿し柔らかくする 乾燥による小じわを目立たなくする |
特徴 | ほぼ全身に使えるマルチな美容オイル キズあと、ニキビあと、妊娠線のケアができる 海外セレブや芸能人にも愛用されている |
安全性 | パッチテスト・ノンコメドジェニックテスト済だが香料や着色料が配合されており、デリケートゾーンには刺激が強い可能性が高い |
使い心地 | 伸びが良く肌に浸透しやすいが、べたつきを感じやすい |
バイオイルでデリケートゾーンの黒ずみはケアできるのか口コミを調査
バイオイルでデリケートゾーンの黒ずみをケアした人たちの口コミを紹介します。
良い口コミと悪い口コミの両方から、バイオイルの効果や安全性をチェックしましょう。
バイオイルをデリケートゾーンの黒ずみに使った方の「良い口コミ」
- デリケートゾーンの黒ずみケアができるとSNSで見て、使ってみたらいい感じでした。お尻も肌が柔らかくなってきました。
- 色素沈着がだんだんと薄くなってきた気がします。デリケートゾーンが肌荒れや乾燥のケアができるので気に入ってます。
- 何本もリピしています。デリケートゾーンに毎日使っていたら、黒ずみが薄くなってきます。
バイオイルをデリケートゾーンの黒ずみに使った方の「悪い口コミ」
- デリケートゾーンに使ったらかぶれたのか、かゆみが出てしまいました。香りは良いけど黒ずみが悪化しそうです。
- 長い期間試しているけど、デリケートゾーンの色素沈着にはイマイチです。
- デリケートゾーンにはべたべたして使いにくい。黒ずみへの効果もなかったです。
バイオイルの口コミからわかったこと
バイオイルはデリケートゾーンの黒ずみケアができたとの口コミがありました。保湿や肌を柔軟にする効果も実感しやすくなっています。
しかし、バイオイルはデリケートゾーンの黒ずみや色素沈着には効果がないという口コミが目立ち、改善するのは難しいといえるでしょう。また肌に合わないケースがあることも、注意したいポイントです。
美白有効成分が含まれているアイテムを使うことがデリケートゾーンの黒ずみを治すのに重要なので、アイテムを買う前に美白有効成分が含まれているかをチェックしてください。
バイオイルの成分とデリケートゾーンの黒ずみに期待できる作用
デリケートゾーンの黒ずみに効果があるのか、バイオイルの成分を検証しました。
バイオイルには保湿やエモリエント効果がある成分が多く含まれており、乾燥ケアには効果的であることがわかります。また、抗炎症作用や抗酸化作用が高い成分もあり、肌荒れや皮膚の修復といった効果も期待できるでしょう。
ただ、香料や着色料といった肌に負担をかけやすい成分、天然精油のようなアレルギーを起こすことがある成分が入っていますので、バイオイルはデリケートゾーンには刺激が強い可能性があります。
そしてメラニンの生成を減少させたり還元するような、美白成分は含まれていませんでした。バイオイルのみで、デリケートゾーンの黒ずみを改善するのは難しいと思われます。
成分 | 期待できる効果 |
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ミネラルオイル | エモリエント効果や肌の水分量を保持する作用がある。また潤滑性が高くテクスチャーを良くする。皮膚へは浸透しにくく、赤ちゃんでも使えるほど安全性は高い。 |
トリイソノナノイン | 保湿剤のひとつで、肌の水分蒸発を防止する。 |
エチルヘキサン酸セテアリル | 肌の柔軟性を高めるエモリエント成分で、乾燥を防止する。 |
ミリスチン酸イソプロピル | 柔軟性、浸透性があり、サラっとした感触にする。 |
パルミチン酸レチノール | ターンオーバーを促進し、肌荒れを改善する。皮膚をなめらかにする。 |
酢酸トコフェロール | 肌荒れを防止する合成ビタミンE。抗酸化作用も期待できる。 |
ラベンダー油 | 皮脂のバランスを整える。殺菌や皮膚の細胞を活性化させ、皮膚の修復をサポートする。 |
ローズマリー葉油 | 抗炎症作用がある。殺菌や抗ウイルス作用もある。 |
ローマカミツレ花油 | 保湿成分。鎮静作用があり、かゆみを伴う肌荒れにも効果的。 |
ビサボロール | カモミールから抽出される精油成分。保湿や抗炎症、抗アレルギー作用が期待でき、刺激も少ない。 |
トウキンセンカ花エキス | 肌に潤いを与え柔らかくする。炎症や痛みを鎮めたり、清潔にする作用もある。 |
ダイズ油 | ビタミンEやビタミンKを含んでおり、コラーゲンに似た働きをする。乾燥を防ぐ効果や、皮膚の老化防止などが期待できる。 |
ヒマワリ種子油 | 浸透力が高く、保湿効果があり柔軟性を高める。ビタミンEが豊富で、抗酸化作用や抗炎症作用が期待できる。 |
トコフェロール | ビタミンEの一種で、抗酸化作用がある。血行を促進し、ターンオーバーを正常化させる。 |
香料 | ラベンダー、カモミール、ローズマリーなどの天然オイルにローズ調の香料を加えた香料が使用されている。 |
赤225(着色料) | タール色素の油溶性染料。安全性が認められており化粧品への配合は問題ありませんが、アレルギーや皮膚炎などが起きる可能性がある。 |
デリケートゾーンの黒ずみに期待できるバイオイルの効果3つ
バイオイルはデリケートゾーンの黒ずみ予防ができます。
乾燥やターンオーバー促進、炎症を鎮めるといった3つの効果が期待できるためです。
バイオイルの効果1:乾燥をケアできる
バイオイルは乾燥によるデリケートゾーンの黒ずみに効果が期待できます。
乾燥すると肌のバリア機能が壊れ、刺激に弱くなります。ちょっとの刺激でも肌を守ろうとメラニンを過剰に生成してしまう状態になり、デリケートゾーンの黒ずみを増やすことになってしまいます。
バイオイルには水分量の保持、水分の蒸発防止、水分を与えるといった保湿成分が多く含まれています。乾燥ケアができればバリア機能が働くようになりますので、黒ずみができにくい肌になるのです。
バイオイルの効果2:ターンオーバーを促進させる
バイオイルのターンオーバーを促進させる作用は、デリケートゾーンの黒ずみには効果的です。
ターンオーバーは肌を生まれ変わらせメラニンを排出させる機能があります。しかし乾燥や老化などにより滞ってしまうと、メラニンが肌の内側にたまり黒ずみになってしまいます。
バイオイルは血行促進や肌を柔軟化させるエモリエント成分により、ターンオーバーが行われやすい肌環境にしてくれるため、デリケートゾーンの黒ずみケアがしやすくなるわけです。
バイオイルの効果3:炎症を鎮める
バイオイルは抗炎症や殺菌、抗酸化など、肌を落ち着かせ修復する成分が含まれているため、炎症によるデリケートゾーンの黒ずみを減らせる可能性があります。
デリケートゾーンはムレにより雑菌が繁殖しやすい環境にあり、ニキビやかゆみに悩む女性は少なくありません。さらに脱毛によるカミソリ負けなどで、炎症を起こしやすい部位でもあります。
肌トラブルが多いほどデリケートゾーンの黒ずみもできやすい環境になるので、炎症を抑え健やかな肌にすることは大切なのです。
バイオイルの安全性|デリケートゾーンの黒ずみに使えるのか?
バイオイルの副作用は報告されていません。刺激は少ないといえるのですが、デリケートゾーンの黒ずみに使用すると以下のような肌トラブルが起きる可能性はあります。
- 赤み
- 腫れ
- かゆみ
- 刺激
- 色抜け(白斑など)
- 乾燥
- 黒ずみ
- ニキビや吹き出物の悪化
「デリケートゾーンの黒ずみにバイオイルを使ったら刺激を感じた」といった口コミもあります。
バイオイルが肌に合わないと感じたときは、すぐに使用を中止しましょう。無理に使い続けると、黒ずみを悪化させることがあるので気を付けてください。
バイオイルの使用上の注意点
バイオイルはキズやはれもの、湿疹などがある肌には使用できません。デリケートゾーンにトラブルがあるときは、バイオイルで黒ずみのケアをするのは避けましょう。
バイオイルは粘膜には使用できない
バイオイルは粘膜には使用できないため、デリケートゾーン全体の黒ずみケアはできません。
粘膜は成分がダイレクトに作用してしまうため、強い刺激を与えてしまいます。バイオイルを使用するならIゾーンを避けるようにしましょう。
バイオイルをデリケートゾーンの黒ずみに使うメリット・デメリット
バイオイルでデリケートゾーンの黒ずみをケアするメリットとデメリットを、それぞれ3つ紹介します。
バイオイルで黒ずみケアをする3つのメリット
デリケートゾーンの黒ずみをバイオイルでケアする3つのメリットは、黒ずみ予防や肌荒れのケア、シワを改善する効果が期待できるという点です。
メリット1:黒ずみを予防できる
バイオイルはデリケートゾーンの黒ずみ予防に役立ちます。
バイオイルには保湿成分が多く含まれているため、乾燥によるデリケートゾーンの黒ずみには特に効果的です。また肌の柔軟化、ターンオーバーの促進作用もあります。
使用を続けることにより、徐々に黒ずみを減らせるでしょう。
メリット2:肌荒れをケアできる
バイオイルはデリケートゾーンの黒ずみをケアしつつ、肌荒れのケアもできます。抗炎症や殺菌作用により、肌を健康な状態に保てるようにしてくれるためです。
デリケートゾーンにニキビあとやキズがあれば、バイオイルでなめらかな肌にできる可能性があります。
メリット3:シワの改善が期待できる
バイオイルはデリケートゾーンの黒ずみだけでなく、乾燥によるシワを目立たなくする効果があります。
バイオイルは「化粧品機能評価法ガイドライン」にもとづいた「抗シワ評価試験」を実施し効果が認められていますので、気になるデリケートゾーンのシワ改善を目指せます。
バイオイルで黒ずみケアをする3つのデメリット
デリケートゾーンの黒ずみをバイオイルでケアする3つのデメリットは、美白成分が含まれていないこと、べたつきを感じやすいこと、粘膜はケアできない点です。
デメリット1:美白成分が含まれていない
バイオイルには美白成分が含まれておらず、デリケートゾーンの黒ずみ改善は難しいです。
バイオイルの保湿成分などでデリケートゾーンの黒ずみを予防することはできても、メラニンの生成を減少させたりメラニンを還元するような美白成分がないと、今ある黒ずみをなくすのはできないです。
デメリット2:使用感の評価が分かれる
バイオイルをデリケートゾーンの黒ずみに使った人たちの口コミを見ると、使用感の評価が分かれる傾向にありました。
サラっとした使い心地という口コミがありますが、デリケートゾーンの黒ずみへ使用するとべたべたして気持ち悪いとの口コミもあります。バイオイルは肌との親和性が高く浸透しやすいため、べたつきにくいのに保湿できるという特徴がありますが、通気性が良くないデリケートゾーンではべたつきは感じやすいといえるでしょう。
また香りの評価も分かれやすいです。
バイオイルはアロマ調の香りが良いとの口コミがありますが、デリケートゾーンには合わないという口コミもあります。デリケートゾーンのにおいがあると、バイオイルの香りと混ざり、余計ににおいが気になるという意見もありました。
べたつきや香りが苦手な人は、使用感に満足できないかもしれません。
デメリット3:粘膜に使えない
バイオイルはデリケートゾーンの粘膜にある黒ずみはケアできません。
バイオイルは全身に使えるといっても、粘膜へは使用できないためです。デリケートゾーンの黒ずみに使うさいは、Iゾーンに付かないように気を付けるようにしてください。
バイオイルをデリケートゾーンに使用するなら、内股の部分やビキニラインの黒ずみが良いでしょう。
そもそもオイルがデリケートゾーン黒ずみケアに有効なのかは、「オイルにデリケートゾーンの黒ずみ改善効果はある?口コミや成分から調査」で紹介しています。
デリケートゾーンの黒ずみにバイオイルが向いている人向いていない人
バイオイルはデリケートゾーンの保湿効果が高く、乾燥を改善しつつ黒ずみを予防し増やさない効果が期待できます。しかし効果を実感できるまでは1年~2年以上かかることもあり、じっくりとケアしたい人に向いています。
またバイオイルには美白成分が含まれていないため、すでにできているデリケートゾーンの黒ずみを失くすのは難しいでしょう。そして粘膜の黒ずみには使えず、着色料など刺激になる成分により肌に合わないケースも考えられます。
バイオイルでの黒ずみケアが向いている人
- 黒ずみを予防できれば良い人
- デリケートゾーンが乾燥している人
- 効果が出るまで時間がかかっても良い人
バイオイルでの黒ずみケアが向いていない人
- 出来てしまった黒ずみを失くしたい人
- 粘膜の黒ずみもケアしたい人
- 肌に合わない人
デリケートゾーンの黒ずみに効果的なバイオイルの使い方
デリケートゾーンの黒ずみには、バイオイルは1日1回~2回程度使用します。
- デリケートゾーンを清潔にする
- 1~3滴程度の量で、円を描くようにやさしくマッサージしながら塗る
摩擦による刺激を与えないためにも、こすらず塗るのが使い方のポイントです。強い力をかけると、デリケートゾーンの黒ずみが増えてしまうので気を付けてください。
バイオイルを手であたためるとオイルの伸びが良くなり、軽い力でも塗りやすくなります。
バイオイルはデリケートゾーンの黒ずみよりも保湿ケア向き
バイオイルはデリケートゾーンの黒ずみよりも、保湿ケア向きです。
バイオイルの保湿効果によりデリケートゾーンの黒ずみ予防はできますが、黒ずみを改善する効果は低いです。また粘膜には使用不可となりデリケートゾーン全体の黒ずみをケアすることはできません。
その他に、バイオイルはデリケートゾーンには刺激が強い可能性が高いです。積極的に取り入れたいアイテムではないでしょう。
デリケートゾーンの黒ずみを改善するなら、メラニンにアプローチできる美白成分が含まれており、刺激を与えにくいデリケートゾーンの黒ずみケアの市販クリームを選ぶようにしてください。