デリケートゾーンの黒ずみケアにニベアは効果があるのかを「口コミ」と「成分」の2つの観点から調査し、その結果を紹介します。
デリケートゾーンの黒ずみにニベアを使うとどうなるのか?
目次
デリケートゾーンの黒ずみにニベアを使った人の口コミを調査!みんなの感想は?
デリケートゾーンの黒ずみケアにニベアは本当に効果があるのか、口コミを見ていきましょう。デリケートゾーンやその他の部分の黒ずみにニベアを使ってみた方の口コミから、本当の効果を検証していきます。
デリケートゾーンの黒ずみがニベアで改善したという口コミ
デリケートゾーンの黒ずみがニベアで改善されたという口コミから紹介します。黒ずみや美白ケアのためにニベアを使っている方はとても多く、何らかの効果を実感されている方も多いようです。
残念ながら「ニベアでデリケートゾーンの黒ずみが解消されました!」などはっきりとした口コミは見つかりませんでしたが、「肌がきれいになってきた」「なんとなく黒ずみが解消された気がする」との感想を残している方が多く見られました。
ワキの黒ずみが解消されたような気がします
ワキの黒ずみが気になって毎日ニベアを塗っていました。毛穴がポツポツと黒かったのがなくなって、全体の黒ずみも解消されたような気がします。
ビキニラインがすべすべに!
ビキニラインが黒ずんで大変なことになっていたのでニベアを使っていましたが、お肌がすべすべに!
膝への肌のダメージが軽減されているようです
仕事で膝をつくことが多いので黒ずみが気になっていましたが、ニベアを塗るようになってから膝の肌への負担が軽減されているようです。
デリケートゾーンの黒ずみにニベアは効果がなかったという口コミ
デリケートゾーンの黒ずみにニベアを使ったけれど、効果がなかったという口コミをまとめて紹介します。「効果がなかった」との口コミでは、「効果があった」の口コミよりはっきりとした感想を残している方が多い印象でした。
1ヶ月塗っても効果なし!
デリケートゾーンの黒ずみケアにニベアが効果的と聞いたので、1ヶ月間毎日塗り続けてみました。結果、黒ずみは全く消えませんでした…。
ヒリヒリとした痛みが…
ニベアは昔から使っていたので安心感があったのですが、黒ずみのあるデリケートゾーンに塗ったところ、ヒリヒリとした痛みが感じられて…。デリケートゾーンには塗らないほうが良いのかもしれません…。
ニベアで黒ずみが再発してしまいました
長年にわたりデリケートゾーンの黒ずみケア用の製品を使っていたのですが、それをやめてニベアにしたところ、改善してきていた黒ずみが再発してしまいました。残念です…。
ニベアはデリケートゾーンの黒ずみより膝の黒ずみに効果的?口コミまとめ
デリケートゾーンを含め、全身の黒ずみにニベアを試してみた方からの口コミを紹介してきましたが、「ニベアは黒ずみケアに効果的!」とは言えないです。
中には「せっかく改善したデリケートゾーンの黒ずみが再発した」という方や「ヒリヒリとした痛みを感じた」という方もいて、ニベアはデリケートゾーンには向かないのかもしれません。
ニベアよりもデリケートゾーンの黒ずみに効果があるケア方法は「デリケートゾーンの黒ずみを治すおすすめのケア方法」で紹介しています。
デリケートゾーンの黒ずみにニベアは効果あり?成分ごとの効果を調査!
ニベアの全成分の効果を調査して、「本当にデリケートゾーンの黒ずみに効果的なのか」を検証しました。
ニベアの定番商品である「青缶」の全成分と、成分ごとの効果を配合目的・特徴からまとめてみました。デリケートゾーンの黒ずみに効果がありそうな成分は配合されているのでしょうか?
成分 | 配合目的 | 特徴 |
---|---|---|
水 | 基材 | 一般的な水からミネラルを除去した精製水 |
ミネラルオイル | 保湿成分 | 鉱物油で食品中にも使われる |
ワセリン | 保湿成分 | 軟膏・化粧品の基材としてよく利用される石油製基材 |
グリセリン | 保湿成分 | 低分子で角質層に浸透し保湿効果を発揮する |
水添ポリイソブテン | 粘度調整剤 | 揮発性の油 |
シクロメチコン | 保湿成分 | 油性感の少ないシリコンオイル |
マイクロクリスタリンワックス | 油相原料 | 融点が高く粘り気の少ないワックス |
ラノリンアルコール | 保湿成分 | 羊毛から得られる脂肪酸とアルコールの結合物 |
パラフィン | 粘度調整剤 | 石油から生成される炭化水素系ワックス |
スクワラン | 保湿成分 | 人の肌にも約10%含まれる保湿成分の原料でサメの肝油から抽出される |
ホホバ油 | 保湿成分 | 植物であるホホバから抽出される天然由来成分 |
オレイン酸デシル | 可塑剤 | オレイン酸とデシルアルコールが原料の油性成分 |
オクチルドデカノール | 油性剤 | 植物でんぷん・ヤシ油から生成される高級アルコール |
ジステアリン酸Al | 粘度調整剤 | 界面活性剤の一種で乳化系のスキンケア用品によく用いられる |
ステアリン酸Mg | 粘度調整剤 | 潤滑剤 |
硫酸Mg | 安定剤 | 増粘剤として配合されるほか、血行改善・保湿効果も期待できる |
クエン酸 | pH調整剤 | 酸性成分で化粧品のpHを調整するために用いられる |
安息香酸Na | 防腐剤 | パラベンと併用されることが多い防腐剤 |
香料 | 芳香剤 | 人工的に生成された香りを良くするための成分 |
効果1:ニベアの特徴はバツグンの保湿力!
ニベアの全成分と効果を見てみると、保湿成分が多く配合されていることがわかりました。オイル系の成分からスクワラン・ホホバ油・グリセリンなど天然由来の保湿成分もたっぷりと含まれているので、デリケートゾーンの肌をしっとりと潤わせる効果が高いのです。
デリケートゾーンの黒ずみは乾燥から起こることもあるので、保湿力が高いのはうれしいポイントです。
ニベア以外の保湿剤に、オイル系のアイテムとしてデリケートゾーンの黒ずみに使えるバイオイルという商品があります。
効果2:バリア機能を高めて肌を健康的に!
肌をしっかりと保湿できるようになると、バリア機能が高まって健康的な肌へと近づけます。
保湿とバリア機能は互いに関連しあっていて、保湿をするとバリア機能が高まり、バリア機能が高まると肌内部の水分が逃げにくくなって肌が潤うという仕組みです。保湿効果の高いニベアには、バリア機能を改善する働きも期待できます。
効果3:乾燥による肌トラブルを改善・予防!
ニベアの保湿効果により、乾燥による肌トラブルを改善したり、予防したりすることもできるでしょう。
乾燥はかゆみやシワなどを引き起こすだけでなく、バリア機能を低下させる原因にもなります。ニベアで保湿をすることで、乾燥によるさまざまな肌トラブルを予防可能です。
デリケートゾーンの黒ずみへのニベアの効果は?美白有効成分が配合されていない!
ニベアの特徴と効果は高い保湿作用だとわかりましたが、実はデリケートゾーンの黒ずみに効果が期待できる「美白有効成分」は全く配合されていません。
口コミでも「デリケートゾーンの黒ずみにニベアが効果的だった!」とはっきりとした声が見られなかったのも、美白有効成分が配合されていないことが要因と思われます。
美白を目的としたスキンケア製品は、配合された美白有効成分がメラニンへと働きかけ、それぞれの作用で肌を白くするという作用を得られるように作られています。ニベアには美白へと導くための作用がないため、デリケートゾーン黒ずみ改善への効果は低いと言えるのです。
ニベアはデリケートゾーンの黒ずみを美白することができませんが、デリケートゾーンの黒ずみを治す市販クリームであればデリケートゾーンの黒ずみを改善することができます。
デリケートゾーンの黒ずみにニベアは逆効果って本当?危険な5つの理由とは
口コミでも「ニベアでデリケートゾーンの黒ずみが再発した」という声が見られましたが、実際にニベアでデリケートゾーンの黒ずみが悪化してしまう可能性もあります。
ニベアを塗ると次の5つの理由で肌の状態が悪くなり、黒ずみが発生しやすい環境を作り出してしまうためです。
理由1:デリケートゾーンの黒ずみには刺激が強すぎる可能性が!
デリケートゾーン専用の商品は、デリケートゾーンという敏感な部分に塗っても問題がないよう、肌へのやさしさを第一に考えて作られています。しかしニベアはデリケートゾーン専用ではなく、手やひじ・ひざなど、肌が丈夫な部分に用いるために作られた製品です。
デリケートゾーンは粘膜に近く、全身の中でも特に肌が薄く敏感なところ。手やひじ・ひざの保湿にはとても良い商品ですが、調整剤や香料などの添加物も多く含まれているニベアをデリケートゾーンに塗ると、刺激が強すぎて肌が炎症を起こしてしまうことも考えられます。
理由2:デリケートゾーンが肌荒れを起こしてしまう可能性も…
保湿成分がたっぷりと含まれたニベアをデリケートゾーンに塗ると、油分と水分のバランスが崩れて肌荒れを起こしてしまうこともあります。ニベアの全成分を見ると、「オイル」「ワックス」などの油性成分が多く配合されていますが、肌に水分を与える成分はほとんど含まれていないためです。
健康な肌とは、内部の水分量と表面の油分量のバランスが取れた状態の肌を指します。デリケートゾーンにニベアを塗ると、水分が与えられないのに肌表面の油分量は増えすぎてしまって、肌トラブルが起こるかもしれません。
理由3:ベタつきがあってデリケートゾーンに使いにくい
たとえ肌への刺激が感じられなくても、ベタつきが強く、デリケートゾーンの黒ずみには使いにくいというデメリットがあります。ただベタつくだけなら良いですが、真夏などの高温多湿の時期にニベアを塗ってそのまま下着を着用していると、ムレて炎症が起こることもあるでしょう。
理由4:デリケートゾーンの臭いの原因になることもある!
デリケートゾーンの黒ずみケアのためにニベアを塗ると、ムレが原因で臭いが発生する可能性も。ムレた状態のままニベアを使い続けると…高温多湿を好む雑菌が増殖してかぶれやかゆみにもつながりかねません。もしニベアでデリケートゾーンの黒ずみがケアできたとしても、臭いが気になるようになれば新たな悩みになってしまうでしょう。
理由5:デリケートゾーンの黒ずみが悪化するリスク!
実はニベアはデリケートゾーンの黒ずみを悪化させてしまうリスクがあります。
デリケートゾーンの黒ずみ改善にニベアを使うのが危険な理由として解説してきた刺激・肌荒れ・ムレの3つは、デリケートゾーンの黒ずみを発生させる大きな原因とされているためです。
肌の炎症は角化細胞であるケラチノサイトの変性を招き、メラニンの生成を増加させる原因となります。刺激・肌荒れ・ムレは肌の炎症へとつながり、繊細な肌を持つデリケートゾーンを黒ずませてしまうリスクがあるのです。
もしデリケートゾーンの黒ずみにニベアを使ったらどんな効果が期待できるの?
ニベアはデリケートゾーンの黒ずみを解消する効果はほぼありませんが、もしデリケートゾーンに塗ったとしたら、保湿効果で肌がすべすべになる効果は期待できます。
デリケートゾーンの黒ずみは乾燥によって起こることもあるので、ニベアで保湿をしっかりとしてあげることで、黒ずみの発生を予防できる可能性もあります。肌表面を保護することで、下着などによる摩擦を軽減できるのもうれしいポイントです。
膣近くなど粘膜に近い部分に塗るのは危険ですが、Vゾーンなど、比較的肌が丈夫なところに試しに塗ってみるのも良いでしょう。
デリケートゾーンの黒ずみにニベアは効果なし!美白有効成分配合の安全な専用商品を使おう
「デリケートゾーンの黒ずみにニベアが効果的」という噂がありますが、ニベアには美白有効成分が配合されておらず、すでにできてしまったデリケートゾーンの黒ずみにはほぼ効果がないと考えられます。
またデリケートゾーン専用の商品でもないので、ニベアを粘膜近くに使うと刺激が強すぎて、肌が荒れてしまったり、デリケートゾーンの黒ずみが悪化してしまったりする可能性も…。
ニベアはあくまでも手やひじ・ひざなど、粘膜以外の部分を保湿するための商品です。ニベアシリーズには美白有効成分が含まれている商品もありますが、やはり粘膜やデリケートゾーンに使うためのものではありません。
デリケートゾーンの黒ずみを安心・安全にケアするのであれば、やはりデリケートゾーンに塗っても問題がないように開発された、美白有効成分配合の専用製品を使った方が安心でしょう。