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KODAMA'S (NEW) WORLD

12月14日(木)

夜、サンタからの手紙をでっちあげ、 息子のウィリアムを寝かせる前に枕の上に置いておいた。

「ウィリアム・モール君へ。
一年間ずっと君のことを見守ってきましたが、 君のふるまいはたいへん好ましいものでした。 しかし、非常に残念な話ですが、 小びとたちが十分な数のプレイステーション2を製造できなかったため、 このゲーム機が12月25日に君の家のソファの上に乗っていることは ないと思います。
Yours,
グリーンランドのサンタクロースより
追伸: 二千人の小びとが人員削減のために解雇されました」

息子は半時間ほど泣いていた。サンタが`Love'ではなく`Yours' と書いたからだ。とても感受性の強い子だ。

12月15日(金)

キリスト降誕劇は15分遅れで始まった。 ルーシー・モーガン夫人とかいう親御さんが、 会場にビデオカメラをこっそり持ちこもうとしたからだ。 はじめのうち、 彼女は情報公開法を引きあいに出してカメラが取りあげられることに抵抗した。 校長のツリー氏は、欧州プライバシー法を引きあいに出して応酬した。 それから『ガーディアン』の講読者たちが議論に加わった。 一部の者はモーガン夫人の肩を持ち、別の者はツリー氏に加担した。

息子のウィリアムは、はっきり言って、最悪の羊飼いだった。 彼は抱いていた羊を落っことし、 退屈そうに舞台の上で羊を蹴っとばしはじめた。 いっときなどは、蹴っとばされた羊のせいで、 あやうく赤子のイエス(布にくるまれたGIジョー) がゆりかごから転落するところだった。

グレンと二人でウィリアムが戻ってくるのを待っていたとき、 グレンは「父さん、 ブレア首相は親が子供をひっぱたいても問題ないって言ってるよ」と言った。 わたしは、「グレン、 ウィリアムが退屈げな羊飼いを演じたからって何もひっぱたくことはないだろう」 と答えた。 するとグレンは「もしあいつがイエス様をゆりかごから落っことしたら、 ぼくがステージに飛びこんでひっぱたくとこだったよ」と言った。

from `The Secret Diary of a Provincial Man'
by Sue Townsend in The Guardian Weekend


昨日 / 明日 / 2013年12月 / 最新 / はてな

この日の出来事


24/Dec/2013 (Tuesday/mardi/Dienstag)

某デモ、某講義など

定時起床。髭剃り、ゴミ出し、朝食、朝刊。

朝、娘を保育園まで送ってから大学へ。午前中は某講義の準備。

お昼、購買部でパンを買ったあと、時計台前の某デモに参加。

お昼すぎ、某講義の準備。昼下がり、某講義。QALYと高齢者差別、二重の危険。

夕方、研究室でしばらく用事。某翻訳作業など。

夜、某病院で某委員会。二時間弱。それから帰宅して夕食。

夜中、娘と風呂。そのあと、少しWiiで遊んだりしてから就寝。某妻の両親から の贈りもので娘にミニピアノ(KAWAI ミニピアノ P-25 ピンキッシュホワイト) が届く。感謝。の贈りもので娘にミニピアノが届く。感謝。


24/Dec/2012 (Monday/lundi/Montag)

不動産めぐり、『メメント』など

少し遅めに起床。シャワー。朝食は某妻と一緒に某進々堂で。

午前中は不動産屋に連れられて引越し先を見る作業。お昼すぎまで5件ほど見た が、決まらず。お昼は堀川今出川のあたりで食事。

それから烏丸御池まで歩き、勉強がてらモデルハウスも覗いてみる。まだ先の 話になりそうだが、マンションを買うとすると一生に一度ぐらいの買い物にな るから合理的に行為する必要があることを認識。

夕方、研究室に行き、しばらく勉強。ちょうど某学生がいたので簡単に指導。

そのあと、バスで市役所前に移動し、ベタ焼き屋で夕食。某妻と今年一年を振 り返る作業。まあみなさんのおかげでよい年でした。

夜中に帰宅。真夜中、『メメント』を見始めるが、おもしろくなってきたとこ ろでDVDの不調で見られなくなってしまう。しくしく。もう寝よう。


24/Dec/2011 (Saturday/samedi/Sonnabend)

神保町で某研究会、明日の報告の準備

朝、ゴミ出しのために起き、そのまま起床。洗濯、朝食。

午前中は自宅でチャドウィックの勉強。

お昼すぎに急いでシャワーを浴びて神保町へ。ちょっと食事をしてから某研究 会に参加。途中でビールが出たせいもあり、最後少しウトウトしてしまう。

夜、懇親会は遠慮させてもらい、大学に行って雑用と明日の報告の準備。

夜中、ラーメン屋で酸辣麺を食べてからまた研究室で勉強。いつも通り間に合 わない。論文執筆にもリバタリアンパターナリズム的介入が必要だ。

真夜中に帰宅。さっさと寝て明日早起きしよう。


24/Dec/2010 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中

昨晩は『ファイト・クラブ』を観てから寝た。 観るのは二度目。最初に観たときとあまり感想は変わらないが、 二重人格の主人公を通した消費社会批判およびリアルな生き方の追究 というテーマは、少し古くさくなっているように感じた。 とくに、最後のビルが崩壊する(アンリアルな)シーンは、 2001年より前の映画でないとできないよな、と思ったり。

朝、少し遅めに起きる。シャワー、朝食。 午前中、米を買い出しに行ってから、大学へ。

お昼、近く留学予定の某院生を見送るランチ(@本三)に一緒する。 懐しい顔も見る。歓談。

昼下がり、某院生の英文和訳添削作業。時間がかかる。

夕方、少し雑用。そのあと、プールで30分ほど泳ぐ。

夜、ケーキを買って帰宅。夕食。

夜中、ついついテレビでやっていた『THIS IS IT』を観てしまう。 マイケル・ジャクソン、やっぱりすごいなあ。

週末の某研究会の準備をしないとやばいわけだが、明日がんばるか。


24/Dec/2009 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中

朝、ゴミを出して起きる。シャワー、朝食。

定時出勤(少し遅刻)。午前中は雑用にまみれる。

お昼は帰国中の某氏と某妻博士と昼食。歓談。

お昼すぎからまた雑用にまみれる。昼下がりに某業者との打ち合わせ一件、 夕方に某院生の指導一件。

夜、少し某論文を読み始めたところで時間切れ。帰宅。

夜、夕食。少しワイン。いただいたオリーブオイルがおいしい。

夜中、新聞を読んでソファで少し寝る。それから食器を洗って少しWii。 某論文、読めず。

今日は終日腰が痛かった。これはやばいかも。Wiiで病院送りか。


24/Dec/2008 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中

朝、定時起床。ゴミ出し、シャワー、朝食。

定時出勤。午前中は雑用と某先生らと打ち合わせ。お昼は某ミーティング。

お昼すぎ、卒論希望の学生と少し話す。

昼下がり、諸々の雑用。 合間に、新聞を読んだり、少し居眠りしたり。

夕方、某先生らと再び打ち合わせ。某データを古い方で上書きしてしまい、 ショックを受ける。バージョン管理には気を付けよう。

そのあと、某会議に出席。夜、ひさしぶりに水泳。心が落ち着く。

帰宅して夕食。そのあと、ケーキ。某妻からセーターをもらう。さんくす。 お返しは京都で買う予定。

夜中、少し寝るつもりが、またコンピュータの設定にはまってしまう。

真夜中、年賀状の宛名書き。そのあと、某ホームページの更新。 簡単になってしまったが、だんだんよくなる予定。 誰か手伝ってくれる人、募集中。

もう寝ないと。


24/Dec/2007 (Monday/lundi/Montag)

昼下がり

お昼前に起きる。シリアル、朝刊、シャワー。

お昼ごろに大学へ。 某氏とラーメンを食べる。 某スタバでコーヒーを飲みながら終末期医療について少し意見交換。

夕方

しばらくまじめに勉強。つかれる。

研究室で論文を書いていたらストレスがたまってきたので(だから逃避するんだよな)、 早目に切り上げて帰宅。ガーディアンを読んだり、新書を読んだり。 もっと勉強しなければ。

真夜中

夜、某妻と夕食。ワイン。そのあと、 クリスマスらしく『ラブ・アクチュアリー』を観る。

真夜中、某妻の監督のもと、年賀状の宛名印刷をする。もう寝ないと。


24/Dec/2006 (Sunday/dimanche/Sonntag)

今朝は少し遅目に起きる。洗濯などを済ませたあと、 白山のベーグル屋でブランチ。それから後楽園まで歩き、 某所でいろいろ買物。混んでいたせいか疲れる。

昼下がり、本郷の喫茶店で一服。 それから大学に忘れ物を取りに行き、 南北線に乗って駒込へ。 歩いて某所に行き、ダイニングテーブル用のイスを注文。 スーパーで買物をしてから帰宅。今日はよく歩いた。

帰宅してからしばらく寝る。

夜中

夕食にちらし寿司を食べたあと、先日届いたレーザプリンタの設定。 試行錯誤したのちに、なんとか無線LANでつながるようになる。

あれ、.skkを削除してしまったようだ。しまった。

真夜中

先日借りてきた『ウェインズ・ワールド』を見る。 cheesyだが、パロディが笑えた。B-。

今日のニュース


24/Dec/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

昨晩はホリー・ハンター主演の 『アメリカン・ジャスティス』 をつい見てしまう。 ある地域の炭坑労働者とその家族が賃上げと安全な労働環境を求めて ストライキをして、苦労した末に勝利するという話。C+ ストライキというのも集合行為問題で、 囚人のジレンマと似た状況があるなあと思いながら見ていた。

炭坑労働者のジレンマ

Aはストに参加する Aはストに参加しない
Bはストに参加する 二人とも大きく賃上げされ、 職場環境も改善される可能性がある--(3,3) Aは(見返りとして)現場監督者になり、 少し賃上げがある
Bは解雇--(2,0)
Bはストに参加しない Bは(見返りとして)現場監督者になり、 少し賃上げがある
Aは解雇--(0,2)
二人ともそのままで、職場環境は危険なまま--(1,1)

最も望ましいのは左上なわけだが、 企業側は見返りをちらつかせてストからの離反を求める。 そこで結局、仲たがいして一方が裏切るか、 二人ともあきらめて現状のままになる。

ストが難しいところは、協力相手が裏切るかどうかというだけでなく、 仮に協力してもストは成功しないかもしれないし(労働者側が降参する)、 またストが成功した場合の利益も不確実だということがあるのだろう。 (だから、最終的な成果が3,3であったとしても、ストの成功に懐疑的な労働者 にとっては裏切った代償としての昇進と賃上げの方が魅力的に見える)

それから朝まで寝て、起きるとまだ風邪が悪化。 喉は数日前から腫れていたが、鼻も出るようになった。 とりあえずホテル内の喫茶店で朝食。 他人に伝染さないようにマスクを買おう。

昼下がり

お昼前にホテルをチェックアウトして、 京都駅の地下街(ポルタ)にあるスタバで小一時間ほど某修士論文草稿を読む。

それから、一乗寺付近から自転車でわざわざ来ていただいた某氏と一緒に 某所で昼食。鍋焼うどん定食。 そのあと、(イブのせいか)カップルしかいないこじゃれた喫茶店で、 男性二人で歓談。功利主義の話とか、共和主義の話とか。

今年の学問的成長について

今年は共和主義とか共同体主義の問題意識を (ハートに突き刺さる感覚で)鮮明に理解できたことが学問的には一番の収穫だった ように思うが、某氏と話していて、なぜそこまでこの共同体の問題、 あるいは組織の問題に関心が生じたのか、 その要因がようやくすべてわかったのでメモしておく。

  1. 公衆衛生倫理をやったおかげで、自由主義的個人主義に限界がありそうだ という感じがしてきた(これについては理論的にはまだ未解決)。
  2. 日本倫理学会でも発表したように、 倫理学界という共同体の衰退が心配になりだした。
  3. 某ユニットの存続と繁栄について考えるようになった。
  4. 代議制民主制を中心に政体論について考えていたので、 どのような共同体が存続と繁栄を続けられるか、に前から興味があった。

最初の三つは以前から考えていたことだが、四つ目の話は、今日某氏と話していて 初めて思い当たった。堺屋太一は「今までまともな組織論という学問はなかった」 と述べているが、よく考えてみれば、 どういう政体ならば繁栄し、どういう政体なら衰退するかという政体論は、 組織論の最たるものだと言える。この政体についての議論を土台にして、 身近な共同体についてもっと考えてみることにしよう。

また、昨日某助教授と話していて改めて思ったのは、 共同体の繁栄と存続を憂えると同時に、自分の学問的卓越性についても 心配しなければならないということだ。 後者しか考えなければ気付かないうちに共同体が 衰退する可能性があるが、前者しか考えずに自分を磨くことを忘れるなら、 誰も真面目に話を聞いてくれなくなるだろう。 というわけで、来年は研究成果を挙げる年にしよう。

某氏と別れたあと、伊勢丹その他をしばらくぶらぶらし、 おみやげを買ってから新幹線へ。 喉が心配なのでマスクとのど飴も購入。 なんとか週末中に体調を戻そう。

夜中

夜、東京駅に着く。駅構内で食事をしてから、 東京駅から歩いて帰宅。昨日、タクシーで来たときに道を覚えたので、 今日から始まった東京ミレナリオを横目に、 大手町、竹橋、神保町、水道橋と歩いて帰宅。 ついでに神田教会にも立ち寄り、クリスマスのミサを少し覗いてくる。

すっかり凍えて帰宅。風邪が悪化したと思って体温を計ってみると、 36.5度で平熱。どうやら熱はないようだ。

真夜中

自宅でいろいろ作業。こないだ録画したA Hard Day's Nightも 観る。帰りの新幹線で読んだ某修士論文のコメントもメールで送る。 そういえばちょうど一ヶ月前にも修論のコメントをした。

さて、やるべき仕事もあるのだが、とりあえずよく寝て風邪を治そう。

あ、今年の成果だが、落穂拾い的に残りの収穫を思いつくままに挙げると、 ダーウォル先生のおかげでメタ倫理がだいぶ見通しが良くなった。 規範倫理も功利主義と契約論の理解が深まった。 生命倫理はあんまり進歩がなかったが、 この分野のサーベイの能力がだいぶ身に付いた。 フェミ生命倫理とか物語倫理というのもだいたい雰囲気がつかめた。 しかし、もちろんだが、まだまだ考えるべきことは多い。 来年もがんばろう。

今日のニュース

昨日のニュース


24/Dec/2004 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

昨日はお昼に起きてから、 某報告集用の原稿を仕上げるためにひたすら勉強。 さきほどようやくだいたい書き終えたが、 筋が通っているかどうか。 書きながら考えるというのはダメだ。

夜明け前

某論文をとりあえず完成させてメールにて発送。 しかし、議論が煮詰まってなくてダメだ。 もっと他人と議論してきちんとした筋の論文を書けるようにしないとダメだ。

しかし、とりあえず寝よう。そういえば、 明日は某授業用の勉強会もあるんだった。

お昼すぎ

やっと大学へ。

(できれば)今日やること


24/Dec/2003 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

早寝早起き。朝から先日のクリーニング屋に行き、店の主人に 「あの、こないだクリーニングしてもらった皮のジャケットのチャックが 閉まらなくなったんですけど…」と言うと、 それはもうすりへってるので交換しないといけませんね、 かなりお金がかかりますね、と言われる。 せっかく高い金を払ってクリーニングしてもらったので、 「じゃあ、よろしくお願いします」と言うと、 もう年末は無理だから年が変わってからに来てくださいと言われる。

クリーニング屋に行ってからチャックが閉じなくなったのだが、 はたしてクリーニング屋で何かしたからチャックが閉じなくなったのか、 あるいはすでにすりへっていたのでどちらにしてもまもなくチャックは閉じなく なったのかわからないので (前者の推論は`post hoc, ergo propter hoc'の典型例だな)、 あんまり強く出ることはできなかったが、 もうちょっとシンパシーを見せてほしいところだ。 何か安く直す方法はないかな…。

そのあと、自転車屋にも行ったが、まだ朝早かったので開いてなかった。 とぼとぼ帰ってくる。手袋も見つからないし、どうも悪いことが続いている。

そういえば、少し幸運なこともあった。昨日動物園に行ったとき、 不忍池のほとりの売店でポテトを買い、屋外のテーブルに座って池を見ながら ポテトを食べていたら、日除けのパラソルの上にカラスが泊まったので、 やばいかなと思って上を見上げていると、ほんとに頭上からフンを落としてきた。 すぐに飛びのいたら、座っていたイスに液状の白いフンがボタッっと落ちてきた。 …たぶんこれは気をつけていたがゆえの幸運だったのだろう。 今日も悪いことが起こらないように気をつけるようにしよう。

お昼前

なぜかまだ家にいる。

あいかわらず首の左が痛いのだが、 過去の日記で確認すると、 やはり左下の親不知は抜いてあるので、親不知が原因ではなさそうだ。 とすると、考えられる原因は。

などだろうか。どれが原因か確かめるためには、 どれか一つだけ習慣を変え、あとは同じままにしておけばいいわけだが (複合的な原因の場合はこれではだめかもしれないが)、 そういうのもめんどくさいしなあ。とりあえず、 姿勢とキーボードに気をつけることにしよう。

昼下がり

駅前で自転車を修理してもらってから大学へ。 今日はとくに用事はないと思っていたのだが、 一つ忘れていた件があった。翻訳も進めないとな。

BBC Radio 2ではクリスマスソングばかりかかっている。

ちょっと事務仕事の手伝い。 クリスマス・プレゼントとしてではないが、 ファイルやペンやホッチキスなど、たくさんの事務用品をいただく。 電話機も新調してもらう。感謝。明日はコンピュータも届く予定。

眠い。

購買部で手袋を購入。 そのあとちょっと渋谷に寄ってから帰宅。

腹減った。

そういえば、年賀状を書く必要がある。いつやるべきか。 あれ、今日がもう〆切なのか。やばいな。

夜2

やきそばを作って食べる。


24/Dec/2002 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

クリスマスイブ。 クリスマスイブにマルクスを教えるというのはなんというか。 某大学は今週末まで授業があるそうだ。冬休みは一週間。無茶だ。

インドネシアは厳戒態勢でクリスマスを迎えるようだが、 今日ぐらいはテロのない一日であることを望む。

日記の整理

真夜中2 (午前)

朝日のハッピーシングル宣言!のエッセイがおもしろいので、 つい全部読んでしまった。 この年頃の女性は実存的な選択を迫られていて大変だよなー。

真夜中3 (午前)

マルクスのお勉強。 資本主義でも共産主義でも教師は労働の産物は手にしないと思うのだが、 やはり疎外されてるのかな。あ、だから団結して日狂組を作ってるわけか。 目的は労働の産物たる学生の共有? アブないなあ。

起きる。マルクスマルクス。

今日は余裕で某大学に行くはずだったが、 いつもどおりぎりぎりになってしまい、 結局タクシーを使ってしまった。う〜ん。

授業はマルクス。クリスマルクス。 疎外とかイデオロギーとか使いなれない言葉をしゃべったので、 舌がもつれてしまった。というか、 さいきん朗読しようとすると舌がもつれることがよくあるのだが、 何かの病気の徴候だろうか、 それとも滑舌の修業が足りないだけだろうか。

バスに乗って戻ってくる。途中、にしんそばを食べる。 よく考えたら朝にコーンスープ、 昼下がりに柿を一つ食べただけだった。

ようやく今年の授業は終わり。論文を書こう。 あ、年賀状も書かねば。

デリーに地下鉄が走り出したそうだ。 この記事にあるバスの姿がすごい。みんな屋根の上に乗っている。

夜2

う〜ん、つかれて何をする気にもならない…。本でも整理するか。

真夜中

海親子丼。

なんか、「談合の倫理学」というテーマで論文を書かないといけなくなりそうだ。 何を書けばいいんだろう。困った。「万国の労働者よ、談合せよっ」って?

朝日新聞朝刊によると、自宅で使える人工透析装置が開発されたそうだ。 小型の冷蔵庫大とのこと。現在、人工透析を必要とする人は国内で約21万人で、 透析にかかる費用は国民医療費の約30分の1で、約1兆円。 週に何回も病院に通うのは大変だから、もっと研究に投資して、 安価で容易に使える透析器の開発をするべきだろう。

真夜中2

談合三兄弟。

…つかれている。寝よう。

机に向かっている時間…9.75hr
今日の勉強時間…8.75hr
マルクス係数…0


24/Dec/2001 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

「昨夜は新宿に行き、兄夫婦と一緒に某てんぷら屋で夕食。かなりうまい。 B+」

「おごってもらう。感謝」

「アリガトゴザイマス」

「それから喫茶店で歓談したあと、 新宿新南口のあたりをぐるりと一周」

「なかなかロマンチックでよいかも」

「今日も営団一日乗車券を買ったが、元が取れなかった」

「まあそんなケチケチしたこと言わないで、観光を楽しみなよ」

「今夜はこれから年賀状を書かないとな」

「わしから年賀状が来ない人のために、 あらかじめ明けましておめでとうと言っておこう」

「傲慢な」

「来た人には返すぞ、たぶん」

真夜中

「今日は、某痴人の友人と一緒に観光」

「まず浅草に行き、浅草寺を回ったあと、浅草寺のそばでソバ」

「何をくだらないことを」

「いや、関東ではこういう冗談が受けるのかと思って」

「まあそれはともかく、ソバはC+」

「それから隅田川を下るフェリーに乗って、 浜離宮へ」

「ここはなかなか雰囲気があってよい」

「ちょっと高層ビルに囲まれてるのが今ひとつだけどね」

「そのあと銀座に歩いていき、 某米ギャラリーというところで買物をする。おにぎりその他」

「某ソニータワーにも行き、アイボを見る」

「So-netがソニー系列であることをはじめて知る」

「え、そんなことも知らなかったの?」

「三光年ぐらい遅れてるよね」

「それから新宿に行き、 某高島屋の地下にあるフグ屋に行く」

「昨日兄に勧められた店」

「ここはトラフグ定食が安くてうまい。B+」

「できたらもう一度来て、フグ雑炊を試してみよう」

「そのあと東口のあたりでインターネット喫茶に入る」

「日本のインターネット喫茶ははじめて。 マンガ喫茶とインターネットカフェを兼ねている。 値段はそこそこ(1時間380円、延長10分50円)」

「光ファイバーなので速い。 ただ、telnet接続ができなかったのが問題」

「それにしても、4日ぶりにインターネットに接続したぞ」


12/24/99 (Friday/vendredi/Freitag)

昨晩は、高野の某古本屋でモーニングを買い、 某コンビニで『静かなるドン』第47-8巻(最新刊)を買い、 下宿へ。ついに新刊で買ってしまった。なんてことだ。

下宿でマンガを読みながらスナック菓子を食べたり、 インスタントラーメンを食べたり。なんという生活だだだだだ。

よく考えたら半日くらいマンガを読んでいたことになるな、 とか考えて反省し、某さんの卒論の草稿を読み出す。 ムーア。 しかし、途中で力尽きて寝てしまう。 なぜマンガは半日でも一日でもずっと読んでいられるのに、 哲学の文章を読むのはこんなに苦痛なのか。 それは哲学が本質的に対話を要求するからである (ちがう?)。

夜の2時か3時に寝たはずだが、起きたら夕方4時すぎ。ぎゃー。 学割の申請と新幹線の予約をしたかったのだがあきらめる。 某所に行ってベルトを買う。 そのあと某ルネに行って本を物色。 特に買うものなし。科研費ももうないし。


某さんの論文を最後まで読む。 「自然主義的誤謬」についてのムーアの見解の移り変わりを、 『倫理学原理』および第二版に加えられるはずであった序文を 比較することによって検討し、 さらにフランケナの批判と「第二版の序文」でのムーアの見解を対比している。 結論は、 《ムーアは「第二版の序文」ではすでにフランケナの批判のいくつかの点に 気付いており、多くの点で譲歩をしていてずいぶん弱腰である。 しかしいずれにせよ『倫理学原理』が20世紀の倫理学の方向性を決定したことは 疑いえない》というような感じ。 1922年あたりに書かれた「第二版の序文」が 公になったのは1993年版の『倫理学原理』においてなので、 その紹介だけでもけっこう価値があるんじゃなかろうか。


12/24/98 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中

夜、某スーパーに買物に行く。 所持金が500円ちょいしかなかったので、 ろくなものが買えず。しくしく。

それから鍋。少し腕が上がった気がする。

ごはんを食べた後、寝てしまう。 おれは牛なのだろうか。なぜこんなに眠いのか。

真夜中に起きてから修論。 心理的快楽説がうまく説明できない。 しかしここを完成するのはあとにすることにして、 先に進むことにする。

まだ20000字に達していない。 これでは先週と同じではないか。


修論。利益の自然的調和について考え、苦しむ。 混乱。乱心。(乱)

今日はいわゆるクリスマスイブ。 おれもみなとスタジオに行ってギターをギュワーンとさせたいが、 そうも行くまい。(ギュワーン)


夜明け前

夜中、再び鍋をする。鍋の残りを食べた。 白菜はなんとなく健康的な気がする。

それから勉強、風呂。勉強捗らず。 がんばれ。


早朝

気分転換に修論をワードで整形してみる。めんどう。 今後はemacsからワードで作業することに。 整形し終えて字数をみると、15000字ぐらいになっていた。 あれえっ? (鬱)


お昼

朝、喫茶店へ。モーニング。サンデー。

某師匠を電話で呼び出して来てもらって、某ルネで本の買物。

それから某E研へ。 ある筋から、某先輩が本日入籍したという知らせを受ける。 めでたい。お祝いのメイルを出しておく。(祝)


12/24/97(Wednesday/mercredi/Mittwoch)

・早朝・

・寝る時は外が暗く、起きたら外が明るかった。健全。(しかしやることは山積み)


・日記を読んでいると、ふと某氏が寝過ごして授業に遅刻する様子が眼前 にありありと浮かんだので、ひょっとするとこれは現実のことではないかと心 配し、電話をかけてみた。しかし、今日は昼過ぎから授業とのこと。安眠を妨 げてしまった。申し訳ない。この例からして、直感に頼ってはいけないことが よくわかる。


・朝・

・哲閲で本を借りる。(これで19冊+2冊ほど借りてる気がする)


SFを読もうと思った動機

・最近誰かに「どうして急にSFを読み出すようになったの?」と訊かれた気 がする(が、誰だか覚えていない。某横浜氏だったか?--そういえば、A先生に は「どうしてベンタムをやろうと思ったの?」という別の難問を問われた気が する)。

・そこで何日かの間、「う〜ん、なんでだったかなあ」と考えていたが、 昨夜大体思い出したので忘れないうちに書き留めておく。

・SFを読もうと思った最大の原因は科哲の空間論(ライヘンバッハ)の授業 だったと思う。あの授業に出て来るわけのわからない、というか想像しがたい 世界像(たとえば「空間の歪み」)を理解するためには、--SFにもいろいろある だろうが、とにかく--SF的な想像力が必要なのではないか(いやそうにちがい ない)、と思ったのだ。

・あと、サバイバル・ロッタリーの話とか、快楽マシンの話とか、倫理学 の議論に未来SF的な要素があることも気になっていた、という理由もあるかも しれない。また、筒井康隆の影響も挙げられる。それに、『ブレードランナー』 や、『未来世界ブラジル』、『ソラリス』、『2001年宇宙の旅』などのSF映画 を観ていたこともSFを本で読もうという動機になっているかもしれない。

・とにかく、人によっては邪道だと言うかも知れないが、「SFを読んで想 像力を身につけよう」「SFを読んで足腰を鍛えよう」「SFを読んで柔軟な発想 ができるようになろう」というのが、ぼくがSFを読もうと思った動機なのだ。 (SFを読もうと思った動機については、8月の古本まつりのページにも 少し書いてあった)

・ちなみに現在ではもう少し言葉が洗練されて、「ぼくがSFを読むのは知 的興奮したいからだ」という風に考えている。というわけで、知的興奮できる SFを知っている人はどんどん紹介していただきたい。


・う。いつのまにやらヒゲがすごい伸びてる。めんどくさいが後で下宿に 戻って剃るか。ヒゲ剃りで剃ってるせいか、この頃ヒゲの伸びるのが加速度的 に早くなっている。そのうち、朝起きて剃っても、自転車に乗って研究室に来 る間にどんどん伸びて、8階の研究室に着いた時にはすでに伊藤博文になって いる、なんてことになるんじゃなかろうか。ハゲが心配な人は、毎日頭をヒゲ 剃りで剃れば良いんじゃないかな?(あ、そいえば、アメリカで毛生え飲み薬が 正式に認可されたらしいですね)


・昼下がり・

・ある強い確信を持って二、三の古本屋に行ったが、その確信は満たされ なかったので、ルネで以下の本を買った。

・ついでに、古本屋で買った本。

石原藤夫、『SF相対論入門』、講談社ブルーバックス、1971年、100円

・これからロック読書会。


・夕方・

・ロック読書会終わり。途中で巨大な長机が二つ搬入される。この部屋に とても二つも置くことはできない、それぐらい巨大な長机(240*120)である。 いったいどうすれば良いのだろうか。


・夜・

・「秋の日はつるべ打ち」という慣用句があるが、あっという間に真っ暗。


Kotekatekokapateka?--本当にあった怖い 話

・読書会の後の某T嬢との会話。

こだま「そろそろ院試対策をしないといけませんねえ」

某T嬢「M1の人達が教授や助教授のボキャブラリーを探り出してください」

「そうですねえ。今年はやっぱり○○○なんかが怪しいかも知れませんね」

「××△とか」

「ああ、たしかに××△とか□○○は出そうですね。…あと、 kotekatekokapatekaとか」

「え?」

「いや、kotekatekokapatekaですよ。知りませんでし たっけ?」

「いえ、知りません」

「あれえ、前に某助教授と一緒にお好み焼き食べに行きませんでしたっけ? ほら、某助教授が言ってたじゃないですか。kotekatekokapateka って」

「え、何ですかそれ?」

「ほら、あのお好み焼きをひっくり返したり切ったりするのに使うものを どう呼ぶかについて論争があるって。kotekatekokapatekaっ て」

「あーっ。わかりました。なぁんだ、「コテか、テコか、パテか」ね。早 口でkotekatekokapatekaって言うから、インディアンの言 葉かなにかかと思った」

「ああ、たしかに。コテカテコカパテカコテ カテコカパテカコテカテコカパテカって。早口 言葉みたいですね」

コテカテコカパテカコテカテコカパテカ

コテカテコカパテカコテカテコカパテカ

(さあ、みなさんもご一緒にどうぞ)


・4回生の某君来訪。卒論の草稿をいただく。

・とりあえず年賀状の宛名を印刷。宛名を印刷するとはがきが丸く反って しまい、裏を印刷すると紙づまりを起こしそうなので、「明けましておめでと う」は手書きで書くことにする。

・郵政省には悪いが、Eメイルで済ませられる人には極力メイルで済ますつ もりなので、ぼくに年賀状を送ろうとしている奇特な方も、Eメイルで済まし てくれて一向に構わない。いや、むしろメイルでお願いしたい。頼むからメイ ルでくれっ。

・ここまで書いて思ったが、Eメイルで「済ます」という表現は良くないな。 いかにも年賀はがきが「正式」でEメイルが「略式」のように聞こえるから。-- というわけで、旧式で古風な「年賀はがき」でも構いませんが、最新で流行の 「年賀メイル」で送ってくれるともっとうれしいです。


・下宿に戻る。明日から冬期講習。寝坊しないように目覚しを買わねば。


12/24/96(火)

・朝・

コンピュータ、しばらく落ちていたのではなかろうか。僕がやったのではない。 念のため。

電車で聞いた馬鹿げた話を 読んでいただきたい。ただし、例のペルーの事件についての不謹慎な話なので (僕がしたわけではないが)、僕に非難の投書を送るつもりを万が一でも持って いる人は、これを読んではならない。

土曜日は三条で飲み食いした後、ボーリング。自慢じゃないが僕はヘタクソで ある。球威がないのでピンが倒れない。月曜日に来なかったのは、祝日だと気 付いたため。祝日には自転車撤去されない。

ところで、リンリー教授が今月号の「京大教員新聞」に「エログロ学 者のマジカル漫画狂」というエッセイを書いていることをご存知で あろうか。前に会ったときにリンリー教授が、一カ月経ったらホームページに 載せておいてくれ、と僕に言っていたので、後日ここにも掲載することにする。

卒論は進んでいる、と言えなくもないかも知れない。現在本文一万字余り、注 が二千字強である。現在児玉69号が執筆中。


・夕方・

今日は一日中加藤研究室でヘーゲリアンズの集会があったため、午前中はそし らぬ顔でこの部屋に紛れ込んでいたが、午後は倫理研究室で勉強していた。

三回生の林君の指摘で、Harrison RossのBenthamの存在を知り、哲 閲で借り出す。洋書は一度に五冊しか借りられないはずだったのだが、それは 建前上のことらしく、六冊目も借り出せた。ま、読めるかどうかわからんが。

というわけで今日はそろそろ実家に帰らせてもらいます。

(日本の論点97をちょっと読んだが、やはり茶髪論争などということをやって いたのは毎日新聞だけであったらしい。夫婦別姓は来年も燃え上がりそうなの で、来年存分に書くことにする)


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
All rights undeserved.
Last modified: Wed Jan 1 00:14:46 JST 2014