2020年12月末の時点で、198例の膵臓移植希望者が日本臓器移植ネットワークに登録されています。以下のグラフは、日本における膵臓移植希望患者登録数の内訳を表しています。そのほとんどが1型糖尿病の方ですが、膵臓全摘出後の方も含まれます。性別では、一般的に言われている1型糖尿病発症の割合と同じく女性が多く、登録患者の7割を占めています。年齢は20~60歳代ですが、その半数は40歳代の方です。 術式別に見てみると、膵腎同時移植希望者が約80%を占めています。腎移植後膵臓移植希望者と合わせると、約95%の方が慢性腎不全を合併している(していた)方です。血液型ではA型の方が最も多く待機されていますが、全体では日本の血液型の割合とほぼ同じになっています。5年以上待機されている方も多くいらっしゃいますが、近年は臓器提供数が増加したため、現在の平均待機日数は約3.5年となっています。
1.性別 |
2.年代 |
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3.血液型 |
4.待機期間 |
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5.術式 |
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