頚椎症、あるいは頚椎症性脊髄症と呼ばれる病気は、加齢による脊椎の変形などにより、脊髄が圧迫されて起きる病態です。
脊椎変形の原因は、基本的には加齢による変化で、特にはっきりした原因があるというわけではありません。
症状は、手のしびれ、肩から腕にかけての痛みなどから始まることが多く、進行すると、ボタンをかけたり、箸を使ったりという、手の細かい動作がしにくくなります。更に進行すると、下肢にも症状が出て、歩行がしづらくなってきます。特に、階段を降りる際が安定せず怖い、というような症状がよくみられます。
専門医による、神経学的診察に続き、頚椎のレントゲン、そして、頚椎のMRI検査を行うことにより、診断することができます。