CoSTRおよび関連資料(用語集2)

ボランティアによるCoSTRおよび関連資料の翻訳における用語に関する論議


目次

ACD-CPRacetylsalicylic acid (ASA) 、 ACE inhibitors、 Acute Coronary Syndromes (ACS)、 Acute Myocardial Infarction (AMI)、 airwayadvanced airwayadrenaline (epinephrine)AEDs、 Advanced Life Support (ALS)、 American Heart Association (AHA)atrial fibrillation (AF)asphyxial cardiac arrestasystoleATVs、 auto-PEEPbiphasicblowBLSBTE、 BVM、 cardioversioncase seriesCentre for EBM、 chest compressioncomputerized tomography (CT)、 confidence interval (CI)、 conflicts of interest (COI)Code critiquecomprehensiveconcurrent sessioncore temperaturecrossover studycritical appraisalcritical incident debriefingcoronary artery bypass graft (CABG)、 creatine kinase (CK)、 creatine kinase myocardial band (CK-MB)、 confounderconsensus meetingCPR、 CPAP、 the CURE trial、 damped sinusoidaldefibrillatordispatcherDNARduty cycleearly warning scoring (EWS)、 E-C techniqueelectrocardiogram (ECG)、 electroencephalogram (EEG)、 emergency cardiovascular care (ECC)、 emergency department (ED)、 EMSesophageal detector device (EDD) 、 effectiveesophageal-tracheal combitube (Combitube)、 evidenceextracorporeal CPR (ECPR)、 extracorporeal membrane oxygenation (ECMO)、 European Resuscitation Council(ERC)extrapolateforeign-body airway obstruction (FBAO)finger sweepflow-inflating baggaggingglycoprotein (GP)、 HAINES position、 hepatitis B virus (HBV)、 herpes simplex virus (HSV)、 The Hypothermia After Cardiac Arrest (HACA) study、 implantable cardioverter defibrillators (ICDs)、 ILCORinfantintraosseousinstitutional commitmentintravenous (IV)、 intensive care unit (ICU)、 International Study of Infarct Survival (ISIS)、 interposed abdominal compression CPR (IAC-CPR)、 ISIS-4 studyITDleft bundle branch block (LBBB)、 legitimateLevels of Evidence (LOE)、 load distributing band (LDB)、 low-molecular-weight heparin (LMWH)、 Lund University Cardiac Arrest System (LUCAS)、 LMAmanikin studiesmedical emergency teams (METs) 、 Minimally invasive direct cardiac massage (MIDCM)、 mobile intensive care units (MICUs)、 mild coolingmock codeMonitoring and Assisting the Circulationmonophasic damped sine wave (MDS)、 mnemonicmonophasic truncated exponential (MTE)、 multidisciplinarymagnetic resonance imaging (MRI)、 myocardial stunningNational Institute of Neurological Disorders and Stroke (NINDS) trials、 non-ST-elevation MI (NSTEMI)、 NSAID、 normocapneaneuron-specific enolase (NSE)、 outcomePaediatric Life Support (PLS)、 PADparoxysmal supraventricular tachycardia (PSVT)、 percutaneous coronary intervention (PCI)plenary sessionthe Physician Orders for Life-Sustaining Treatment (POLST) form、 positive end-expiratory pressure (PEEP)、 pulseless electrical activity (PEA) 、 periarrestprecordialprecautionprimary surveyPhased thoracic-abdominal compression-decompression (PTACD) CPR、 CPR prompt devicesprotocolrandomized controlled trials (RCTs) reentryrescuerrescue breathreturn of spontaneous circulation (ROSC)responderresponse timereviewrhythmSaO2self-inflating bagsevere acute respiratory distress syndrome (SARS)、 shockstatins、 ST-elevation myocardial infarction (STEMI)、 stridorsudden cardiac arrest (SCA)、 supraventricular tachycardia (SVT)、 survivaltachycardiatask forcethrombolysis in myocardial infarction (TIMI)、 tissue plasminogen activator (tPA)、 titratetransthoracic impedance (TTI)、 traumatracheal (endtrachea) troponin I (TnI)、 troponin T (TnT)、 unfractionated heparin (UFH)、 treatment recommendationThe Utstein Styleunstable angina (UA)、 universal algorithmValsalva maneuvervasopressinventricular fibrillation (VF)、 volume expansionventricular tachycardia (VT)"watch-while-you-practice" video programsCoSTRタイトルその他



active compression-decompression (ACD)-CPR


From: Subject: [CoSTR2][00563] CoSTR第4部のうち「蘇生後の治療」の二次チェック active compression-decompression (ACD)-CPR


From: B Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 CoSTR内で使われている略語を拾ってみました. active compression-decompression (ACD)-CPR


acetylsalicylic acid (ASA)


From: Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 acetylsalicylic acid (ASA)


airway


From: Subject: Re: [CoSTR2][00302] Adult basic life support algorithm(日本語訳について) ・・さん >Open airway → 気道を開通させる → Open airway=気道を開通させる これに、私は、大賛成です。昔から(AHA G86 から)、私個人はこれを使いたいと思い、 個人的な文書にはこれを使っていました。 しかし、一般的にはこれは「気道確保」とされているのではないかと 思います。 器具を使って、しっかり気道を隔離した場合に、気道確保という言葉を使うのが、 日本語としてしっくりいくように思っているのですが。 用手的に舌根の落ち込みを防止し、気道を開通させるのは、素直に「気道を開 通させる」 と言った方がよいと思っているのですが、私のようなものがそういったところで どうにもなりませんし。 皆様いかがでしょうか。


From: Subject: [CoSTR2][00326] Re:用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) また、CoSTR Part 6冒頭の見出しメニュー部分が 「気道確保と換気(Airway and Ventilation)」 となっていますが、Aさんをはじめ、みなさんから異論が なければ、本文の表記にあわせて、 「気道と換気(Airway and Ventilation)」 としてはいかがでしょう。


From: Subject: [CoSTR2][00327] Re:用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) > また、CoSTR Part 6冒頭の見出しメニュー部分が「気道確保と換気 >(Airway and Ventilation)」となっていますが、Aさんをはじめ、 > みなさんから異論がなければ、本文の表記にあわせて、「気道と換気 >(Airway and Ventilation)」としてはいかがでしょう。 この部分についてはBさんの案に一票です。


From: Subject: [CoSTR2][00332] Re: LMA そういう意味では、Airway を訳す時、章や内容によって「気道」と訳し、 また「気道確保装置」と訳すこともあります。「食道閉鎖式エアウェイ」など 長くなる用語では適度にカタカナを使ったりしています。


From: Subject: [CoSTR2][00335] Re: 326 用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) >また、CoSTR Part 6冒頭の見出しメニュー部分が >「気道確保と換気(Airway and Ventilation)」 >となっていますが、Aさんをはじめ、みなさんから異論が >なければ、本文の表記にあわせて、 >「気道と換気(Airway and Ventilation)」 >としてはいかがでしょう。 → 私は異存ありません。それはタイトルとしてシンプルできれいだからで   す。そしてここで言う「気道」が「(用手気道確保を含む)人工気道に   よる気道『確保』」であることはどなたも直感でおわかりいただけると   思います。   Aさんは通常の気道確保は「確か」という語を付けるほと確実ではな   いというご趣旨ですが、「用手気道確保」(下顎挙上法など)という言   葉もあり、用語「気道確保」自体は定着しているように思います。


From: Subject: Re: [CoSTR2][00340] Re: LMA (2)Airway 気道とすることに賛成です。 (3)「気道確保」はDさんの仰るように定着しているとは思いますが、 個人的には、やはりしっくりいきません。 「気道の開通」という素直な表現がよいのにと内心思っていますが、 講習会ではもちろん、「気道確保」という用語を使っております。


From: Subject: [CoSTR2][00396] エアウェイ 訳語についての私見です.現在使用されている訳語の中には,今となっては不十分な訳語 も多々あるかと思いますが,ここで訳を変えてしまうとかえって混乱するものも少なから ずあると思います.あまりに浸透してしまっていて,即ち医療の文化の(ちょっと大げさ か?)一部となっているものです.例えば消防局なんかがその最たるものかもしれません. 私たちの子供が大きくなった頃には,安全管理局が当たり前になっているのでしょうけど ね. エアウェイに関しても目をつぶってそのままにしておいてもいいかなと思っています.と いうのも,僕は人工気道というtermを見た時,まずprosthetic organの人工気管が目に浮 かんできました.advanced airway=2次/高度気道確保器具が無難かなと・・・ いつも 保存的治療ですみません.


From: Subject: [CoSTR2][00398] Re: エアウェイ Eさん、 コメントありがとうございます。 > エアウェイに関しても目をつぶってそのままにしておいてもいいかなと > 思っています.というのも,僕は人工気道というtermを見た時,まず > prosthetic organの人工気管が目に浮かんできました.advanced airway > =2次/高度気道確保器具が無難かなと・・・ そうですね、結局のところ、言葉は理解されてなんぼですから、 合意が得られなければ、どうしようもなかとです。


From: D Subject: [CoSTR2][00853] CoSTR第二部への意見2 >気道位置決めの器具 W1,49A,W49B → 「Airway Positioning」はこれまで日本では使われていない言葉だと   思います。気道開通と頚髄保護を兼ねた固定器具でしょうね。理解を   助けるために。かっこ内に英文を残してもよいかも知れません。   越智案:気道位置決め(airway positioning)器具


advanced airway


From: Subject: Re: [CoSTR2][00364] 教えてください(用語) advanced airway:「高度気道確保」でいいでしょうか。


From: Subject: [CoSTR2][00367] Re: 364 教えてください(用語) Aさん >advanced airway:「高度気道確保」でいいでしょうか。 → よいと思います。


From: Subject: Re: [CoSTR2][00377] Re: 364 教えてください(用語) Bさん >>advanced airway:「高度気道確保」でいいでしょうか。 > > → よいと思います。 → わたしは、advanced life support の advanced に合わせたらよいのではないか と考えていました。すなわち、「二次気道確保」です。 ただし、これにこだわるつもりもありません。はっきりとした用語として確立して いないのなら、みんなで考えればよいのですね。 いろいろ意見が出ることを期待しています。


From: Subject: [CoSTR2][00378] advanced airway ACLS provider manualの邦訳では,”高度”と”2次”のどちらもが使われているのは ご存知のとおりですが,これ以外の名訳もなく,TPOによって”高度な気道確保,高度な 気道コントロール”とか”2次気道確保器具”とか訳されているものと思います.文脈 によりいずれも容認では如何でしょうか. 例えば1次気道管理basic airway management に対比させるならば,2次気道確保がいかもしれませんし,いきなりadvanced aiway  contorolが出てくれば,高度な気道コントロールがいいかもしれません.いずれを用いて も,読者は理解してもらえるものと思います.(G2000のprovider manualを読んだ私た ちがそれを証明していませんか? lay person,lay Drには無理とのご意見もあろうか とは思いますが・・


From: Subject: [CoSTR2][00379] Re: advanced airway Cさん > TPOによって”高度な気道確保,高度な気道コントロール”とか > ”2次気道確保器具”とか訳されているものと思います. 手技に注目すると、確かに「気道確保」「気道コントロール」となりますね。 > 文脈によりいずれも容認では如何でしょうか 同感です。 ところで、資材・器具としての位置づけに注目すると、経鼻・経口エア ウェイとの対比になるのかな、とも思いました。すると「空気の通り道」 としての、何も器具を使わない状態の「自然気道」=「airway」とは 異なる、我々が臨床で使う器具としての「エアウェイ」をどう表現するか、 ということでもあると思います。カタカナ表記の「エアウェイ」をあてる のが一つの方法です。ただ、それでは英語の「airway」が表すものの一部 でしかないので、かえって紛らわしいような気がしました。 そこで、Part 6の一次確認では「高度人工気道」と訳してみました。


From: Subject: [CoSTR2][00383] Re: 364 教えてください(用語) 「高度気道確保」,「二次気道確保」 Part 4 のはじめにもよくでていますが,advanced airwayの後にdevicesが続くと, 「高度な気道管理器具」も悪くないかもしれません.


From: Subject: Re: [CoSTR2][00496] advanced airway 再考 > "人工気道" > http://www.google.co.jp/search?q=%22%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E6%B0%97%E9%81%93%22&hl=ja&hs=npl&lr=lang_ja&client=firefox&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&start=0&sa=N > > 医療ー呼吸管理分野での使用が多いようです。 麻酔科でありながら不見識で恥ずかしいのですが、たしかに本としても 沼田先生監修で安本先生や野口先生など呼吸管理の大御所が 書かれていますが、麻酔科、集中治療分野でも「人工気道」の 用語は一般的になっているのでしょうか? ボクは若いときの呼吸管理の本を紐解いてもこの用語は出てきて いませんでした。 この「人工気道」は既に一般的なんでしょうか?


From: > 麻酔科、集中治療分野でも「人工気道」の > 用語は一般的になっているのでしょうか? 一般的かどうかは、よくわかりませんが・・・。 昔は、麻酔科領域では経鼻・経口エアウェイと気管チューブ、 そしていよいよ駄目な時には逆行性挿管を含む気管への直接の アクセスぐらいしか選択肢がなかったので、用語として悩むこ とは、ほとんどなかった(気管チューブと気管カニュラ以外に モノが無かった)ように思います。そして、LMAが麻酔科診療 に大きなインパクトを与え、それ以後、LMAに代表される上気 道をバイパスする医療材料の開発が活発化してきたのも、ご 承知の通りです。 心肺蘇生の現場で実際に用いられる気管チューブ代替品は、 LMA/コンビチューブが中心になると思いますが、麻酔科をはじ め、呼吸管理を関心領域に含む診療分野では、それ以外の材料 もひとくくりにした用語のニーズが高まってきたのではないで しょうか。 以上のような経緯を考えると、LMA出現以前のテキストを紐解 いて関連用語が見あたらないのも、不思議ではないと思います♪ 先にも述べたように、呼吸管理分野では「確保する」という手 技に注目するよりも、上気道をバイパスする材料としての表現 の方がしっくりくるような気がします。"natural airway"に対す る"artificial airway"ですね。下気道をバイパスするのは、どち らかと言えば特殊な状況と思いますが、誤解を招きにくいように、 より厳密に言うならば、"artificial upper airway"ということ です。しかし、これを「人工上気道」とすると、さらに分かりに くくなってしまいます。 用語全般に言えることですが、読者対象をどこに求めるかによっ ても、好ましい用語が異なってきますね。


From: Subject: [CoSTR2][00503] advanced   airway 再々考 さて,D先生の仰るとおり読者によって用語を変えるのが望ましいとは思いますが,実 際にはそういうわけにはいきませんよね.technical termとして適切でも読者に理解 してもらえなければ,訳出としてはnot fitかなと思ったりします. 読者の観点にた つと,むしろ訳さず”アドヴァンスト エアウェイ”とか”2次エアウェイは如何でし ょう. 要は,advanced airwayである,気管チューブ(TT)やLMA,ETC,LT・・・特 にTTがぱっと浮かんでくる訳語かどうか・・・ 水をさすようで誠に恐縮ですが,高度 人工気道はやはり特別なprosthetic deviceが想像されてしまいます. NPAやOPAには 気道補助器具としか訳出はなく,ましてや1次などの形容詞もついていませんが,1次 エアウェイとすると,simpleな手技で誰にでも挿入できる基本的なエアウェイとして (BOPAやNPAが想像できると思います(僕だけかも?).また2次エアウェイ,高度エ アウェイとすると,skillが必要な器具ということ・TTが浮かんではこないでしょうか. 高度気道確保器具でもOKなのですが,(個人的には)少し長いかな? (Surgical airwayは外科気道,外科エアウェイよりは外科的気道確保の方がわかりやすいと思いま すが・・) ということで(G2000の邦訳版を読んだ時の印象がいまだに残っているの ですが),高度気道確保よりは2次エアウェイの方が,あの何ページもある本を読む時 には,わかりやすいかなと思いました. (気道のlaymanの私見です.)


From: Subject: Re: [CoSTR2][00511] Re: advanced airway 再考 Dさん |先にも述べたように、呼吸管理分野では「確保する」という手 |技に注目するよりも、上気道をバイパスする材料としての表現 |の方がしっくりくるような気がします。"natural airway"に対す |る"artificial airway"ですね。下気道をバイパスするのは、どち |らかと言えば特殊な状況と思いますが、誤解を招きにくいように、 |より厳密に言うならば、"artificial upper airway"ということ |です。しかし、これを「人工上気道」とすると、さらに分かりに |くくなってしまいます。 ここは頭では理解できるのですが、まず根本的に "artificial airway"という言葉が英語圏で使用されているのでしょうか? 今回のガイドラインのどの辺に"artificial airway"が使用されていますで しょうか? その辺を少し読んで概念を想像したいと思います。 もし、英語圏で使用されていない英語の日本語訳の 「人工気道」が使われてきているのであれば、なんか たんなる言葉の遊びにしか思えません。 素直に従来使用されてきて市民権を得てきている「高度気道確保」 が素直に状況をイメージできます。 「二次エアウェイ」も突然出てきたような言葉ですし・・・・。


From: Subject: [CoSTR2][00516] Re: advanced airway 再考 > technical termとして適切でも読者に理解してもらえなければ, > 訳出としてはnot fitかなと思ったりします. Cさんが仰る通りですね。 ただ、人によってイメージがまちまちなので、最大公約数を探る必要 があります。その手法の一つとしてweb上で検索を行い、実際にそれ ぞれの用語がどの程度使われいて市民権を得ているのかの目安として、 その結果をご紹介させていただきました。 個々の訳出者が、それぞれの用語候補から受けるイメージはともかく として、広く使われている用語であれば読者に受け入れられやすいで しょうし、今回の一連の訳出作業を通して、我々自身も馴染んで行く価 値があるのではなかと思います。 > "artificial airway"という言葉が英語圏で使用されているのでしょうか? Aさんのお尋ねには、"artificial airway"をweb検索していただける とわかるかと思いますが、膨大な数のページがヒットします。 http://www.google.co.jp/search?hs=unl&hl=ja&client=firefox&rls=org.mozilla%3Aja-JP-mac%3Aofficial&q=%22artificial+airway%22&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr= なお、私が検索して表示された上記URLには、使用ブラウザなどのクライ エント情報も含まれており、このURLのリンクからみなさんも同じ結果 が得られるかどうかは自信がありませんが・・・。 検索エンジンはgoogle、yahoo、goo、いずれでも、得られる結果は似た ようなものです。もっとも、ヒットしたページを逐一は確認できません ので、必ずしもすべてのページで意図通りの使い方がされているとは限 りません。 一方、"高度気道確保"でのweb検索でヒットするページは極めて少数に とどまり、しかもその中には今回のCoSTR粗訳ページが含まれています。 http://www.google.co.jp/search?q=%22%E9%AB%98%E5%BA%A6%E6%B0%97%E9%81%93%E7%A2%BA%E4%BF%9D%22&start=0&hl=ja&lr=lang_ja&ie=utf-8&oe=utf-8&client=firefox&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official "二次(2次)エアウェイ(エアウエイ)"、"高度エアウェイ(エアウエイ)"、 "アドヴァンスト(アドバンスト)エアウェイ(エアウエイ)"のいずれも、 ヒットしないか、ヒットしても極めて少数でした。 [CoSTR2][00489]にも書きましたが、web検索にヒットしたからといって 別段正しい用語とは限りません。これまでに出てきた候補以外にも今回 の訳出グループとして、こうあるべきという新しい用語の提案があって も良いと思います。"advanced airway"という一つの言葉にとどまらず、 訳出用語全般を考える一つの材料として、引き続きみなさまにご検討い ただけると幸いです。


From: A Subject: Re: [CoSTR2][00520] Re: advanced airway 再考 Dさん |個々の訳出者が、それぞれの用語候補から受けるイメージはともかく |として、広く使われている用語であれば読者に受け入れられやすいで |しょうし、今回の一連の訳出作業を通して、我々自身も馴染んで行く価 |値があるのではなかと思います。 了解です。 この訳する作業を通じて、もっとも適切な訳語を提案して行くことが できればいいですね。 緒方洪庵達の気持ちになって、神経を作ったようにいい訳語が できていければいいように思います。


From: B Subject: [CoSTR2][00853] CoSTR第二部への意見2 >人工呼吸 >一回換気量と換気回数 W53,W156A >・・マネキンでの研究(LOE6)81-83と人での研究(LOE7)84では、二次気道確  保器具(気管チューブ、コンビチューブ、LMAなど)が留置されていない  場合、                          ・ → 「advanced airway」は「二次」を使うなら「二次的気道確保器具」の   方がよさそうです。または「高度気道確保器具」。


adrenaline


From: Subject: [CoSTR2][00458] エピネフリンからアドレナリンへ こんなニュースがありました。 高峰譲吉の「アドレナリン」107年目“名誉回復” http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060104-00000501-yom-soci


From: Subject: [CoSTR2][00460] Re: 458 エピネフリンからアドレナリンへ  改正薬局方収載は3月末ということですが、CoSTR粗訳文書は「アドレナ リン」で統一してみますか!? 


From: Subject: [CoSTR2][00461] Re:エピネフリンからアドレナリンへ > 高峰譲吉の「アドレナリン」107年目“名誉回復” > http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060104-00000501-yom-soci そうなんですよね。「高峰譲吉の生涯」を書かれている菅野富夫先生が、 ずっと「アドレナリン」の名称復権を厚生労働省に申し入れていたんですが、 このたびやっと認められたとのことです。 現在、アルゴリズムの訳をしているのですが、 ・Give adrenaline every 3-5 mins というCoSTRの英語を私はそのまま「アドレナリンを・・」と訳しております。 周知の通り、ヨーロッパでは「アドレナリン」を採用していますが、米国では エピネフリン。AHAのガイドラインではちゃんと「Epinephrine」になっています。 でも、高峰博士と同じ日本人としては折角「アドレナリン」と書いてある英語を わざわざ「エピ」に変えることもないでしょうと思い、そのままアドレナリンと してありました。 この度の厚生労働省の決定を受けて、今後日本では、ガイドライン表記も英語表記と 異なり「アドレナリン」になるのかもしれませんね。


From: Subject: [CoSTR2][00462] エピネフリンからアドレナリンへ アドレナリンの知らせに、ほのかな爽快感を感じています。 これが医薬品としての正式名称になるのなら、ガイドライン 等でもアドレナリンを使用するのが当然になるのでしょうね。


From: Subject: [CoSTR2][00471] Re:エピネフリンからアドレナリンへ CoSTR2の論文はCirculation誌とResuscitation誌に同じものが公開されていますが, Circulation誌ではepinephrine,Resuscitation誌ではadrenalineになっています. Part4の粗訳をしたとき私は,Resuscitation誌を使っていたので,最初なぜみなさ んがわざわざエピネフリンとされているのか,と思っていましたが,Circulation誌 では全てEpinephrineになっていましたので納得していました. 今後はやはりepinephrin=アドレナリンにいたしましょう.


From: Subject: [CoSTR2][00473] エピネフリンからアドレナリンへ 金沢市では、昔から、高峰譲吉の功績をたたえて、 中学生だったか、高校生だったか、あるいは、双方にだったか 市内の立派な研究をした生徒に「高峰賞」が与えられます。 今も毎年、贈られているはずです。 ヨーロッパでは、「アドレナリン」が使われていたということも 知りませんでした。 地元として無知であったことは恥ずかしいのですが、 何となく嬉しいニュースです。


From: G Subject: [CoSTR2][00774] Re: 提出用CoSTR Part 3 E-J 対照-1.1.doc 除細動前の蘇生処置:「エピネフリン」 JRCに提出する文書としては、「アドレナリン」は採用せず、従来通り「エピネフ リン」を採用するということですね。


From: H Subject: Re: [CoSTR2][00778] Re: 提出用CoSTR Part 3 E-J 対照-1.1.doc > 除細動前の蘇生処置:「エピネフリン」 > > JRCに提出する文書としては、「アドレナリン」は採用せず、従来通り「エピネフ > リン」を採用するということですね。 →最後に整合性を取るのが提出先かと考えましたので、出来るだけ「従来のもの」 とさせていただきたいと思いますがいかがでしょうか。


From: I Subject: [CoSTR2][00779] パート3 ご指摘ありがとうございます > 除細動前の蘇生処置:「エピネフリン」 > > JRCに提出する文書としては、「アドレナリン」は採用せず、従来通り「エピネフ > リン」を採用するということですね。 →仰るとおりアドレナリンの方がいいかもしれません.MLとしてのご意見を頂けれ  ば嬉しいです.


From: B Subject: [CoSTR2][00785] Re: 779 パート3 ご指摘ありがとうございます(アドレナリン に統一?) Iさん(CoSTR2][00779): >> ■除細動前の蘇生処置:「エピネフリン」 >> >> JRCに提出する文書としては、「アドレナリン」は採用せず、従来通り「エピネフ >> リン」を採用するということですね。 > >→仰るとおりアドレナリンの方がいいかもしれません.MLとしてのご意見を頂ければ嬉しい   です.  「日本版救急蘇生ガイドライン策定小委員会への意見書」 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/06/q1-iken.htm の中で「JRC、日本救急医療財団として救急蘇生に関する統一用語集を作成 され、今回の新指針や日本語版CoSTRなどもこの用語集に準拠していただき たい。中でも『胸骨圧迫』、『アドレナリン』、『プロトコル』などの用語 に統一願いたい」 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/06/q1-iken.htm#3e-3 と訴えています。このことから今回私共が小委員会へ送付するCoSTR翻訳も、 公開ウェブ上のCoSTRと関連文書の翻訳資料についても「アドレナリン」に 統一していただけましたら有り難いです。


From: F Subject: Re: [CoSTR2][00800] Re: 779 パート3 ご指摘ありがとうございます (アドレナリンに統一?) Bさん > 「日本版救急蘇生ガイドライン策定小委員会への意見書」 >http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/06/q1-iken.htm >の中で「JRC、日本救急医療財団として救急蘇生に関する統一用語集を作成 >され、今回の新指針や日本語版CoSTRなどもこの用語集に準拠していただき >たい。中でも『胸骨圧迫』、『アドレナリン』、『プロトコル』などの用語 >に統一願いたい」 >http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/06/q1-iken.htm#3e-3 >と訴えました。このことから今回私共が小委員会へ送付するCoSTR翻訳も、 >公開ウェブ上のCoSTRと関連文書の翻訳資料についても「アドレナリン」に >統一していただけましたら有り難いです。 →わたしは、訳は、できるだけ原文に忠実である方がよいような気がします。 問題点は、訳註としてはいかがでしょうか? というのは、今後の討議を考えますと、原文ではどうであったか、という所 へ必ず戻るのではないかと思われるからです。原文自身を今後、検討の対象に していかねばならないのではないでしょうか?


From: B Subject: [CoSTR2][00806] Re: 800 CoSTRパート3(アドレナリンに統一?) Fさんより(CoSTR2 800) > →わたしは、訳は、できるだけ原文に忠実である方がよ  いような気がします。問題点は、訳註としてはいかがで  しょうか? というのは、今後の討議を考えますと、原  文ではどうであったか、という所へ必ず戻るのではない  かと思われるからです。原文自身を今後、検討の対象に  していかねばならないのではないでしょうか? 〇  ご承知のように「Circulation」誌上のCoSTRでは epinephrineが、「Resuscitation」誌上のCoSTRでは「adrenaline」が使われています。後者についてはカッコで epinephrineを併記する例もあります。また「Resuscitation」誌上の参考文献の多く (米国発)は当然、原題のまま epinephrineが使われています。  今回のCoSTRの訳については epinephrine/adorenalineのどちらも原文に即している と言えますので、私は日本の事情を優先してアドレナリン(各章の初出時などはカッ コでエピネフリンを併記してもよい)を使うのがよいように思います。 〇  Fさんは AHA 第13部(Initial step) http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/aha-130.htm#c で担当された訳に以下の訳注を入れられました。 |訳注:この章ではendotracheal tube気管内チューブ, |endotracheal intubation気管内挿管が使われているが、 |全体的なコンセンサスとしては、tracheal tube気管チ |ューブ, tracheal intubation気管挿管を使うことにな |っているはずである。訳は、原文通りにしておく。  この場合、確かに原文尊重という考え方ですと「気管内挿管」と訳し、訳注において 日本で使われない「気管内挿管」を使うことを断る形になります。でも読者の利便を 考えたら(例えば)「気管挿管」という正しい用語で翻訳文を統一記載し、原文が 「endotracheal intubation(気管内挿管)」になっていることを訳注で示すのがよい ように思います。  エピネフリン/アドレナリンの問題と後半の一般的な用語選択の事情は少し状況が違 いますが、Fさん、皆様、上記2点についてどのようにお考えになりますでしょうか。


From: F Subject: Re: [CoSTR2][00817] Re: 800CoSTRパート3(アドレナリンに統一?) 私は、やはり訳はあくまでも原文に忠実な方が よいと思います。 日本も、そろそろILCOR に加盟するものと思います。 日本からの意見もどんどん出していくということになると思います。 次回のガイドラインは、今回のガイドラインがたたき台になるのでは ないでしょうか。 そのときには、今回のガイドラインの問題点は当然突き出されなければ ならないでしょう。 そうした議論を、日本語版を読んでいる読者にもわかるようにすべきだと 思います。そうした点で、原文をできるだけ忠実に翻訳すべきだと 思います。翻訳中に問題となった点は訳注としておけばよいでしょう。 他方、CoSTRを基にして、「日本版ガイドライン」が作られるものと思います。 それには、当然「アドレナリン」を使うべきですし、「気管内挿管」 ではなく「気管挿管」が使われるべきだと思います。


From: B Subject: [CoSTR2][00818] Re: 817CoSTRパート3(アドレナリンに統一?) Fさんは書きました(CoSTR2][00817): >私は、やはり訳はあくまでも原文に忠実な方が >よいと思います。 → Fさんのご趣旨はよく理解できます。   一方で、エピネフリン/アドレナリンに関しては   ・「Circulation」誌上のCoSTRではエピネフリン   ・「Resuscitation」誌上のCoSTRではアドレナリン   と表記されており(原則として)   それゆえ、CoSTR日本語版において誰にはばかることもなくアドレナリ   ンを使用してよい(「アドレナリン」も原文に忠実)という私のコメ   ントは理解していただけましたでしょうか。


From: F Subject: Re: [CoSTR2][00820] Re: 817CoSTRパート3(アドレナリンに統一?) Bさん > → Fさんのご趣旨はよく理解できます。 > >  一方で、エピネフリン/アドレナリンに関しては >  ・「Circulation」誌上のCoSTRではエピネフリン >  ・「Resuscitation」誌上のCoSTRではアドレナリン >  と表記されており(原則として) > >  それゆえ、CoSTR日本語版において何にはばかることもなくアドレナリ >  ンを使用してよい(「アドレナリン」も原文に忠実)という私のコメ >  ントは理解していただけましたでしょうか。 → わかりました。 同じ、CoSTRなのに違っているということですね。


American Heart Association (AHA)


From: Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 American Heart Association (AHA)


From: A Subject: [CoSTR2][00699] Re: 用語集: AHA > AHAは「アメリカ心臓病協会」と「病」が入るのか入らないのか? > > 英辞郎やインターネット翻訳でも「病」が付くようです。 > 「病」を付けた方が良くないでしょうか・ 日本循環器学会のホームページでは http://www.j-circ.or.jp/information/kaigaigakkai.htm 米国心臓協会(AHA)と使われているようです.


From: B Subject: Re: [CoSTR2][00752] Re: 用語集: AHA Aさn > 日本循環器学会のホームページでは > http://www.j-circ.or.jp/information/kaigaigakkai.htm > > 米国心臓協会(AHA)と使われているようです. どうでもいいような内容になりますがすみません。m(__)m 一応、歴史的に見て「病」をつけないほうが、現在の協会の 状況を良く表すのではないかとのことと理解しました。 ところで、用語集ではAHAは「アメリカ」となっていますが、 MLでの議論は「米国」との発言が多いようです。 Americaはアメリカとするか、米国とするかどちらが好ましいか 御意見をお聞かせください。


From: C Subject: [CoSTR2][00753] 用語集: AHA Bさん > Americaはアメリカとするか、米国とするかどちらが好ましいか > 御意見をお聞かせください。 よく考えたら、「米国」よりも「アメリカ」の方が、最近は 良く使われているように感じ始めました。 (私の以前のメールでは「米国」と書きましたが....) アメリカ....に1票です。


From: D Subject: [CoSTR2][00754] Re: 752 用語集: AHA Bさんは書きました([CoSTR2][00752): >一応、歴史的に見て「病」をつけないほうが、現在の協会の >状況を良く表すのではないかとのことと理解しました。 → 私もそのように思います。 >ところで、用語集ではAHAは「アメリカ」となっていますが、 >MLでの議論は「米国」との発言が多いようです。 >Americaはアメリカとするか、米国とするかどちらが好ましいか >御意見をお聞かせください。 → 話をするときやメーリングリストでの論議などではどちらでもよいよ   うに思います。心肺蘇生法指針などの正式な書類の中で使われる用語   としては一つ定める必要がありますが(その仕事はAHA自身かJRCがす   るべき)、私個人は「アメリカ心臓協会(AHA)」を推薦します。     米国にならえば、露国とか仏国とか印国とか亜細亜とか・・難しい漢   字を使った心肺蘇生法指針やテキストができそうですので。


From: E Subject: RE: [CoSTR2][00755] 用語集: AHA Bさん > > Americaはアメリカとするか、米国とするかどちらが好ましいか > > 御意見をお聞かせください。 こちらの人に、AmericaとUS(もしくはUnited states)の 語感のニュアンスの違いを訪ねた時のお返事では、 「Americaは 北アメリカ・南アメリカ の両大陸を含む大きなイメージ」 「USはPresidentのいる国、米国という合衆国」 というものだそうで、Americaは米国も含むし、そのものをさすこともある らしいのですが、そういう感覚のもの。 と聞いて、ひざを打ったことがあります。 ですので、わたしは 「米国」 に一票としたいです。


From: D Subject: [CoSTR2][00758] Re: 755 用語集: AHA Eさんは書きました(CoSTR2][00755): >「Americaは 北アメリカ・南アメリカ の両大陸を含む大きなイメージ」 > >「USはPresidentのいる国、米国という合衆国」 > >というものだそうで、Americaは米国も含むし、そのものをさすこともある >らしいのですが、そういう感覚のもの。 > >と聞いて、ひざを打ったことがあります。 > >ですので、わたしは 「米国」 に一票としたいです。 → おもしろいですね(^L^)。   以下はDの屁理屈だと思ってお読み下さい。   ・アメリカ(アメリカ合衆国、南北アメリカ大陸)     = 米(米国、米大陸)   ・(アメリカ大陸ではなく)アメリカ合衆国(米国)という響きを大切    にするなら     「アメリカ合衆国心臓協会」     「合衆国心臓協会」     「米合衆国心臓協会」     「米国心臓協会」    などが上位候補に浮上する・・ということですね。なるほど、「米国    心臓協会」の得点が上がりますね。  *ちなみにアメリカ大陸からは アメリカ心臓協会(AHA)    カナダ心肺蘇生財団(HSFC)    ラテンアメリカ蘇生協議会(CLAR)   の3つの団体がILCORに加盟し、これらの団体は南北アメリカのすべての   国々をカバーしています。これらの国々において(AHAガイドラインの   翻訳版―スペイン語、フランス語版を除き)独自の心肺蘇生法指針を策   定している国は無いのではないかと思います。  以上、雑談になってしまいました。        


From: E Subject: RE: [CoSTR2][00760] Re: 752 用語集: AHA Dさん > >ところで、用語集ではAHAは「アメリカ」となっていますが、 > >MLでの議論は「米国」との発言が多いようです。 > >Americaはアメリカとするか、米国とするかどちらが好ましいか > >御意見をお聞かせください。 > > → 話をするときやメーリングリストでの論議などではどちらでもよいよ >   うに思います。心肺蘇生法指針などの正式な書類の中で使われる用語 >   としては一つ定める必要がありますが(その仕事はAHA自身かJRCがす >   るべき)、私個人は「アメリカ心臓協会(AHA)」を推薦します。 わたしもDさんに同意します。 またAHA自身の訳は、「アメリカ心臓協会(AHA)」 がよいように私も思います。


From: F Subject: [CoSTR2][00761] Re: 用語集: AHA 雑談です。 外国の団体名称の訳語は、当該団体から指定された訳語があれ ば話が簡単なのですが、滅多にそんなことはないでしょうね。 現在の「社団法人日本麻酔科学会」にしても、以前は「日本麻 酔学会」と称していましたが、法人化前に「日本麻酔科学会」 と名称を変更したことは記憶に新しいところです。英文名称は、 以前は、"Japan Society of Anesthesiology"とされていました が、麻酔科医となって以来、何となく違和感を持っていました。 それが"Japan Society of Anesthesiologists"を経て、現在は "Japanese Society of Anesthesiologists"となり、モヤモヤが 晴れてスッキリとしました。別に"Society"が人の集まりである 必要はないとは思いますが。 AHAの訳語は、個人的にはずっと「米国心臓協会」をあててき ました。"USA"という一つの国を表す言葉としては「アメリカ 合衆国」と思うのですが、その略称としては「アメリカ」より も「米国」の方が、「大陸」ではなく「国」であることをよく 表現しているような気がするからです。じゃあ、インドは、 オーストラリアは、と言われると、何故かアメリカに対してだ けなんですね。 ひょっとすると、オリンピックの入場行進などで"America"と いう掲示をあまり見た覚えがないからかもしれません。そう考 えるとイギリスも似たようなもので、"Great Britain and blah blah blah"(うーん、国名をこんな風に書いちゃうと怒られる かも)には「英国」が似合うかな、と。「連合王国」という表 記もありますが、医学関係にはちょっと、という感じです。 他の国は、"Russia"、"France"、"India"と、通常の表記が単純 なので、そのままカタカナにしやすいのかもしれません。 以上は、あくまでも個人的な感覚です。学術用語ではないので、 特に当該団体自体から異を唱えられない限り、一連の訳出に統 一感があり、表記しやすく、わかりやすければOKと思います。 みなさんが「アメリカ心臓協会」とされるのであれば、今回の 訳出にあたっては、私もそれに従います。


atrial fibrillation


From: A Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 atrial fibrillation (AF)


From: B Subject: [CoSTR2][00774] Re: 提出用CoSTR Part 3 E-J 対照-1.1.doc 心房細動(AF): あれ、と思ったのが、"AF"です。AFは「粘着除細動パッド対パドル 」の「科学 的コンセンサス」本文が初出ですが、初出時はAFと書かれ、次に「除細動エネル ギーレベル」の第5段落で出てくるときに、やはり原文は"AF"としかありませんが、 訳出では「心房細動(AF)」と表記されています。 昔、細動は"f"、粗動は"F'と表記するように習ったような記憶があります。その後、 心室細動のみは慣習的に"VF"="Vf"であるとして、"VF"の表記の方がより一般的に なったと認識していました。ですから、私などは何の注記もなく"AF"と書いてあれ ば、それは「心房粗動」を指していると思ってしまいます。ところが原文でも "atrial fibrillation [AF]"となっているのですね。そもそも、CoSTR Part 3には、 atrial flutter(心房粗動)がまったく出てこないようです。 不思議に思って日循用語集を検索したところ、昔習ったとおり、AF=心房粗動、 Af=心房細動、となっていました。そこで、G2000を読み直したところ、すでに G2000でAF=atrial fibrillationとの記載がありました。今までまったく気が付き ませんでした。 以上を考えると、確かに原文ではAF=atrial fibrillationとして扱われているとは いえ、我が国で頻用されている表記を考慮すると、少なくとも初出時に「AF: 心房 細動」と説明し、さらに脚注などで説明しておく方が誤解を招きにくいと思います。


From: C Subject: Re: [CoSTR2][00778] Re: 提出用CoSTR Part 3 E-J 対照-1.1.doc > 以上を考えると、確かに原文ではAF=atrial fibrillationとして扱われているとは > いえ、我が国で頻用されている表記を考慮すると、少なくとも初出時に「AF: 心房 > 細動」と説明し、さらに脚注などで説明しておく方が誤解を招きにくいと思います。 →先生と全く同感です。卒業してまだ10年も経っていないのにAFとAfの違いはもう なくなったのだなあと勝手に納得しておりました。脚注をおくアイデアは非常に良 いと思いました。ぜひ使わせていただきたいと思います。


From: D Subject: [CoSTR2][00779] パート3 ご指摘ありがとうございます > 以上を考えると、確かに原文ではAF=atrial fibrillationとして扱われているとは > いえ、我が国で頻用されている表記を考慮すると、少なくとも初出時に「AF: 心房 > 細動」と説明し、さらに脚注などで説明しておく方が誤解を招きにくいと思います。 →ご指摘のとおりです.Af,AFの区別は本邦だけ?でしょうか(僕もそのように習いました).  現在は欧文ではAF,AFL(彼らは1文字多いことで区別しているんでしょうかね〜)の表記が  よく見られ,初出時に心房再動(AF),以後AFとしました. 脚注に先生の説明を載せておい  た方が親切だと思います.


From: B Subject: [CoSTR2][00781] AF vs Af 「少なくとも初出時に「AF:心房細動」と説明し、さらに脚注などで」 > →ご指摘のとおりです.Af,AFの区別は本邦だけ?でしょうか > (僕もそのように習いました).現在は欧文ではAF,AFL(彼らは1文字多いこと > で区別しているんでしょうかね〜)の表記がよく見られ,初出時に心房再動(AF, > )以後AFとしました. 脚注に先生の説明を載せておいた方が親切だと思います. そのようですね。 AfもAFも、発音する限りでは区別できませんから、大文字と小文字で分けるのは 不合理と言われれば否定できません。心房粗動をAFLとする表記は、国内でも少し ずつ一般的になりつつあるようですが、完全に浸透しているところまでは至って いないと思います(と、自分が知らなかったことを正当化しようとしてますが)。 国際的に通用しないのであれば、略語であっても学術用語として見直す必要がある と思います。日循のリーダーシップを期待したいところですね。


From: A Subject: [CoSTR2][00783] Re: AF vs Af Bさん > 国際的に通用しないのであれば、略語であっても学術用語として見直す必要がある > と思います。日循のリーダーシップを期待したいところですね。 ERC_Guidelines_2005_FULL[1].pdfには「atrial flutter」が結構出ていますが,全く略されて おらず,「AF or atrial flutter」のようにAFと略されても,「atrial flutter」は全てそのま まにされています. AHAのガイドラインは確認していませんが,これがスタンダードかもしれません.


asphyxial cardiac arrest


From: Subject: [CoSTR2][00563] CoSTR第4部のうち「蘇生後の治療」の二次チェック 〇2 窒息性心停止 asphyxial cardiac arrest  血糖コントロールの項で「asphyxial cardiac arrest」が出てきます。これ はCoSTRの他の章でも何度も出てくる言葉で気になり始めました。私は VF心停 止との対照的なモデルで、低酸素症から心停止に陥らせたものと読んでいます。 具体的な処置としては(狭義の)窒息の他に、吸入酸素濃度を下げる、筋弛緩 薬を投与して換気せず・・など色々あり得るように思います。引用されていた ピッツバーグからの論文の抄録ではラットの実験であることと asphyxial cardiac arrestということしかわかりませんでした。日本語の窒息より英語の asphyxia の方が意味が広そうで、そのことに少しだけ違和感を持っています。 One study in rats has shown that glucose plus insulin improves cerebral outcome after asphyxial cardiac arrest (LOE 6).518


From: B Subject: [CoSTR2][00568] asphyxiaと窒息 翻訳の際、私も「asphyxia」で多少悩みました。 「hypoxic(asphyxial)」という表現もありますので、 Aさんもご指摘のように、「低酸素による」という意味合 いであることは間違いなさそうです。 しかし、これまたAさんご指摘のように、「窒息」はむし ろFBAOのようなイメージが強いので、asphixiaを窒息と訳す のには多少の抵抗がありました。 が、調べてみたら、「窒息」という言葉には、狭義の窒息 (FABOなど外呼吸の障害による)と、広義の窒息(内呼吸の 障害による=とにかく、細胞での酸素利用が障害されている ならば窒息=一酸化炭素中毒やシアン中毒を含む概念)の二 つの意味があるそうです。 となると、日本語の「窒息」と英語の「asphyxia」は、いず れも同じ概念であると考えても良い....ということで、私は asphyxiaを窒息と訳して問題ないと判断しておきました。


From: C Subject: [CoSTR2][00592] AHA Part 4: Adult Basic Life Support の粗訳 Asphyxial:窒息・低酸素血症


From: A Subject: [CoSTR2][00597] AHA Part 4ウェブ収載、用語の問題 >Asphyxial:窒息・低酸素血症 → そうですね。「窒息・低酸素血症」がよいかも知れません。


From: D Subject: [CoSTR2][00612] Re: AHA Part 4ウェブ収載、用語の問題 > >Asphyxial:窒息・低酸素血症 > → そうですね。「窒息・低酸素血症」がよいかも知れません。 問題ないと思います.


From: E Subject: Re: [CoSTR2][00625] 策定小委員会への意見書(発送の主体と要約) >> >Asphyxial:窒息・低酸素血症 > → そうですね。「窒息・低酸素血症」がよいかも知れません。 →「窒息・低酸素症」の方がよい気がするのですが?


From: D Subject: [CoSTR2][00631] Re: 用語関連 > >> >Asphyxial:窒息・低酸素血症 > > → そうですね。「窒息・低酸素血症」がよいかも知れません。 > > →「窒息・低酸素症」の方がよい気がするのですが? 他の方のご意見も聞いてみましょう.


From: A Subject: [CoSTR2][00677] Re: 631 用語関連(EMS providers) >> →「窒息・低酸素症」の方がよい気がするのですが? ⇒ 「窒息・低酸素症」に1票です。


From: A Subject: [CoSTR2][00765] Re: 625 用語asphyxial  少し前の用語に関する論議への返信です。asphyxialを「窒息による」 と訳することが一つの有力な案ですが。一方「低酸素」うんぬんを表面 に出す場合には、Eさんが書かれたように「窒息・低酸素血症による」 ではなく「窒息・低酸素症による」がよさそうですね。「窒息による」 を主な推薦とし、前後の文章によっては「窒息・低酸素症による」も許 容としてはいかがでしょうか。 Eさんは書きました(CoSTR2][00625): >>> >Asphyxial:窒息・低酸素血症 >> → そうですね。「窒息・低酸素血症」がよいかも知れません。 > >→「窒息・低酸素症」の方がよい気がするのですが?


From: D Subject: [CoSTR2][00773] Re: 625 用語 asphyxial Aさん >  少し前の用語に関する論議への返信です。asphyxialを「窒息による」 > と訳することが一つの有力な案ですが。一方「低酸素」うんぬんを表面 > に出す場合には、Eさんが書かれたように「窒息・低酸素血症による」 > ではなく「窒息・低酸素症による」がよさそうですね。「窒息による」 > を主な推薦とし、前後の文章によっては「窒息・低酸素症による」も許 > 容としてはいかがでしょうか。  asphyxia自体には物理的な窒息だけでなく,シアン中毒などによるchemically induced asphyxiaというようにも使われるようです.  CoSTR2に使われているasphyxiaは動物実験モデルでよく出てきます.実際にどのよ うに実験モデルが作成されるかは確認してませんが,そういうときは「窒息」でいい と思います.ただ,臨床的には「窒息・低酸素症」のほうが的確かもしれません.


From: A Subject: [CoSTR2][00780] Re: 773 用語 asphyxial  そうでした。日本語の「窒息」が英語の「asphyxia」同様、(細胞レベル の変化も含め)「低酸素症」の意味も持つことについては、Bさんからも ご指摘いただいていましたね。  「asphyxia」は原則「窒息」と訳し、前後の状況により「窒息・低酸素症」 も可という方針で行けそうですね。なお、この場合「低酸素血症」はよくな かったですね。    それでは皆様、引き続き宜しくお願いいたします。 Dさんは書きました(CoSTR2][00773): > asphyxia自体には物理的な窒息だけでなく,シアン中毒などによるchemically induced asphyxiaというようにも使われるようです. > > CoSTR2に使われているasphyxiaは動物実験モデルでよく出てきます.実際にど のように実験モデルが作成されるかは確認してませんが,そういうときは「窒息」 でいいと思います.ただ,臨床的には「窒息・低酸素症」のほうが的確かもしれま せん.


From: E Subject: [CoSTR2][00826] RE: 773 用語 asphyxial  今さらですが、”asphyxia”についてです。もちろん状況に応じてだとは 思いますが、基本的には「窒息」 ≠「低酸素症」であることは抑えておく べきです。私の所持している医学英和辞典にも、「asphyxia;窒息、仮死: 無酸素(anoxia)及び無呼吸(apnoea)と区別して用いる。」とあります。              すなわち、物理的であろうと化学的であろうと、「窒息」とは現症・状態 のことをいうのであって、その結果である「無酸素・低酸素」とはやはり完 全に同じものではないと思います。したがって、「低酸素症による」という 訳語は「かなりの意訳である」という認識を持って使うべきと思います。 Dさんより                           |>  少し前の用語に関する論議への返信です。asphyxialを「窒息による」 |> と訳することが一つの有力な案ですが。一方「低酸素」うんぬんを表面 |> に出す場合には、Eさんが書かれたように「窒息・低酸素血症による」 |> ではなく「窒息・低酸素症による」がよさそうですね。「窒息による」 |> を主な推薦とし、前後の文章によっては「窒息・低酸素症による」も許 |> 容としてはいかがでしょうか。 | | asphyxia自体には物理的な窒息だけでなく,シアン中毒などによるchemically |induced asphyxiaというようにも使われるようです. | | CoSTR2に使われているasphyxiaは動物実験モデルでよく出てきます.実 |際にどのように実験モデルが作成されるかは確認してませんが,そういう |ときは「窒息」でいいと思います.ただ,臨床的には「窒息・低酸素症」 |のほうが的確かもしれません.


From: A Subject: [CoSTR2][00826] RE: 773 用語 asphyxial *上記のEさんのご意見に賛成致します。


From: E Subject: [CoSTR2][00827] RE: 773 用語 asphyxial  上記一次チェックの守備範囲内に出て くる「aphyxial cardiac arrest」の”aphyxia”の訳についてです。以前も メーリング上で議論されていたことですが、そのときは”ひとごと”であっ たこともあり、あまり気に留めませんでした。しかし”aphyxia=窒息・低酸 素症”には納得いきません。”aphyxia”を辞書で調べてみると、「窒息、 仮死:無酸素(anoxia)及び無呼吸(apnoea)と区別して使う」と明記されてお ります。要するに、「窒息≠低酸素症」であり、「窒息・低酸素症による」 と並列にしてしまってはいけないものと思います。「窒息」とはいわゆるFBAO もふくめた酸素の通り道(上気道など)に起きた1つの現象(現症)のこと であり、その結果として「低酸素症」が存在すると考えられます。したがっ てもちろん「aphyxial cardiac arrest」は「窒息させることによって生じた 心停止」という意味であり、低酸素うんぬんについては全く触れていません。 最終的に、低酸素によって心停止なったのかもしれませんが・・・・・・  「aphyxia」を「窒息・低酸素症」と訳すのはかなりの”意訳”であること を認識すべきであり、単に「窒息」で良いと思います。


From: F Subject: [CoSTR2][00847] Re: asphyxiaに関して "asphyxia"について調べてみると、  a:ない  sphyxia:脈 ということで、元々は脈が触れない状態を指していたようです。 転じて、呼吸をしていない状態を示すようになったようです。 ですので、直訳すれば「仮死状態」になると思います。新生児領域 では「仮死」「新生児仮死」の訳語をあてるのが一般的と思います。 「窒息」とは鼻や口を塞がれた状態を示しますが、"asphyxia"が 示す状態は、それだけではなく、何かによって気道が塞がれた状態 に限らず、呼吸ができなくなっている状態すべて(自発呼吸の停止 などを含む)を指していると思います。 文脈によって"asphyxia"を「低酸素(症)」とするのは、それほど 変ではないと思います。


asystole


From: A Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 Asystole; 心静止が一般的かと思います。


From: B Subject: [CoSTR2][00723] Re: 用語集に対する提案 > Asystole; 心静止が一般的かと思います。 それで登録します.


auto-PEEP


From: Subject: Re: [CoSTR2][00312] Re: 310 ROSCと略語の取り扱い auto-PEEPに悩んでいます。これは、日本語にしたらかえってわかりづらい のではないでしょうか?日本語であろうとどうであろうと、そもそも生理学的な 理解が無いとどうにもならないですから。(それでも、日本語にすると何らかの 手がかりや、取っ付き易さが出てくるかな...?)


From: Subject: Re: Re: [CoSTR2][00315] Re: 310 ROSC と略語の取り扱い > auto-PEEPに悩んでいます。これは、日本語にしたらかえってわかりづらい > のではないでしょうか?日本語であろうとどうであろうと、そもそも生理学的な > 理解が無いとどうにもならないですから。(それでも、日本語にすると何らかの > 手がかりや、取っ付き易さが出てくるかな...?) 2002版AHA・用語統一リスト.xls では英語のままauto-PEEPとされています.日本語にす るとかえってわかりにくくなりそうです.


blow


From: A、B(okad) Subject: [CoSTR2][00738] CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント 12−13.「心室細動に対する二相性波形 対 単相性波形」での「科学的コンセ ンサス」内での「VFにおける二相性波形対単相性波形」に関して (A案)B先生の苦慮された末に意訳されたことが非常に伝わって参ります。この文 章自体は非常にスムースで分かりやすいと思います。文中にもless・・・,at least・・・ と出てまいりますので二相性>単相性というのが文意だと思いますがはっきりと「同 等以上」とは記載されていないのでもう少し弱めてみました。またassociation (associate)自体、統計学的有意差と対語の感がありますので「常に関連した」から 「明らかな関連性」と変更しました。


From: C Subject: [CoSTR2][00740] Re: 738 CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント >(A案)先生の苦慮された末に意訳されたことが非常に伝わって参ります。この文 >章自体は非常にスムースで分かりやすいと思います。文中にもless・・・,at least・・・ >と出てまいりますので二相性>単相性というのが文意だと思いますがはっきりと「同 >等以上」とは記載されていないのでもう少し弱めてみました。またassociation >(associate)自体、統計学的有意差と対語の感がありますので「常に関連した」から >「明らかな関連性」と変更しました。 → 「at least as effective for termination of VF」 は「同等以上の   除細動効果」でもよいと思いました。また以下のようにもう少し簡潔   な表現にできるのではないかと思いました。   C案:・・および複数の動物実験によれば、二相性波形による除細   動は、単相性波形と同等またはそれ以下のエネルギーで、同等以上の   除細動効果があった。


From: A Subject: RE: [CoSTR2][00741] CoSTR第3部への意見(00740のコメントも含む) >C案:・・および複数の動物実験によれば、二相性波形による除細動は、単相> 性波形と同等またはそれ以下のエネルギーで、同等以上の除細動効果があった。 →ここはもう少し続けさせてください。 原文ではスタディの形式がかかれるのに続き・・・defibrillation with a biphasic waveform, using equal or lower energy levels, was at least as effective for termination of VF as monophasic waveforms.となっております。文意のとらえ方は 3人とも変わらないと思いますが訳出を「ベースラインを確保する」ように訳出する のか「はっきりとポジティブに」訳出するのかだと思います。私としては前者かなと 思っておりますが・・・いかがでしょうか?


From: A Subject: [CoSTR2][00766] Part3徐細動の改訂版を送ります。 現時点では ・・・, defibrillation with a biphasic waveform, using equal or lower energy levels, was at least as effective for termination of VF as monophasic waveforms. の部分を 1)…によれば、二相性波形による除細動は単相性波形と同等もしくは低エネルギー で、同等以上の除細動効果があった。 2)…によれば、単相性波形と同等以下のエネルギーで、二相性波形はVFの停止につ いて少なくとも同等の効果があった。 のどちらにするのかという問題が残っております。


From: D Subject: RE: [CoSTR2][00769] Part3徐細動の改訂版を送ります。 ひとつ提起されていたところだけへのレスですが、 > Consensus on Science 科学的コンセンサス > > In 3 randomized cardiac arrest studies (LOE 2), a reanalysis of one of these studies > (LOE 2), 2 observational cardiac arrest studies (LOE4), a meta-analysis of 7 randomized > trials in the electrophysiology laboratory (LOE 1), and multiple animal studies, > defibrillation with a biphasic waveform, using equal or lower energy levels, > was at least as effective for termination of VF as monophasic waveforms. とても長くて、一生懸命Evidenceを付け足して言ったのが読み取れる文章ですね。。。(^.^;) and があるところまでが、ひとつと取れるはずなので、先生方のなされたように In (3 randomized cardiac arrest studies, a reanalysis of one of these studies, 2 observational cardiac arrest studies, a meta-analysis of 7 randomized trials in the electrophysiology laboratory, and multiple animal studies), defibrillation with a biphasic waveform (which was using equal or lower energy levels) was (at least) as effective for termination of VF as monophasic waveforms. つまり、 In the studies, defibrillation with a biphasic waveform was (at least) as effective for termination of VF as (that with) monophasic waveforms. が主要骨格ですね。ですので、 『・・・の研究では、二相性波形による除細動は単相性波形のとき(除細動)と(少なくとも)ほぼ同等な効果としてVFの終結のために有用であった ことが示された。』 が骨格で、この二相性波形の除細動の 修飾語 としての (which was using equal or lower energy levels) であるので 『・・・の研究では、二相性波形による除細動を単相性波形による除細動と同等もしくは低エネルギーで用いた場合、(二相性波形でも単相性波形で も)VFの終結のためには(少なくとも)ほぼ同等な効果として有用であったことが示された。』 となると思うので、 1)…によれば、二相性波形による除細動は単相性波形と同等もしくは低エネルギー で、同等以上の除細動効果があった。 2)…によれば、単相性波形と同等以下のエネルギーで、二相性波形はVFの停止につ いて少なくとも同等の効果があった。 の中では 1) の方がより近い気がしました。 もしくは、1)と2)を足して簡略した 3)…などの研究によれば、二相性波形による除細動は単相性波形と同等以下のエネルギーで、    VFの停止には同等以上の除細動効果があると示された。 などとしてもいいかなぁ。と思いました。 皆さまはいかがお感じでしょうか?


blow


From: Subject: [CoSTR2][00416] CoSTR Part4「周心停止期不整脈」 の一次チェック  CoSTR 第4部「周心停止期不整脈(Periarrest Arrhythmias)」 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/CoSTR-04.htm#f ・連続してリズミカルな強打が(to deliver serial rhythmic blows)  「blow」ですが、やみくもに「強打」されるとこわいので、「叩打」  の方が落ち着くかなと思いました。   A案:連続してリズミカルな叩打が・・     叩打のココロは「(前胸部あるいは胸骨の)叩打」ですね


Basic Life Support (BLS)


From: A Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 Basic Life Support (BLS)


From: B Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案(岡田さん) BLS skill; BLS技量に、BLS手技も加えては如何でしょう。


From: A Subject: [CoSTR2][00723] Re: 用語集に対する提案 > BLS skill; BLS技量に、BLS手技も加えては如何でしょう。 原文での使われ方によっては「BLS手技」でもいいと思います.


cardioversion


From: A Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 Electrical cardioversion; 同期下カルジオバージョン (除細動でなく) Synchronized cardioversion; 同期下カルジオバージョン


From: B Subject: [CoSTR2][00723] Re: 用語集に対する提案 > Electrical cardioversion; 同期下カルジオバージョン (除細動でなく) これは「電気的除細動」で悪くないと思うのですが... > Synchronized cardioversion; 同期下カルジオバージョン 確かに,同期性よりは同期下の気がしますが,同期型もあるようです.


From: A Subject: [CoSTR2][00724] 用語集ありがとうございます synchronized cardioversionは,同期下除細動でなく,やはりカルジオバージョンで お願いしたいと存じます. defibrillation=asynchronized shockですので,どうぞ よろしくお願い申し上げます.


From: A Subject: [CoSTR2][00725] 電気的カルジオバージョン  何度もすいません.electrical cardioversionでした.cardioversion と defibrillationは異なり,electrical cardioversion は pharmacological cardioversionに対比されたtermなので,電気的カルジオバージョンがよいか なと存じます.


From: B Subject: [CoSTR2][00727] Re: 電気的カルジオバージョン > pharmacological cardioversionに対比されたtermなので, > 電気的カルジオバージョンがよいかなと存じます. 賛成です。 除細動はすべてが非同期。カルジオバージョン(麻酔科学会用語集 ではカルディオバージョン)は、薬理学的(薬物的、薬理的) カルディオバージョンと電気的カルディオバージョンに分けられ、 電気的カルディオバージョンは、患者の状態によって同期と非同期 を使い分ける。 synchronized cardioversion:同期カルディオ(カルジオ)バージョン asynchronized cardioversion:非同期カルディオ(カルジオ)バージョン と、特に「同期下」「同期性」としなくても良いと思います。


From: C Subject: [CoSTR2][00745] Re: 電気的カルジオバージョン Bさん > 除細動はすべてが非同期。カルジオバージョン(麻酔科学会用語集 > ではカルディオバージョン)は、薬理学的(薬物的、薬理的) > カルディオバージョンと電気的カルディオバージョンに分けられ、 > 電気的カルディオバージョンは、患者の状態によって同期と非同期 > を使い分ける。 > > synchronized cardioversion:同期カルディオ(カルジオ)バージョン > asynchronized cardioversion:非同期カルディオ(カルジオ)バージョン > > と、特に「同期下」「同期性」としなくても良いと思います。 synchronized cardioversion:同期カルディオバージョン asynchronized cardioversion:非同期カルディオバージョン cardioversion:カルディオバージョン で,よさそうですね.


case series


From: Subject: Re: [CoSTR2][00202] 統計用語とその後の表現 差し当たり、Bさんの上げられたものを、非難を恐れず書いてみました。 それぞれの単語や用語が出てきた場所がわからないので、おかしなところは それに当たった方がコメントしてください。 また、正式な会議や学会の名前の訳語の統一もお願いしたいと 思います。 ------------------------------- 統計関連の用語 anecdotal reports:事例報告 case reports:症例報告 case series:一連の症例 Case studies:症例研究 controlled human studies:ヒトによる比較試験 evidence:エビデンス historic cohort study:歴史的コホート研究 meta-analysis:メタ分析 observational studies:観察研究 prospective:前向き prospective controlled nonrandomized cohort studies:前向き非無作為化比較コホート試験 randomized clinical trials:無作為化臨床試験 randomized controlled trial:無作為化比較試験 randomized parallel study:無作為化並列研究 randomized study:無作為化研究 randomized trial:無作為化試験 reports:報告 retrospective analyses:後ろ向き分析 study:研究、試験(前後による) randamized:無作為化・・・randomized trialやrandomized studyなど randamly:無作為・・・randomly controlled studyなど described:記載された documented:文書化された found:設立された、基づいた(前後による) indicated:指示された、指摘された published:発行された、発表された refuted:反対された、誤りが証明された reported:報告された showed:示された suggested:示唆された supporte:支持された International Consensus Conference on Cardiopulmonary Resuscitation and Emergency Cardiovascular Care Science With Treatment Recommendations: 治療勧告を含む心肺蘇生および緊急心血管治療科学における国際コンセンサス会議 From: Subject: [CoSTR2][00213] Re: 統計用語とその後の表現 --- In CoSTR2@yahoogroups.jp, A wrote: > ------------------------------- > 統計関連の用語 > case series:一連の症例  これは,この前教えていただいたように,症例集積研究か,症例累積研究がよいと思います. プライマリ・ケア国際用語集 http://www.primary-care.or.jp/iggfp/yougo.txt にもありました. CASE SERIES:症例集積研究 対象となる健康問題を持つと判明した患者(症例)群に関して,原因などを推論するために,健常対照群との比較などをせずに,症例を集積して行う研究.症例集積研究は,ひとつの観点を示したり,まれな,あるいは未知の問題を記述するために行われる.症例集積研究が,系統的に対照群と比較される場合に症例対照集積研究という.


chest compression


From: Subject: [CoSTR2][00319] Re: 313 用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫)  ・・さんよりお送りいただきましたPart 6中、 chest compressionの訳が「胸部圧迫」となっていました。これはもちろん 正解ですが、「前胸部圧迫」あるいは「胸骨圧迫」と訳される場合もあろ うかと思います。私個人は「胸の真ん中、乳頭を結ぶ線上で胸骨上」の意 図に一番近いのが「胸骨圧迫」であるような気がします。


From: Subject: [CoSTR2][00321] Re: 用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) Aさん > chest compressionの訳が「胸部圧迫」となっていました。これはもちろん > 正解ですが、「前胸部圧迫」あるいは「胸骨圧迫」と訳される場合もあろ > うかと思います。私個人は「胸の真ん中、乳頭を結ぶ線上で胸骨上」の意 > 図に一番近いのが「胸骨圧迫」であるような気がします。 これは、意図的にそう訳しました。 個人的には私もAさんと同じ考えで、「胸骨」とする方が圧迫位置を より具体的に示していると思います。ただ、先日、他の翻訳資料をみたので 「胸部圧迫」の語が当てられていたように思います。 ちなみに、G2000では「胸骨圧迫心臓マッサージ」となっていますね。


From: Subject: [CoSTR2][00322] AHA第4部の「Adult BLS Sequence」ウェブ収載 Compression は原文に近くするため、 心臓マッサージとはせず、単に圧迫としました。


From: Subject: [CoSTR2][00324] 用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) 個人的には、どちらにしようか、迷うところです。 「胸骨」は一般の人には慣れない言葉でしょうが、その一方 で、「胸の左側を押す」ことを避けるには良い言葉かもしれ ません。


From: Date: Sun, 25 Dec 2005 17:02:34 +0900 Subject: Re: [CoSTR2][00325] 用語 chestcompression (胸部圧迫、胸骨圧迫) D先生 >「胸骨」は一般の人には慣れない言葉でしょうが、その一方 >で、「胸の左側を押す」ことを避けるには良い言葉かもしれません。 簡単さからは”胸の中央を押す”と表現したほうがよいとありますし,C先 生ご指摘のように,胸部圧迫で胸の左側や肋骨を押す誤解を避けるためにも敢 えて,一般の方々にはなじみが薄くても”胸骨圧迫”は良いのではないでしょうか?


From: Subject: [CoSTR2][00326] Re:用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) Currents日本語版で「胸骨圧迫」が使われるのであれば、それに合わせ るのが良さそうですね。


From: Subject: [CoSTR2][00327] Re:用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) > Currents日本語版で「胸骨圧迫」が使われるのであれば、それに合わせ > るのが良さそうですね。 市民指導をする際の「わかり易い表現」を指標の一つにしていただき、 市民としても嬉しく存じます。 その上で、今回の「胸骨圧迫」については、市民にも充分に理解できる 表現であると思います。 現実の講習では、絵や写真を用いて説明はするでしょうし、実際の展示や デモで場所の指定はするので、胸骨がどこかということはわかります。 「胸部圧迫」は市民に浸透している言葉ですので、効果が同じであれば 敢えて変える必要はないと思いますが、より精度良い圧迫を期待する 用語として「胸骨圧迫」とすることで混乱はないと思います。


From: Subject: [CoSTR2][00335] Re: 326 用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) > Currents日本語版で「胸骨圧迫」が使われるのであれば、それに合わせ > るのが良さそうですね。 → CoSTR翻訳グループの中での方向性としては、やや「胸骨圧迫」に傾い   て来ましたね(^L^)。


From: Subject: [CoSTR2][00337] Re: 334 岡田さんへの次のお願い/用語/胸骨「殴打」? 〇 >ところで,略語や用語統一の件ですが,特別な支障を来さない >限り,学会や消防庁で使用されているものに準拠するのは如何でしょうか. 現在の用語ももちろんreviseした方 >がよいものもありますが,とりあえず使っておくのはそんなに混乱を招か ないように思うのですが・・・. → 上記のお考えは原則 賛成です。でも一部はどうしても押さえておきた   い用語があります。CoSTR あるいはERC・AHA新ガイドラインであるから   譲りたくない・・というスタンスのものです。   「胸骨圧迫」はその代表です。人工呼吸から心臓マッサ−ジへのつなぎ   の時間をできるだけ短くしたい。肋骨弓をなぞる方法は正確だが時間が   かかる。結局「胸の真ん中」「左右乳頭の中間で胸骨上」をすばやく見   つけてひたすら圧迫・・ これが CoSTR あるいはERC・AHA新ガイドライ   ンの強い推奨です。   すばやく圧迫部位を知るには用語「胸部圧迫」はやや弱い、ずばり「胸骨   圧迫」がスキ!! これが私の今回の主張です。 〇  追加ですが「胸部殴打」「胸骨殴打」の「殴打」にも疑問があります。  「殴打」は拳で殴ること・・ 示指から小指の第1関節〜第2関節で殴り   ますよね。  「叩打」は開いた手か、握った手の小指側で叩く。  「Precordial Thump」は私にとって「叩打」のイメージなのですが・・ そ  してその部位としては「胸骨」でありたい。そこで「胸骨叩打」を提案しま  す。


From: Subject: Re: [CoSTR2][00340] Re: LMA (4)「胸骨圧迫」には、まだ慣れていないので、すこし違和感がありますが、 特に、反対というということはありません。 むしろ、「心臓マッサージ」という言葉は消えたのですね。 使い慣れて、また短くて言い易いのですが、やはりこの言葉は 過去の言葉にした方がよいと、個人的には思っています。 AHAはもうずいぶん前から、心マを使っていませんが、 その経緯について、どなたか教えて下さいませんか。 わたしの想像としては、最初胸部の圧迫は、「心臓を圧迫して」血液を 全身に駆出すると考えられていたのが、そうではなくて、胸腔内圧 を高めることによって、血液を駆出するという説が出てきて、 それとともに「心マ」の言葉が消えたのではないかと思って いるのですが、どうなのでしょうか? 例えば、次のような論文があります。 Kouwenhoven, W.B. et,al; Closed-chest cardiac massage, J.A.M.A., July 9, 1960 というのがありますから、欧米でも最初は心臓マッサージの言葉を使っていたのだろう と思っています。


From: H Subject: Re: [CoSTR2][00704] Re: 689 CoSTR Part 8ウェブ収載 せっかくですので、何点か確認となります。 1.chest compression 議論で読み落としている可能性もありますが、「胸骨圧迫」とすることになった のではなかったでしょうか?


From: A Subject: [CoSTR2][00706] Re: 704 CoSTR Part 8ウェブ収載 Hさんは書きました(CoSTR2][0070): >せっかくですので、何点か確認となります。 >1.chest compression >議論で読み落としている可能性もありますが、「胸骨圧迫」とすることになった >のではなかったでしょうか? → 私が提案した「胸骨圧迫」に賛同してくださる方が少なくなかったのは   確かですが、まだ最終決定はしていません。そして、この件では各資料、   各章で統一はできていません。提出用CoSTR Part 1-3をまとめるまでに   は決める必要がありますが、もう少しお時間をいただきたいと存じます。


From: A Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 〇第3段落〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 >In the event of cardiac arrest, early chest compressions and breathing  may keep enough blood going to the heart and brain to buy time until  the heart can be restarted by an electric shock (defibrillation). >心停止が起こった場合、早期に(胸骨圧迫)心臓マッサージと人工呼吸する  ことは心臓と脳へ血流を供給し続けることになり、除細動により心拍が再開  するまでのあいだの時間を十分に稼ぐことができる可能性がでてくる。 → まだ結論が出ていませんが、私は「心臓マッサ−ジ」「胸部圧迫」を   「胸骨圧迫」で統一していただければと考えています。ここいでは初出です   ので、「胸骨圧迫(心臓マッサ−ジ)」とし、あとは全部「胸骨圧迫」に   させていただきたいのですが、いかがでしょうか。


From: B Subject: [CoSTR2][00711] Re: CoSTR Part 8・二次チェック完了 > 1.chest compression > 議論で読み落としている可能性もありますが、「胸骨圧迫」とすることになった > のではなかったでしょうか? ご指摘ありがとうございます。今後も議論はあるところかもしれませんが、 現時点では「胸骨圧迫」と私も理解しており、つい指が滑ってしまった単純 ミスです。


From: Subject: [CoSTR2][00717] Re: CoSTR Part 8・修正ファイル作製 修正点は次のとおりです。 1.「胸部圧迫」を「胸骨圧迫」に訂正。


From: G Subject: Re: [CoSTR2][00732] Re: 693 「ERC-PressRelease」の一次チェック・・難解でした Aさん >〇第3段落〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 > >In the event of cardiac arrest, early chest compressions and breathing > may keep enough blood going to the heart and brain to buy time until > the heart can be restarted by an electric shock (defibrillation). >>心停止が起こった場合、早期に(胸骨圧迫)心臓マッサージと人工呼吸する > ことは心臓と脳へ血流を供給し続けることになり、除細動により心拍が再開 > するまでのあいだの時間を十分に稼ぐことができる可能性がでてくる。 > > → まだ結論が出ていませんが、私は「心臓マッサ−ジ」「胸部圧迫」を >  「胸骨圧迫」で統一していただければと考えています。ここいでは初出です >  ので、「胸骨圧迫(心臓マッサ−ジ)」とし、あとは全部「胸骨圧迫」に >  させていただきたいのですが、いかがでしょうか。 →胸骨圧迫心臓マッサージだったかな、と思ったりしていました。 わたし個人としては、生理学的な観点から「心臓マッサージ」という用語は そろそろ、やめて欲しいなと思っています。「開胸下の心マッサージ」は よいと思いますが。 生理学的観点からは、胸部圧迫が一番よいと思います。 「胸骨圧迫」は手技の観点からの命名ですね。理由は理解できるので、特に 反対ではないですが、少ししっくりしないという気もします。 ただ、chest compressions は、臨床の場では、リーダーが言いやすく、また 聞き取りやすいものという要素が非常に望まれる気がします。 そういう点では、「心マ」が上記の候補の中では、断然いいですね。 難しいですね。


From: A Subject: [CoSTR2][00737] Re: 732 「ERC-PressRelease」の一次チェック・・難解でした 〇第3段落〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 >→胸骨圧迫心臓マッサージだったかな、と思ったりしていました。 >わたし個人としては、生理学的な観点から「心臓マッサージ」という用語は >そろそろ、やめて欲しいなと思っています。「開胸下の心マッサージ」は >よいと思いますが。 >生理学的観点からは、胸部圧迫が一番よいと思います。 >「胸骨圧迫」は手技の観点からの命名ですね。理由は理解できるので、特に >反対ではないですが、少ししっくりしないという気もします。 ⇒ 「日本版救急蘇生ガイドライン策定小委員会への意見書」 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/06/q1-iken.htm#3e-2   にも書きましたが、総合的にみて(特に教育と実践)「胸骨圧迫」が1   番よいのではないかと考えています。 >ただ、chest compressions は、臨床の場では、リーダーが言いやすく、また >聞き取りやすいものという要素が非常に望まれる気がします。 >そういう点では、「心マ」が上記の候補の中では、断然いいですね。 ⇒ 心肺蘇生の現場で「心マ」を使われることは何ら問題ないと思います。   私はCoSTRやERC・AHA新ガイドラインの翻訳版および日本の新指針の「文   書上の用語」として、chest compressionを日本語でどう表現するかとい   う観点で提案させていただいています。


From: H、I(okad) Subject: [CoSTR2][00738] CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント 11.Chest compressionは心臓マッサージと訳すのが,laymanにとってもわかりや すいと思われるが,healthcare professionalには胸骨圧迫が原語に忠実と思われま す. 文脈で使い分けた箇所もあります.


From: H Subject: RE: [CoSTR2][00741] CoSTR第3部への意見(00740のコメントも含む) >除細動器が使えるまでCPRを実施すること、胸骨圧迫心臓マッサージの中 >断を最小限にすることがある。 救助者が最善のCPRを行い、CPRを重 >視した通電のタイミングや通電波形とエネルギーレベルの組み合わせを最適 >化することにより、除細動が成功する公算を最大限にできる。1回ショック >戦略は胸骨圧迫心臓マッサージの中断を減らすことにより転帰を改善する可 >能性がある。3回連続通電については(リズムに関係なく)、初回通電後す >ぐに有効な胸骨圧迫心臓マッサージを再開し、リズム解析に要するCPR中 >断時間を最小限にすることにより、その効果を最大限にできる。 > >→ この段落内で「胸骨圧迫心臓マッサージ」は最初の1回だけにして、あとは   「胸骨圧迫」でよいように思います。 →了解しました。「胸骨圧迫心臓マッサージ」に関してはAEDと同様、最初のみきち んとした逐語訳、その後は「胸骨圧迫」と略したものにさせていただきます。


conflicts of interest (COI)


From: Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 conflicts of interest (COI)


From: A Subject: [CoSTR2][00696] Re: 用語集のウェブ資料: conflict of interest (COI) > Conflict of interestは > 英次郎では > 利益[利害(関係)]の衝突[不一致・競合・抵触]、公益と私利の衝突、利害問題、 利害の対立、利益相反 > と出ており、「利害の対立」でいいように思います。  COIと略語としても,たびたび出てきます.  conflict of interest (COI) 利害の対立  として,登録します.


From: B Subject: [CoSTR2][00824] CoSTR Part 1: Introductionへの意見 エビデンスの評価の方法 (中略) > 合計281人の専門家が276のトピックに対し403のワークシートを完成させ  た。 249 人のワークシート著者(アメリカ合衆国からの141名と17の他の国  々からの108名)が、 2005コンセンサス会議に出席した。2004年12月に、エ  ビデンスのレビュー、エビデンス評価ワークシートの要約部分、および利  害が対立する記述のワークシート著者がインターネットのhttp://www.C2005.org  上に掲示された。雑誌広告と電子メールでパブリックコメントが公募された。  コメントを送った者は、可能性のある利害の対立を示すように要求された。 → 「Conflict of interest」「COI」「Conflict of interest management」 「Conflict of interest statement」などの訳は重要ですね。私は「COI」   を「利害の対立」と訳すと「Conflict of interest management」や   「Conflict of interest statement」で・・の・・の・と「の」がかぶ   りますので「利害対立」とした方がすっきりすると思います。   「Conflict of interest」に関しては「ERC 論説4」 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/CoSTR-34.htm   も大変参考になりました。   上記の訳の「the evidence review and summary portions of the   evidence evaluation worksheets, with worksheet author conflict   of interest statements, were posted on the Internet at ・・」   は整理ができていないと思います。   B案:2004年12月に、エビデンスのレビューおよびエビデンス評価ワ   ークシートの要約部分が、ワークシート担当者の利害対立(COI)申告   書付きで、インターネットのhttp://www.C2005.org上に掲示された。   (中略)   コメントを送った者は、利害対立(COI)の可能性があればそれを示す   ように求められた。 「Conflict of interest statement」 → 利害対立(COI)に関する申告 「potential conflicts of interest」 → 利害対立(COI)の可能性 「Conflict of interest management」 → B案:利害対立(Conflict of Interest, COI)の調整      利害対立(COI)の管理


Code critique


From: A Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 Code critique; これは何を表すのでしょうか? Code blueがmedical  emergency、Code red がfire or smoke discoveredなどと同様、Critical  situationを指すような気がします。 ググってもhitしませんでしたが・・。


From: B Subject: [CoSTR2][00723] Re: 用語集に対する提案 > Code critique; これは何を表すのでしょうか? Code blueがmedical  > emergency、Code red がfire or smoke discoveredなどと同様、Critical  > situationを指すような気がします。 ググってもhitしませんでしたが・・。 これも今回のCoSTRには使われていない用語ですので,削除しましょう.(原文で 確認できない)


comprehensive


From: A Subject: [CoSTR2][00721] Re: 693 「ERC-Press Release」の一次チェック・・難解でした 〇第2段落〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 >The recommendations made by the ERC are based on a comprehensive,  evidence-based review of resuscitation science that was undertaken  over the last two years by experts from all over the world. → 「包括的(comprehensive)」は幅広いテーマや内容を内包するという   意味だと思います。わかりやく「広範囲にわたる」にしてみたらどうで   しょうか。「世界中からの専門家」は「世界中から参加した専門家」   また「レビュー」を日本語にするとすれば、今回は「評価」あるいは   「検討」でしょうか。


concurrent session(s)


From: A Subject: [CoSTR2][00824] CoSTR Part 1: Introductionへの意見 >全員の出席と同時に行われるポスター会議で、専門的批評家がトピックを  発表した(Expert reviewers presented topics in plenary, concurrent,  and poster conference sessions. ) → トピック発表の機会は3通りあったようです。   A案:エビデンス検討者(reviewer)は全体会議、同時進行の分科会   およびポスター会議でトピックの発表を行った。


core temperature


From: Subject: [CoSTR2][00563] CoSTR第4部のうち「蘇生後の治療」の二次チェック 〇1 核心温  「治療的低体温」などの項で「core temperature」の訳として「核心温」を 使っておられます。どうでしょうか「中枢温」の方がより一般的かも知れませ ん。


From: B Subject: [CoSTR2][00572] "core temperature" > 〇1 核心温 >  「治療的低体温」などの項で「core temperature」の訳として「核心温を > 使っておられます。どうでしょうか「中枢温」の方がより一般的かも知れませ > ん。 確かに「中枢温」という表現をよく見かけますね。これに 対応するのは「末梢温」でしょうか。 "body core temperature"と"body shell temperature"は、 Aschoffが提唱した温熱生理学的な概念です。この概念に 忠実に訳すると、生理学分野のテキストに採用されている 「核心温」「中核温」となります。 "shell temperature"は「外層温」「外殻温」となります。 日本麻酔科学会の用語集第3版も、そのようになっています。 「中枢温」とすると、"core temperature"が、あたかも 中枢神経系の温度と同義であるかのように捉えられかねない ことを考えると、馴染みが薄くても、より概念的に正しい 生理学用語の採用が望ましいと個人的には考えます。 初出のみ「核心温(core temperature)」「外層温(shell temperature)」としてはいかがでしょうか。


From: A Subject: [CoSTR2][00573] Re: 572 "core temperature"  Bさんのコメント、了解です。私も「核心温」「中核温」に慣れ るように致します。 Bさんは書きました(CoSTR2][00572): >"body core temperature"と"body shell temperature"は、 >Aschoffが提唱した温熱生理学的な概念です。この概念に >忠実に訳すると、生理学分野のテキストに採用されている >「核心温」「中核温」となります。 > >"shell temperature"は「外層温」「外殻温」となります。 > >日本麻酔科学会の用語集第3版も、そのようになっています。 > >「中枢温」とすると、"core temperature"が、あたかも >中枢神経系の温度と同義であるかのように捉えられかねない >ことを考えると、馴染みが薄くても、より概念的に正しい >生理学用語の採用が望ましいと個人的には考えます。


From: C Subject: [CoSTR2][00574] core temperature ******************** 〇1 核心温  「治療的低体温」などの項で「core temperature」の訳として「核心温」を 使っておられます。どうでしょうか「中枢温」の方がより一般的かも知れませ ん。 ********************* 上記に関して意見があります。 我々はよく脳低温療法に関わっていますが、 その時の理論的な概念として”core temperature”がでてきます。これは、 ”中枢温”ではなく、全身の温度”に相当する用語です。すなわち、全身の 温度(体温)のうち、見かけ上の体表の温度ではなく、「生体としての内臓 器や体循環も考慮に入れた温度」という意味での”core temperature”だと 理解しております。そういう観点から、"核温"と表現している書物もありま す。”中枢温”にしてしまうと、なんとなく脳神経系としての中枢と誤解さ れやすく、いわゆる脳温と勘違いされはしませんか?私は、”核温”が良い とおもいますが・・・・                                  


From: D Subject: Re: [CoSTR2][00582] Re: 572 "core temperature" Core temperature の訳ですが、出てきている文脈によるとは思うのですが、 臨床では、core temperatureの概念と同義で使用する日本語は 「深部体温あるいは深部温」だと思っていました。 これに対する言葉でshell temperatureという場合、臨床上の概念は「体表温」 ではないでしょうか?


From: A Subject: [CoSTR2][00599] core temp再考  「core temperature」の訳について相川さん、森下さんのご投稿があり、 もう一度考えてみました。 〇 Cさん(CoSTR2][00574) |我々はよく脳低温療法に関わっていますが、 |その時の理論的な概念として”core temperature”がでてきます。これは、 |”中枢温”ではなく、全身の温度”に相当する用語です。すなわち、全身の |温度(体温)のうち、見かけ上の体表の温度ではなく、「生体としての内臓 |器や体循環も考慮に入れた温度」という意味での”core temperature”だと |理解しております。そういう観点から、"核温"と表現している書物もありま |す。”中枢温”にしてしまうと、なんとなく脳神経系としての中枢と誤解さ |れやすく、いわゆる脳温と勘違いされはしませんか?私は、”核温”が良い |とおもいますが・・・・ → 「核温」に賛成されるご意見ですね。なお、「中枢温」については(も   はや)私も適切でないと考えています。 〇 Dさんより(CoSTR2][00582) |Core temperature の訳ですが、出てきている文脈によるとは思うのですが、 |臨床では、core temperatureの概念と同義で使用する日本語は |「深部体温あるいは深部温」だと思っていました。 | |これに対する言葉でshell temperatureという場合、臨床上の概念は「体表 |温」ではないでしょうか? → 確かに臨床の現場では、core temperature=「深部体温あるいは深部温」   であり、今回の訳もなじみのある「深部体温」または「深部温」の方がよ   いかも知れません。  皆様のご意見はいかがでしょうか。


From: E Subject: [CoSTR2][00601] core temp再考 うーん、確たる信念のない私は「深部温」に惹かれますねえ。 Aさん、いわく: ----------------------------------------------------- → 確かに臨床の現場では、core temperature=「深部体温 あるいは深部温」であり、今回の訳もなじみのある「深部体 温」または「深部温」の方がよいかも知れません。 -----------------------------------------------------


From: B Subject: [CoSTR2][00603] Re: core temperature 再考 「深部温」「深部体温」に馴染みがあるのは、ある医療機器 メーカーから「深部体温計」なる名称で体温測定装置が販売さ れており、「深部体温計による深部温測定」に診療報酬点数が 算定されている影響もあるかもしれませんね。 「深部温」の測定原理は、通常のサーミスタによって測定され る皮膚表面の温度をフィードバックさせながら、測定プローブ のハウジングを暖めてプローブ周囲の組織を暖め、温度的な平 衡状態を造り出すことで外気の影響を遮断し、サーミスタ自体 は皮膚表面にあるにもかかわらず、より深部の温度を反映させ るというものです。深部体温計を使用しても、この特殊な「深 部温プローブ」を用いなければ「深部温」の測定はできません。 このように特殊な技術によって測定される、ある意味で人為的 な「深部温」の測定は、技術的には素晴らしいものの、それ故 に、我が国以外では一般的でないはずです。 前額や体幹で測定する「深部温」は「核心温」をよく反映しま すが、同義ではありません。あくまでも「核心温」を推定もし くは追従するパラメータの一つとして「深部温」を捉える必要 があります。一方、四肢などに深部温プローブを装着して、装 着部位の血流や代謝を反映するパラメータとしての「深部温」 の測定が可能ですが、「核心温」とは生理学的意義が全く異な ることは明らかです。 ところで、"core"と"shell"とは、その両者を明確に区別する 境界線(境界面)があるのではなく、あくまでも身体の中心部 分(核心または中核)と外側部分(外殻または外層)を概念的 に分けるもので、そのどちらも一定の容積"mass"を持っていま す。環境の影響を受けやすい「外殻」と、影響を受けにくい 「核心」ということですね。 このように"shell"とは、表面のみを指す言葉ではなく、ある 一定の深さをもつ外側部分のことです。したがって、"shell" に「体表」をあてることにも、やや難があります。 いくつかご意見が出たように、臨床の現場で「深部温」「深部 体温」「中枢温」、はたまた「体表温」「末梢温」「皮膚温」 などの用語が使われており、それぞれに馴染み深い用語ではあ ります。状況によってはこれらの用語が適当な場合もあるでしょ う。しかしながら"core"と"shell"の概念を示すには、上記の どの用語も正確さに欠ける表現であるといえます。 なお、念のために書き添えておきますが、「深部温度計」は、 測定原理や「深部温」の位置づけを正しく理解して使う限りに おいて有用なツールであり、その臨床的意義を否定する意図は ありません。 少なからず堅苦しい説明で申し訳ありませんが、以上のことか ら、やはり"core"には「核心」もしくは「中核」を、"shell"に は「外殻」もしくは「外層」を、それぞれ訳語としてあてるの が適切と考えます。


From: A Subject: [CoSTR2][00604] Re: 603 core temperature 再考  ご説明有難うございました。「深部体温」「深部温」は退かざるを 得ませんね。 Bさんは書きました(CoSTR2][00603): >少なからず堅苦しい説明で申し訳ありませんが、以上のことか >ら、やはり"core"には「核心」もしくは「中核」を、"shell"に >は「外殻」もしくは「外層」を、それぞれ訳語としてあてるの >が適切と考えます。


From: F Subject: Re: [CoSTR2][00611] Re: core temperature 再考 Bさん > 少なからず堅苦しい説明で申し訳ありませんが、以上のことか > ら、やはり"core"には「核心」もしくは「中核」を、"shell"に > は「外殻」もしくは「外層」を、それぞれ訳語としてあてるの > が適切と考えます。  日麻の用語集では core temperature 深部温/中心温/核心温 shell temperature 外層温 central temperature 中枢温  救急医学会用語集では core temperature 深部体温 だけでした.  MedlinePlusでは core temperature the temperature deep within a living body (as in the viscera) shell temperatureは掲載されていません. 深部温がわかりやすい気がします.


From: F Subject: [CoSTR2][00629] 619 Re: core temperature 再考 Aさん >  学会の用語集に収載されている用語は「広く使われている」、「医学的にみ > て妥当」という2つの基準をまずは満たしているということになると思います。 > ただ、Bさんが書かれましたように、これはどうしてもおかしいという用語 > もありうると思います。 > >  「深部(体)温」が出てきた経過から考えますと、やはりBさんのご意見 > に筋が通っているように思います。このあと、皆様のご意見をお聞きして、も > しまとまるようなら、私共のCoSTRと関連文書においては「核心温」または「中 > 核温」を使用し、ウェブには意見交換の経過も注釈で入れるようにしたいと思 > います。意見がまとまらない場合は、後日あらためて協議でもよいと思ってい > ます。  本文中では低体温療法のところで使われていますので,その領域に詳しいCさん も「核温」も薦められています「核温」が良さそうです.


crossover study


From: A Subject: [CoSTR2][00767] 提出用訳での語句についてご意見を さて現在、・・先生と・・さんとで、策定小委員会提出用翻訳(第二部:成人の一 次救命処置)のチェック中です。 1.クロスオーバー研究→適切な日本語はありませんか?


From: B Subject: [CoSTR2][00771] Re: 提出用訳での語句についてご意見を Aさん > 1.クロスオーバー研究→適切な日本語はありませんか? 日本語では交差研究という言葉も使われていますが,クロスオーバー試験で使えそうです. 循環器トライアルデータベースの用語集で以下の解説があります. http://www.ebm-library.jp/circ/yougo.html クロスオーバー試験とパラレル試験 無作為割付けを伴う臨床試験であるRCT(Randomized Controlled Trials)は,大別するとクロ スオーバー試験とパラレル試験になります。パラレル試験は並行群間比較試験とも呼ばれるよ うに,いくつかの治療法を並行的に比較しています。そこでは,すべての被験者はいずれか一 つの治療法しか受けません。一方,クロスオーバー試験では,すべての被験者はすべての治療 法を受けます。2群比較ですと,治療法Aを受けてから治療法Bを受ける群と,治療法Bを受けて から治療法Aを受ける群に分けられます。治療法同士を線で結ぶと交差(クロス)しているので, その名称があります。パラレル試験とは違って,いずれの群に割り当てられても,第1期(先) または第2期(後)で別の治療法を受けるのです。すなわち,被験者という個人内で2つの治療法 を比較できることになります。パラレル試験では個人間比較が前提になります。個人内比較をす ることによって,個人差を抹殺できる点がクロスオーバー試験の最大メリットです。しかしデメ リットとして,先の治療法の効果が残ってしまうかもしれないこと,第2期に入る前に脱落して しまうことなどが挙げられます。 (折笠秀樹-富山医科薬科大学)


critical appraisal


From: A Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 Critical appraisal; 批判的評価(吟味)のような気がします。


From: B Subject: [CoSTR2][00723] Re: 用語集に対する提案 > Critical appraisal; 批判的評価(吟味)のような気がします。 part1で使われていますが,「批判的な評価」と訳されていますので critical appraisal 批判的な評価 で登録します.


critical incident debriefing


From: A Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 Critical incident debriefing; 重篤(重症)事例の検討


From: B Subject: [CoSTR2][00723] Re: 用語集に対する提案 > Critical incident debriefing; 重篤(重症)事例の検討 今回のCoSTRには使われていない用語ですが,こちらの方が正しい気がします.


counfounder


From: A、B(okad) Subject: [CoSTR2][00738] CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント Confounderはconfoundingと同様の「交絡因子」という統計学的用語にしてみま した。


consensus meeting


From: A Subject: [CoSTR2][00721] Re: 693 「ERC-Press Release」の一次チェック・・難解でした >These experts debated their findings in a Consensus meeting held in  Dallas in January 2005 and their conclusions, also published today,  form the basis for establishing best practice worldwide. → 「Consensus meeting」を「コンセンサス会議」と入れたらよいかも知れ   ません。


damped sinusoidal


From: A Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 Damped sinusoida; 減衰サインカーブ波形  G2000邦訳でも減衰という termを訳していたのであった方がbetterかなと思います。 Monophasic damped sinusoidal; 単相性減衰サイン(カーブ)波形


From: B Subject: [CoSTR2][00723] Re: 用語集に対する提案 > Monophasic damped sinusoidal; 単相性減衰サイン(カーブ)波形 Monophasic damped sinusoidal(MDS)として使われていますが,monophasic damped sinusoidal (MDS):単相性減衰サインカーブ波形 で登録しておきます.


defibrillator


From: A Subject: [CoSTR2][00597] AHA Part 4ウェブ収載、用語の問題  なお・・さんの訳の中で「AED」は「自動式除細動器」と訳しておられまし た。もともと「半自動式除細動器」という用語があったことから私共も「自 動式除細動器」を提唱したことがあります。またウツタイン様式でもこれが 使われています。 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/00/kcyougo2.htm http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/02/uts/j3uts0.html  ただし、現在わが国では「自動体外式除細動器(AED)」が完全に定着して いますので、体外式を入れない場合でも「自動除細動器」が良いかも知れませ ん。でも「手動式除細動器」の方が「手動除細動器」より一般的という面もあ りますね。ややこしや〜。


From: A Subject: [CoSTR2][00598] 除細動器の用語の問題  除細動器に関する用語については、もっとはっきりした提案をさせてい ただき、「日本版救急蘇生ガイドライン策定小委員会への意見書」にも入 れさせていただこうと思い付きました。  私の案として ・除細動器の形容詞が1つ付くときには「〜式除細動器」が定着している。 ・除細動器の形容詞が2つ付く「自動体外式除細動器」に関してはこの用語  で定着している。以上より  「除細動器」の中には「自動式除細動器」と「手動式除細動器」とがあり、 前者の中には「(体内)埋め込み式除細動器」、「自動体外式除細動器 (AED)」、「半自動式除細動器」がある。なお、「半自動式除細動器」は 「自動体外式除細動器」と「手動式除細動器」の両機能を併せ持つもので、 自動モードでは「自動体外式除細動器」として、手動モードでは「手動式 除細動器」として用いることができる。  皆様のご意見はいかがでしょうか。


From: B Subject: [CoSTR2][00607] Re: 除細動器の用語の問題 論点から外れた些末なことですが、 > ・除細動器の形容詞が1つ付くときには「〜式除細動器」が定着している。 > ・除細動器の形容詞が2つ付く「自動体外式除細動器」に関してはこの用語 >  で定着している。 除細動を自動で行うか手動で行うかについては「式」を使いますが、 体外と体内の区別は「型」が、より一般的ではないかと思います。 植込み型(埋込み型、体内型)除細動器(ICD)ですね。


From: A Subject: [CoSTR2][00609] Re: 607 Re: 除細動器の用語の問題  Bさんの仰る通りでした。ご指摘有難うございました。


From: C Subject: Re: [CoSTR2][00610] 除細動器の用語の問題 CoSTR2の前文からdefibrillatorをひらってみました. automated external defibrillator (AED) 自動体外式除細動器 manual defibrillator 手動式除細動器 fully automated defibrillators 完全自動式除細動器 implantable cardioverter defibrillator (ICD)  埋め込み式除細動器 monophasic (waveform) defibrillator 単相性(波形)除細動器 biphasic (waveform) defibrillator 二相性(波形)除細動器 electrical defibrillator 電動式除細動器 wearable cardioverter defibrillator 装着式除細動器 これでよろしいでしょうか? 古い文献には automatic external defibrillator もありました. automaticからautomatedに変わったのは何か理由があるのでしょうか? 日本語にするとどちらも自動になりそうですが.


From: C Subject: [CoSTR2][00613] 607 Re: 除細動器の用語の問 Aさん > >植込み型(埋込み型、体内型)除細動器(ICD)ですね。 日本循環器学会用語集でも http://www.j-circ.or.jp/yougoshu/yougoshu.htm implantable cardioverter defibrillator (ICD) 植込み型除細動器 になっていました.


From: A Subject: [CoSTR2][00617] Re: 610 除細動器の用語の問題―Automatic?  1997年のILCOR勧告を救急医療メーリングリスト(eml)の仲間で翻訳しまし た(http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/99/ilcor.html)。その時の仲間で、 LiSAという麻酔科関係の雑誌の特集号を編集しました(心肺蘇生法2000年の潮 流 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/00/k6lisa.htm)。その時に・・さん には以下のようなコラムを書いていただきました。 ―――――――――――――――――――――――――――――― 「AED:企業戦士の立場からひとこと」  (LiSA 7: 569, 2000)  "It’s automatic …" と言うと宇多田ヒカルさんのヒット曲を思い出します が、AEDのAは、Automatic? それとも Automated?と、あまりはっきりしませ ん。  市販されている殆どの装置は日本で言うところの半自動除細動器なので Semi- Automaticとも言えます。AED のご紹介に行くと、「米国では全自動!」とか、 「AED は日本で使えるの?」とか言われることがいまだにあり、汗をかきかき説 明することになります。  最近米国で爆発的に普及し始めた PAD(Public Access Defibrillation)に用 いられる AEDは、通電操作こそ人手が介入する(だから半自動)ものの、その後 は自動的に心電図を再解析し、必要に応じて脈拍の確認や CPR の開始などを "自 動的" に指示してきます。さらに、電源を切っていても定期的に自動起動し、装 置の自己診断を "自動的に" 行います。自動化(Automated)が高度に進化してい るのは、滅多に使用しないけれどもいざというときに専門家でなくても使えるこ とを目指しているからです。AEDと呼ぶよりは、SED(Smart External Defibrillator) のほうが適切かもしれませんね。 ――――――――――――――――――――――――――――――


From: D、E(okad) Subject: [CoSTR2][00738] CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント 2.除細動、AEDに関する訳語 (D案)除細動の訳語に関して色々と御意見がありましたがAED自体、十分浸透し ていると考えましたので、そのまま最初に日本語逐語訳→以降はAEDという略語を使 用するA先生の形をチェック案(提出案)としたいと思います。


From: A Subject: [CoSTR2][00740] Re: 738 CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント >2.除細動、AEDに関する訳語 >(D案)除細動の訳語に関して色々と御意見がありましたがAED自体、十分浸透し >ていると考えましたので、そのまま最初に日本語逐語訳→以降はAEDという略語を使 >用する先生の形をチェック案(提出案)としたいと思います。 → 賛成です。各章の初出時「AED(自動体外式除細動器)」、あとは「AED」


dispatcher


From: Subject: [CoSTR2][00441] CoSTR「第二部BLS」 ・もとの訳:CPR中の119番通信司令官の指導 W165 ・〇〇案:CPRにおける119番通信司令部員の指導 W165 → 「dispatcher」ですが、「119番通信司令官」「119番通信司令部   員」でも間違いではないと思いますが、日本では「通信指令」と   して言い習わされているように思いますが、いかがでしょうか。


From: Subject: Re: [CoSTR2][00448] CoSTR「第二部BLS」―指令と口頭指導について 指令と司令の違いですが、以下のとおりです。 「司令」は階級にあります。 消防士 消防士長 消防司令補 消防司令 消防司令長 消防監 「指令」は通信指令室って場合に使います。 ネット上の辞書では以下のとおりです。 司令 1 軍隊や艦隊、また、消防などで、ある部署を指揮すること。また、その人。 2 海軍や海上自衛隊で、一隊を指揮する職。また、その職にある者。 指令 1 指揮・命令すること。また、その命令。「撤退を―する」 2 行政官庁などで、上級の機関から下級の機関に出す通達・命令。 よって、通信指令という場合は、「指令」を使用しますのでA先生が 訂正されたとおりということになります。 なお、参考までに、電話口でCPRを指導することについて、 総務省消防庁は「口頭指導」と定義していますのでご紹介します。 http://www.fdma.go.jp/html/data/tuchi1107/110706kyu_176a.htm 【口頭指導に関する実施基準】 2 定義 この実施基準において、口頭指導、口頭指導員及び応急手当実施者の 定義は次のとおりとする。   口頭指導    救急要請受信時に、消防機関が救急現場付近にあ る者に、電話等により応急手当の協力を要請し、口頭で応急手当の 指導を行うこと。 口頭指導員   119番通報を受ける等の指令業務に従事してい る者の中で、別に定める口頭指導を行うための要件を満たす消防職員。   応急手当実施者 口頭指導員により口頭指導を受け傷病者に対し応 急手当を施行する者(口頭指導員の口頭指導を施行者に伝える者も 含む。)。 以上です。


From: C Subject: [CoSTR2][00592] AHA Part 4: Adult Basic Life Support の粗訳 Dispatch:派遣 Dispatchers:「派遣隊員」、もしくは「派遣隊員・派遣される時の携帯機器」


From: B Subject: [CoSTR2][00597] AHA Part 4ウェブ収載、用語の問題 >Dispatch:派遣 >Dispatchers:「派遣隊員」、もしくは「派遣隊員・派遣される時の携帯機器」 → これの訳は定着していないと思います(私共で良い訳を考える必要があり   ます。Dispatchersは派遣する側の人で、機器による自動派遣システムは   ないと思います。実際には通信指令が救急隊(や消防、警察なども?)を   出動させ(dispatch)ます。A案―dispatch:派遣、出動指令、dispatcher―   出動指令者(苦しいですが・・)。


From: D Subject: [CoSTR2][00612] Re: AHA Part 4ウェブ収載、用語の問題 > >Dispatch:派遣 > >Dispatchers:「派遣隊員」、もしくは「派遣隊員・派遣される時の携帯機器」 > → これの訳は定着していないと思います(私共で良い訳を考える必要があり >   ます。Dispatchersは派遣する側の人で、機器による自動派遣システムは >   ないと思います。実際には通信指令が救急隊(や消防、警察なども?)を >   出動させ(dispatch)ます。越智案―dispatch:派遣、出動指令、dispatcher― >   出動指令者(苦しいですが・・)。 日本の救急システムに合わせると dispatcher 通信指令 になるようですね.


From: A Subject: [CoSTR2][00850] CoSTR第2部(提出用)への意見1 |心停止の徴候 W142A,W142B |・・死戦期のあえぎ呼吸は心停止の初期段階で一般的に見られる(LOE5)23。 |救助者はしばしば、心停止の患者が死戦期のあえぎを示していることを"呼 |吸している"と緊急指令者に報告している。 → dispatcherは「緊急指令者」より「通信指令」がよさそうです。


DNAR


From: Subject: Re: [CoSTR2][00399] AHA ・・・:「DNAR」について わたしは、インターネットにまだ慣れないところがあって、 用語集がどうしたらみることができるのか、わかりませんでした。 下記の・・さんのプリーフケースをたどって行って やっと見つけることができました。これから内容をみて行きます。 ちらちら見てましたら、 DNAR(蘇生を試みるな) がありました。 今春、・・さんとのメールのやり取りで、 DNARを 「蘇生処置をしないでという要請(DNAR)」 を提案し、賛成して頂きました。 このような訳語というか記載にしたらどうかと思うのですが 皆様いかがでしょうか。


From: Subject: [CoSTR2][00425] Re:「DNAR」について Aさん、 > DNAR(蘇生を試みるな) > がありました。 > 今春、越知さんとのメールのやり取りで、 > DNARを > 「蘇生処置をしないでという要請(DNAR)」 > を提案し、賛成して頂きました。 > このような訳語というか記載にしたらどうかと思うのですが > 皆様いかがでしょうか。 (中略) "DNAR", "DNAR(蘇生を試みるな)" "DNR", "DNR(蘇生しないで)" データベースには上記の2語が収載されています。おそらく今後は "DNAR"の方が一般的になっていくと思いますが、どちらも基本的には 命令形なので、用語集のままで良いのではないでしょうか。これも 英語併記で表す方がわかりやすいと考えられる言葉の一つですね。 現実的にはまだまだリビングウィルが一般的でないこともあって、 患者本人の意思を確認しようがないことが少なくなく、それが 様々な混乱やとまどいにつながっているように感じられます。 理屈から言えば、命令の主体は、第一に患者本人であり、次に患者の 代弁者である(代弁者であって欲しい)家族であり、治療者はその意思 を反映すべく治療上の「指示」を出すと考えてよいと思います。 その限りにおいて、語感を和らげる「要請」という言葉を加えなくても、 差し支えないように思います。 "DNR"が「蘇生しないで」であれば、"DNAR"も「蘇生を試みないで」で 良いかもしれませんが。 みなさんはいかがでしょうか。


From: C Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 do-not-attempt-resuscitation (DNAR) orders


duty cycle


From: Subject: Re: [CoSTR2][00364] 教えてください(用語) duty cycle:心臓圧迫から次の心臓圧迫までの一サイクルの間の心臓圧迫の占め る割合をいうのですが、どう訳したらいいでしょう。前任者の方は「負荷サイク ル」と訳されています。負荷サイクル(duty cycle)として、最初に出てきたと きにその説明を入れましょうか? (最初にはこの用語は突然出てきて、暫くしてからその説明文が入っているので、 最初から読んでくるとその説明が出てくるまで理解が難しいと思います。)


From: Subject: [CoSTR2][00367] Re: 364 教えてください(用語) Aさん >duty cycle:心臓圧迫から次の心臓圧迫までの一サイクルの間の心臓圧迫の占め >る割合をいうのですが、どう訳したらいいでしょう。前任者の方は「負荷サイク >ル」と訳されています。負荷サイクル(duty cycle)として、最初に出てきたと >きにその説明を入れましょうか? >(最初にはこの用語は突然出てきて、暫くしてからその説明文が入っているので、 >最初から読んでくるとその説明が出てくるまで理解が難しいと思います。) → 学会の用語集などに出てくるのであればそれに従えばよいと思います。   現時点では「負荷サイクル」、初出時のみ「負荷サイクル(duty cycle)」   という方針に賛成です。


From: Subject: [CoSTR2][00383] Re: 364 教えてください(用語) --- In B wrote: > → 学会の用語集などに出てくるのであればそれに従えばよいと思います。 >   現時点では「負荷サイクル」、初出時のみ「負荷サイクル(duty cycle)」 >   という方針に賛成です。 電気,通信関係でよく使われている単語のようで,「負荷サイクル」「デュ−ティ比」 「デューティサイクル」などとして日本語にされていました. 「負荷サイクル(duty cycle)」で,いいと思います.


From: 「duty cycle」について...です。 この言葉は私にとって全くの「外国語」でして、原文を 読んだときも、この言葉の定義を解説している部分では 実はよく理解できず、本文中の前後関係でのみ、その意味を 理解することができた次第です。 従来は、たとえば「胸骨圧迫の際の圧迫:解除の時間比」など と説明されていたと思います. 92年のガイドラインでは「...the duration of compression is 50% of the compression-release cycle」という記載もあります。 これなら私にもスッキリ理解できます。 英語圏に住む人々にとって「duty cycle」という言葉が、どの程 度理解できる言葉なのかは分かりませんが、少なくともCoSTRを読 むであろう日本人にとって、「duty cycle」も「負荷サイクル」 も、単に理解を困難にするだけの特殊な専門用語に過ぎないと感 じています。 そこで、私の提案としては、思い切って: ・「(胸骨圧迫の)圧迫:解除の時間比」 ・「(胸骨圧迫の)圧迫・解除比」 ・「(胸骨圧迫の)圧迫時間比」 など、原語に忠実ではありませんが、しかし、直接的な 表現を用いた方がよいのではないでしょうか?


From: Subject: Re: [CoSTR2][00391] 教えてください(用語):duty cycle ガイドライン2000日本語版では、duty cycle を「仕事のサイクル」 (p51)と訳されていますが、実際的には「心臓マッサージ時間」 と訳したほうが解りやすいのではないでしょうか?


From: Subject: [CoSTR2][00400] Re: 教えてください(用語): duty cycle --- D wrote: > そこで、私の提案としては、思い切って: > ・「(胸骨圧迫の)圧迫:解除の時間比」 > ・「(胸骨圧迫の)圧迫・解除比」 > ・「(胸骨圧迫の)圧迫時間比」 > など、原語に忠実ではありませんが、しかし、直接的な > 表現を用いた方がよいのではないでしょうか? 今回のCoSTR2の中のどこかに言葉の定義として記載されているかもしれませんが, 別のところで以下の定義が書かれていました. DEFINITIONS - Optimal performance of cardiopulmonary resuscitation (CPR) requires an understanding of the biomechanics of blood flow during CPR and the terminology used to describe the phases of CPR: *The chest compression phase is the interval between the onset and removal  of applied force to the thorax. *The chest decompression phase is the interval between removal and reapplication  of thoracic force. *The compression cycle is a unit consisting of the combination of one compression  phase and one decompression phase. *The duty cycle is the percent of the compression cycle spent in the compression  phase. *ROSC is the return of spontaneous circulation. The duty cycle usually is expressed as a percent and can be calculated by multiplying the compression rate by the compression time (in seconds) and dividing by 60. As an example, a compression phase of 0.25 seconds at a rate of 120/min provides a duty cycle of 50 percent; decreasing the rate to 100 and maintaining the same compression phase decreases the duty cycle to 42 percent. ・「(胸骨圧迫の)圧迫時間比」がよさそうな気がします.


From: Subject: [CoSTR2][00405] Re: 400 教えてください(用語): duty cycle  どの用語についても確定ではありませんが、少しずつ「固めてゆく」 必要があると思います。  私もDさんが示された duty cycleの直接的な訳を使う案に賛成で、 Cさんが推された「(胸骨圧迫の)圧迫時間比」でゆくことに賛成し ます。各章の初出の場所では「duty cycle」もかっこで併記したらよい と思います。  現時点ではこの方針で行ってみませんか。 追伸:Cさんが示された「duty cycleの定義」を訳者註として示す ことも有益だと思います。Cさん、この定義の出展をお示しいただ くことはできますか?


From: Subject: [CoSTR2][00430] Re: 400 (用語): duty cycle ---B wrote: >  私もDさんが示された duty cycleの直接的な訳を使う案に賛成で、 > Cさんが推された「(胸骨圧迫の)圧迫時間比」でゆくことに賛成し > ます。各章の初出の場所では「duty cycle」もかっこで併記したらよい > と思います。 > >  現時点ではこの方針で行ってみませんか。 その案でかまわないと思います. > 追伸:Cさんが示された「duty cycleの定義」を訳者註として示す > ことも有益だと思います。Cさん、この定義の出展をお示しいただ > くことはできますか? googleで捜したので,全文は登録者のみしか閲覧できないところにあるようで, 出典はよくわかりません.以下のurl(googleのキャッシュです)でみることは できると思います. http://66.102.7.104/search?q=cache:Zarwe8V1oBMJ:patients.uptodate.com/topic.asp%3Ffile%3Dpedi_em/14190+duty+cycle+chest+compression&hl=ja&ie=UTF-8&inlang=ja この中の引用文献として TI - Mastering pediatric cardiopulmonary resuscitation. AU - Goetting MG SO - Pediatr Clin North Am 1994 Dec;41(6):1147-82. が使われていました.現物は確認していません.


From: Subject: Re: [CoSTR2][00431] Re: 400 (用語): duty cycle > >  私もDさんが示された duty cycleの直接的な訳を使う案に賛成で、 > > Cさんが推された「(胸骨圧迫の)圧迫時間比」でゆくことに賛成し > > ます。各章の初出の場所では「duty cycle」もかっこで併記したらよい > > と思います。 > > > >  現時点ではこの方針で行ってみませんか。 > > その案でかまわないと思います. では、「圧迫時間比」で行きます。 最初に出てきた時にその説明が入るようにしてみます。


effective


From: A、B(okad) Subject: [CoSTR2][00738] CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント 9.“Effectiveness”は,effect(効果)ではなく,“有効性”とした.


From: C Subject: [CoSTR2][00740] Re: 738 CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント >9.“Effectiveness”は,effect(効果)ではなく,“有効性”とした. → 異存はありません。


evidence


From: Subject: Re: [CoSTR2][00174] part2の問題点 エビデンスとするか「根拠」とするかとか、いくつかの用語も・・先生、 統一意見をまず出して下さい。


From: Subject: [CoSTR2][00188] Re: 176 用語統一  「エビデンス」か「根拠」か? これは難しいですね。わたし的には 「エビデンス」でしょうか。こちらの方が「研究設定や統計処理法などに 関する様々な評価をクリアしている」という趣旨が伝わりやすそうなので・・


E-C technique


From: A Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 E-C technique;  EC法(マスク保持)でよいかと思います。


From: B Subject: [CoSTR2][00723] Re: 用語集に対する提案 > EC法(マスク保持)でよいかと思います。 今回のCoSTRには使われていない用語ですので,削除しましょう.(原文で確認でき ない)


EMS


From: Subject: [CoSTR2][00456] CoSTR「第二部BLS」―EMSとレスポンスタイム EMSシステム http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/CoSTR-02.htm#h → EMSは日本語で定着してきていますし、訳を入れると長くなるので、   初出のみ「EMS(救急医療サービス)システム」と説明を入れるのがよ   いように思います。


From: B Subject: [CoSTR2][00592] AHA Part 4: Adult Basic Life Support の粗訳 EMSはEMSとしたまま残した。 EMS providers:EMSの実践者 activate EMS:EMSもしくは地域の緊急事態への対応システムへの連絡・活性化を行う EMS (911) call:EMSへの通報


From: A Subject: [CoSTR2][00597] AHA Part 4ウェブ収載、用語の問題 〇  以下、Bさんの訳語案に対し、私の感想を書かせていただきます。・・ さんをはじめ、皆様のご検討をお願い致します。 >特に、EMSはEMSとしたまま残し、 → 各章の初出時は「EMS(救急医療サービス)」というような説明があった   方がよいかも知れません。 >EMS providers:EMSの実践者 → 「救急医療サービス提供者」でしょうか。 >activate EMS:EMSもしくは地域の緊急事態への対応システムへの連絡・活性化を行う → 「EMSへ通報する」 >EMS (911) call:EMSへの通報 → 「EMSへの通報」あるいは「緊急通報」


From: C Subject: [CoSTR2][00612] Re: AHA Part 4ウェブ収載、用語の問題 Aさん > >特に、EMSはEMSとしたまま残し、 > → 各章の初出時は「EMS(救急医療サービス)」というような説明があった >   方がよいかも知れません。 EMSはAEDと同じくらい頻回にでてきます.この案でよいと思います. > >EMS providers:EMSの実践者 > → 「救急医療サービス提供者」でしょうか。 > > >activate EMS:EMSもしくは地域の緊急事態への対応システムへの連絡・活性化を行う > → 「EMSへ通報する」 > > >EMS (911) call:EMSへの通報 > → 「EMSへの通報」あるいは「緊急通報」 これらも,問題ないと思います.


From: D Subject: Re: [CoSTR2][00625] 策定小委員会への意見書(発送の主体と要約) >> >EMS providers:EMSの実践者 >> → 「救急医療サービス提供者」でしょうか。 >> →「救急医療従事者」は?


From: C Subject: [CoSTR2][00631] Re: 用語関連 > >> >EMS providers:EMSの実践者 > >> → 「救急医療サービス提供者」でしょうか。 > >> > > →「救急医療従事者」は? EMSを必ず「救急医療サービス」とすると「救急医療サービス提供者」になってしまい ますが,「救急医療従事者」としてしまう方がわかりやすいかもしれません.


From: A Subject: [CoSTR2][00677] Re: 631 用語関連(EMS providers) 〇 Cさんは書きました(CoSTR2][0063): >> >> >EMS providers:EMSの実践者 >> >> → 「救急医療サービス提供者」でしょうか。 >> >> (Dさん) >> →「救急医療従事者」は? > >EMSを必ず「救急医療サービス」とすると「救急医療サービス提供者」にな  ってしまいますが,「救急医療従事者」としてしまう方がわかりやすいか  もしれません. ⇒ 「救急医療従事者」では意味が広がり過ぎると思います。「EMS providers」   は病院外治療あるいはプレホスピタルケアに関係した部分で活動される   人々だと思いますので・・ 救命救急センターの医師(メディカルコン   トロール統括医師やドクターカーで出動する医師は例外)や看護師(フ   ライトナースといった例外あり)などは「救急医療従事者」ですが、通   常「EMS providers」ではないと思いますので・・    「救急医療サービス提供者」はなじみがなくてすっきりしませんね。そ   れこそ「EMS従事者」などでもよいかも知れません。


From: B Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 emergency medical services (EMS)


FBAO


From: A Subject: [CoSTR2][00592] AHA Part 4: Adult Basic Life Support の粗訳 foreign-body airway obstruction (FBAO):気道内閉塞


From: B Subject: [CoSTR2][00597] AHA Part 4ウェブ収載、用語の問題 >foreign-body airway obstruction (FBAO):気道内閉塞 → 難しいですね。「異物による気道閉塞(FBAO)」でしょうか。


From: Subject: [CoSTR2][00606] AHA G2005 Part 11: PBLS・訳出完了 また、FBAOの項で、異物が喉に詰まって「ゲホゲホ」となるところで "gagging"をどう訳そうかと色々考えたのですが、どうもしっくり いく言葉が思いつかなかったので、英語のままで残しました。 何か適当な日本語があればご教示いただけると幸いです。


From: D Subject: [CoSTR2][00612] Re: AHA Part 4ウェブ収載、用語の問題 > >foreign-body airway obstruction (FBAO):気道内閉塞 > → 難しいですね。「異物による気道閉塞(FBAO)」でしょうか。 2002版AHA・用語統一リスト.xls でも同じ案です.


From: D Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 foreign-body airway obstruction (FBAO)


European Resuscitation Council(ERC)


From: A Subject: [CoSTR2][00721] Re: 693 「ERC-Press Release」の一次チェック・・難解でした >ヨーロッパ蘇生協議会(European Resuscitation Council : ERC)より             >出された新し い心肺蘇生(CPR)に関するガイドラインについて → ERCの訳ですが、日本蘇生協議会(JRC)のホームページにある「ヨーロ   ッパ蘇生協会(ERC)」で統一しましょうか。


From: A Subject: [CoSTR2][00824] CoSTR Part 1: Introductionへの意見 >第一部:はじめに   また日本蘇生協議会(JRC)のホームページ   http://jrc.umin.ac.jp/link2.html   では「国際蘇生連絡協議会(ILCOR)」「ヨーロッパ蘇生協会(ERC)」   が使われています。


extrapolate


From: Subject: Re: [CoSTR2][00655] extraporateの訳 AHA「Part 7.4: Monitoring and Medications」 extrapolateという言葉が頻繁に出てきます。 直訳では「外挿する」 グラフの上で直線を延長して、y 軸との接点を求める時などに使う言葉ですが、本文中には次のような形で出てきます。 All identified studies of specific recovery positions used healthy, responsive adult volunteers (LOE 3-5), so results are at best extrapolated (LOE 7) to unresponsive victims. 全ての研究は特定の回復体位を反応のある健康成人に用いたものであるため、その結果 は反応のない患者に対しては、せいぜい、推定されたもの(LOE7)に過ぎない One small study (LOE 7)84 with Doppler evaluation of blood flow to the toes of 10 healthy female volunteers suggests that moderate circumferential compression may compromise distal (toe) blood flow, but this information must be extrapolated to the first aid arena. 10人の健康な女性のボランティアの足趾への血流のドップラー評価という1つの小規模 研究(LOE 7)では、全周性に、中等度の圧迫を行うことで末梢の(足趾)血流が減少する かもしれないことを示唆するが、この情報は応急処置領域に当てはめて再考されなけれ ばならない。 Thus the studies regarding parents constitute LOE 7 (extrapolated) information applied to first aid. したがって、この両親に関する研究を、応急処置に応用する場合にはLOE7(推定)情報 を構築することになる 「外挿する」という訳語をあてはめるとよくわからないので、「推定」「当てはめて考 える」などのように 訳してみましたがこれでよいのでしょうか?


From: B Subject: Re: [CoSTR2][00657] extrapolateの訳 > extrapolateという言葉が頻繁に出てきます。 > 「外挿する」という訳語をあてはめるとよくわからないので、 > 「推定」「当てはめて考える」などのように > 訳してみましたがこれでよいのでしょうか? 知人に教えてもらった非常に有用な英英辞書に Collonsというものがあります。 特にWebsiteも非常に充実しており、そこでExtrapolateは http://www.collins.co.uk/wordexchange/Sections/DicSrchRsult.aspx?word=extrapolate というようにTo estimateとも書かれていますのでAさんの > All identified studies of specific recovery positions used healthy, > responsive adult volunteers (LOE 3-5), so results are at best extrapolated (LOE 7) to > unresponsive victims. > > 全ての研究は特定の回復体位を反応のある健康成人に用いたものであるため、 > その結果は反応のない患者に対しては > 、せいぜい、推定されたもの(LOE7)に過ぎない > > One small study (LOE 7) with Doppler evaluation of blood flow to the toes > of 10 healthy female volunteers suggests that moderate circumferential > compression may compromise distal (toe) blood flow, but this information must be > extrapolated to the first aid arena. > > 10人の健康な女性のボランティアの足趾への血流のドップラー評価という > 1つの小規模研究(LOE 7)では、全周性に、中等度の圧迫を行うことで末梢の > (足趾)血流が減少するかもしれないことを示唆するが、この情報は応急処置領域 > に当てはめて再考されなければならない。 > > Thus the studies regarding parents constitute LOE 7 (extrapolated) > information applied to first aid. > > したがって、この両親に関する研究を、応急処置に応用する場合にはLOE7 > (推定) 情報を構築することになる は、とてもしっくりする訳だと感じました。 Collinsの元のWebsiteは http://www.collins.co.uk/wordexchange/Default.aspx で、単語の用い方がわからないときに他の科学論文で どのように使われているかを調べるOn-line 辞書としては http://www.collins.co.uk/corpus/corpussearch.aspx を紹介されました。


From: C Subject: [CoSTR2][00658] Re: 655 extraporateの訳 〇 Aさん(Re: [CoSTR2][00655) > 「外挿する」という訳語をあてはめるとよくわからないので、 > 「推定」「当てはめて考える」などのように > 訳してみましたがこれでよいのでしょうか?  私は「推定」「当てはめて考える」の他に、直接的に統計用語の「外挿す る」という意味での使い方もあると思いました。なぜならCoSTR第1部「はじ めに」の「表2:エビデンスのレベル」 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/CoSTR-01.htm#t02 において「レベル7」は「他の目的のために集められた存在しているデータ からの補外法、理論的分析」などの研究によって得られたデータとなってい ます(英文では Level 7 Extrapolations from existing data collected for other purposes, theoretical analyses)。それゆえ、extrapolations うんぬんが出てくるとき、単にCoSTRの「レベル7研究」がある、あるいは 「レベル7」研究しかない・・といった文である可能性もあると思います。 〇  少し雑談ですが、統計でいう「extrapoate(外挿する)」は、例えば(調 査した)小学生のデータをもとに(調査していない)中学生や幼稚園児のデ ータを「推測」するようなものだと思います。  例:日本の小学生を対照として行った調査で、小学生の年間小遣いと年齢    との関係は 小遣い(円)=1005×年齢+150(p<0.001、R=0.964)    であることがわかった。このことから中学生の小遣いは 12歳 12210円、    13歳13300円、14歳143500円位と推測できる。ただし、1人の中学生も    調べていないのだから、信頼性は低い・・・ということでしょう。 〇  お示しいただいた訳はどれも難しいですが、以下、私の案を書いてみます。 私は「推測(extraporate)」などの形で「extraporate」を残すのも悪くな いと思います。 Aさんは書きました(CoSTR2][00655): > All identified studies of specific recovery positions used healthy, >responsive adult volunteers (LOE 3-5), so results are at best extrapolated (LOE 7) to unresponsive victims. > >全ての研究は特定の回復体位を反応のある健康成人に用いたものであるため、  その結果は反応のない患者に対しては、せいぜい、推定されたもの(LOE7)に過ぎない → リストアップされた研究はすべて特定の回復体位に関して反応のある健   康成人を対象として行ったもの (LOE 3-5)であり、それゆえ反応のない   患者でのデータはせいぜい健康成人のものから外挿(extraporate)され   たもの(LOE7)しか無いことになる。 > One small study (LOE 7)84 with Doppler evaluation of blood flow to the toes >of 10 healthy female volunteers suggests that moderate circumferential >compression may compromise distal (toe) blood flow, but this information must be >extrapolated to the first aid arena. > >10人の健康な女性のボランティアの足趾への血流のドップラー評価という1つ  の小規模研究(LOE 7)では、全周性に、中等度の圧迫を行うことで末梢の(足  趾)血流が減少するかもしれないことを示唆するが、この情報は応急処置領  域に当てはめて再考されなければならない。 → 上記の訳でよいように思います。あるいは再考 → 検討 >Thus the studies regarding parents constitute LOE 7 (extrapolated) >information applied to first aid. > >したがって、この両親に関する研究を、応急処置に応用する場合にはLOE7 (推定)情報を構築することになる → したがって、これらの両親に関する研究を応急処置に適用するならば、   外挿によって得られるレベル7(LOE 7)の情報ということになる。


From: B Subject: Re: [CoSTR2][00660] Re: 655 extraporateの訳 Cさん >  私は「推定」「当てはめて考える」の他に、直接的に統計用語の「外挿す > る」という意味での使い方もあると思いました。なぜならCoSTR第1部「はじ > めに」の「表2:エビデンスのレベル」 > http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/CoSTR-01.htm#t02 > において「レベル7」は「他の目的のために集められた存在しているデータ > からの補外法、理論的分析」などの研究によって得られたデータとなってい > ます(英文では Level 7 Extrapolations from existing data collected > for other purposes, theoretical analyses)。それゆえ、extrapolations > うんぬんが出てくるとき、単にCoSTRの「レベル7研究」がある、あるいは > 「レベル7」研究しかない・・といった文である可能性もあると思います。 ありがとうございます。 そういう説明があるのですね! > 〇 >  少し雑談ですが、統計でいう「extrapolate(外挿する)」は、例えば(調 > 査した)小学生のデータをもとに(調査していない)中学生や幼稚園児のデ > ータを「推測」するようなものだと思います。 >  例:日本の小学生を対照として行った調査で、小学生の年間小遣いと年齢 >    との関係は 小遣い(円)=1005×年齢+150(p<0.001、R=0.964) >    であることがわかった。このことから中学生の小遣いは 12歳 12210円、 >    13歳13300円、14歳143500円位と推測できる。ただし、1人の中学生も >    調べていないのだから、信頼性は低い・・・ということでしょう。 なるほど。です。 勉強になります! > 〇 >  お示しいただいた訳はどれも難しいですが、以下、私の案を書いてみます。 > 私は「推測(extrapolate)」などの形で「extrapolate」を残すのも悪くな > いと思います。 なるほどです。 > Aさんは書きました(CoSTR2][00655): > > All identified studies of specific recovery positions used healthy, > >responsive adult volunteers (LOE 3-5), so results are at best extrapolated > (LOE 7) to unresponsive victims. > > > >全ての研究は特定の回復体位を反応のある健康成人に用いたものであるため、 >  その結果は反応のない患者に対しては、せいぜい、推定されたもの(LOE7)に過ぎない > > → リストアップされた研究はすべて特定の回復体位に関して反応のある健 >   康成人を対象として行ったもの (LOE 3-5)であり、それゆえ反応のない >   患者でのデータはせいぜい健康成人のものから外挿(extraporate)され >   たもの(LOE7)しか無いことになる。 この場合、Cさんの訳で、外挿を『概算』としてもいいような気がします。 一応、わたしの好きなOn-line辞書の Webstersというものでは(日本語も検索できるんです!)、 http://www.websters-online-dictionary.org/definition/extrapolation という説明ですし。 > > One small study (LOE 7) with Doppler evaluation of blood flow to the toes > >of 10 healthy female volunteers suggests that moderate circumferential > >compression may compromise distal (toe) blood flow, but this information must be > >extrapolated to the first aid arena. > > > >10人の健康な女性のボランティアの足趾への血流のドップラー評価という1つ >  の小規模研究(LOE 7)では、全周性に、中等度の圧迫を行うことで末梢の(足 >  趾)血流が減少するかもしれないことを示唆するが、この情報は応急処置領 >  域に当てはめて再考されなければならない。 > > → 上記の訳でよいように思います。あるいは再考 → 検討 賛成です。(どちらでも) > >Thus the studies regarding parents constitute LOE 7 (extrapolated) > >information applied to first aid. > > > >したがって、この両親に関する研究を、応急処置に応用する場合にはLOE7 > (推定)情報を構築することになる > > → したがって、これらの両親に関する研究を応急処置に適用するならば、 >   外挿によって得られるレベル7(LOE 7)の情報ということになる。 The studies (regarding parents) constitute (= set-up / establish new) (LOE 7: extrapolated) information (which is applied to first aid). つまり The studies establish new information. という構文だと思うので、 「両親に関して行われた(ている?)研究からは、(新たに)応急処置に適応できる(LOE7レベルと概算できる)情報を構築できる。」 というようなニュアンスになるような気がしました。


From: C Subject: [CoSTR2][00661] Re: 660 extraporateの訳 〇 Bさんは書きました(CoSTR2][00660): >> Aさんは書きました(CoSTR2][00655): >> > All identified studies of specific recovery positions used healthy, >> >responsive adult volunteers (LOE 3-5), so results are at best extrapolated >> (LOE 7) to unresponsive victims. >> > >> >全ての研究は特定の回復体位を反応のある健康成人に用いたものであるため、 >>  その結果は反応のない患者に対しては、せいぜい、推定されたもの(LOE7)に過ぎない >> >> → リストアップされた研究はすべて特定の回復体位に関して反応のある健 >>   康成人を対象として行ったもの (LOE 3-5)であり、それゆえ反応のない >>   患者でのデータはせいぜい健康成人のものから外挿(extraporate)され >>   たもの(LOE7)しか無いことになる。 > >この場合、Cさんの訳で、外挿を『概算』としてもいいような気がします。 ⇒ そうですね。「概算」の方が日本語らしいですね。なおかつ「(extraporate)」   を付けたら「LOE7」のニュアンスも伝わりやすいかも知れません。 〇 >> > One small study (LOE 7) with Doppler evaluation of blood flow to the toes >> >of 10 healthy female volunteers suggests that moderate circumferential >> >compression may compromise distal (toe) blood flow, but this information must be >> >extrapolated to the first aid arena. >> > >> >10人の健康な女性のボランティアの足趾への血流のドップラー評価という1つ >>  の小規模研究(LOE 7)では、全周性に、中等度の圧迫を行うことで末梢の(足 >>  趾)血流が減少するかもしれないことを示唆するが、この情報は応急処置領 >>  域に当てはめて再考されなければならない。 >> >> → 上記の訳でよいように思います。あるいは再考 → 検討 > >賛成です。(どちらでも) ⇒ 有難うございます。 〇 >> >Thus the studies regarding parents constitute LOE 7 (extrapolated) >> >information applied to first aid. >> > >> >したがって、この両親に関する研究を、応急処置に応用する場合にはLOE7 >> (推定)情報を構築することになる >> >> → したがって、これらの両親に関する研究を応急処置に適用するならば、 >>   外挿によって得られるレベル7(LOE 7)の情報ということになる。 > >The studies (regarding parents) constitute (= set-up / establish new) (LOE 7: extrapolated) information (which is applied to first >aid). > >つまり > >The studies establish new information. > >という構文だと思うので、 > >「両親に関して行われた(ている?)研究からは、(新たに)応急処置に適 応できる(LOE7レベルと概算できる)情報を構築できる。」 > >というようなニュアンスになるような気がしました。 ⇒ なるほど。「これこれの情報を構築できる」が文章の幹ですね。あと   私の好みですが、   ・「適応」は adaptation の響きがあるので、「適用」あるいは「応    用」の方がよいとかも知れません。   ・LOE 7: extrapolated) information ですが、LOE 7 と extrapolated の間のコロン:は      LOE 7 information を extrapolated information と言い換えた表現ではないでしょうか。    そして直訳としては LOE7レベルの、外挿法で得られた情報 という意    味ではないかと思います。    C再案:「両親に関して行われた(ている?)研究からは、(新たに)    応急処置に適応できる、LOE7レベルの情報を構築できる。」      ・・あえて extrapolated は訳しませんでした。


From: B Subject: Re: [CoSTR2][00662] Re: 660 extraporateの訳 > >> >Thus the studies regarding parents constitute LOE 7 (extrapolated) > >> >information applied to first aid. > >The studies (regarding parents) constitute (= set-up / establish new) (LOE 7: > extrapolated) information (which is applied to first aid). > >「両親に関して行われた(ている?)研究からは、(新たに)応急処置に適 > 応できる(LOE7レベルと概算できる)情報を構築できる。」 > > > >というようなニュアンスになるような気がしました。 > > ⇒ なるほど。「これこれの情報を構築できる」が文章の幹ですね。あと >   私の好みですが、 >   ・「適応」は adaptation の響きがあるので、「適用」あるいは「応 >    用」の方がよいとかも知れません。 そうですね。 >   ・LOE 7: extrapolated) information ですが、LOE 7 と extrapolated > の間のコロン:は >      LOE 7 information を > extrapolated information と言い換えた表現ではないでしょうか。 コロン(:)は、わたしが勝手に付けさせて頂きました。。 一応、こちらで習った説明では、コロン(:)はこのコロンの両側が 等価 である つまり イコール(=) と同じように用いるとのことでした。ので LOE 7 = extrapolated という意味として用いたつもりでしたので、Cさんのおっしゃる とおりです。 (蛇足ですが、ちなみにセミコロン(;)は二つの用法でどちらでも用いてもいいらしく  (1) コンマ(,)の代わりに。特に長い節を継げるときに。  (2) ピリオド(.)の代わりに。ただ、二つの文章が密接に関係している場合。  というように教わりました。 >    そして直訳としては LOE7レベルの、外挿法で得られた情報 という意 >    味ではないかと思います。 >    越智再案:「両親に関して行われた(ている?)研究からは、(新たに) >    応急処置に適応できる、LOE7レベルの情報を構築できる。」 >      ・・あえて extrapolated は訳しませんでした。 はい。わたしもよろしいかと思います。


From: A Subject: Re: [CoSTR2][00663] Re: 655 extraporateの訳 「外挿」という言葉が多くの人が理解できる言葉ということなら、そのまま使っても よさそうですね。 そういえば、最初に私が粗訳を担当させていただいたAHA Part 1に、level of evidenceの表がありましたね。このときもextrapolateで悩んで、類推という訳をあて ていました。ここは、外挿をあてるのが適切なのかもしれませんね。 (実は、その後、LOE という言葉が本文に頻出していましたが、Level of Evidence だということに気づかず、何だろうと悩んでいました。今気づかせていただき、いろ いろと明らかになりました。)


foreign-body airway obstruction (FBAO)


From: A Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 CoSTR内で使われている略語を拾ってみました. foreign-body airway obstruction (FBAO)


From: D Subject: [CoSTR2][00853] CoSTR第二部への意見2 >異物による気道閉塞 W151A、W151B >CPRと同様に、異物による気道閉塞(FBAO)を取り除く方法は市民に教えるべ  き緊急手技である。 → 「CPRと同様に」の位置を変えてみました。また「気道閉塞(FBAO)を取   り除く」も日本語としてはおかしいかも知れません(異物は取り除ける   が、「閉塞(した状況)」を「取り除く」のはおかしい?)   異物による気道閉塞(FBAO)を解除する方法はCPRと同様、市民に教える   べき緊急手技である。


finger sweep


From: A Subject: [CoSTR2][00767] 提出用訳での語句についてご意見を さて現在、・・先生と・・さんとで、策定小委員会提出用翻訳(第二部:成人の一 次救命処置)のチェック中です。 2.フィンガースイープ法→AHAのBLSプロバイダーマニュアルには、フィンガース イープ法(指掻き出し法)とされています。指拭き取り法にするか、そのままフィン ガースイープ法にするか、ご意見をください。


From: B Subject: [CoSTR2][00771] Re: 提出用訳での語句についてご意見を Aさん > 2.フィンガースイープ法→AHAのBLSプロバイダーマニュアルには、フィンガース > イープ法(指掻き出し法)とされています。指拭き取り法にするか、そのままフィン > ガースイープ法にするか、ご意見をください。 初出のみ「フィンガースイープ法(指掻き出し法)」以下は「フィンガースィーブ法」でいい と思います. いかがでしょうか?


From: C Subject: [CoSTR2][00853] CoSTR第二部への意見2 気道と人工呼吸 >気道の開放 W149 >推奨される処置 >・・救助者は、気道閉塞の疑われる意識障害患者において、口腔咽頭内に  固形物が見える場合に限り、フィンガースイープ法を使うべきである。 → 「フィンガースイープ法を使う」も日本語らしくないかも。     C案:・・に限り、フィンガースイープを実施する。


flow-inflating bag


From: A Subject: [CoSTR2][00728] 蘇生バッグ(self- vs flow- inflating bag) > Self-inflating bag; やはりそのまま自己膨張型(性)バッグの方がよ > いと思います。 賛成です。 特に小児二次救命処置では、self-inflating bagとflow-inflating bag のそれぞれの特徴に応じて、意識的に使い分ける場面がありますので、 その区別が明確となる訳語が望ましいと思います。 self-inflating bag:自己膨張式(型)(蘇生)バッグ flow-inflating bag:流量膨張式(型)(蘇生)バッグ ではいかがでしょうか。


From: B Subject: [CoSTR2][00747] Re: 蘇生バッグ( self- vs flow- inflating bag) Aさん > > Self-inflating bag; やはりそのまま自己膨張型(性)バッグの方がよ > > いと思います。 > > 賛成です。 > > 特に小児二次救命処置では、self-inflating bagとflow-inflating bag > のそれぞれの特徴に応じて、意識的に使い分ける場面がありますので、 > その区別が明確となる訳語が望ましいと思います。 > > self-inflating bag:自己膨張式(型)(蘇生)バッグ > flow-inflating bag:流量膨張式(型)(蘇生)バッグ > > ではいかがでしょうか。  蘇生に限るものではないのでしょうが,蘇生を活かして self-inflating bag:自己膨張式蘇生バッグ flow-inflating bag:流量膨張式蘇生バッグ で,登録しました.


gagging


From: Subject: [CoSTR2][00606] AHA G2005 Part 11: PBLS・訳出完了 また、FBAOの項で、異物が喉に詰まって「ゲホゲホ」となるところで "gagging"をどう訳そうかと色々考えたのですが、どうもしっくり いく言葉が思いつかなかったので、英語のままで残しました。 何か適当な日本語があればご教示いただけると幸いです。


International Liaison Committee on Resuscitation(ILCOR)


From: A Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 CoSTR内で使われている略語を拾ってみました. International Liaison Committee on Resuscitation (ILCOR)


From: B Subject: [CoSTR2][00721] Re: 693 「ERC-Press Release」の一次チェック・・難解でした 国際蘇生連絡協議会(ILCOR)


From: C Subject: [CoSTR2][00798] Re: 小委員会提出用CoSTR第1部、2部をブリーフケースに 頻出する語の略についてですが、初出時に、 ・国際蘇生法連絡委員会(ILCOR)、 ・国際蘇生法連絡委員会(International Liaison Committee on Resuscitation, ILCOR) ・国際蘇生法連絡委員会(International Liaison Committee on Resuscitation,  以下ILCOR) などとし、それ以後はILCORとするわけですが、 この点を最終的に、統一していただければと思います。 私は、論文などには2番目で書いておりますが、 特にこだわりがあるわけではありません。


From: B Subject: [CoSTR2][00808] Re: 798 小委員会提出用CoSTR第1部、2部をブリーフケースに  AHAの訳もそうですが、その団体から日本語表記はこれこれにしてくれと いう指定が来ている訳ではないですので、なかなか難しいですね。  私は日本蘇生協議会(JRC)のホームページ http://jrc.umin.ac.jp/ilcor.html で、「ILCOR(International Liaison Committee On Resuscitation:国際 蘇生連絡協議会)」とありますので、これを使うのがよいように思います。 初出時に、 ・国際蘇生連絡協議会(ILCOR)、 ・国際蘇生連絡協議会(International Liaison Committee on Resuscitation,  ILCOR) ・国際蘇生連絡協議会((International Liaison Committee on Resuscitation,  以下ILCOR)などとし、それ以後はILCORとする形です。 Cさんは書きました(CoSTR2][00798): >頻出する語の略についてですが、初出時に、 >・国際蘇生法連絡委員会(ILCOR)、 >・国際蘇生法連絡委員会(International Liaison Committee on Resuscitation, >ILCOR) >・国際蘇生法連絡委員会(International Liaison Committee on Resuscitation, 以 >下ILCOR) >などとし、それ以後はILCORとするわけですが、 >この点を最終的に、統一していただければと思います。 >私は、論文などには2番目で書いておりますが、 >特にこだわりがあるわけではありません。


From: B Subject: [CoSTR2][00824] CoSTR Part 1: Introductionへの意見 >第一部:はじめに   また日本蘇生協議会(JRC)のホームページ   http://jrc.umin.ac.jp/link2.html   では「国際蘇生連絡協議会(ILCOR)」「ヨーロッパ蘇生協会(ERC)」   が使われています。


infant


From: A Subject: [CoSTR2][00850] CoSTR第2部(提出用)への意見1 はじめに(Introduction) For the single rescuer of an infant (except newborns), child, or adult victim, use a single compression-ventilation ratio of → 「infants」は「乳幼児」でなく「乳児」と訳しませんか。


intraosseous


From: Subject: Re: [CoSTR2][00286] Part 6: Ped B&ALS (1)IO(intraosseous)は、「骨髄内」とした方が、いかがでしょうか? IO accessを骨髄ルートとするのは、必ずしも反対ではありませんが、薬剤投与の 場合には、骨髄内投与とした方がよいような気がするので、統一性を保つ方が よいと思うからです。


From: Subject: [CoSTR2][00288] Re: 286 Part 6: Ped B&ALS >(1)IO(intraosseous)は、「骨髄内」とした方が、いかがでしょうか? >IO accessを骨髄ルートとするのは、必ずしも反対ではありませんが、薬剤投与の >場合には、骨髄内投与とした方がよいような気がするので、統一性を保つ方が >よいと思うからです。 → 静脈内、筋肉内、骨髄内、経口  ・・投与という形ですね。   私も「骨髄内」でよさそうに思います。


From: Subject: [CoSTR2][00289] Re: 288 Part 6: Ped B&ALS(骨髄ルート―意見を変えます) 先のメールで以下のように書きましたが、Part 6では骨髄内への「投与ル ート」についてうんぬんする記載が多く、・・案の「骨髄ルート」でもよ さそうに思いました。 Bより(CoSTR2][00288) Aさんより >>(1)IO(intraosseous)は、「骨髄内」とした方が、いかがでしょうか? >>IO accessを骨髄ルートとするのは、必ずしも反対ではありませんが、薬剤投与の >>場合には、骨髄内投与とした方がよいような気がするので、統一性を保つ方が >>よいと思うからです。 > > → 静脈内、筋肉内、骨髄内、経口  ・・投与という形ですね。 >  私も「骨髄内」でよさそうに思います。


From: Subject: [CoSTR2][00295] Part 6 後半部分の1次チェック & ROSC Aさん >>(1)IO(intraosseous)は、「骨髄内」とした方が、いかがでしょうか? 自分でもどうしようかな、と迷いつつ、Bさんにも追加コメントで 書いていただきましたように、薬剤や輸液の投与経路としての位置づけ にやや軸足をおいてみました。


From: Subject: [CoSTR2][00447] Re: ERCガイドラインの要約―一次チェック終了 骨間注射(IO)→骨髄内投与


From: D Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 intraosseous (IO)


institutional commitment


From: A Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 Institutional commitment; 施設の責任


From: B Subject: [CoSTR2][00723] Re: 用語集に対する提案 > Institutional commitment; 施設の責任 これも今回のCoSTRには使われていない用語です.これは,データベースには登録さ れていませんが,CoSTRおよび関連資料(用語集)の「a」の中に紛れ込んでいます.


ISIS-4 study


From: Subject: Re: [CoSTR2][00515] AHA 第11部 小児の二次救命処置の「循環」など ちょっと目を通しただけなんですが、 「ISIS-4 study」という言葉が出てきます。 前後一寸見てもなんの研究か書いていないようです。 すでに訳された中にこのISIS-4 studyは何か書いてあるでしょうか? Webを全部見ればいいのでしょうが、もし知っておられる方がおられましたら 教えてください。


From: B Subject: [CoSTR2][00523] ISIS-4(CoSTR 第5部:急性冠症候群)  CoSTR「第5部:急性冠症候群」の翻訳ご苦労さまです。 〇  「一次二次予防への介入」のマグネシウムの項ですね。機械訳では以下の ようになっています。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 マグネシウム 科学の上の合意  STEMIとマグネシウムを予防的に患者に与えることは混じった結果を引き 起こした。1つの研究(LOE 2)273が死亡率と対症の不整脈の減少を示した。 1つのメタアナリシス(LOE 1)274と2つのRCTs(LOE 1275; LOE 2276)が死亡率 の減少を示したけれども、心室性不整脈の中のどの還元も示さなかった。1 つの小さなRCT(LOE 2)277は、マグネシウムが心室頻拍の発生を減らしたこ とを示したけれども、死亡率を評価することは動力不足であった。被験者へ の最終的な研究は、ISIS-4研究(LOE1) 278 が 58000人以上の患者を登録 し、マグネシウムが最初の4時間の既知であることのまたは疑われているAMI の中で患者に一次性の不整脈予防のために院内を与えられた時に、増大した 死亡率への傾向を示したことである。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  参考文献としては以下が示されています。 278. ISIS-4: a randomised factorial trial assessing early oral captopril, oral mononitrate, and intravenous magnesium sulphate in 58,050 patients with suspected acute myocardial infarction. ISIS-4 (Fourth International Study of Infarct Survival) Collaborative Group. Lancet 1995;345:669  どうやらISIS(心筋梗塞からの救命に関する国際研究、International Study of Infarct Survival)グループによる第4次レポートを行っている ようですね。グループの名称は越智の粗訳です。 〇  この文献はERC新ガイドラインでも引用されています(文献番号64)。こ こでも急性冠症候群に対してマグネシウムが有効でないことの信頼できる エビデンスとして示されていますね。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ERC 第5部 急性冠症候群の初期治療 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/ERC-05.htm#05 ■一次及び二次予防のための治療 抗不整脈薬  上記で推奨したβブロッカーを除き、ACSに於いて抗不整脈薬を予防的に 投与することを支持するエビデンスはない。VFはACSの早期死亡原因の大部 分を占め、その頻度は発症から数時間以内が最も高い59,60。これが、抗不 整脈薬の予防的投与の効果を調べるためにさまざまな試験がされてきた理由 である。ACS患者に対する抗不整脈薬(リドカイン、マグネシウム、ジソピラ ミド、メキシレチン、ベラパミル)の予防的投与の効果は調べられてきた61- 63。リドカインの予防的投与はVF の頻度を減らす事はできたが、死亡率を 上昇させた58。★AMI患者に対するマグネシウムの日常的な使用は死亡率を 減少させる事はできなかった64★。ACS発症後数時間のジソピラミド、メキ シレチン、ベラパミルによる不整脈予防は死亡率を低下させる事ができなか った63。一方、ACS患者への経静脈的なβブロッカーの投与はVFの頻度を減 少させた56,57。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


From: A Subject: Re: [CoSTR2][00534] ISIS-4(CoSTR 第5部:急性冠症候群) >  どうやらISIS(心筋梗塞からの救命に関する国際研究、International > Study of Infarct Survival)グループによる第4次レポートを行っている > ようですね。グループの名称はAの粗訳です。 いやー、勉強になります。 ありがとうございました。


From: C Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 International Study of Infarct Survival (ISIS)


Impedance Threshold Device(ITD)


From: Subject: [CoSTR2][00606] AHA G2005 Part 11: PBLS・訳出完了 AHA G2005 Part 11: Pediatric Basic Life Supportの訳出を完了 しました。 今回、"impedance threshold device"を、そのままではわかりにくい と思って、適当かどうかわかりませんが、装置の働きから  「受動吸気制限装置」 と訳してみました。越智さんのご判断でそのままにするか削除する かしてください。


From: B Subject: [CoSTR2][00614] Re: AHA G2005 Part 11: PBLS・訳出完了 Aさん > 今回、"impedance threshold device"を、そのままではわかりにくい > と思って、適当かどうかわかりませんが、装置の働きから > >  「受動吸気制限装置」 > > と訳してみました。・・さんのご判断でそのままにするか削除する > かしてください。 CoSTRのPart4にもでてくるのですが,最初に粗訳されたものを引き継ぎ 以下のようにしました.とてもわかりにくいので何かいい訳があれば教 えてください. インピーダンス閾値装置 W80,W163A,W163I  インピーダンス閾値装置(ITD)は胸部圧迫と胸部圧迫の間、胸部が反 動する時に肺内への空気の流入を制限する弁である。それは胸腔内圧を 減少させ、そして心臓の静脈還流量を増すように設計されたものである。


From: A Subject: [CoSTR2][00615] impedance threshold device (ITD) Bさん > CoSTRのPart4にもでてくるのですが,最初に粗訳されたものを > 引き継ぎ以下のようにしました.とてもわかりにくいので何か > いい訳があれば教えてください. > > インピーダンス閾値装置 W80,W163A,W163I >  インピーダンス閾値装置(ITD)は胸部圧迫と胸部圧迫の間、 > 胸部が反動する時に肺内への空気の流入を制限する弁である。 > それは胸腔内圧を減少させ、そして心臓の静脈還流量を増す > ように設計されたものである。 良い訳かどうかはわかりませんが、AHA G2005 Part11のhtmlページ には、以下のコメントを埋め込んでいます。 > 訳者註: > AHA G2005 Part 6: CPR Techniques and Devices > http://circ.ahajournals.org/cgi/content/full/112/24_suppl/IV-47#SEC2 > におけるimpedance threshold device(ITD)の記載は次の通りである。 > > "The impedance threshold device (ITD) is a valve that limits air entry into > the lungs during chest recoil between chest compressions. It is designed to > reduce intrathoracic pressure and enhance venous return to the heart. " > > 「ITDとは、胸骨圧迫の間に胸郭が元に戻る際に、肺に空気が流入するのを制限す > る弁である。胸腔内圧を下げて心臓への静脈潅流を増やすように設計されている。」 > > つまり、ITDは肺への受動的な空気流入を制限する装置であるから、ここでは > 「受動吸気制限装置」と訳出した。


From: A Subject: [CoSTR2][00616] Re: impedance threshold device (ITD) どちらかと言えば余談に近いことですが、「受動吸気制限装置」と してみた経緯を、もう少し説明させていただくと、 impedance:インピーダンス threshold:閾値 device:装置 とすると、わかりにくいと思ったので、 "impede"を「制限する、邪魔をする」 と考え、"threshold"は積極的に訳出しませんでした。 その代わりに装置の働きとして、例えば胸腔が-5cmH2O程度 の陰圧になる程度では、体外からの空気が気管チューブを通っ て肺内に流入することを妨げるが、通常の陽圧換気で体外から +20cmH2Oの陽圧がかかると弁が開いて空気(酸素)が肺内に 流れ込むことは制限しない、というイメージを膨らませてみま した。 そこで、「胸骨圧迫を解除したことによって生じる胸腔内陰圧 程度の小さな圧較差で肺内に空気(酸素)が流入すること」 =「受動吸気」を制限する、と考えたわけです。 装置が目指すところは、胸腔内圧をより陰圧方向に増大させる ことで静脈潅流を促進するということです。これは単心室に対 する右心バイパス術後の心臓カテーテル検査で、自発呼吸下で 吸気時に静脈血がサラサラと(心室を経由しないにもかかわら ず)導管を通って肺動脈に流れていくのを目の当たりにすると、 とてもイメージしやすいです。逆に、呼気時には血流が止まっ て澱むことが多いです。 もっとも、心停止時の内因性もしくは治療として投与された外 因性のアドレナリン(!)血中濃度がとんでもなく高い状況で は、肺血管抵抗も随分と増大しているはずですから、フォンタ ン循環のようにはいかないでしょうね。 "吸気制限装置"でweb検索すると、自動車エンジン関係の用語 として使われているようなので、みなさんに適切な訳語とお考 えいただけるかどうかは、全然自信がありませんが。


From: B Subject: [CoSTR2][00630] Re: impedance threshold device (ITD) Aさん詳しい説明ありがとうございます. Aさんより > どちらかと言えば余談に近いことですが、「受動吸気制限装置」と > してみた経緯を、もう少し説明させていただくと、 > > impedance:インピーダンス > threshold:閾値 > device:装置 > > とすると、わかりにくいと思ったので、 > > "impede"を「制限する、邪魔をする」 > > と考え、"threshold"は積極的に訳出しませんでした。 googleで捜しても日本語では,以下の文章だけでした. http://diary.jp.aol.com/applet/druhcfrzcms/438/trackback impedance threshold deviceによって院外心停止における生存率が改善する可能性 現在治験中の医療機器であるinspiratory impedance threshold device(ITD、商品 名ResQPod Circulatory Enhancer)を標準的な心肺蘇生術(CPR)中に使用すること によって、蘇生術中のある時点で興奮収縮解離(PEA)の認められる患者における短 期生存率が2倍になるという試験結果が米国心臓協会(AHA)2004 年度学術セッショ ンで発表された。 どうやら,私たちのグループが用語を決めることになりそうです. 私はなかなか良い案が浮かびません.みなさまよろしくお願いいたします.


From: B Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 impedance threshold device (ITD)


legitimate


From: A Subject: [CoSTR2][00721] Re: 693 「ERC-Press Release」の一次チェック・・難解でした 〇第9段落 >About the ERC >The European Resuscitation Council is a multidisciplinary advisory  body for coordinating the activities of European organisations with  a legitimate interest in cardiopulmonary resuscitation and for improving  the standards of resuscitation throughout Europe. → 「organizations with a legitimate interest」が難しいです。   legitimate   1a 合法の,適法の,正当な (→illegitimate) 《【類語】 ⇒→lawful》    b 嫡出(ちやくしゆつ)の.→   2 道理にかなった,もっともな,合理的な.   3 【演劇】 (笑劇・メロドラマ・映画・テレビなどに対して)本格的な,正統な   interest 6 [U]利害関係, 利害(のある状態), 関与, 関係 ・例文:an arbiter who is without interest in the outcome 出てくる結果に利害関係のない仲裁者 legitimateは法的なではなく、「正当な」とか「嫡出の」という雰囲気で、   with interest は「・・と関係する」の意味だと思います。私は「for   coordinating the activities of European organisations with a   legitimate interest in cardiopulmonary resuscitation」を「それぞれ   自国の心肺蘇生を切り盛りする各団体の活動を調整(するための機関)」   と訳しました。日本でも日本麻酔科学会や日本循環器病学会、日本赤十字   社など色々ありますが、JRCが正統的な代表で、韓国にもシンガポールに   もそういう代表組織が一つずつあろうと思います。アジア蘇生協議会   (RCA)はそれらの各国の代表組織の活動を調整するということ・・だと   思います。     A案:ERCは、それぞれ自国の心肺蘇生を切り盛りする各団体の活動を   調整し、またヨーロッパ全地域のための心肺蘇生法の指針を策定するため   の、多くの専門性にまたがる諮問機関である。


From: B Subject: Re: [CoSTR2][00732] Re: 693 「ERC-PressRelease」の一次チェック・・難解でした →legitimate 合法の, interest 関与あるいは利害 と考えていました。 つまり、各国の各種団体を合法的に調整する権利を有する組織を描いていました。


From: A Subject: [CoSTR2][00737] Re: 732 「ERC-PressRelease」の一次チェック・・難解でした >→legitimate 合法の, interest 関与あるいは利害 と考えていました。 >つまり、各国の各種団体を合法的に調整する権利を有する組織を描いていました。 ⇒ ILCORの各組織をみても政府が組織した(governmental)団体は一つもあ   りません。かつて日本救急医療財団心肺蘇生法委員会がILCOR加盟を申請   したときも「お宅は governmentalな組織だからナジマナイ」と言われて   加盟できませんでした。ERCの下の各国代表組織も governmentalなもので   はなく、また法律的な位置づけなどもないものと思います。それゆえ、   legitimateは「合法の」という意味以外のものを考えた方がよいと思いま   した。


LMA


From: Subject: [CoSTR2][00326] Re:用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) LMAはG2000では「ラリンゲアルマスクエアウェイ」と なっており、・・さんもそのように表記されていて、今回の一次 チェックでもそのままにした部分もあるのですが、 「ラリンゲルマスク」「ラリンゲルマスクエアウェイ」に統一 してはいかがでしょうか。


From: Subject: [CoSTR2][00327] Re:用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) > LMAはAHA2002年版用語集では「ラリンゲアルマスクエアウェイ」と > なっており、・・さんもそのように表記されていて、今回の一次 > チェックでもそのままにした部分もあるのですが、 > 「ラリンゲルマスク」「ラリンゲルマスクエアウェイ」に統一 > してはいかがでしょうか。 LMAについては、消防の皆さんの使う表現は「ラリンゲアルマスク」、 医師の皆さんは「ラリンジアルマスク」と仰っていて、どちらになるのかと 思っていましたが、まだ別の表現があるのですね。 私は「ラリンゲアルマスク」と表現していました。「ア」は省いた方が 宜しいのでしょうか。


From: Subject: [CoSTR2][00331] Re: LMA Bさん > LMAについては、消防の皆さんの使う表現は「ラリンゲアルマスク」、 > 医師の皆さんは「ラリンジアルマスク」と仰っていて、どちらになるのかと > 思っていましたが、まだ別の表現があるのですね。 > 私は「ラリンゲアルマスク」と表現していました。「ア」は省いた方が > 宜しいのでしょうか。 厚生労働省の法令等データベースで検索したところ、救急救命士法関連 では「ラリンゲアルマスク」、診療報酬関連では「ラリンゲルマスク」 となっています。米語で laryngealの「g」は「ジ」であって「ゲ」とは 発音しないので「ラリンジアル」もしくは「ラリンジール」の方が米語に 近い表記になると思います。英語(British)や欧州英語、ドイツ語など では「ゲ」またはそれに近い発音になるのかもしれませんね。 麻酔科領域では、少なくとも学会発表や論文に用いる表記としては 「ラリンゲルマスク」の方が一般的と思ったことが先の投稿につながった のですが、救急救命士にとっては「ラリンゲアルマスク」の方が違和感が ないかもしれません。混乱させてしまって申し訳ありません。私自身は 「LMA」と言ったり「ラリマ」と言うことが多いです(ラリマス、という 言い方も耳にします)。 カタカナか日本語か、という問題も含めて(先のauto-PEEPなんかは 原語のままか「オートピープ」とカタカナにすることしか思いつきません が)、少なくとも一つのセクション(パート)内で表記が統一されていれ ば、検索&置換で一括変換は簡単にできますね。分担者がその点に気を つけておくか、統一できていないことを忘れないようにしておけば、 最終的なポリシー決定で修正すればよいと思います。って、そのポリシー をどうしようか、ということだと思いますが。


From: Subject: [CoSTR2][00332] Re: LMA もともとLMA(Laryngeal Mask Airway)って、登録商標ですよね。 Dr. A.I.J. Brain さんが作って、LMA North America, Inc. という会社が LMA Airway ←Airwayが2つ という名前で世に出したものでした。 会社をさがしてみたら、ありました^-^。 http://www.na.lmanv.com ドイツ語読みだと「ゲ」なんでしょうけど、アメリカの会社ですしねぇ。 > 私自身は「LMA」と言ったり「ラリマ」と言うことが多いです(ラリマス、 > という言い方も耳にします)。 現在おつきあいをしている救命士さんや医師の方は「LM(エルエム)」とだけ 仰ることも多いですね。それでわかりますし。


From: Subject: [CoSTR2][00335] Re: 326 用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) Aさん >LMAはAHA2002年版用語集では「ラリンゲアルマスクエアウェイ」と >なっており、・・さんもそのように表記されていて、今回の一次 >チェックでもそのままにした部分もあるのですが、 >「ラリンゲルマスク」「ラリンゲルマスクエアウェイ」に統一 >してはいかがでしょうか。 → Laryngeal mask airwayの日本語訳はなく、音での表記としては「ラリン   ゲアルマスクエアウェイ」か「ラリンジアルマスクエアウェイ」ですが、   できれば「エアウエイ」を省いて言葉を短くしたいですね。私は消防関   係の用語「ラリンゲアルマスク」=Laryngeal mask airway と理解して   いますので、これを用いるのがよいように思っています。


From: Aさんは書きました(CoSTR2][00331): >厚生労働省の法令等データベースで検索したところ、救急救命士法関連 >では「ラリンゲアルマスク」、診療報酬関連では「ラリンゲルマスク」 >となっています。 → 現状では日本語表記としては上記のどちらかでよいように思います。   音に忠実に「ラリンジアルマスクエアウエイ」とするのは長すぎま   すので・・


From: Subject: Re: [CoSTR2][00338] Re: LMA Aさん > 麻酔科領域では、少なくとも学会発表や論文に用いる表記としては > 「ラリンゲルマスク」の方が一般的と思ったことが先の投稿につながった > のですが、救急救命士にとっては「ラリンゲアルマスク」の方が違和感が > ないかもしれません。混乱させてしまって申し訳ありません。私自身は > 「LMA」と言ったり「ラリマ」と言うことが多いです(ラリマス、という > 言い方も耳にします)。 日本麻酔科学会の用語集では「laryngeal mask airway」を「ラリンジアルマスク」とし て掲載しています. 2002版AHA・用語統一リスト.xls では,「laryngeal mask airway」を「ラリンゲアルマ スクエアウエイ」としています. ということで,私はラリンジアルマスクに一票投票します.


From: Subject: Re: [CoSTR2][00340] Re: LMA (1)LMAに関しては、私は、Aさんが仰ったような理由で ラリンゲアルマスクエアウエイという長ったらしい言葉を使いましたが、 決して、それがよいとは思いませんし、短く言い易い言葉の方がよいです。 とにかく、統一した呼び方にしないとまずいですね。


From: Subject: [CoSTR2][00341] Re: LMA Dさん、コメントありがとうございます。 > 日本麻酔科学会の用語集では「laryngeal mask airway」を > 「ラリンジアルマスク」として掲載しています. > 2002版AHA・用語統一リスト.xls では,「laryngeal mask airway」 > を「ラリンゲアルマスクエアウエイ」としています. > > ということで,私はラリンジアルマスクに一票投票します. そうですね、このあたりのややこしさは、LMAの商品名が 「ラリンゲルマスク」であったりするからなんでしょうか。 どちらでググっても、結構な数がヒットします。先に述べた ように、厚生労働省の公式文書ですら統一できていません。 「ラリンゲアル」でも「ラリンジアル」でも「ラリンゲル」でも、 「エアウェイ」を付けても付けなくても、読者が理解できれば、 どれでも構わないと思います。個人的にはCPRやAEDみたいに LMAが好みです。臨床的に使用している限りでは、とてもマスク とは言えず、やはりエアウェイというのが実感なので。でも、 残念ながら、おそらくLMAが、馴染みのない読者にとっては最も わかりにくいでしょう。 開発者であるDr. Brainは確か英国の方なので、母音をしっかり と発音する方が近いのかもしれません。どこかにDr. Brain自身が LMAを解説したビデオがあったと思うので、見つけたら彼がどの ように発音しているか聞いてみます。日本語吹き替えになっていた かもしれませんが。


From: Subject: [CoSTR2][00342] Re: 341 LMA  LMAの訳、難しいですね。日本麻酔科学会の用語集に「ラリンジアルマス ク」があるのでしたら、これで行ってもよいかも知れませんね。追加として、 この語が出てくる各章で一度は「laryngeal mask airway」「LMA」「ラリン ジアルマスク」の3語を併記し、なじみのない読者の理解を助けるのがよい かも知れません。 Aさんは書きました(CoSTR2][00341): >「ラリンゲアル」でも「ラリンジアル」でも「ラリンゲル」でも、 >「エアウェイ」を付けても付けなくても、読者が理解できれば、 >どれでも構わないと思います。個人的にはCPRやAEDみたいに >LMAが好みです。臨床的に使用している限りでは、とてもマスク >とは言えず、やはりエアウェイというのが実感なので。でも、 >残念ながら、おそらくLMAが、馴染みのない読者にとっては最も >わかりにくいでしょう。


From: Subject: [CoSTR2][00447] Re: ERCガイドラインの要約―一次チェック終了 ラリンゲアルマスク(LMA)→ラリンジアルマスク


From: D Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 laryngeal mask airway (LMA)


manikin studies


From: Subject: Re: [CoSTR2][00364] 教えてください(用語) Manikin studies:「マネキンでの研究」でいいでしょうか。


From: Subject: [CoSTR2][00367] Re: 364 教えてください(用語) Aさん >Manikin studies:「マネキンでの研究」でいいでしょうか。 → よいと思います。


From: Subject: [CoSTR2][00383] Re: 364 教えてください(用語) Aさん > >Manikin studies:「マネキンでの研究」でいいでしょうか。 > > → よいと思います。 私もそのように訳しました.


mild cooling


From: A Subject: [CoSTR2][00721] Re: 693 「ERC-Press Release」の一次チェック・・難解でした 〇第5段落〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 >Recent evidence indicates that mild cooling of a person whose heart  has been restarted after cardiac arrest, may increase the chance of  a full recovery,. → 「mild cooling」は「軽度低体温」または「軽く冷やす」がよいように   思います。


mock code


From: Subject: [CoSTR2][00233] Part 3 前半の修正版  MLの皆様の中で,computer programを含めたシステム工学関係に詳しい方がおられま したら,”mock code”のわかりやすい日本語を教えて頂けると助かります. どうぞよろ しくお願い申しあげます.


From: Subject: [CoSTR2][00234] Part 3 前半の修正版 "mock code"という、初めて聞く言葉に興味を持ち、システム工学とは無縁ながら調べてみました。 偽(mock)の緊急事態(code)訓練というような意味だとの印象を持ちました。 学校でやった「地震発生時の避難訓練」のようなものだと思います。 仮に私の理解が正しかったとして、何と訳してよいものやら... 緊急事態訓練では大げさですよねえ。


From: Subject: RE: [CoSTR2][00235] Part 3 前半の修正版 私も素人なのですけど、(英語圏で)生活していて聞いている単語のイメージとしての印象を 少し述べさせてください。 Mockという単語は、我々の研究では『見せ掛けだけで擬似の』という意味で Mock interventionなどという言い方で使っていました。 (RCTのためにControlとして、被験者には本物に見えるけど実はうそというか形だけで 見せ掛けだけのInterventionというのを用いたことを表す表現でつかいました。) CodeはMega codeなどで使われているCode(VF/VTのCodeとか、AsystoleのCodeなど) と同じような用い方で、暗号・慣例・規範・規約という意味の伴う AlgorithmのひとつとしてのCodeという方が近いような気がしますがいかがでしょうか? ですのでMock codeは、(訓練用の擬似の)模擬アルゴリズム、もしくは模擬規約 (コンピュータ用でしたら、模擬回路?) というような意味に近い訳になる気がしますが、みなさんはいかがお考えでしょうか?


From: Subject: [CoSTR2][00238] モックコード mock codeを調べてみると、Medicalには、mega codeと同様の使い方で、”擬似患者orマネキン を用いた蘇生”の意味で、mock code trainingとかmock code exerciseなんかがhitします。 またcomputer programing関連のtermでもあるようで、後者かなと思っていました。


From: Subject: [CoSTR2][00239] Re: モックコード mock codeとは緊急コール(code)のまねごと(mock)を示します。 シナリオを作り、マネキンを使って実際の動きを演習するわけですね。 この文脈では、例えば虚脱した人を発見してからファーストショック (もっと後まででも良いのですが)までの人の動きと時間経過などを レビューすることで、AEDプログラムの改善をはかるということだと 思います。 「演習」「模擬演習」または「シナリオ演習」で如何でしょうか。


From: Subject: [CoSTR2][00403] Re: 402 CoSTR第3部(除細動)前半[用語など]  mock code  Aさんは疑似演習、・・さんは模擬演習と訳しておられました。後者 の方が耳慣れている感じがして、こちらでウェブ収載しています。最終的 な判断ではありません。


Monitoring and Assisting the Circulation


From: Subject: [CoSTR2][00366] Re: 363 CoSTR2 Part 4 のタイトル「Monitoring and Assisting the Circulation」の訳  Part 4 のタイトル「Monitoring and Assisting the Circulation」の 訳について皆様のご意見をお伺いします。 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/CoSTR-04.htm  現在「循環の測定と補助」が使われていますが、今ひとつしっくりしな い感じがあります。 〇「Monitoring」はもう「モニタリング」または「モニタ」でよいかも知  れません。趣旨は(心肺蘇生中の)(循環の)モニタリングですが、こ  こでは単に「モニタリング」でよいように思います。 〇「循環の測定(モニタリング)と補助」というふうに「循環の」と「補  助」が離れていることで、ぼやっとしたタイトルになっていると思いま  す。「循環補助」は離さずに使いたい。 〇結果として、直訳では「循環の モニタリング                   と                   補助   」  ですが、効果的な意訳として「モニタリングと循環補助」ではどうでし  ょうか。そのココロは「(循環)モニタリングと循環補助」です。  いかがでしょうか。


From: Subject: [CoSTR2][00381] Re: 363 CoSTR2 Part 4 のタイトル「Monitoring and Assisting the Circulation」の訳 Aさん >  Part 4 のタイトル「Monitoring and Assisting the Circulation」の > 訳について皆様のご意見をお伺いします。 >  ですが、効果的な意訳として「モニタリングと循環補助」ではどうでし >  ょうか。そのココロは「(循環)モニタリングと循環補助」です。  タイトルとしても,「モニタリングと循環補助」であれば,十分理解できると思います.  賛成します.


From: C Subject: RE: [CoSTR2][00741] CoSTR第3部への意見(00740のコメントも含む) Aさん >その対応計画には、器材のメンテナンス、初期応答者のトレーニ >ング、地域の救急医療システムとの連携、プログラムのモニターなどが含まれる>  べきである。 >→ モニタ がよいかも知れません。他の用語も含め長音省略の方針でゆく >かどうかは次の機会に意見交換させてください。 →「モニタ」とすると却って画面を想像してしまうのは私だけでしょうか。このまま 「モニター」とするか「監視」などの訳語を当てるのは如何でしょうか。


From: A Subject: [CoSTR2][00743] Re: 741 CoSTR第3部への意見(00740のコメントも含む) Cさん >→「モニタ」とすると却って画面を想像してしまうのは私だけでしょうか。このまま >「モニター」とするか「監視」などの訳語を当てるのは如何でしょうか。 ⇒ 「モニタ」でおさまりが悪ければ「モニタ−」でも構いません。


mnemonic


From: A Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 Mnemonic; =memory aid=記憶法


From: B Subject: [CoSTR2][00723] Re: 用語集に対する提案 > Mnemonic; =memory aid=記憶法 これも今回のCoSTRには使われていない用語ですので,削除しましょう.(原文で 確認できない)


multidisciplinary


From: A Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 Multidisciplinary teams; 総合チームはいかがでしょうか。


From: B Subject: [CoSTR2][00723] Re: 用語集に対する提案 > Multidisciplinary teams; 総合チームはいかがでしょうか。 原文での使われ方にもよると思いますが,単に総合的なではなく,集学的な,学際的 なでもいいと思います.


myocardial stunning


From: Subject: [CoSTR2][00350] 教えてください(用語) 循環器の先生がいらっしゃったら「myocardial stunning」の訳語を御教示 ください。 論文等を見てもそのまま使われているようで日本語でなんと訳していいのか 判りませんでした。


From: Subject: Re: [CoSTR2][00351] 教えてください(用語) Aさん > 循環器の先生がいらっしゃったら「myocardial stunning」の訳語を御教示 > ください。 > > 論文等を見てもそのまま使われているようで日本語でなんと訳していいのか > 判りませんでした。 日本循環器学会 用語集(1997年4月1日発行 「循環器学用語集・改訂版」(第2版) 〔日本循環器学会用語委員会編〕) http://www.j-circ.or.jp/yougoshu/yougoshu.htm で探すと、 myocardial stunning 気絶心筋 他にも近いところで以下のものがありました。 electrical stunning 電気的スタ[ン]ニング stunning スタ[ン]ニング,気絶 stunning myocardium 気絶心筋 参考にしてみてください。


From: Subject: Re: [CoSTR2][00353] 教えてください(用語) Bさん > 日本循環器学会 用語集 > myocardial stunning 気絶心筋 上記日本語訳で統一でよろしいでしょうか? 「気絶心筋」:不勉強で申し訳ありませんが、私はこの言葉は始めて目にしました。


From: Subject: Re: [CoSTR2][00355] 教えてください(用語)  さてmyocardial stunningの件ですが,循環器関連の邦文でも英語のまま使用され ているものが殆どだと思っています. その際,stunned myocardium(気絶心筋), hibernating myocardium(冬眠心筋)とかっこつきで注釈を加え,その相違を説明し ているものもみられます. 僕自身は気絶心筋以外の訳語はみたことがありません.  またmyocardial stunningも下記*に従って訳出すると,閉塞冠動脈再開通後の遷延 性虚血後心機能障害と定義されるようで,普通は”何じゃこれ?”となってしまうの で,結局英語をそのままmyocardial stunningと使っているようです. ということ で,myocardial stunning(気絶心筋状態)と,かっこで注釈をつけて,英語をその まま使うのは如何でしょうか. 心筋気絶状態よりも気絶心筋状態の方が循環器専門 医にもわかりやすいと思います. 循環器をmajorにしている先生方如何でしょう? * Braunwald E, Kloner RA :The stunned myocardium : Prolonged, postischemic ventricular dysfunction.  Circulation 1982;66:1146−1149


From: Subject: Re: [CoSTR2][00358] 教えてください(用語) -C先生- > myocardial stunning(気絶心筋状態)と,かっこで注釈をつけて, > 英語をそのまま使うのは如何でしょうか.  日本語にするとかえって判りにくくなるものもございますので、 粗訳時には先生の上記御提案の如くの表記としたいと思います。


From: Subject: Subject: [CoSTR2][00362] Re: 教えてください(用語) --- In A wrote: > > myocardial stunning(気絶心筋状態)と,かっこで注釈をつけて, > > 英語をそのまま使うのは如何でしょうか.  > > 日本語にするとかえって判りにくくなるものもございますので、 > 粗訳時には先生の上記御提案の如くの表記としたいと思います。 確かにこの案がよさそうです.


normocapnea


From: Subject: [CoSTR2][00341] Re: LMA ちなみに、normocapneaの日本語訳に迷って麻酔科学会の用語集 を見てみたら「正常二酸化炭素状態」と書いてあって、その通り にしましたが、内心「うひゃあ」と思いました。普段は 「ノルモカプニア」(あんまり「ル」は強く発音しませんが) のままで、日本語にしようと考えたことがなかったもので。 勝手なことばかり言っていますが、用語集を作成するのは、 それは大変な作業だったでしょうね。


outcome


From: Subject: [CoSTR2][00477] CoSTR第3部の二次チェック(「応答者」「アウトカム」) 2.【結果かアウトカムか】  「初回通電波形とエネルギーレベル」の章 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/CoSTR-03.htm#f に何回か「outcome」という語が出てきますが、もとの訳では「アウトカム」 で、・・さんは今回「結果」を使われました。できるだけ日本語に置き換 えたいという原則は生きていますが、私はまだ「アウトカム」を捨てきれ ません。  ある研究設定(今回は初回通電波形やエネルギ−)の効果の差を判定す るわけですが、その判定基準を社会復帰にするか、生存生存にするか、生 存入院にするか、除細動成功(1度きりでもよい、asystoleになっても 「よい結果」)にするかによってその治療プロトコルなどに対する評価は 大きく変わってきます。判定基準とする「結果」について「outcome」が 使われているとき、上記の思い入れ(本当は最終転帰=社会復帰かそれに 準ずる指標でみるべき)を生かして「アウトカム」を使う方がよいかな・・ という気持ちが致します。  このあたりは最終的には皆様のご意見にしたがいます。


From: Subject: [CoSTR2][00478] 【結果かアウトカムか】 越智さん、皆さん: ELSTA九州の畑中です。 "outcome"は「転帰」ではダメでしょうか? そのままの訳だと....今までは思っていたのですが?


From: Subject: [CoSTR2][00481] Re: 478 【結果かアウトカムか】 Bさんは書きました(CoSTR2][00478): >"outcome"は「転帰」ではダメでしょうか? >そのままの訳だと....今までは思っていたのですが? → 確かにそうですね。・・さん、いかがでしょうか。


From: C Subject: Re: [CoSTR2][00484] 【結果かアウトカムか】  さて,”outcome”の件ですが,文脈によって”結果”や”転帰”があり,TPOで 訳し分けるのは如何でしょうか.”アウトカム”は訳者にとっては楽なのですが, 理解に困る読者もいるのではないかと思います. よろしくご検討くださいませ.


From: A Subject: Re: [CoSTR2][00486] 【結果かアウトカムか】  以下のご方針で異存ありません | さて,”outcome”の件ですが,文脈によって”結果”や”転帰”があり,TPOで |訳し分けるのは如何でしょうか


From: B Subject: [CoSTR2][00487] 【結果かアウトカムか】 そうですね、場合によっては「結果」とした方が良い場合も あると、私もそう思います。 ある程度、使い分けていけばよいと思います。


From: D Subject: [CoSTR2][00491] responder と  outcome 「outcome」 日本麻酔学会用語集では,「転帰/予後」になっています. 統計学的には「結果」とされるようです.私は,普段は「予後」をよく使います. Aさんからの提案がありましたように,文脈に応じ当て「転帰」「結果」「予後」 「アウトカム」を使うにしておきます.


From: E Subject: [CoSTR2][00493] Re: 【結果かアウトカムか】 > 「outcome」 > > 日本麻酔学会用語集では,「転帰/予後」になっています. 転帰「outcome」が実際に得られた結果としての患者の状態であるのに 対して、予後「prognosis」は未来予測としての患者の状態を示すもの、 と理解しています。その理解の範囲で考えると、麻酔学会用語集の用法 は、やや正確さに欠けると思います。 臨床で結果的に得られた患者の状態を示す場合は「転帰」を、社会 事象や実験上の観察対象の最終状態を示す場合は「結果」を、そして "prognosis"に対して「予後」を、それぞれ訳語として当てるのが適当 ではないかと、個人的には思います。


From: D Subject: Re: [CoSTR2][00494] Re: 【結果かアウトカムか】 E wrote: > 転帰「outcome」が実際に得られた結果としての患者の状態であるのに > 対して、予後「prognosis」は未来予測としての患者の状態を示すもの、 > と理解しています。その理解の範囲で考えると、麻酔学会用語集の用法 > は、やや正確さに欠けると思います。 > > 臨床で結果的に得られた患者の状態を示す場合は「転帰」を、社会 > 事象や実験上の観察対象の最終状態を示す場合は「結果」を、そして > "prognosis"に対して「予後」を、それぞれ訳語として当てるのが適当 > ではないかと、個人的には思います。 よく理解できました.どうやら私も間違った使い方をしていたようです. データベースから「予後」を外しておきます.


Public Access Defibrillation (PAD)


From: B Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 Location of PAD; PADの設置場所


From: B Subject: [CoSTR2][00723] Re: 用語集に対する提案 > Location for PAD; PADの設置場所 これは,PADをどう訳すかにもよると思います.public access defibrillation (PAD) 市民による除細動(PAD) Dはdefibrillaterではなく,defibrillationですので,PADの設置場所だとおかしいか もしれません.


percutaneous coronary intervention (PCI)


From: B Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 percutaneous coronary intervention (PCI)


From: B Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 PCI; 循環器fieldでは、経皮的冠動脈形成術が一般的です。


From: C Subject: [CoSTR2][00723] Re: 用語集に対する提案 > PCI; 循環器fieldでは、経皮的冠動脈形成術が一般的です。 循環器学会の用語集にはありませんでした.他には 経皮的冠動脈インターベンション 経皮的冠動脈介入術 経皮的冠動脈手術 などもありましたが,ご指摘のように経皮的冠動脈形成術が多そうでした. percutaneous coronaryintervention(PCI):経皮的冠動脈形成術で登録します.


plenary session(s)


From: A Subject: [CoSTR2][00824] CoSTR Part 1: Introductionへの意見 >全員の出席と同時に行われるポスター会議で、専門的批評家がトピックを  発表した(Expert reviewers presented topics in plenary, concurrent,  and poster conference sessions. ) → トピック発表の機会は3通りあったようです。   A案:エビデンス検討者(reviewer)は全体会議、同時進行の分科会   およびポスター会議でトピックの発表を行った。


periarrest


From: Subject: [CoSTR2][00464] ぺリアレスト よく用いられる”perioperative”は周術期,即ち手術前後の時期,特にpostoperaive  periodを想定しているtermと理解しているのですが,”periarrest”はenglishをその まま用いることがほとんどで,これを訳すとなると少し本来のニュアンスから離れるよ うな気がします.周心停止期は,個人的にはわかりにくいと感じています.arrestにつ いたperi-は心停止前後というよりは,prearrest,即ち心停止前の,しかもすぐにでも 心停止となるようなcritical situationが想定されます.それは,impending rupture に通じるものを感じさせ,”切迫心停止期”というのはいかがでしょう.ニュアンスが 強すぎるならば,”心停止前期”ではどうでしょうか.


From: Subject: [CoSTR2][00469] Re: 464 ぺリアレスト 〇 Aさんは書きました(CoSTR2][00464): >よく用いられる”perioperative”は周術期,即ち手術前後の時期,特に  postoperaive periodを想定しているtermと理解しているのですが, → 術後に重みがあるのは事実としても、「術前」「術中」「術後」の3つ   の時期を全部含むのが「周術期」ということになりますね。 〇 |”periarrest”はenglishをそのまま用いることがほとんどで,これを訳す | となると少し本来のニュアンスから離れるような気がします.  → 最終結論は皆様のご意見をうかがってからになりますが、今回のCoSTR   と関連資料の訳は「periarrest」または「ペリアレスト」でゆくのが   よいかも知れませんね。 〇   |周心停止期は,個人的にはわかりにくいと感じています. → 「周心停止期」はまともな日本語とは言えないと思います(^L^)。 〇 |arrestについたperi-は心停止前後というよりは,prearrest,即ち心停止 |前の,しかもすぐにでも心停止となるようなcritical situationが想定されます.  → 「prearrest」でなく「periarrest」を用いた理由は、心停止から除細   動処置などで拍出のあるリズムに復帰した直後は、いつ心停止に陥るか   も知れずまた不安定なリズムが続く恐れがある・・・すなわち   「postarrest」をも(少なくとも言葉の上では)念頭に置いていると思   います。 〇 |それは,impending ruptureに通じるものを感じさせ,”切迫心停止期” |というのはいかがでしょう. ニュアンスが強すぎるならば,”心停止前 |期”ではどうでしょうか.  → 上記の理由で「心停止前」だけを念頭に置くのは(少なくとも言葉の上)   では抵抗があります。   でも心停止から蘇生された<後の>不整脈については、実際のところ難   治性あるいは反復性のVF以外にはCoSTRにも AHA、ERCのガイドラインに   もほとんど書かれていませんので、実際のところ念頭にあるのは「心停   止前期」の不整脈(など)であろうと思います。


From: Subject: [CoSTR2][00470] Re: ぺリアレスト 私も,”perioperative”=「周術期」から”periarrest”=「周心停止期」としました. 少し調べてみたら以下の文章が見つかりました. 前回のガイドラインにあるようです. Circulation. 2000;102:I-136 http://circ.ahajournals.org/cgi/content/full/circulationaha;102/suppl_1/I-136 The "Periarrest" Period Emergency cardiovascular care no longer focuses only on the patient in cardiac arrest. Emergency care providers cannot narrow their objectives to only the arrest state. They must recognize and treat effectively those patients "on their way to a cardiac arrest" and those recovering in the immediate postresuscitation period. Once these patients are identified, ECC personnel must be able to rapidly initiate appropriate therapy. If responders treat critical conditions properly in this "periarrest" or "prearrest" period, they can prevent a full cardiopulmonary arrest from occurring. Consequently, the international ACLS recommendations present the science- based clinical guidelines and some educational material for these periarrest conditions: * Acute coronary syndromes * Acute pulmonary edema, hypotension, and shock * Symptomatic bradycardias * Stable and unstable tachycardias * Acute ischemic stroke * Impairments of rate, rhythm, or cardiac function in the postresuscitation    period (by definition a periarrest/prearrest condition) Other parts of the ECC and CPR guidelines present guidelines for more specific causes of cardiac arrest, such as electrolyte abnormalities, drug toxicity or overdoses, and toxic ingestions. "periarrest" or "prearrest" periodということで”心停止前期”がよいかもしれません.


From: Subject: [CoSTR2][00472] Re: 00470 ぺリアレスト AHA ACLSコース(G2000バージョン)でも、ICLSコースでも、 「心停止に陥ってからの予後や転帰は不良」であり、「刮目すべきは 心停止前に患者の心停止を予測し、治療すること」を奨めています。 即ち、periarrestとは、心停止に陥る前、或いは治療が奏功しているが 再び心停止が再来する可能性がある「不安定unstable」な時期を 指していると思います。 両方を併せてAさんのご主張のように日本語では「心停止前期」 または「切迫心停止期」が正しいと思います。


From: Subject: [CoSTR2][00483] Re: 470 ぺリアレスト  AHA自体も「periarrest」と言いながら主には「prearrest」を念頭に置 いているのですね。  Aさんご提案の「切迫心停止期」「心停止前期」に賛成です。「切迫 心停止期」は私共が初めて使う訳(造語)だと思いますので、定着するか どうかはわかりませんが・・


From: Subject: [CoSTR2][00492] Re: 470 ぺリアレスト --- B wrote: >  AHA自体も「periarrest」と言いながら主には「prearrest」を念頭に置 > いているのですね。  そのような感じです. >  Aさんご提案の「切迫心停止期」「心停止前期」に賛成です。「切迫 > 心停止期」は私共が初めて使う訳(造語)だと思いますので、定着するか > どうかはわかりませんが・・ > >  とりあえずCoSTR第4章は「切迫心停止期」でウェブ収載してみます。  私としては,「周心停止期」も悪くないと思っていますが,確かにわかりにくいか もしれません. periarrest=切迫心停止 periarrest period=切迫心停止期 で登録しておきます.


precaution


From: A、B(okad) Subject: [CoSTR2][00738] CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント 10.“Precaution”はattentionと対比させるため、事前に用心するの意味を強め た"警戒"を用いた。


From: C Subject: [CoSTR2][00740] Re: 738 CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント >10.“Precaution”はattentionと対比させるため、事前に用心するの意味を強め >た"警戒"を用いた。 → 異存はありません。


precordial


From: A、B(okad) Subject: [CoSTR2][00738] CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント 6. “Precordial”は,救急医学会用語集では,前胸部と訳されているが,MLでの discussionに則り,“胸骨”とした(B). →(C)特段、異論ありません。


From: C Subject: [CoSTR2][00740] Re: 738 CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント >6. “Precordial”は,救急医学会用語集では,前胸部と訳されているが,MLでの >discussionに則り,“胸骨”とした. >→(A)特段、異論ありません。 → 「胸骨」叩打(殴打)、「胸骨」圧迫・・   ぜひそのようにお願い致します。


From: A Subject: RE: [CoSTR2][00741] CoSTR第3部への意見(00740のコメントも含む) >科学的コンセンサス: これまで胸骨殴打法を前向きに評価した研究はない。 > → 私個人は「胸骨殴打」よりも「胸骨叩打」を推します。これも次の機会 >に意見交換を・・ →検索をかけても「叩打」の方がヒットしますし「殴打」を「叩打」としようと思いま すがいかがでしょうか。


From: C Subject: [CoSTR2][00743] Re: 741 CoSTR第3部への意見(00740のコメントも含む) Aさん >→検索をかけても「叩打」の方がヒットしますし「殴打」を「叩打」と使用と思いま >すがいかがでしょうか。 ⇒ これも「胸骨叩打」に賛同者あり・・ですね。


From: D Subject: [CoSTR2][00774] Re: 提出用CoSTR Part 3 E-J 対照-1.1.doc 除細動前の戦略: 1.「胸骨殴打法」と「胸骨叩打法」の混在 古いバージョン(Web収載分)の項目タイトルに残っていた「胸骨殴打法」ですが、 ワード最新版では、まだ本文に「胸骨殴打法」と「胸骨叩打法」が混在しています。


From: A Subject: Re: [CoSTR2][00778] Re: 提出用CoSTR Part 3 E-J 対照-1.1.doc Dさん > ワード最新版では、まだ本文に「胸骨殴打法」と「胸骨叩打法」が混在していま す。 →一応、メールでお回ししたバージョンでは検索→置換をかけておりますがもう一 度確認させていただきます。


primary survey


From: A Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 Primary〜; 初期でなく一次の方がよいと思います。  Primary surveyは初期検索でなく、そのままプラマリーサーベイで通る と思いますし、訳すなら一次検索です。 これはsecondary surveyに対比 したtermだからです。


From: B Subject: [CoSTR2][00723] Re: 用語集に対する提案 > Primary〜; 初期でなく一次の方がよいと思います。 >  Primary surveyは初期検索でなく、そのままプラマリーサーベイで通る > と思いますし、訳すなら一次検索です。 これはsecondary surveyに対比 > したtermだからです。 Primary survey:プラマリーサーベイでもう一般的でしょうか?


CPR prompt devices


From: Subject: [CoSTR2][00365] Re: 363 [用語] CPRブロンプト装置  本メールでは・・さんが一次チェックを担当された、CoSTR2 Part 4 「循環の測定と補助」に出てくる用語「CPRブロンプト装置」について提 案させていただきます。 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/CoSTR-04.htm#prompt  この装置は蘇生現場や治療室、訓練中のマネキンの近く(あるいはマネ キン装置の内部に)に置き、蘇生処置の方法やタイミングなどを音声など で指導するものだと思います。    例:「最初の人工呼吸が終わったら、両手を傷病者の乳首の間に置き、 胸を3〜5センチ押し下げる位の強さで胸部圧迫をはじめましょう。テン ポは信号音を参考にしてください。ピッ、ピッ、ピッ・・・・」  粗訳で使われた「CPRブロンプト装置」はなじみがない人にはどんなも のか検討がつかないと思いました、「蘇生指導(プロンプト)装置」は いかがでしょうか。


From: Subject: [CoSTR2][00380] Re: 363 [用語 ] CPRブロンプト装置 --- In A wrote: >  粗訳で使われた「CPRブロンプト装置」はなじみがない人にはどんなも > のか検討がつかないと思いました、「蘇生指導(プロンプト)装置」は > いかがでしょうか。  ありがとうございます.どうしようかとも思ったのですが,確かに「蘇生 指導(プロンプト)装置」のほうがわかりやすいですね.  このパートには,他にも Interposed Abdominal Compression CPR Load Distributing Band CPR Mechanical (Piston) CPR Lund University Cardiac Arrest System CPR Phased Thoracic-Abdominal Compression-Decompression CPR Impedance Threshold Device Extracorporeal Techniques and Invasive Perfusion Devices  のように,日本語にも訳しにくかったり,見たことも,使ったことのない ものがいくつもでてきます.  引用文献やインターネットで検索するとある程度のイメージはわいてきま すが,日本語に訳すのは難しいです.


From: Subject: [CoSTR2][00717] Re: CoSTR Part 8・修正ファイル作製 修正点は次のとおりです。 (中略) 2."CPR Prompt Devices"に「CPRガイダンス装置」と訳出していたが、訳語に   原文を添えて「CPRガイダンス装置(CPR Prompt Devices)」と修正。


protocol


From: Subject: [CoSTR2][00221] CoSTRタイトルの訳など(用語の件) 2.「プロトコール」と「プロトコル」  医学以外の分野では「プロトコル」が用いられています。長音表記省略 という国語の流れもありますし、「プロトコル」がよいように思います。


randomized


From: Subject: Re: [CoSTR2][00202] 統計用語とその後の表現 差し当たり、・・さんの上げられたものを、非難を恐れず書いてみました。 それぞれの単語や用語が出てきた場所がわからないので、おかしなところは それに当たった方がコメントしてください。 また、正式な会議や学会の名前の訳語の統一もお願いしたいと 思います。 ------------------------------- 統計関連の用語 (中略) randomized clinical trials:無作為化臨床試験 randomized controlled trial:無作為化比較試験 randomized parallel study:無作為化並列研究 randomized study:無作為化研究 randomized trial:無作為化試験 reports:報告 retrospective analyses:後ろ向き分析 study:研究、試験(前後による) randamized:無作為化・・・randomized trialやrandomized studyなど randamly:無作為・・・randomly controlled studyなど


From: Subject: Re: [CoSTR2][00286] Part 6: Ped B&ALS → randomized trials ですが、・・さんの統計関連の用語に従えば、 「無作為化試験」になりますね。 (中略) →randomized, controlled trial 「無作為化比較試験」


From: Subject: [CoSTR2][00288] Re: 286 Part 6: Ped B&ALS >→ randomized trials ですが、・・さんの統計関連の用語に従えば、 >「無作為化試験」になりますね。 → これも「無作為化試験」でゆきましょうか。 (中略) >→randomized, controlled trial >「無作為化比較試験」 → 賛成です。


From: D Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 randomized controlled trials (RCTs)


reentry


From: Subject: [CoSTR2][00416] CoSTR Part4「周心停止期不整脈」 の一次チェック  CoSTR 第4部「周心停止期不整脈(Periarrest Arrhythmias)」 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/CoSTR-04.htm#f ・人為的持続的な再入可能(induced sustained reentran)なPSVTの抑制において   → 「再入可能な」は述語「リエントリ」を使った方が正確に伝わる    ように感じました。   A案:人為的に引き起こされた、持続的な、リエントリによる


From: Subject: Re: [CoSTR2][00419] CoSTR Part4 「周心停止期不整脈」 の一次チェック Aさん |・人為的持続的な再入可能(induced sustained reentran)なPSVTの抑制において |  → 「再入可能な」は述語「リエントリ」を使った方が正確に伝わる |   ように感じました。 | |  A案:人為的に引き起こされた、持続的な、リエントリによる →”(検査で or EPSで)誘発された持続性リエントリー”では如何でしょうか.


From: Subject: [CoSTR2][00422] Re: 419 CoSTR Part4 「周心停止期不整脈」 の一次チェック  Bさんの案に賛成です。ただし、最近は長音を表記しないことが多いので、 「誘発された持続性リエントリ」ではいかがでしょうか。


rescuer


From: A Subject: [CoSTR2][00592] AHA Part 4: Adult Basic Life Support の粗訳 Lay rescuers:一般の素人の蘇生行為の実行者


From: B Subject: [CoSTR2][00597] AHA Part 4ウェブ収載、用語の問題 >Lay rescuers:一般の素人の蘇生行為の実行者 → 「市民救助者」


From: C Subject: Re: [CoSTR2][00625] 策定小委員会への意見書(発送の主体と要約) > > >Lay rescuers:一般の素人の蘇生行為の実行者 >> → 「市民救助者」 →「一般救助者」は? 私のようなド田舎に住んでるものには、「市民」というのは少し違和感を感じます。


From: D Subject: [CoSTR2][00628] Re: 用語統一に向けて >> Lay rescuers:一般の素人の蘇生行為の実行者 >> → 「市民救助者」 > →「一般救助者」は? > 「市民」というのは少し違和感を感じます。 「一般の救助者」では如何でしょうか。 最初に「市民救助者」と訳したのは私だったような・・。反省の意味から・・。 この点につきましては、東京や政令指定都市、また町村の「民」から見ても「市 民」という言葉には違和感を感じる方が多いようですね。 それでも「国民」や「都道府県民」というほど大きいレベルではなく、また「区 町村民」という表現では限局される、つまり「一般市民の・・」という意味で、 多くの方が妥協して「市民」を使っているようです。(市民活動における「市 民」という定義ならびに位置づけを検討した頃の資料より) むしろ、もともと意図されている「反復使用が予測されない救助者」という意味 ではLay も rescuers も無視して「一般市民」とした方がいいと思う位なの ですが、それでは乱暴なので、何らかの言葉が当てはめられるといいのではない かと考え「市民救助者」としてみたような(10年も前の)記憶があります。 バイスタンダーが日本語になったように、カタカナでいい表現が無いかと思いま すが「レイ」には市民権が無く、素人では失礼ですし、やはり市民になるので しょうか。


From: E Subject: [CoSTR2][00631] Re: 用語関連 > > > >Lay rescuers:一般の素人の蘇生行為の実行者 > >> → 「市民救助者」 > > →「一般救助者」は? > 私のようなド田舎に住んでるものには、「市民」というのは少し違和感を感じます。 国語辞典によると,「市民」には「その市に住んでいる人。また、都市の住人」と 別に「〔citizen〕国政に参与する権利をもつ人。公民。中世ヨーロッパ都市の自治に参与する特権をもつ住民に由来する。」もあります.どちらでも使えると思います.


From: A Subject: [CoSTR2][00632] Re: 用語統一に向けて 国語辞典では「市民」は「その市に住んでいる人。また、都市の住人。 」だけでな く「〔citizen〕国政に参与する権利をもつ人。公民。中世ヨーロッパ都市の自治に 参与する特権をもつ住民に由来する。」もあり,市に住んでいる人だけではなく,使 えると思います.「市民救助者」「一般救助者」「一般市民」でもかまわないと思い ます.


From: B Subject: [CoSTR2][00648] Re: 632 用語統一に向けて >> >> Lay rescuers:一般の素人の蘇生行為の実行者 >> >> → 「市民救助者」 >> > →「一般救助者」は? >> > 「市民」というのは少し違和感を感じます。 >> >> 「一般の救助者」では如何でしょうか。 (中略) Aさん >国語辞典では「市民」は「その市に住んでいる人。また、都市の住人。 」  だけでなく「〔citizen〕国政に参与する権利をもつ人。公民。中世ヨー  ロッパ都市の自治に参与する特権をもつ住民に由来する。」もあり,市  に住んでいる人だけではなく,使えると思います.「市民救助者」「一般  救助者」「一般市民」でもかまわないと思います. → 「公民」という意味で、田舎に住んでいる人も含めて「市民」を使って   よいというご意見に賛成です。


From: F Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 Rescuer、Responder、Provider; 救助者、応答者、実施者がわかりやすい のではないかと思います。 Responderに協力者は個人的にはしっくりこな いかなと・・・


From: E Subject: [CoSTR2][00723] Re: 用語集に対する提案 > Rescuer、Responder、Provider; 救助者、応答者、実施者がわかりやすい > のではないかと思います。 Responderに協力者は個人的にはしっくりこな > いかなと・・・ これは用語集の「citizen responders 市民協力者」のご指摘と思います. responderだけでしたら応答者で登録されています.今回のCoSTRには使われ ていない用語ですがどうしましょうか?


From: G、F(okad) Subject: [CoSTR2][00738] CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント 7.(F案) “Responder”は,rescuerと区別するため,救助者とせず,応答者と した. Upされている用語統一リストの“実施者”はやや意味が弱くなると考えた. Providerが実施者と思われます。原文でもresponderとrescuerは意図して使い分けて いると思われます. →(G)賛成です。さらに全体を通してresponder, rescuer, providerをいう訳語 を”色分け”していくのか皆様の御意見を聞きたいとおもいます。


rescue breath


From: Subject: [CoSTR2][00447] Re: ERCガイドラインの要約―一次チェック終了 「成人一次救命処置の主な変更点」 「rescue breath」を「救助呼吸」とされていますが,「小児一次救命処置」のところでは,「レスキュー呼吸」になっています.2002版AHA・用語統一リスト.xls では「救命人工呼吸」,他のpartでは単に「人工呼吸」にされているところもありもあり,統一されていません.


From: Subject: [CoSTR2][00459] Re: 447 ERCガイドラインの要約―救助呼吸 Aさんより(CoSTR2][00447) |「成人一次救命処置の主な変更点」 |「rescue breath」を「救助呼吸」とされていますが,「小児一次救命処 |置」のところでは,「レスキュー呼吸」になっています.2002版AHA・用 |語統一リスト.xls では「救命人工呼吸」,他のpartでは単に「人工呼吸」 |にされているところもありもあり,統一されていません. → 「rescue breath」は時に最初の(2回の)(呼気吹き込み式)人工呼吸   を指すことがあるようですが、例外もあり、結局は「人工呼吸」と同義   と考えてよさそうです。とは言え、英文で「ventilation」とあるのを   「救助呼吸」とする必要はありませんが、「rescue breath(ing)」とあ   れば「救助呼吸」として構わないと思います(「(呼気吹き込み式)人   工呼吸」と訳するのも正解)。


From: C Subject: [CoSTR2][00592] AHA Part 4: Adult Basic Life Support の粗訳 rescue breaths:レスキュー換気


From: B Subject: [CoSTR2][00597] AHA Part 4ウェブ収載、用語の問題 >rescue breaths:レスキュー換気 → 「救助呼吸」が一般的でしょうか。


From: C Subject: [CoSTR2][00612] Re: AHA Part 4ウェブ収載、用語の問題 > >rescue breaths:レスキュー換気 > → 「救助呼吸」が一般的でしょうか。 そのようです. > >Lay rescuers:一般の素人の蘇生行為の実行者 > → 「市民救助者」 問題ないと思います.


From: D Subject: Re: [CoSTR2][00625] 策定小委員会への意見書(発送の主体と要約) >> >rescue breaths:レスキュー換気 >> → 「救助呼吸」が一般的でしょうか。 →「救助者による人工呼吸」では?


From: D Subject: [CoSTR2][00628] Re: 用語統一に向けて 用語統一の件では、医学的な背景の無い私などが発言することは控えるべきです が・・。 これまで市民普及をしてきました経験から少しでも「市民も理解しやすい用語」 に統一をされることを願っております。 そんなベースからちょっとだけ、ご教示戴けたらとも思い、出てきました。 >> rescue breaths:レスキュー換気 >> → 「救助呼吸」が一般的でしょうか。 > →「救助者による人工呼吸」では? 単純に「人工呼吸」でよいのではないかと思いますが、他の用語との兼ね合いな どあるのでしょうか。 私個人は、通常「レスキュー呼吸」と言ってしまっています。 救助者による・・の対義語が何になるのか。といえば特に無いわけで、rescue breaths は全て救助をした方が行なうものとすれば、救助という用語をあえて 訳に当てなくても「人工呼吸」もしくは「レスキュー呼吸」と呼んだ方が解り易 いような気が致しておりました。 ご教示いただけましたら幸いです。(もし、従前のご議論に戻すようなことが あったら申し訳ありません。)


From: A Subject: [CoSTR2][00631] Re: 用語関連 > >> >rescue breaths:レスキュー換気 > >> → 「救助呼吸」が一般的でしょうか。 > > →「救助者による人工呼吸」では? CPRの最初に行われる人工呼吸を意味していると思いますので,他の人工呼吸と 区別する表現として,「救助呼吸」がいい気がします.


From: A Subject: [CoSTR2][00632] Re: 用語統一に向けて > >> rescue breaths:レスキュー換気 > >> → 「救助呼吸」が一般的でしょうか。 > > →「救助者による人工呼吸」では? > > 単純に「人工呼吸」でよいのではないかと思いますが、他の用語との兼ね合いな > どあるのでしょうか。 > 私個人は、通常「レスキュー呼吸」と言ってしまっています。 > 救助者による・・の対義語が何になるのか。といえば特に無いわけで、rescue > breaths は全て救助をした方が行なうものとすれば、救助という用語をあえて > 訳に当てなくても「人工呼吸」もしくは「レスキュー呼吸」と呼んだ方が解り易 > いような気が致しておりました。 > ご教示いただけましたら幸いです。 CPRの最初に行う人工呼吸を意味していると思いますので,やはり他の人工呼吸とは別 の言葉にする必要があります. 「レスキュー呼吸」「救助呼吸」でも用語の定義をそのようにすればいいと思います.


From: B Subject: [CoSTR2][00648] Re: 632 用語統一に向けて (Aさん) >CPRの最初に行う人工呼吸を意味していると思いますので,やはり他の人工  呼吸とは別の言葉にする必要があります. >「レスキュー呼吸」「救助呼吸」でも用語の定義をそのようにすればいいと思います. ⇒ メーリングリストACLSだったでしょうか、ICLSの指導者と意見交換をし   たことがあります。事情は以下の通りと思います。   ・「rescue breathe(ing) 」が最初の2回(または5回)の人工呼吸を    指すという使い方をする人がいる   ・それ以降の人工呼吸についても「rescue breathe(ing)」を使う人がい    る   私も原文であえて「rescue breathe(ing) 」とあるときは「人工呼吸」   とせず、「レスキュー呼吸」または「救助呼吸」と訳したらよいと思い   ます。この2つのどちらかを選べと言われたら、カタカナでないぶん   「救助呼吸」に1票入れますが、最終的には皆様のご意見に従います。


responder


From: Subject: [CoSTR2][00477] CoSTR第3部の二次チェック(「応答者」「アウトカム」)  私から用語に関して2点、コメントをさせていただきます。 1.【応答者】  「AEDの使用」の章 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/CoSTR-03.htm#c に「lay responder」「(trained) first responder」が出て来ますが、こ の「responder」の訳はかなり迷います。日米の救急医療体制の差を反映し てきた言葉だからです。  原案の「救助者」は中庸を得た訳です。心肺蘇生などにあたる人だろうな というのは知識のない人でもわかります。しかし「市民応答者」や「第一応 答者」では「通報に関係した言葉なんやろうか」という印象を持たれる言葉 だと思います。  米国の「responder」は緊急通報に反応して「(適応があれば)除細動も 含めて対応するぞ」という勢いで飛び出してゆく(事前に訓練された)救助 者を指しています。米国の1990年代は first responder defibrillationの時 代でした(消防士や警察官、カジノ警備員などによる除細動)。  ここは平凡でも「応答者」または「レスポンダー」を使った方がよいの かも知れません。ただ、初出のところには英語を併記したり、きちんとし た説明を訳注として入れる必要があると思います。訳注の文案と挿入箇所 につきましては、また私の方でも考えてみたいと思います。


From: B Subject: [CoSTR2][00491] responder と  outcome 「responder」 2002版AHA・用語統一リスト.xls では「実施者」になっています.直感的には 「応答者」がいい気がします.


From: C Subject: Re: [CoSTR2][00704] Re: 689 CoSTR Part 8ウェブ収載 2.first responders をどう訳すか困り、「初期対応要員」なる単語を造語しましたが、「居合わせて 最初の救助者となる一般市民」とされており、現実にあった意訳と思います。


From: A Subject: [CoSTR2][00706] Re: 704 CoSTR Part 8ウェブ収載 >2.first responders >をどう訳すか困り、「初期対応要員」なる単語を造語しましたが、「居合わせて >最初の救助者となる一般市民」とされており、現実にあった意訳と思います。 → これも問題用語ですね。本メールでは触れずに飛び越えさせていただき   ます。


From: D Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 Rescuer、Responder、Provider; 救助者、応答者、実施者がわかりやすい のではないかと思います。 Responderに協力者は個人的にはしっくりこな いかなと・・・ First responder; 出動者ではないと思います。 第一応答者がbetterかと・・


From: E Subject: [CoSTR2][00711] Re: CoSTR Part 8・二次チェック完了 > 2.first responders この言葉は状況によって意味するところが異なるのかな、と思いつつ、文脈 からはlay personを指していると考えて、訳してみました。 引き続きみなさんのご意見をお寄せいただければと思います。


From: B Subject: [CoSTR2][00723] Re: 用語集に対する提案 > Rescuer、Responder、Provider; 救助者、応答者、実施者がわかりやすい > のではないかと思います。 Responderに協力者は個人的にはしっくりこな > いかなと・・・ これは用語集の「citizen responders 市民協力者」のご指摘と思います. responderだけでしたら応答者で登録されています.今回のCoSTRには使われ ていない用語ですがどうしましょうか? > First responder; 出動者ではないと思います。 第一応答者がbetterかと・・ そうですね.


From: F、D(okad) Subject: [CoSTR2][00738] CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント 7.(D案) “Responder”は,rescuerと区別するため,救助者とせず,応答者と した. Upされている用語統一リストの“実施者”はやや意味が弱くなると考えた. Providerが実施者と思われます。原文でもresponderとrescuerは意図して使い分けて いると思われます. →(F)賛成です。さらに全体を通してresponder, rescuer, providerをいう訳語 を”色分け”していくのか皆様の御意見を聞きたいとおもいます。


From: A Subject: [CoSTR2][00740] Re: 738 CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント >7.(F案) “Responder”は,rescuerと区別するため,救助者とせず,応答者と >した. Upされている用語統一リストの“実施者”はやや意味が弱くなると考えた. >Providerが実施者と思われます。原文でもresponderとrescuerは意図して使い分けて >いると思われます. >→(D)賛成です。さらに全体を通してresponder, rescuer, providerをいう訳語 >を”色分け”していくのか皆様の御意見を聞きたいとおもいます。 → ご指摘のように“Responder”は救助者の中でも緊急コール(119通報など   の公的なものとその施設内などのローカルなものもある)に反応して駆け   つける、事前に訓練を受けた救助者のことですね。救急隊員(パラメディ   ックや救急救命士)を含む言い方と、彼らを除外して表現する場合とがあ   るようです。「rescuer」と「provider」の区別は難しいように思います。    A案:responder → 応答者        rescuer、provider → 救助者


From: F Subject: RE: [CoSTR2][00741] CoSTR第3部への意見(00740のコメントも含む) Aさん >→ ご指摘のように“Responder”は救助者の中でも緊急コール(119通報など > の公的なものとその施設内などのローカルなものもある)に反応して駆け > つける、事前に訓練を受けた救助者のことですね。救急隊員(パラメディ > ックや救急救命士)を含む言い方と、彼らを除外して表現する場合とがあ > るようです。「rescuer」と「provider」の区別は難しいように思います。 >  A案:responder → 応答者 >      rescuer、provider → 救助者 →とりあえずresponderとresucerに関しては線引きをして違う訳を当てます。


From: A Subject: [CoSTR2][00743] Re: 741 CoSTR第3部への意見(00740のコメントも含む) Fさん >→とりあえずresponderとresucerに関しては線引きをして違う訳を当てます。 ⇒ 了解です。宜しくお願いいたします。


response time


From: Subject: [CoSTR2][00403] Re: 402 CoSTR第3部(除細動)前半[用語など]  response time  「応答時間」ではピンとこない感じがしてきました。どこかで Utstein 様式による定義を訳注として入れることを前提に、「レスポンスタイム」 の方が正確で引き締まるような気がします。これについては主には「応答 時間」が使われていますが、一括「レスポンスタイム」にしてはどうか? という提案です。皆様のご意見を宜しくお願いいたします。


From: Subject: [CoSTR2][00456] CoSTR「第二部BLS」―EMSとレスポンスタイム → 「通報から到着までの間隔(interval from EMS call to arrival)」   ですが、「間隔」では距離的な間隔の方が頭に浮かびそうですね。「EMS   への通報から(現場)到着までの(所用)時間」とした方がよさそうです。   また「response time」も頻出する用語ですが、とりあえず「応答時間」   で参りましょうか(知らない人はピンと来ない言葉ですが)。併せて、   各章の初出では「応答時間(レスポンスタイム)」と説明を入れること   と、どこかでウツタイン様式で言う「覚知―現着時間」と同じであるこ   とを訳注として入れることの2点を提案させていただきます。 


From: Subject: Re: [CoSTR2][00467] CoSTR 「第二部 BLS 」―EMSとレスポンスタイム >   また「response time」も頻出する用語ですが、とりあえず「応答時間」 >   で参りましょうか(知らない人はピンと来ない言葉ですが)。併せて、 >   各章の初出では「応答時間(レスポンスタイム)」と説明を入れること >   と、どこかでウツタイン様式で言う「覚知―現着時間」と同じであるこ >   とを訳注として入れることの2点を提案させていただきます。  response timeは2002版AHA・用語統一リスト.xls にはありませんが「応答時間」で 登録します.


From: C、D(okad) Subject: [CoSTR2][00738] CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント 本メールではD先生と交換しました意見を掲載するとともに、皆様のお知恵を拝借し たいと思います。 >本日ウェブに収載させていただきました。皆様、ご参照ください。 > http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/CoSTR-03.htm 1.Introduction-Use of AEDに登場してくる「Response interval (time)」の訳 語。 (D案)Response timeは,ウツタイン様式の日本語版で“反応時間”と訳されて おり,またresponseは救急医学会用語集で反応と訳されていたことから,当初反応時 間としたが,MLでのdiscussionや用語集を参考に、response intervalを応答時間 (レスポンスタイム)とした. (C案)第3章には厳密なresponse timeという単語は出てまいりません(PDF検索い たしました)。response intervalという言葉が出てきます。intervalとtimeの違い をアメリカ人に聞いたところより「開始」と「終了」にスポットが当たっているとい われました。そう考えますと先生の訳出では「応答時間(○○から○○まで)」と なっており非常に良いと思いました。「response」に関して応答、反応あるいは response(レスポンス)とするのかはもう少し皆様のお知恵を拝借するのは如何で しょうか?


From: A Subject: [CoSTR2][00740] Re: 738 CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント Cさんは書きました: >1.Introduction-Use of AEDに登場してくる「Response interval (time)」の訳 >語。 > >(D案)Response timeは,ウツタイン様式の日本語版で“反応時間”と訳されて >おり,またresponseは救急医学会用語集で反応と訳されていたことから,当初反応時 >間としたが,MLでのdiscussionや用語集を参考に、response intervalを応答時間 >(レスポンスタイム)とした. >(C案)第3章には厳密なresponse timeという単語は出てまいりません(PDF検索い >たしました)。response intervalという言葉が出てきます。intervalとtimeの違い >をアメリカ人に聞いたところより「開始」と「終了」にスポットが当たっているとい >われました。そう考えますと先生の訳出では「応答時間(○○から○○まで)」と >なっており非常に良いと思いました。「response」に関して応答、反応あるいは >response(レスポンス)とするのかはもう少し皆様のお知恵を拝借するのは如何で >しょうか? → 第3章で出てくるのは「response interval」であり、ウツタインでいう   「response time」(覚知―現場到着)に限らないということですね。それ   ならウツタイン翻訳版の「反応時間」にこだわることはないかも知れません   ね。私個人の好みは「応答」より「反応」です。理由は「応答」というと   声かけに対する応答(返事)、その返事をするまでの時間・・というよう   な意味合いに取る人がいるかも知れないことです。「反応」の方がEMS   の活動を指すことがわかりやすいような気がします。   私共の粗訳文書の中で本来の「response time」(覚知―現場到着)をどう   訳するかはいずれ決めないといけませんね。私個人は以下の2つのどちらか   がよいと思っています。   ・各章の初出時に「応答時間(response time)」と表記し、あとは「応答    時間」   ・各章の初出時に「レスポンスタイム(response time)」と表記し、あと    は「レスポンスタイム」


From: C Subject: RE: [CoSTR2][00741] CoSTR第3部への意見(00740のコメントも含む) Aさん > 私共の粗訳文書の中で本来の「response time」(覚知―現場到着)をどう > 訳するかはいずれ決めないといけませんね。私個人は以下の2つのどちらか > がよいと思っています。 > ・各章の初出時に「応答時間(response time)」と表記し、あとは「応答 >  時間」 > ・各章の初出時に「レスポンスタイム(response time)」と表記し、あと >  は「レスポンスタイム」 →第3章のresponse intervalはresponse timeの訳出と違う訳語(応答/反応 時間・期  間・間隔)を使用し、()内にいつからいつまでを記載するというのは如何でしょう  か


From: A Subject: [CoSTR2][00743] Re: 741 CoSTR第3部への意見(00740のコメントも含む) Cさん >→第3章のresponse intervalはresponse timeの訳出と違う訳語(応答/反応 時間・期 >間・間隔)を使用し、()内にいつからいつまでを記載するというのは如何でしょう >か ⇒ 了解です。


From: E Subject: Re: [CoSTR2][00744] Re: 738 CoSTR第3部:Response interval (time)について ・・先生のご講演の中で、response timeという言葉が出てきたとき、 よく理解ができず、帰ってから調べてみて、なるほどと納得した記憶が あります。(^_^;; 救急業務実施状況調(消防庁)の中に出てくる言葉であてはめるなら、 「現場到着所要時間」でしょうか。 でも、私的には ・各章の初出時に「レスポンスタイム(response time)」と表記し、あと  は「レスポンスタイム」 に1票です。 言葉も改めて、かつ、覚知時刻に対する概念、現場到着に関する概念を 世界基準に統一して欲しいという願いからです。


From: B Subject: [CoSTR2][00748] response time Aさん >   私共の粗訳文書の中で本来の「response time」(覚知―現場到着)をどう >   訳するかはいずれ決めないといけませんね。私個人は以下の2つのどちらか >   がよいと思っています。 >   ・各章の初出時に「応答時間(response time)」と表記し、あとは「応答 >    時間」 >   ・各章の初出時に「レスポンスタイム(response time)」と表記し、あと >    は「レスポンスタイム」 今のところ response time 応答時間(各章の初出では「応答時間(レスポンスタイム)」 と説明を入れる)で,登録しています. でも,「response time」(覚知―現場到着)はどこかで定義を示さないと理解で きない気がします. レスポンスタイム(各章の初出では「レスポンスタイム(覚知―現場到着時間)と 説明を入れる)ではいかがでしょうか?


From: A Subject: [CoSTR2][00750] Re: 748 response time  「response time」ですが、以下の形が親切でよいと思います。 Bさんは書きました(CoSTR2][00748): >今のところ >response time 応答時間(各章の初出では「応答時間(レスポ ンスタイム)」と説明を入れる)で,登録しています. > >でも,「response time」(覚知―現場到着)はどこかで定義を示さない と理解できない気がします. > >レスポンスタイム(各章の初出では「レスポンスタイム(覚知―現場到着時 間)と説明を入れる)ではいかがでしょうか?


From: C Subject: [CoSTR2][00766] Part3徐細動の改訂版を送ります。 |1.response time: G2000の際のウツタイン様式邦訳で,反応時間と |訳出されていることはご存知のとおりで,当初小生もこのように訳しま |したが,responder=応答者が妥当であると思いますので,これに合わせ |てresponse interval=応答時間としました. >→ 了解しました。ウツタイン様式日本語版との関係について注釈を入れる > か、初出時に「応答時間(反応時間、response time)」と入れること > も一法かと思います。 (C)⇒Response intervalに関して:応答時間を採用とし、合わせてresponse timeとウツタイン様式邦訳に関する注釈を入れた。


review


From: A Subject: [CoSTR2][00721] Re: 693 「ERC-Press Release」の一次チェック・・難解でした 〇第2段落〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 >The recommendations made by the ERC are based on a comprehensive,  evidence-based review of resuscitation science that was undertaken  over the last two years by experts from all over the world. → 「包括的(comprehensive)」は幅広いテーマや内容を内包するという   意味だと思います。わかりやく「広範囲にわたる」にしてみたらどうで   しょうか。「世界中からの専門家」は「世界中から参加した専門家」   また「レビュー」を日本語にするとすれば、今回は「評価」あるいは   「検討」でしょうか。


From: A Subject: [CoSTR2][00824] CoSTR Part 1: Introductionへの意見 >全員の出席と同時に行われるポスター会議で、専門的批評家がトピックを  発表した(Expert reviewers presented topics in plenary, concurrent,  and poster conference sessions. ) → トピック発表の機会は3通りあったようです。   A案:エビデンス検討者(reviewer)は全体会議、同時進行の分科会   およびポスター会議でトピックの発表を行った。


rhythm


From: Subject: [CoSTR2][00416] CoSTR Part4「周心停止期不整脈」 の一次チェック  CoSTR 第4部「周心停止期不整脈(Periarrest Arrhythmias)」 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/CoSTR-04.htm#f ・「調律」と「リズム」・・これはもう「リズム」でよいように感じま  した。  「リズムコントロール」も理解して貰えるのでは?    vs 「レートコントロール」


From: B、C(okad) Subject: [CoSTR2][00738] CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント 5.“Perfusing rhythm”は,心拍再開と意訳せず,“灌流リズム”とした. →(B)特段、異論ありません。


From: A Subject: [CoSTR2][00740] Re: 738 CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント >5.“Perfusing rhythm”は,心拍再開と意訳せず,“灌流リズム”とした. >→(B)特段、異論ありません。 → 「灌流リズム」了解です。「胸骨」叩打(殴打)、「胸骨」圧迫・・   ぜひそのようにお願い致します。


ROSC


From: Subject: [CoSTR2][00290] ROSC return of spontaneous circulationという言葉がROSCという略語でもあちこちで出てきます。 この場合は、心電図だけでなく脈も触れる(血圧のある)状態だと思います。 心拍再開という意味ではPEAなども含まれると思いますので、心拍再開より、自己循環再開、 自己循環の復帰が正しいと思うのですが、いかがでしょうか?


From: Subject: [CoSTR2][00291] Re: 290 ROSC  そうですね。「心拍再開」は電気的な活動の復帰のイメージで、血流 (濯流)を伴うというイメージの「自己循環再開」「自己循環への復帰」 などの方がよさそうですね。


From: Subject: Re: [CoSTR2][00292] ROSC 語学がからっきし弱い私が反応するのも変な気がしますが、 全く主観的に「自己循環の復帰」ないしは「自己循環復帰」に 一票を投じます。


From: Subject: [CoSTR2][00293] ROSC 他の資料を翻訳した際にも、ROSCの訳し方 が問題になりました。とりあえずは「自己心拍再開」と訳し ておきましたが....。 皆さんもご指摘のように、単語に忠実に訳すなら「自己循環 復帰(回復・再開)」になりますよねえ。 ここでは、ディベートを楽しむつもりで、あえて「自己心拍 再開」を擁護してみます。 ・「自己心拍再開」は慣習的に心停止から脱した状態(つま り脈が触れる)を表す言葉として理解されてきた(と思う。) ・「自己循環復帰」といっても、(言葉としては)脈は触れ ない(非常に微弱な循環があるのみ=PEA)の状態を含んでい るとの解釈も成り立つ。


From: Subject: Re: [CoSTR2][00294] ROSC  取り急ぎメールで申し訳ございませんが,ROSCは1995年の救急医学会の 用語統一の通知の中では”心拍再開”となっており,以来小生もこのterm を使ってきました.G2000がらみの邦文ではほとんどが心拍再開だったと記 憶しています.厳密ではなくてもある程度意味が通じればよいことを考え ると,心拍再開はわかりやすく妥当だと思います.また心拍再開は患者さ んの心拍以外何者でもないので,自己はつけずsimpleな4文字の心拍再開 では如何でしょうか.ということでD案に1票で〜す.


From: Subject: [CoSTR2][00295] Part 6 後半部分の1次チェック & ROSC ROSCは、個人的には「自己心拍再開」や「心拍再開」の語を充てること には少し抵抗があります。今回、除細動直後のCPRが強調されているのも、 例え自己心拍が再開したとしてもPEAの状態である可能性が高い(時間が 経過したVFでは特に)ことが念頭にあると思います。臨床的にも、心拍数 (heart rate)と脈拍数(pulse rate)は、必ずしも同一ではありません よね。やはりここは、「心拍」ではなく、「循環」が再開することに、 訳語にも大きな意味をもたせたいな、と思います。 この主張の矛盾点は、心肺蘇生全般で、心停止と循環停止を(厳密に) 区別していない(少なくとも言葉の表記としては)ところにあります。 ここをつかれると弱いです。D/E案は、その意味でスッキリと していることを否定しません。ううむ。


From: Subject: [CoSTR2][00296] Re: ROSC インターネットで検索してみたら以下のものがありました. AHA Scientific Statement Cardiac Arrest and Cardiopulmonary Resuscitation Outcome Reports Circulation. 2004;110:3385-3397 http://circ.ahajournals.org/cgi/content/full/110/21/3385 その中の Utstein Definitionsでは Return of Spontaneous Circulationは以下のように定義されています. Signs of the return of spontaneous circulation (ROSC) include breathing (more than an occasional gasp), coughing, or movement. For healthcare personnel, signs of ROSC also may include evidence of a palpable pulse or a measurable blood pressure. 日本語で「心拍再開」をこのように定義すればすっきりするのですが・・・. いかがでしょう?


From: Subject: [CoSTR2][00297] Re: 296 ROS  「ROSC」の訳としてはわが国で使われてきた「心拍再開」を用い、その 意味するものとしては Utstein様式にある以下の定義を考える・・という ことでよいようですね。 * Utstein様式の和訳は大阪のグループがされましたが、そのウェブ資料  は以下にあります。 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/02/uts/j3uts0.html  「心拍再開」に関する記載は以下にあります。 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/02/uts/j3uts2.html#0915


From: Subject: [CoSTR2][00310] Re: 296 ROSCと略語の取り扱い Bさん >  「ROSC」の訳としてはわが国で使われてきた「心拍再開」を用い、その > 意味するものとしては Utstein様式にある以下の定義を考える・・という > ことでよいようですね。 ということで,ROSCにつきましては,現時点で「心拍再開」にしておきます.


From: Subject: [CoSTR2][00326] Re:用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) ROSCに「心拍再開」を あてる方が個人的には未だに違和感があります。


From: Subject: [CoSTR2][00335] Re: 326 用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) >どちらかと言えば、この語よりもむしろ、ROSCに「心拍再開」を >あてる方が個人的には未だに違和感があります(Part 6の一次 >チェックでは「心拍再開」に統一しましたが・・・)。 → これには「Utstein様式の定義に基づき・・」という注釈がいるかも知   れません。


From: B Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 return of spontaneous circulation (ROSC)


From: G、E(okad) Subject: [CoSTR2][00738] CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント 5.“Perfusing rhythm”は,心拍再開と意訳せず,“灌流リズム”とした.


self-inflating bag


From: A Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 Self-inflating bag; やはりそのまま自己膨張型(性)バッグの方がよ いと思います。


From: B Subject: [CoSTR2][00723] Re: 用語集に対する提案 > Self-inflating bag; やはりそのまま自己膨張型(性)バッグの方がよ > いと思います。 蘇生バッグにされた経緯はどうだったんでしょうね?


From: C Subject: [CoSTR2][00728] 蘇生バッグ(self- vs flow- inflating bag) > Self-inflating bag; やはりそのまま自己膨張型(性)バッグの方がよ > いと思います。 賛成です。 特に小児二次救命処置では、self-inflating bagとflow-inflating bag のそれぞれの特徴に応じて、意識的に使い分ける場面がありますので、 その区別が明確となる訳語が望ましいと思います。 self-inflating bag:自己膨張式(型)(蘇生)バッグ flow-inflating bag:流量膨張式(型)(蘇生)バッグ ではいかがでしょうか。


From: B Subject: [CoSTR2][00747] Re: 蘇生バッグ( self- vs flow- inflating bag) Cさん > > Self-inflating bag; やはりそのまま自己膨張型(性)バッグの方がよ > > いと思います。 > > 賛成です。 > > 特に小児二次救命処置では、self-inflating bagとflow-inflating bag > のそれぞれの特徴に応じて、意識的に使い分ける場面がありますので、 > その区別が明確となる訳語が望ましいと思います。 > > self-inflating bag:自己膨張式(型)(蘇生)バッグ > flow-inflating bag:流量膨張式(型)(蘇生)バッグ > > ではいかがでしょうか。  蘇生に限るものではないのでしょうが,蘇生を活かして self-inflating bag:自己膨張式蘇生バッグ flow-inflating bag:流量膨張式蘇生バッグ で,登録しました.


primary survey


From: A Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 primary survey


shock


From: Subject: [CoSTR2][00221] CoSTRタイトルの訳など(用語の件) 3.「ショック」と「通電」 背景 ・「ショック」は循環虚脱としての shock と紛らわしい  一方、 ・three shock!という風に蘇生治療においてはショックが通電を表すこ  とは十分認知されている  私の案としては「通電」を主に使いながら、ファーストショックという 風に口に言い慣れた形であれば「ショック」も併用・・してはどうかと思 います。


From: Subject: [CoSTR2][00331] Re: LMA Part 6の一次チェックにあたり、除細動の「ショック」はすべて「通電」 とし、「エネルギー」は「通電用量」としました。ちょっとやりすぎで したかね。そのくせ、「バイスタンダー」は「居合わせた人」にしようか と思ったのですが、カタカナ表記のままにしちゃいました。AEDもCPRも そのままです。


From: C、D(okad) Subject: [CoSTR2][00738] CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント (D案) 8. “shock”は一律に通電ではなく,文脈により除細動,通電,ショックを使い分 けた. →(C)特段異論ありません。ただshockに関して、逐次語訳でなく、文脈により 「除細動、通電、ショック」と使い分けることを良しとするのか、用語はこの時点で は逐次語訳としておくのかについては皆様の意見をお聞きしたい。 11.Chest compressionは心臓マッサージと訳すのが,laymanにとってもわかりや すいと思われるが,healthcare professionalには胸骨圧迫が原語に忠実と思われま す. 文脈で使い分けた箇所もあります. →(C)特段異論ありません。ただshockに関して、逐次語訳でなく、文脈により 「除細動、通電、ショック」と使い分けることを良しとするのか、用語はこの時点で は逐次語訳としておくのかについては皆様の意見をお聞きしたい。


From: A Subject: [CoSTR2][00740] Re: 738 CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント >(D案) >8. “shock”は一律に通電ではなく,文脈により除細動,通電,ショックを使い分 >けた. → それでよいと思います。全部「ショック」にするのはどうかなと思います   が、「ショック」の方がピンとくる場面はあるように思います。 >11.Chest compressionは心臓マッサージと訳すのが,laymanにとってもわかりや >すいと思われるが,healthcare professionalには胸骨圧迫が原語に忠実と思われま >す. 文脈で使い分けた箇所もあります. >→(C)特段異論ありません。ただshockに関して、逐次語訳でなく、文脈により >「除細動、通電、ショック」と使い分けることを良しとするのか、用語はこの時点で >は逐次語訳としておくのかについては皆様の意見をお聞きしたい。 → 「除細動」は電気的、薬物的の両方を含み、VF/VTを消失させるための一   連の行為を指すと思います。「通電」=「ショック」で、私共の文書の中   ではVF/VTを消失させるために患者に(1回)電気を流すことを言うと思い   ます。「通電」と「ショック」は原則「通電」とし、「ショック」を使い   たい場面では適宜「ショック」で・・ という方針でいかがでしょうか。


stridor


From: Subject: [CoSTR2][00536] stridorとwheeze  アナフィラキシ−では上気道浮腫と気管支痙れんのためにstridorとwheezeを来たす とあります。wheeze(ing)は気管支痙攣時にみられる呼気性の呼吸雑音だと思いますが、 stridorはどのように説明すればよいでしょうか。また両語の訳をどのように区別すれ ばよいでしょうか。


From: B Subject: [CoSTR2][00540] stridorとwheezing  stridorは吸気時に聞かれる高音の音で、胸腔外等の上気道閉塞などの時に聞かれます。 (巨舌、声帯麻痺、気道内腫瘍、クループ、喉頭蓋炎、喉頭浮腫、異物誤嚥など) それに対し、wheezingは呼気時に聞かれる音で、気管支・細気管支といった下気道閉塞の 時に聞かれます。 (気管支炎、喘息、肺浮腫、胸腔内気道異物など)  喘鳴が吸気時か呼気時かで区別されています。同時に閉塞機転の推測にもなっています。 (PALS p28-29)


From: A Subject: [CoSTR2][00541] Re: 540 stridorとwheezing  吸気性、呼気性の雑音であること、よく理解できました。なお、CoSTR訳出 におきましては、どのような日本語(あるいは英語のまま)を当てるのがよ いと思われますか?


From: C Subject: [CoSTR2][00543] stridor と wheezing  喘鳴に関してはB先生がupされていたG2000 ALS Provider manualの定義が最もわかりやすく, 学生にはinspiratory stridor,expiratory wheezingと形容詞をつけて覚えるように指導して いました.訳出の際にも吸気時喘鳴,呼気時喘鳴と訳すとわかりやすいと思います.(ちなみに gruntingはうなりですね)


From: A Subject: [CoSTR2][00547] Re: 543 stridor と wheezing  「吸気時喘鳴」、「呼気時喘鳴」について納得致しました。なお、日本語的 には「吸気性」「呼気性」がきれいかも知れません。また初出時は英語かカタ カナを括弧内に併記すると親切かも知れませんね。 ・「吸気性喘鳴」、「呼気性喘鳴」 ・「吸気性喘鳴(stridor)」、「呼気性喘鳴(wheezing)」 ・「吸気性喘鳴(ストライダー)」、「呼気性喘鳴(ウィージング)」


From: D Subject: [CoSTR2][00548] Re: 543 stridor と wheezing―D(麻酔科医) 海外のMLで母国語の方々に聞いてみました。 まずボクが、 In Japan, our member begin to translate CoSTR, ERC and AHA guideline 2005 to japanese. In guideline-------,the word "stridor" and "wheezing" seem to be same meaning for us japanese (smile). I can not find "stridor" in Longman 4th edition dictionary. In Longman, "wheeze" is "to breathe with difficulty, making a noise in your throat and chest". Please teach me the difference of these words, please. I want to know the nuance of these words. 質問しましたら、 We "generally" use the term "wheeze" to describe the sound that is ,made by airway obstruction in the lower non-cartilaginous airways, ie bronchospasm, and obstructive disease. "Stridor" is generally used to describe the sound made by "upper airway" obstruction, ie laryngeal edema after extubation, or other fixed or variable obstructions of the upper airway. と stridor is used to describe the sound of a narrowed upper airway (larynx, upper trachea)as in croup or upper airway obstruction. wheezing is used to describe the sound made as air tries to pass thru narrow/constricted lower airway (bronchioles) as in asthma との答え。 これによると吸気時とか呼気時とかは問題とせず、声帯の上の上気道か 気管支領域の下気道かということのようでしたので、 あらためて、 "Wheeze" is the sound mede by lower airway, and "stridor" is made by upper airway, isn' it? How do you make out from patient condition? Are there some difference? Some one theach me ,"stridor" is high pitch sound during inspiration and "wheezeing" is expiration. Is this comment true? "Wheeze" is the sound mede by lower non-cartilage airway obstruction (not narrowing?) and "expiratory" sound, on the contrary "stridor" is the sound made by upper airway obstruction and high pitch "inspiratory" sound. This description is suitale or not? Is "inspiratory" or "expiratory" not immportant? "Upper" or "lower" is essencial? と聞きましたら、 実際の音が聞けるよと You will find some excellent examples of these terms at: http://www.rale.ca/Recordings.htm You will need sound turned on to hear them. と返事が来て、さらに "Wheeze" is the sound mede by lower non-cartilage airway obstruction (not narrowing?) and "expiratory" sound, it can be an obstruction or it can be a narrowing/constricting from swelling. it can be heard inspiratory or expiratory. で"Wheeze"は呼気でも吸気でもありうるよとの答えと and it is lower airway on the contrary "stridor" is the sound made by upper airway obstruction and high pitch "inspiratory" sound. yes. it can also be caused by an obstruction either by foreign body or something like epiglottitis. or a narrowing/constricting from edema ということで、向こうでは吸気、呼気よりも上か下かのことを 本質と捉えているような感じでした。 さらにあらためて、返事がきました。 Is "inspiratory" or "expiratory" not immportant? "Upper" or "lower" is essencial? yes とのことです。


From: A Subject: [CoSTR2][00550] Re: 548 stridor と wheezing  感想  喘息(気管支痙れん)のときの喘鳴は実際の所、ほとんど呼気性であり、 それがゆえに下気道の病変である喘息の際のwheezing =呼気性の喘鳴 とい う、診断上も参考になる結びつけがなされるものと思います。気管支れん縮 や浮腫により気道抵抗が増したときに、(自発呼吸時)能動的に胸郭をふく らませる吸気時には気道抵抗がやや小さく、胸郭の弾性により呼出がなされ る段階で気道抵抗が大きくなり wheezing を発するというの現象も非常に興 味深いと思います(呼吸生理学的な説明がなされているものと思います)。


From: B Subject: [CoSTR2][00551] 再々stridor と wheezing―B  D先生、ご指摘有難うございます。今一度PALS Provider Manualを読み返してみました。 Stridor:High-pitched sound during inspiration-suggests extrathoracic airway obstruction. Wheezing or prolonged exhalation:Suggests intrathoracic airway obstruction, especially of small airways.  また、 Upper airway obstruction:The major clinical signs occur during the INSPIRATORY phase of the respiratory cycle. The child may have stridor, hoarseness, or a change in voice or cry. Inspiratory retractions, use of accessory muscles, and nasal flaring are present. The respiratory rate is often only mildly elevated. Lower airway obstruction:The major clinical signs occur during the EXPIRATORY phase of the respiratory cycle. The child often has wheezing and a prolonged expiratory phase requiring increased effort. The respiratory rate is usually elevated, particularly in infants. Retractions become prominent when the lower airway obstruction impairs both inspiration and exhalation, requiring increased respiratory effort.  とあります。 > "Upper" or "lower" is essencial? > yes  と言うことですね。ただ、病変部位を暗示するような適切な日本語訳としてはなく、 > ・「吸気性喘鳴(stridor)」、「呼気性喘鳴(wheezing)」 > で良いかと思います。  蛇足ですが・・・日本医師会の生涯教育シリーズ(症候から診断へ、1998年)には: ストライダー(stridor)は,上気道の器質的狭窄による連続性ラ音で,吸気だけに聴 かれる.ドイツ語のstridor(喘鳴)とは意味が異なる.  とありました。日本語では喘鳴の聞かれる呼吸相が重要ですが、英語の本質は閉塞機 転の位置で区別しているのですね。


From: E Subject: [eml-nc6: 0084] Re: CoSTR と関連文書の翻訳(stridorとwheeze)―E(救急医)  自分でもかなりいいかげんです。最近ではいろいろ定義がありそうですが・・・、  自分の認識ですが、大昔、大学時代の小児科の講義で、  『上気道の狭窄性病変(例えば喉頭浮腫など)にょる吸気性の連続性雑音をstridor (ストライダー:喘鳴)』  『下気道の狭窄性病変(例えば喘息など)による呼気性の連続性雑音をwheezing (ウィージング)』  と学んだような記憶があります。  それで過去によく使われていた「乾性ラ音」は、時に喘息時にのみ使われることが多 いかもしれませんが、これは上気道でも下気道でも、気道の狭窄による「音の性質(音 色):連続性の笛様音」を表すのであって、上気道か下気道かの狭窄部位は問わないと 解釈してます。


From: F Subject: [CoSTR2][00556] Re: stridor と wheezing "stridor"(英語読みをカタカナ表記にすると「ストライダー」 でしょうか)は、小児を診療される方にとっては珍しくないと 思いますが、主に上気道の狭窄によって生じる吸気性の喘鳴を 言います。 比較的(下気道と比較して、という意味です)大きな気道の狭 窄部位で乱流が生じることによる雑音で、高調で軋むような、 ヒューというよりはキューッという感じです。吸気は通常短時 間で終了するので、雑音の持続時間は短いです。呼気時に雑音 が生じることも珍しくありませんが(呼気の延長があっても不 思議ではありません)、通常は呼出による気道内圧の上昇で狭 窄が若干改善するのに対し、吸気時は狭窄が増強するため、圧 倒的に吸気時の雑音が優位となります。 頚部で生じる雑音なので、聴診器を当てなくても明らかに音が 聞こえます。音が放散するため、胸部だけの聴診では "wheezing"と間違えることがありますが、紛らわしいときは喉 に聴診器をあててみると、胸部よりも強く直接的な雑音が直下 に聞こえるので、胸部で聴取される雑音が喉からの放散音であ ることがわかります。おそらく臨床ではそのまま「ストライ ダー」と言うことが多いと思います。 日本語表記は「吸気性喘鳴(ストライダー)」または原語のま まで「吸気性喘鳴(stridor)」がわかりやすいと思います。     ☆  ☆  ☆ "wheezing"(フィージング)は、成人を診療される方には説明 不要でしょうが、主に下気道の狭窄によって生じる喘鳴で、吸 気でも呼気でも生じますが、呼気の方がやや目立ちます。 "stridor"とは逆に呼気時の胸腔内圧上昇によって狭窄が増強す るためです。"stridor"よりもはるかに狭い気道で生じる乱流音 で、高調成分がややまろやかになって、キーというよりは ヒュー、またはザーという感じでしょうか。下気道狭窄では呼 気が延長するため、雑音は"stridor"よりも長く持続します。当 然ながら雑音は胸部で最も強く聴取されます。ちなみに喘息の 既往がない小児の突然の"wheezing"で局在性が強い場合(片側 性など)は、気管異物を疑います。 雑音は呼気に限るわけではないのですが、"stridor"との区別 を強調するために「呼気性喘鳴(フィージング)」または 「呼気性喘鳴(wheezing)」としてもよいでしょうし、単に 「喘鳴(wheezing)」でもよいと思います。 なお、gruntingは、「呻吟」で良いと思います。


From: G Subject: [CoSTR2][00560] 556 Re: stridor と wheezing― 「stridor と wheezing」の話題,勉強させていただいてます.私自身は 今まで,何の区別もなく使っていました. http://medical-dictionary.com/dictionaryresults.php で調べてみましたら,以下のように説明されていました. stridor The harsh sound heard on inhalation caused by air passing through a constricted passage. Seen in cases of acute croup and epiglottitis. wheezing A musical sound that is most pronounced on the exhalation of air. Seen in asthmatics. Indicates bronchospasm. 読み方―私は,ストライダー,ウィージングと読んでました.


From: A Subject: [CoSTR2][00562] Re: stridor と wheezing G先生、 > 私は,ストライダー,ウィージングと読んでました. 研究社の新英和中辞典 第6版では wheeze /(h)wi:z|wi:z とありますので、先生が仰る通り、「ウィージング」の方 が英語の一般的な発音に近い表記のようです。 喘息患者の聴診をすると、必ずしもゼイゼイだけではなく、 ピーピーとホイッスルのような高い音が聴取されることも よくありますね。パイピング(piping)と言ったりしてい ます。


From: D Subject: [CoSTR2][00569] Re: 548 stridor と wheezing 海外のMLからの追加情報 モスビィの辞書にはこう書いてあるそうです。 Stridor (origin Latin -'a harsh sound': An abnormally harsh, high-pitched, musical respiratory sound, caused by air passing through a constriction or obstruction in the trachea or larynx. It is usually heard on during inspiration (key point). Stridor may indicateseveral neoplastic or inflammatory conditions. Wheezing (origin Anglo-Saxon - 'hwesan' - to hiss: A rumbling or rasping musical respiratory sound, varying in pitch caused by a high-velocity flow of air through a narrowed airway. May be heard on both inspiration or expiration but usually more pronounced on expiration (key note). Wheezes are usually associated with asthma and chronoic bronchitis.


survival


From: Subject: Re: [CoSTR2][00286] Part 6: Ped B&ALS →survival to hospital admission=入院生存率(生存して入院。入院後死亡を含む) survival to hospital discharge =退院生存率(生存して退院にまで至る) と訳してはいけないのでしょうか?


From: Subject: [CoSTR2][00295] Part 6 後半部分の1次チェック & ROSC survival to hospital admissionは、この文脈でsurvivalに「生存」と いう言葉を充てることへの心理的な抵抗感から、「病院前死亡の回避」 と意訳したものです。やっとのことで入院にこぎ着けただけなんですね。 助かるかどうかは全くわからない。それに加えて、一般の読者には 「入院生存(率)」は判りにくいかな、と。


tachycardia


From: A Subject: [CoSTR2][00774] Re: 提出用CoSTR Part 3 E-J 対照-1.1.doc 除細動前の戦略: 2.「上室性頻脈」 "tachycardia"の訳語としては、「頻脈」も「頻拍」も用いられると思いますが、 不整脈用語としては「脈」よりも「拍」が一般的で、"SVT"は「上室性頻脈」より も「上室頻拍(上室性頻拍)」、「頻脈性不整脈」は「頻拍性不整脈」の方が、 それぞれ適切ではないかと思います。


From: B Subject: Re: [CoSTR2][00778] Re: 提出用CoSTR Part 3 E-J 対照-1.1.doc > 2.「上室性頻脈」 > "tachycardia"の訳語としては、「頻脈」も「頻拍」も用いられると思いますが、 > 不整脈用語としては「脈」よりも「拍」が一般的で、"SVT"は「上室性頻脈」より > も「上室頻拍(上室性頻拍)」、「頻脈性不整脈」は「頻拍性不整脈」の方が、 > それぞれ適切ではないかと思います。 →ご意見有難うございます。少し皆様のご意見をお待ちしたいと思います。


From: C Subject: [CoSTR2][00779] パート3 ご指摘ありがとうございます > 2.「上室性頻脈」 > "tachycardia"の訳語としては、「頻脈」も「頻拍」も用いられると思いますが、 > 不整脈用語としては「脈」よりも「拍」が一般的で、"SVT"は「上室性頻脈」より > も「上室頻拍(上室性頻拍)」、「頻脈性不整脈」は「頻拍性不整脈」の方が、 > それぞれ適切ではないかと思います。 →ご指摘のとおりです.


task force


From: Subject: [CoSTR2][00708] 用語集: task force 「task force」という用語があちこちで使われていますが,「作業グループ」「プロジェクトチーム」「研究班」「特別委員会」など統一されていないようです.  内容的には,あるテーマに絞って検討を行う「会」でどれも使えそうでもありますが,統一してもよいと思います.  ご検討下さい.


From: B Subject: [CoSTR2][00729] Re: 用語集: task force > 「task force」という用語があちこちで使われていますが, > 「作業グループ」「プロジェクトチーム」「研究班」「特別委員会」 > など統一されていないようです. > >  内容的には,あるテーマに絞って検討を行う「会」でどれも > 使えそうでもありますが,統一してもよいと思います. まったく個人的な好みに過ぎませんが、「作業部会」も候補の一つに 入れておいていただけると嬉しいです。


titrate


From: Subject: [CoSTR2][00591] AHA Part 7.4(「titrate」が難しい) AHA Part 7.4: 「Medications for Cardiovascular Support」の出だしの訳  特にわからなかったのが「titrate」の訳し方でした。 ★  出だしの2段落目:(中略)血管作動薬は副作用を少なくし同時に計画さ れた効果を確保するために、ベッドサイドで投与量を検討しなければならな い。 Vasoactive drugs must be titrated at the bedside to secure the intended effect while limiting side effects. ★エピネフリンの2段落目:(中略)望まれる血行力学的反応を得るための 成人の初回投与量は1 μg/minであり、それは一般的に2〜10 μg/minの投与 で得られる。 The initial dose for adults is 1 μg/min titrated to the desired hemodynamic response, which is typically achieved in doses of 2 to 10 μg/min. ★ノルエピネフリンの3段落目:(中略)ノルエピネフリンの効果を得るた めの初回投与量は0.5〜1 μg/minである。 The initial dose of norepinephrine is 0.5 to 1 μg/min titrated to effect.  皆様におかれましても、ご助言宜しくお願いいたします。


From: B Subject: RE: [CoSTR2][00591] AHA Part 7.4(「titrate」が難しい)  「titrate」については、化学物質の容量分析の時に、よく使われる用語ですよね。 「試料溶液の一定量と過不足なく反応する既知濃度の試薬の量からその物質を定量す る方法」をtitrationと言いますから、titrateとはその試薬の量を調節することを意 味すると思います。                                    要するに、投与量、すなわち「投与速度の調節」と言う意味合いだと思うのですが ・・・  ★  出だしの2段落目:(中略)血管作動薬は副作用を少なくし同時に計画さ れた効果を確保するために、ベッドサイドで投与量を検討しなければならな い。  →ベッドサイドで投与量を(適宜)調節しなければならない(相川訳) Vasoactive drugs must be titrated at the bedside to secure the intended effect while limiting side effects. ★エピネフリンの2段落目:(中略)望まれる血行力学的反応を得るための 成人の初回投与量は1 μg/minであり、それは一般的に2〜10 μg/minの投与 で得られる。  →この場合は、血行動態的に望ましく調節された1μg/minという量、という意味で、   titrateはあえて訳さなくても良いのでは・・・・・・・(B付加) The initial dose for adults is 1 μg/min titrated to the desired hemodynamic response, which is typically achieved in doses of 2 to 10 μg/min. ★ノルエピネフリンの3段落目:(中略)ノルエピネフリンの効果を得るた めの初回投与量は0.5〜1 μg/minである。  →「ノルエピネフリンの初回量は、効果を得るためには0・5-1μg/minの間で調節   される」が直訳で、このばあいのtitrateのあえて訳さなくても良いので     は・・・・・・・・・(B付加) The initial dose of norepinephrine is 0.5 to 1 μg/min titrated to effect.


From: C Subject: [CoSTR2][00593] AHA Part 7.4(「titrate」が難しい) titrate、難しいですね。 こんなん、どうでっしゃろ? ご検討ください。 ★  出だしの2段落目:(中略)血管作動薬は副作用を少なくし同時に計画さ れた効果を確保するために、ベッドサイドで投与量を検討しなければならな い。 C→血管作動薬ではベッドサイドで投与量を調節し、少ない副作用で、かつ有 効な作用が得られるように努める。 **「ベッドサイドで」を思いっきり意訳すると「患者の症状を見ながら」でも いいかも知れません。 Vasoactive drugs must be titrated at the bedside to secure the intended effect while limiting side effects. ★エピネフリンの2段落目:(中略)望まれる血行力学的反応を得るための 成人の初回投与量は1 μg/minであり、それは一般的に2〜10 μg/minの投与 で得られる。 C→成人では1 μg/minから投与を開始し、血行動態をみながら通常2〜10 μg/min の範囲で投与量を増減する。 The initial dose for adults is 1 μg/min titrated to the desired hemodynamic response, which is typically achieved in doses of 2 to 10 μg/min. ★ノルエピネフリンの3段落目:(中略)ノルエピネフリンの効果を得るた めの初回投与量は0.5〜1 μg/minである。 C→ノルエピネフリンは0.5 to 1 μg/minから投与を開始し、効果に応じて投 与量を増減する。 The initial dose of norepinephrine is 0.5 to 1 μg/min titrated to effect.


From: A Subject: [CoSTR2][00594] Re: 593 AHA Part 7.4(「titrate」が難しい)  Cさんの訳案、異存ありません。結局「titrate」は頭の中にテンビ ンを置いて、予想される効果や副作用をはかりにかけ、また投与開始後の 時間経過と血中濃度を予想しながら、薬剤投与量を調節してゆくような感 じでしょうか。「滴定する」は1滴1滴試薬を落としながら、基準の色に なるのを視認するようなイメージです・・・(ため息)。


From: C Subject: [CoSTR2][00595] 593 AHA Part 7.4(「titrate」が難しい) A > 「滴定する」は1滴1滴試薬を落としながら、基準の色に > なるのを視認するようなイメージです・・・(ため息)。 そうですね、静脈内持続投与の場合は、確かに1滴1滴...という本来の 「titrate」でもおかしくないと思いますが、titrateは内服薬の場合にも使うよ うですから、必ずしも「滴」にこだわらず、単に「調節する」と広く解釈して良 いと思います。


From: B Subject: [CoSTR2][00600] RE: 591 AHA Part 7.4(「titrate」が難しい)  「titrate」については、化学物質の容量分析の時に、よく使われる用語ですよね。 「試料溶液の一定量と過不足なく反応する既知濃度の試薬の量からその物質を定量す る方法」をtitrationと言いますから、titrateとはその試薬の量を調節することを意 味すると思います。                                    要するに、投与量、すなわち「投与速度の調節」と言う意味合いだと思うのですが・・・  ★  出だしの2段落目:(中略)血管作動薬は副作用を少なくし同時に計画さ れた効果を確保するために、ベッドサイドで投与量を検討しなければならな い。  →ベッドサイドで投与量を(適宜)調節しなければならない(B訳) Vasoactive drugs must be titrated at the bedside to secure the intended effect while limiting side effects. ★エピネフリンの2段落目:(中略)望まれる血行力学的反応を得るための 成人の初回投与量は1 μg/minであり、それは一般的に2〜10 μg/minの投与 で得られる。  →この場合は、血行動態的に望ましく調節された1μg/minという量、という意味で、 titrateはあえて訳さなくても良いのでは・・・・・・・(B付加) The initial dose for adults is 1 μg/min titrated to the desired hemodynamic response, which is typically achieved in doses of 2 to 10 μg/min. ★ノルエピネフリンの3段落目:(中略)ノルエピネフリンの効果を得るた めの初回投与量は0.5〜1 μg/minである。  →「ノルエピネフリンの初回量は、効果を得るためには0・5-1μg/minの間で調節さ れる」が直訳で、このばあいのtitrateのあえて訳さなくても良いのでは・・・・・・ ・・・(B付加) The initial dose of norepinephrine is 0.5 to 1 μg/min titrated to effect.


From: D Subject: Re: [CoSTR2][00605] AHA Part 7.4: 「Medications for Cardiovascular・・」ウェブ収載 「titrate」を「調節する」と訳せば学生の私でも件の文章が理解できます。 「titrate」を「滴定する」と訳しつつも、いったいどうやってベッドサイドで滴定 しますか?そんな便利アイテムがありますか?と疑問や想像を抱いていました (恥)。


trauma


From: Subject: [CoSTR2][00506] 溺水について 溺水についての記載がCoSTR2のpart2とpart4にあります. Part2では Treatment Recommendation Drowning victims should be removed from the water and resuscitated by the fastest means available. Only victims with risk factors or clinical signs of injury (history of diving, water slide use, trauma, alcohol) or focal neurologic signs should be treated as a victim with a potential spinal cord injury, with stabilization of the cervical and thoracic spine. Part4では Treatment Recommendation Victims of submersion should be removed from the water and resuscitated by the fastest means available. Only victims with risk factors (history of diving, water slide use, trauma, alcohol) or clinical signs of injury or focal neurologic signs should be treated as having a potential spinal cord injury, with stabilization of the cervical and thoracic spine. なぜか微妙に原文も違ってはいますが,・・さんは「trauma」を「精神的トラウマ」と されていますが,私は単に「外傷」としました.その前か後に「injury」もでてくるの で両方とも「外傷」とするのもおかしいとは思いましたが,「精神的トラウマ」とされ たのは別に理由はあるのでしょうか?


From: B Subject: [CoSTR2][00508] Re: 506 溺水について  原文では脊髄損傷を伴いうる状況について書いています。どちらの文でも traumaは身体の一般的な意味での「外傷」と訳するのでよさそうですね。


From: C Subject: Re: [CoSTR2][00510] Re: 506 溺水について traumaですが、最初にこの部分を訳された先生が精神的トラウマと 訳されていたんです。 そこで原文をあたって二次チェックをしたんですが、Aさんも 指摘されているようにtraumaとinjuryが同時に出てきたところもあり、 「精神的トラウマ」でもいいのかなと感じて、そのままにしました。 読んでいて、「精神的トラウマ」でも問題ないと感じました。 「外傷」でもいいのかもしれません。


From: Subject: Re: Re: [CoSTR2][00518] Re: 506 溺水について  injuryを眼に見える外傷ということで「創傷」,traumaを眼に見える創傷はないが,転 落したといった病歴があるということで「外傷」とするのはいかがでしょうか?


From: A Subject: [CoSTR2][00522] Re: 518 溺水について  injury/trauma、創傷/外傷の使い分けがよいかも知れませんね。少なく とも「精神的外傷(トラウマ)」より文意にかなうように思います。


From: C Subject: [CoSTR2][00533] Re: 518 溺水について >  injury/trauma、創傷/外傷の使い分けがよいかも知れませんね。少なく > とも「精神的外傷(トラウマ)」より文意にかなうように思います。  ありがとうございます.


From: C Subject: Re: [CoSTR2][00535] Re: 518 溺水について(西岡さん、市川さん) > > injuryを眼に見える外傷ということで「創傷」,traumaを眼に見える創傷はないが,転 > >落したといった病歴があるということで「外傷」とするのはいかがでしょうか? 了解しました。


tracheal intubation


From: A Subject: [CoSTR2][00806] Re: 800 CoSTRパート3(アドレナリンに統一?) Bさんより(CoSTR2 800) > →わたしは、訳は、できるだけ原文に忠実である方がよ  いような気がします。問題点は、訳註としてはいかがで  しょうか? というのは、今後の討議を考えますと、原  文ではどうであったか、という所へ必ず戻るのではない  かと思われるからです。原文自身を今後、検討の対象に  していかねばならないのではないでしょうか? 〇  ご承知のように「Circulation」誌上のCoSTRでは epinephrineが、「Resuscitation」誌上のCoSTRでは「adrenaline」が使われています。後者についてはカッコで epinephrineを併記する例もあります。また「Resuscitation」誌上の参考文献の多く (米国発)は当然、原題のまま epinephrineが使われています。  今回のCoSTRの訳については epinephrine/adorenalineのどちらも原文に即している と言えますので、私は日本の事情を優先してアドレナリン(各章の初出時などはカッ コでエピネフリンを併記してもよい)を使うのがよいように思います。 〇  Bさんは AHA 第13部(Initial step) http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/aha-130.htm#c で担当された訳に以下の訳注を入れられました。 |訳注:この章ではendotracheal tube気管内チューブ, |endotracheal intubation気管内挿管が使われているが、 |全体的なコンセンサスとしては、tracheal tube気管チ |ューブ, tracheal intubation気管挿管を使うことにな |っているはずである。訳は、原文通りにしておく。  この場合、確かに原文尊重という考え方ですと「気管内挿管」と訳し、訳注において 日本で使われない「気管内挿管」を使うことを断る形になります。でも読者の利便を 考えたら(例えば)「気管挿管」という正しい用語で翻訳文を統一記載し、原文が 「endotracheal intubation(気管内挿管)」になっていることを訳注で示すのがよい ように思います。  エピネフリン/アドレナリンの問題と後半の一般的な用語選択の事情は少し状況が違 いますが、Fさん、皆様、上記2点についてどのようにお考えになりますでしょうか。


From: B Subject: Re: [CoSTR2][00817] Re: 800CoSTRパート3(アドレナリンに統一?) 私は、やはり訳はあくまでも原文に忠実な方が よいと思います。 日本も、そろそろILCOR に加盟するものと思います。 日本からの意見もどんどん出していくということになると思います。 次回のガイドラインは、今回のガイドラインがたたき台になるのでは ないでしょうか。 そのときには、今回のガイドラインの問題点は当然突き出されなければ ならないでしょう。 そうした議論を、日本語版を読んでいる読者にもわかるようにすべきだと 思います。そうした点で、原文をできるだけ忠実に翻訳すべきだと 思います。翻訳中に問題となった点は訳注としておけばよいでしょう。 他方、CoSTRを基にして、「日本版ガイドライン」が作られるものと思います。 それには、当然「アドレナリン」を使うべきですし、「気管内挿管」 ではなく「気管挿管」が使われるべきだと思います。


From: C Subject: [CoSTR2][00821] 用語関連: endotracheal tube Aさん >  Bさんは AHA 第13部(Initial step) > http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/aha-130.htm#c > で担当された訳に以下の訳注を入れられました。 > > |訳注:この章ではendotracheal tube気管内チューブ, > |endotracheal intubation気管内挿管が使われているが、 > |全体的なコンセンサスとしては、tracheal tube気管チ > |ューブ, tracheal intubation気管挿管を使うことにな > |っているはずである。訳は、原文通りにしておく。 > >  この場合、確かに原文尊重という考え方ですと「気管内 > 挿管」と訳し、訳注において日本で使われない「気管内 > 挿管」を使うことを断る形になります。でも読者の利便を > 考えたら(例えば)「気管挿管」という正しい用語で翻訳 > 文を統一記載し、原文が「endotracheal intubation(気 > 管内挿管)」になっていることを示すのがよいように思い > ます。 日本麻酔科学会の用語集にあるように tracheal tube=気管チューブ endotracheal tube=気管チューブ tracheal intubation=気管挿管 endotracheal intubation=気管挿管 で,どちらも同じです.以前「内」を入れるかどうか日本麻酔科学会で議論され てそのように決まった,という記憶があるのですが,その根拠は忘れています. 原文を書かれた著者が,意識して,endo-の有無を使い分けているのでなければ, 原文尊重とはいえ,気管チューブ,気管挿管が正解だと思います.


From: B Subject: Re: [CoSTR2][00822] 用語関連: endotracheal tube Cさん >日本麻酔科学会の用語集にあるように >tracheal tube=気管チューブ >endotracheal tube=気管チューブ >tracheal intubation=気管挿管 >endotracheal intubation=気管挿管 >で,どちらも同じです.以前「内」を入れるかどうか日本麻酔科学会で議論 >されてそのように決まった,という記憶があるのですが,その根拠は忘れて >います. >原文を書かれた著者が,意識して,endo-の有無を使い分けているのでなけれ >ば,原文尊重とはいえ,気管チューブ,気管挿管が正解だと思います. → 私の記憶ではG2000でこのことについて書いてあったと思います。 日本麻酔科学会で議論されたとすれば、このG2000で書かれていることを受け入れた、 ということではないでしょうか。私自身がそう勝手に解釈しているだけのことですが。 G2000が出るまでは、日本では「気管内挿管」「気管内チューブ」が使われていた と思います。


From: C Subject: [CoSTR2][00825] Re: 用語関連: endotracheal tube Bさん > 私の記憶ではG2000でこのことについて書いてあったと思います。 > 日本麻酔科学会で議論されたとすれば、このG2000で書かれていることを受け入れた、 > ということではないでしょうか。私自身がそう勝手に解釈しているだけのことですが。 > G2000が出るまでは、日本では「気管内挿管」「気管内チューブ」が使われていた > と思います。 詳細はわかりません. 日本麻酔科学会の用語集は以下のように改訂されています. 1969年に約1420字28ページの小冊子で発行 1985年には和英をあわせたものが、 1993年には麻酔科学用語集改訂第2版が発行 2002年の麻酔科用語集改訂第3版(現行のもの)にいたっています。 改訂第2版では気管挿管になっていたと思うのですが,もう手元にないと思います.


From: D Subject: [CoSTR2][00845] Re: 用語関連:endotracheal tube Cさん > 改訂第2版では気管挿管になっていたと思うのですが,もう手元にないと思います. 手元に麻酔科学用語集改訂第2版(1993年8月20日発行)が残っていた ので調べてみました(捨てずに取っておくものですね)。 英和、和英、共に  気管挿管:tracheal intubation  気管内挿管:endotracheal intubation  気管チューブ:tracheal tube  気管内チューブ:endotracheal tube の記載があります。


From: C Subject: [CoSTR2][00849] Re: 用語関連: endotracheal tube Dさん > 手元に麻酔科学用語集改訂第2版(1993年8月20日発行)が残っていた > ので調べてみました(捨てずに取っておくものですね)。 > > 英和、和英、共に > >  気管挿管:tracheal intubation >  気管内挿管:endotracheal intubation >  気管チューブ:tracheal tube >  気管内チューブ:endotracheal tube > > の記載があります。  2002年の第3版で変わっているということで,Bさんの 説が正しいのかもしれません.


treatment recommendation


From: Subject: [CoSTR2][00538] Primary and Secondary Prevention Interventionsの一部 Treatment Recommendationは「推奨される治療」にしました。 HPをみると「推奨される処置」というのもあるようですげ・・・。


Utstein style


From: Subject: [CoSTR2][00688] 用語集のウェブ資料 〇  「Utstein-style」を「Utstein方式」としておられますが、翻訳者(大阪府 心肺蘇生に関する統計基準検討委員会)は「ウツタイン様式」を使っています ので、これでゆきませんか。 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/02/uts/j3uts0.html


From: B Subject: [CoSTR2][00690] Re: 用語集のウェブ資料 >  「Utstein-style」を「Utstein方式」としておられますが、翻訳者(大阪府 > 心肺蘇生に関する統計基準検討委員会)は「ウツタイン様式」を使っています > ので、これでゆきませんか。 > http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/02/uts/j3uts0.html 了解いたしました。


universal algorithm


From: A Subject: Re: [CoSTR2][00716] Re: 用語集のウェブ資料: conflict of interest (COI) Universal Algorithmは第一部の一次チェックでは「一般的なアルゴリズム」と なっていましたが、2000年のガイドラインに準じて、 「ユニバーサル・アルゴリズム」としてはいかがでしょうか?


From: B Subject: [CoSTR2][00746] Re: 用語集のウェブ資料: conflict of interest (COI) Aさん > Universal Algorithmは第一部の一次チェックでは「一般的なアルゴリズム」と > なっていましたが、2000年のガイドラインに準じて、 > 「ユニバーサル・アルゴリズム」としてはいかがでしょうか?  universalもよく使われる用度ですが,以下の訳があるようです.  一般的な,一般の,全般的な,普遍的な,万能の,汎用,自在,広範な,全体の,全部の, 国際,世界的な,全世界の,全員の,万国共通の,万国の,万人の,すべての人々の,万物の, すべての,遍在する,至る所にある,多方面にわたる,統一的な,宇宙の,有機的な,全称的 な,全称の,広く行われている,ユニバーサル,ユニヴァーサル,普遍概念,普遍的特性,全 称命題,全身性の,汎発性の,万能な CoSTRメーリングリストでは以下も使われています. universal guideline universal science consensus universal sequence of resuscitation universal compression―ventilation ratio Universal Algorithmはもう「ユニバーサル・アルゴリズム」でもいいと思いますが,他はどう しましょうか? 「統一的な」も使えそうな気がします. 感染分野でのユニバーサル・プレコーション(universal precaution)は、「普遍的予防策」と よく訳されています. いかがでしょうか?


From: C Subject: [CoSTR2][00751] Re: 746: 用語集のウェブ資料: conflict of interest (COI)―universal Bさんは書きました(CoSTR2][00746): >CoSTR2では以下でも使われています. >universal guideline >universal science consensus >universal sequence of resuscitation >universal compression―ventilation ratio > >Universal Algorithmはもう「ユニバーサル・アルゴリズム」でもいいと思 いますが,他はどうしましょうか? → Universal Algorithm=「ユニバーサル・アルゴリズム」は可と思います。   上記の universalは広く、どこででも、誰に対しても、一般的に用いら   れる・・・guideline, consensus, etc という意味だと思います。   簡潔な訳としては「普遍的」、その意味としては広く、どこででも、誰   に対しても、一般的に用いられる・・という形で私共の間の合意ができ   ればよいなと思います。その意味で「アルゴリズム」にも「普遍的」を   付けるのも一法と思います。


Valsalva maneuver


From: Subject: [CoSTR2][00416] CoSTR Part4「周心停止期不整脈」 の一次チェック  CoSTR 第4部「周心停止期不整脈(Periarrest Arrhythmias)」 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/CoSTR-04.htm#f ・「ヴァルサルヴァ法」は「バルサルバ法」の方が一般的でしょうか。


vasopressin


From: Subject: Re: [CoSTR2][00286] Part 6: Ped B&ALS (2)vasopressinは・・さんは「バソプレッシン」とし、わたしは 「バゾプレシン」としたのですが、日本薬局方では「バソプレシン」 のようですね。


From: Subject: [CoSTR2][00288] Re: 286 Part 6: Ped B&ALS >(2)vasopressinは・・さんは「バソプレッシン」とし、わたしは >「バゾプレシン」としたのですが、日本薬局方では「バソプレシン」 >のようですね。 → 日本薬局方の「バソプレシン」でゆきましょうか。


volume expansion

Subject: [CoSTR2][00739] AHA「Part 13:新生児蘇生」の「Medications」のウェブ収載(volume expansion?)  この章も難しい部分がありましたが、困ったのは「volume expansion」 でした。とりあえず「循環血液量増量」と訳しましたが、どのような訳がよろ しいでしょうか。

ventricular tachycardia (VT)


From: A Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 ventricular tachycardia (VT)


From: A Subject: [CoSTR2][00709] 用語集: pulseless VT ・・さんより二次チェック後のCoSTR第3部の訳と修正点に関する・・さんのコメント http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/CoSTR-03.htm#comment-2 では,「pulseless VT」について「パルスレスVT」が日本語化されているということで すが,「無脈性VT」とどちらが一般的でしょうか? pulseless electrical activity(PEA) は 「無脈性電気活動(PEA) 」,各章の初 出は「無脈性電気活動(PEA) 」で,以降は「PEA」でかまいませんか? PEA自体もは やVFやVTの様に略語が一般的な気がします.


From: B、C(okad) Subject: [CoSTR2][00738] CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント 4.(C案)無脈性VTは,日本語化している“パルスレスVT”とした. →(B)特段、異論ありません。


From: D Subject: [CoSTR2][00740] Re: 738 CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント >4.(C案)無脈性VTは,日本語化している“パルスレスVT”とした. > →(B)特段、異論ありません。 → 他の章にも関係しますが、「心室細動」に対しては「無脈性心室頻拍」   ですが、「VF」に対しては「パルスレスVT」でよさそうですね。「心   室細動」または「VF」のどちらかだけを使うか、または適宜混在させる   かどうかは皆様のご意見を聞かないといけませんね。


From: B Subject: RE: [CoSTR2][00741] CoSTR第3部への意見(00740のコメントも含む) (ML00740より) >→ 他の章にも関係しますが、「心室細動」に対しては「無脈性心 >室頻拍」ですが、「VF」に対しては「パルスレスVT」でよさそうですね。「心 >室細動」または「VF」のどちらかだけを使うか、または適宜混在させるかどうか> は皆様のご意見を聞かないといけませんね。 →私も同様に考えておりました。「無脈性」に対しては「心室細動」とした方が、ま た「パルスレス」に対しては「VF」とした方が’読みやすい’と感じております。お そらく他章に関わる話ですし皆様に御意見をいただけると幸いです。


From: D Subject: [CoSTR2][00743] Re: 741 CoSTR第3部への意見(00740のコメントも含む) Bさん >(ML00740より)>→ 他の章にも関係しますが、「心室細動」に対しては「無脈性心 >>室頻拍」ですが、「VF」に対しては「パルスレスVT」でよさそうですね。「心 >>室細動」または「VF」のどちらかだけを使うか、または適宜混在させるかどうか> >は皆様のご意見を聞かないといけませんね。 >→私も同様に考えておりました。「無脈性」に対しては「心室細動」とした方が、ま >た「パルスレス」に対しては「VF」とした方が’読みやすい’と感じております。お >そらく他章に関わる話ですし皆様に御意見をいただけると幸いです。 ⇒ 「無脈性」に対しては「心室細動」、「パルスレス」に対しては「VF」   という方針に賛同者あり・・ということですね。Aさん、皆様、ご   検討宜しくお願いいたします。


From: A Subject: [CoSTR2][00749] pulseless ventricular tachycardia (VT), Bさん > (ML00740より)>→ 他の章にも関係しますが、「心室細動」に対しては「無脈性心 > >室頻拍」ですが、「VF」に対しては「パルスレスVT」でよさそうですね。「心 > >室細動」または「VF」のどちらかだけを使うか、または適宜混在させるかどうか> > は皆様のご意見を聞かないといけませんね。 > →私も同様に考えておりました。「無脈性」に対しては「心室細動」とした方が、ま > た「パルスレス」に対しては「VF」とした方が’読みやすい’と感じております。お > そらく他章に関わる話ですし皆様に御意見をいただけると幸いです。 pulseless ventricular tachycardia :無脈性心室頻拍 pulseless VT:パルスレスVT と使い分けるということですね.ひとまずそれで登録しておきます.


"watch-while-you-practice" video programs


From: A Subject: Re: [CoSTR2][00704] Re: 689 CoSTR Part 8ウェブ収載 3. "watch-while-you-practice" video programs について、「自己教育同期"watch-while-you-practice"プログラム」などと造語 していましたが、「実習しながら見る(watch-while-you-practice)」ビデオと一 緒に行う自習プログラム)となっておりました。


From: B Subject: [CoSTR2][00706] Re: 704 CoSTR Part 8ウェブ収載 >3. "watch-while-you-practice" video programs >について、「自己教育同期"watch-while-you-practice"プログラム」などと造語 >していましたが、「実習しながら見る(watch-while-you-practice)」ビデオと一 >緒に行う自習プログラム)となっておりました。 > >新しい教育法で、効果があるということなのですが、訳はおいておいて実際どう >いった訓練法なのが想像もできないのですが、どんなんでしょうね。 → これも問題用語。現在、AHAなどの心肺蘇生法講習会などでビデオを活用   する方法は「watch then practice」方式ですね。これに対し「実習しな   がら見る(watch-while-you-practice)」方式はビデオ、テキスト、簡易   な人形などを使って、独習する方法だと思います。この方法でもけっこう   効果があるという結論ですね。


From: C Subject: [CoSTR2][00711] Re: CoSTR Part 8・二次チェック完了 > 3. "watch-while-you-practice" video programs イメージとしては、こんな感じかな、と思います。 http://www.americanheart.org/presenter.jhtml?identifier=3033740 この教材は昨年発売されたばかりですが、CoSTRレビューの時点では、その プロトタイプについてのデータがあったはずです。写真をご覧になるとわか るかと思いますが、風船タイプの簡易マネキンに胸骨圧迫の手をあてなが ら、目線は画面を向いています。"watch-then-practice"ではなく、確かに "watch-while-you-practice"なんですね。なので、「実習しながら見る」と してみました。 AHA直販価格が$29.95なので、5000円以内に価格を抑えた日本語版の販売を 切望しています。


From: C Subject: [CoSTR2][00718] watch-while-you-practice >> 3. "watch-while-you-practice" video programs > > イメージとしては、こんな感じかな、と思います。 ご紹介したかったのは、  CPR Anytime for Family and Friends Personal Learning Program というプログラムで、正しいURLは、  http://www.americanheart.org/presenter.jhtml?identifier=3033740 です。 G2005に準拠して新しく発売されるAHAのBLS教材の情報をみていたところ、 BLS for HCP用のDVDの説明に、次のような記載がありました。  BLS for Healthcare Providers DVD-format video in a  "practice-while-watching" format. Running time for the course  video is 95minutes. 新しいバージョンのAHAコースは、"watch-then-practie" から "watch-while-you-practice" に、順次替わっていくのでしょうか。 受講者の人数分のマネキンを用意するとなるとコース主催者の負担が 大きすぎるので、1体のマネキンについた複数の受講者を順次交代 させながら同じビデオを見せるのかもしれません。マネキンに触れて いない受講者には、マネキンに触れている受講者ではなく、お手本と なるビデオを繰り返し見てもらうことで、正しい手技の反復学習が できるという副次効果も期待できるかもしれません。 結構いいかも。


From: D Subject: [CoSTR2][00719] watch-while-you-practice watch-while-you-practiceのDVDをチラリと見ましたが、まさ に文字通りでした。今まで(watch-then-practice)では、まず みんな並んでビデオをみて、それからいっせいに練習開始で したが.... まるで、エアロビクスのインストラクターを見ながら、見よ う見まねで踊っている...そんな感じのトレーニングでした。


CoSTRのタイトル


From: Subject: [CoSTR2][00221] CoSTRタイトルの訳など(用語の件) 1.CoSTRタイトルの訳 2005 INTERNATIONAL CONSENSUS ON CARDIOPULMONARY RESUSCITATION (CPR) AND EMERGENCY CARDIOVASCULAR CARE (ECC) SCIENCE WITH TREATMENT RECOMMENDATIONS: (推奨される治療による心肺蘇生と心血管緊急処置の科学の2005年国際コンセンサス)  上記は・・さんにいただいた訳ですが、WITH TREATMENT RECOMMENDATIONS  の訳しかたに意見が分かれる所と思います。私はこの文書は    consensus with recommendations というのが枝葉を除いたところだと 思います。それゆえ「推奨される治療による」はクエスチョンです。  私の案:治療推奨を含む、心肺蘇生と心血管緊急治療の科学の2005年国際コンセンサス  上記もぴったりした日本語ではありませんが・・ 気になるのは「science」  ですね。(心肺)蘇生科学、(心血管緊急)治療科学 というように、  <蘇生や緊急治療>といった臨床・実践の科学的な土台という意味で  「science」を用いているように思います。


From: Re: [CoSTR2][00222] CoSTR タイトルの訳など(用語の件) A先生,皆様, > 私の案:治療推奨を含む、心肺蘇生と心血管緊急治療の科学の2005年国際コンセンサス 心肺蘇生と心血管緊急治療における科学と治療推奨の2005年国際コンセンサス は意訳すぎでしょうか?


From: Subject: [CoSTR2][00223] Re: 222 CoSTR タイトルの訳など(用語の件) Bさんは書きました(CoSTR2][00222): >> 私の案:治療推奨を含む、心肺蘇生と心血管緊急治療の科学の2005年国際コンセンサス > >心肺蘇生と心血管緊急治療における科学と治療推奨の2005年国際コンセンサス >は意訳すぎでしょうか? → いえ、意訳でも入れないと日本人には我慢できない日本語タイトルだと思い   ます(^L^)。私はB案に1票入れます。


From: Subject: [CoSTR2][00226] Re: CoSTRタイトルの訳など(用語の件) --- In CoSTR2@yahoogroups.jp, A wrote: >  1.CoSTRタイトルの訳 > > 2005 INTERNATIONAL CONSENSUS ON CARDIOPULMONARY RESUSCITATION (CPR) AND > EMERGENCY CARDIOVASCULAR CARE (ECC) SCIENCE WITH TREATMENT RECOMMENDATIONS: 本文全体が「consensus on science」と「treatment recommendation」の集まりですから、 思い切って 「2005年版心肺蘇生と緊急心血管治療における国際合意:科学的なコンセンサスと推奨さ れる治療」 と、いうのはいかがでしょうか?


From: Subject: [CoSTR2][00229] Re: 226 CoSTRタイトルの訳など(用語の件) Cさんは書きました(CoSTR2][00226): >> 2005 INTERNATIONAL CONSENSUS ON CARDIOPULMONARY RESUSCITATION (CPR) AND >> EMERGENCY CARDIOVASCULAR CARE (ECC) SCIENCE WITH TREATMENT RECOMMENDATIONS: > >本文全体が「consensus on science」と「treatment recommendation」の  集まりですから、思い切って > >「2005年版心肺蘇生と緊急心血管治療における国際合意:科学的なコンセ  ンサスと推奨される治療」 >と、いうのはいかがでしょうか? → C案ですが、「国際合意」と「科学的なコンセンサス」の2つの『合   意』がかぶりますね。ちょっとすっきりしない感じも致します。


From: Subject: Re: [CoSTR2][00231] Re: 226 CoSTR タイトルの訳など(用語の件) A wrote: > → C案ですが、「国際合意」と「科学的なコンセンサス」の2つの『合 >   意』がかぶりますね。ちょっとすっきりしない感じも致します。 確かにそうですね。それでは、Bさんの意見に賛成します。


From: Subject: [CoSTR2][00717] Re: CoSTR Part 8・修正ファイル作製 修正点は次のとおりです。 (中略) 3."2005 International Consensus Conference on Cardiopulmonary   Resuscitation and Emergency Cardiovascular Care Science With   Treatment Recommendations" を「推奨治療を含む心肺蘇生および緊急心血   管治療2005年国際コンセンサス会議」としていたので、「心肺蘇生と心血管   緊急治療における科学と治療推奨の2005年国際コンセンサス会議」に訂正。


From: Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 2005 International Consensus on ECC and CPR Science with Treatment Recommendations (CoSTR) Conference


その他


From: Subject: [CoSTR2][00226] Re: CoSTRタイトルの訳など(用語の件) 本文には文献番号(上付き)とかっこ付で(LOE 5)のようにエビデンスのレベルが入れられ ていますが、これは、同じような形で日本語訳分に挿入するで、かまいませんか? 薬剤名ですが、エピネフリン、アミオダロンというように、基本的には日本語(ほとんど カタカナ)表記で統一しますか?英語のままにしましょうか?


From: Subject: [CoSTR2][00229] Re: 226 CoSTRタイトルの訳など(用語の件) >本文には文献番号(上付き)とかっこ付で(LOE 5)のようにエビデンスのレ ベルが入れられていますが、これは、同じような形で日本語訳分に挿入する で、かまいませんか? → 文献番号(上付き)とエビデンスレベル(かっこ付)はご提案のようにお   願いするのがよいように思います。 >薬剤名ですが、エピネフリン、アミオダロンというように、基本的には日本  語(ほとんどカタカナ)表記で統一しますか?英語のままにしましょうか? → 薬品名は日本語表記に統一するのがよいように思います。


From: A Subject: [CoSTR2][00824] CoSTR Part 1: Introductionへの意見 >■生存率の改善に向けての科学の応用 > From Consensus on Science to Guidelines → G2000でも「From Science to Survival」という章がありましたが、   科学的コンセンサスをガイドラインに結実させる、あるいは反映させ   るという意味だと思います。   A案:科学的コンセンサスをガイドラインに


CoSTRおよび関連資料