熊澤研究室
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- リーダー
- 熊澤 惠一
- メンバー
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研究指導者 1名 大学院生 3名(1名は他大学大学院より) 大学病院勤務 1名
研究内容
妊娠高血圧症候群を始めとした妊娠中の様々な様態・生理的現象に対し疑問に思った点を解明し、臨床での治療方法開発、より良い妊娠管理につながるような研究を行っています。
主な研究テーマ
- スタチンを始めとした妊娠高血圧症候群予防・治療方法の開発
- 妊娠高血圧症候群の新規予知因子の探索
- 妊娠高血圧症候群の自己予防システムの解明
- 可溶性VEGF receptor 1の妊娠における意義の解明
- 分娩の仕組みの解明
- オキシトシンの妊娠時、非妊娠時の役割
研究内容の紹介
私たちの研究室は、周産期の臨床に取り組む中で生じた視点を大切にして、臨床での治療方法開発につながるような研究を、永松グループ、入山グループと密接に連携も行いながら研究を行っています。
妊娠高血圧症候群のモデルマウスの作製とプラバスタチンを用いた治療方法の開発
スタチン (HMG-CoA還元酵素阻害薬) はもともと脂質異常症の治療薬で、世界中で広く使用される薬剤です。このスタチン系薬剤であるプラバスタチンを、妊娠高血圧症候群モデルマウスに投与したところ、妊娠高血圧症候群の症状を軽減させることが分かりました。
この研究を基に、現在世界中で臨床研究がなされています。我々はプラバスタチンが効果を得られなかった場合の次の‘手’に関しても研究を続けています。
活動風景
- 東大病院の見学を随時募集しています。
- 研修希望者向けに、病院の施設や研究室、使用する機材などをご覧いただくことができます。研修に関する質問や相談などにも、個別に対応いたします。