廣田研究室
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- リーダー
- 廣田 泰
- メンバー
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研究指導者 1名 医員3名(うち留学中1名) 博士研究員 1名 大学院生3名(うち学振研究員1名) 外国人研究生 2名 医学部生 1名 研究補助員1名 (2020年4月現在)
研究内容
基礎
私たちの研究室では、「子宮の異常」によって起こる疾患(不妊症・着床障害、子宮腺筋症、早産、子宮体癌)を対象として、疾患モデルマウスや培養細胞を主に用いて研究を行っています。これらの基礎研究により、各種疾患の病因・病態を明らかにし、より良い診断・治療法を見出したいと考えています。数々の国内外の施設と共同研究を行っています。
1.着床のメカニズム解明と着床障害の診断・治療への応用:プロゲステロン、サイトカイン、転写因子、子宮再生
https://www.h.u-tokyo.ac.jp/press/__icsFiles/afieldfile/2019/07/03/release_20180619.pdf
https://www.h.u-tokyo.ac.jp/press/__icsFiles/afieldfile/2019/07/03/release_20160603-1.pdf
http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/molbiobc/tubulology/research_ss12.html
http://reprod-epigenome.biken.osaka-u.ac.jp/researches/index.html - hirota
2.子宮腺筋症の病因・病態の解明:ゲノム解析、慢性炎症、プロゲステロン
https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2019/1219/20191219.pdf
3.早産の病因・病態の解明:細胞老化、プロゲステロン
http://www.inflam.jst.go.jp/research/p_2210hirota/index.html
4.子宮体癌の発生・進展機構の解明:エストロゲン、プロゲステロン
臨床
臨床では、国内でも数少ない子宮腺筋症および着床障害の専門外来を開設しているのが特色です。子宮腺筋症外来では妊孕能温存を希望する多くの子宮腺筋症患者さんの治療を行っています。近年における初産年齢の高年化により子宮腺筋症に対して月経痛などの症状を改善するための子宮腺筋症病巣除去術を十分に症例検討したうえで施行しています。当院は先進医療・子宮腺筋症病巣除去術の認定施設となっており、そのほかにも薬物療法、手術療法、不妊治療など、患者さんに合わせて治療を選択しています。
着床外来では、子宮因子による着床障害の原因を検索し、子宮内フローラやCineMRIによる子宮の蠕動運動の評価や着床に関わる疾患に対する治療を行っています。
私たちの研究や専門外来に興味がございましたら、ぜひご連絡ください。
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