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キャンサーギフトとキャンサーロスト

最近、「キャンサーギフト」という言葉に不快感をあらわにする人が多く見られます。 わたし自身は、この言葉を知る前から、がんに罹患しなければ決して知ることのできないような深い学びをたくさん得たと感じていました。だか …

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自分の気持ちと向き合うこと

最初に病気になった時はとてもショックでしたが、主治医からの「化学療法で治ることも多い病気なので大丈夫」という言葉のおかげで、多少のダメージは身体に残ってしまうかもしれないとは思いながらも、感染に気を付けて前向き …

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変化した恋愛観

私はがんになるまで、恋愛対象は婚姻歴のない男性でした。理由はシンプルで、相手の過去を全て受け入れられるほどの人間ではなかったからです。 ところががんになり、初めてお付き合いした男性は婚姻歴あり、子どもありの方で …

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がん告知と転職活動

告知背景 前の仕事をやめようと思い、転職活動を開始しましたが、前職で受けていた健康診断で要精密検査という結果が出ていたので、転職活動中に病院を訪れたのがきっかけでした。 告知日と転職先との出会い 何度か病院に通 …

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治療中、周囲の人にしてもらって嬉しか…

私は2年前、33歳のとき乳がんになりました。告知から治療の約1年半、不安になったり落ち込むこともいっぱいありましたが、人生で経験したことがないくらいたくさんの人に気にかけてもらい、優しくしてもらいました。その中 …

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離婚するべきか悩み続けたけれど ―2…

がんと分かったのは結婚をして一月ほど経った頃でした。子宮を失い子どもを産むことができなくなるということはがんになったことよりも受け入れがたく、生きる希望を失ってしまいました。 子どもを楽しみにしていた家族にとっ …

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乳がんとの共存

私は乳がんになった時、これからどう生きていくか考えました。よくがんになった人が言葉にしているのは「がんに勝つ」「がんに負けない」。私はこの言葉に違和感があります。もし、がんが原因で命を落としたなら、その方は“が …

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がんを受け入れるまで

がんの告知を受けたのは16歳、高校2年の夏休みでした。 突然、「がん」といわれても、まるで他人ごとのように思えて、心が追い付かないまま治療が進んでいきました。抗がん剤の副作用で、体調は悪化し、病室の天井を眺める …

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中身は変わらないのに…

手術と抗がん剤治療から半年後、私は電車で海へ向かった。ゆっくり何も気にしないで自然に身をゆだねてみたかったから。心が疲れ切っていた。浜辺を散歩して貝殻を拾い、砂浜に寝転んで空を仰いだ。すると、とたんに熱い涙が頬 …

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病気を受け入れる

告知の瞬間、突然「私」から「がん患者」に変わってしまいましたが、実感はなく、なかなか受け入れられませんでした。一番不安だったのは、初診から告知(病名確定)までの約2週間。そこから最初の治療である手術までも約1カ …

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