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タグ「葛藤」の記事一覧
夫と「子どものいない人生」を生きる…
罹患してから今日までの9年で一番苦しんだのは「子どものいない人生」を生きるつらさに折り合いをつけることでした。 10代から婦人科の疾患を抱えていましたが、子どもは大好きで、夫との間に子どもを授かることを夢みてつ …
自分で決める
検査から1ヶ月ほど確定診断が出ず、やっと病名が分かった時には、腫瘍の大きさが11cmを超えており、一刻も早く治療を開始する必要がありました。告知された日に「転院、翌日入院、告知された2日後から化学療法開始」との …
恥ずかしい部分の治療のこと
がんの部位が右肩の後ろということもあり、放射線治療の位置は、上半身が対象でした。放射線治療は毎日数分、1.5か月強続きましたが、毎回のその準備が精神的に少しつらかったのを覚えています。 放射線治療の準備は、「つ …
妊孕性の温存 ~妊娠・出産へのあこが…
39歳。独身、付き合っている人もいない。しかし『自分もはやく結婚して子ども生みたいな』とずっと思っていた。乳がんが見つかり、治療方針を聞くと、ホルモン受容体が陽性の場合はホルモン療法を5~10年するらしい。『私 …
治療の選択~情報・決断~
私は、自分のがんが見つかった時、がんについて多少の知識がありました。そのことにより、メディアなど限られたものからの情報による情動的な恐怖やパニックはありませんでした。そして、当時は自分なりに冷静な判断ができてい …
日々の生活と治療
がんがわかった頃、息子は2歳で保育園に通い始めたばかりの頃でした。また、私も就職をしたばかりで、本当に先が読めない状況でした。 抗がん剤の治療でどのくらい具合が悪くなるのか、どのくらいで回復するのか、免疫機能が …
人を好きになると自分が嫌いになる
術後5年目になる今年、恋をしています。元彼とは別れてかれこれ7年。それ以降、ずるずると思いを引きずったまま乳がんとなり、恋もご無沙汰でした。 偶然にも今年、心惹かれる方と出会ってしまったのです。その方は私の病気 …
がんを受け入れるまで
がんの告知を受けたのは16歳、高校2年の夏休みでした。 突然、「がん」といわれても、まるで他人ごとのように思えて、心が追い付かないまま治療が進んでいきました。抗がん剤の副作用で、体調は悪化し、病室の天井を眺める …