第6回Ai学術総会 プログラム

日時: 2009年2月7日(土)
午後1時00分 総会
午後1時30分 学術総会
場所: 千葉大学西千葉校舎構内「けやき会館」

大会会長挨拶

千葉大学腫瘍病理学教室
張ヶ谷 健一

このたびは、第六回Ai学会総会大会会長を拝命しました。当千葉大学は、全国に先駆けてAiセンターを設置した大学であり、現在、そのシステムが日本各地で展開されようとしております。そうした草分け的な組織を樹立し、いわば「千葉モデル」として、放射線科を主体にし、病理学教室、法医学教室の協力の下、新たな死亡時医学検索モデルの構築に日夜模索をしている状況です。

近年、Aiに対する社会的認知度も上昇し、本学会においても注目度は高まってきております。このような中、12題の演題が日本全国から寄せられたことは、医療現場からの自律的な問題解決として、今後も広く注視されていくことでしょう。このような状況下でAi学会大会会長を拝命し、身の引き締まる思いで対応させていただいております。

スケジュール

第1部 Ai症例の実際

座長:塩谷 清司(筑波メディカルセンター病院放射線科部長)

01.喀痰による気道系の閉塞がAiで確認できた2剖検例
田村浩一 他(東京逓信病院 病理科)
02.単純X線写真での診断が有効であった致死性四肢短縮症の一剖検例
増田正憲 他 (佐賀県立病院好生館病理検査科)
03.解剖前にPMCTにて診断し得た急性肺血栓塞栓症のAi剖検の1例
舟山一寿 他 (新潟大学 法医)
04.溺死における死後CT所見の検討
新川慶明 他 (宮崎大学放射線科)
05.当救命救急センターにおける造影死後CT症例の検討
鈴木亮 他(独立行政法人国立病院機構 東京医療センター 救命救急センター)
06.超音波画像診断を導入した死体検案で生じうる問題点
内ヶ崎西作(日本大学医学部社会医学系法医学分野)

第2部 社会制度の中のAi

座長:長谷川 剛 (自治医科大学医療安全管理部教授)

07.北米放射線学会(RSNA)2008における死亡時画像診断セッション:新潟市民病院からの発表“死亡時MDCT検査360例の経験”
高橋直也 他 (新潟市民病院 放射線診断科)
08.監察医制度と医療機関における死後CT検査の現状
浅野水辺 他(神戸大学大学院医学研究科社会医学講座法医学分野)
09.CPA症例の原因診断におけるAutopsy imagingの有用性
井上 望 他 (財団法人 倉敷中央病院 救急医療センター)
10.Aiセンターネットワーク構想
木田博隆 他 (三重大学大学院医学系研究科地域職域保健医療支援センター)
11.Aiセンターネットワーク構想~医療安全調査委員会とも関連して~
兼児敏浩 他 (三重大学医学部附属病院安全管理部)
12.千葉大学附属病院Aiセンター設立から一年、現状と未来。
山本正二 他 (千葉大学医学部放射線科講師)

特別講演

『札幌医大ではじめた死亡時画像診断の学生教育への取組み~ゼロからの出発~』
兵頭 秀樹 先生(札幌医科大学医学部放射線医学講座)

閉会の辞

第7回Ai学会大会会長 内ヶ崎 西作
日本大学医学部社会医学系法医学分野 准教授


参加により以下の認定単位が取得できます。

  1. 日本病理学会病理専門医資格更新のための単位取得学術集会認定。(参加5単位・筆頭発表2単位)
  2. 放射線専門医更新用学術集会認定。
  3. 日本臨床検査技師学会・生涯教育制度「登録団体」認定。
  4. 「日本法医学会認定医制度」生涯学習単位

(参加3単位・筆頭発表3単位・共同演者1単位)
(以上、登録順)