第三回オートプシー・イメージング学会学術総会 報告

筑波メディカルセンター病院 放射線科 塩谷 清司

実行委員を務めました塩谷です。つくばで開催された今回総会に、全国からお越し頂きありがとうございました(つくばエクスプレスが開通したとはいえ、まだ東京から遠いと感じられたでしょうか?)。ちょうど一週間前には大雪のために交通機関が麻痺していましたので、天気に恵まれたことにも感謝しています。

前回は演題が14題と多く、閉会が1時間遅れたとの反省がありましたので、今回は演題を9題に絞ったところ、予定していた17時にちょうど閉会となりました。各演題、特別講演共に活発な質疑討論が行われ(本音が炸裂し)、私自身非常に刺激を受けました。オートプシー・イメージングというシステムが全国に普及し、当たり前のことになって、本学会自体が必要なくなった状態が理想と私は考えていますが、今回総会で、オートプシー・イメージングに関するさまざまな動きが活発化していることがわかりました。私の考えている理想状態が来るのは、近い将来なのか?遠い未来なのか? 来年の第四回総会ではより多くの施設から多彩な内容の発表がなされることを予想していますので、上記問いの答えを得ることができるのではないかと今から楽しみにしております。