開催御礼のご挨拶
第17回オートプシー・イメージング(Ai)学会学術総会
大会長 川口 英敏
2019年8月24日(土)~25日(日)の2日間、熊本県医師会館を会場として、第17回オートプシー・イメージング(Ai)学会学術総会を開催いたしました。
学会当日は、小雨の中、241名のご参加をいただき、一般口演26演題・特別講演・シンポジウムに全31名の先生方にご登壇いただき、盛会のうちに無事終了することができました。これもひとえに演者の皆様、座長の皆様、各関係機関・団体の皆様のご支援・ご協力の賜物と大会スタッフ一同、心より厚く御礼申し上げます。
本学術総会では、「Ai改革~検案活動とAi~」をテーマに、Aiがこれまでの検案活動や死因究明制度をどの様に変え、また今後どう変わっていくかという視点で、シンポジウム「日本における検案活動の現状とAi」を企画して、各方面の先生方よりご講演・討論いただきました。シンポジウムでは、Ai(Autopsy imaging)を活用することにより、より正確な死因究明が可能となり、死因究明を精緻に行うことが我が国の医療・国民生活全般の質の向上に大きく寄与し、その為の取組を進めてきたこと。又、死因究明等推進基本法が成立し(2020年4月1日施行)、死因究明に関する施策をさらに充実させていくことが可能であり、今まさに関係者の叡智を結集するべき時とのご講演がございました。今後Aiが更に普及していくことを期待しています。
また、特別講演では、福岡大学医学部法医学教室教授久保真一先生より「死因究明における薬毒物分析の意義」と題して、死因究明における薬毒物検査の重要性についてご講演いただき、ご講演後も多数の皆様がご質問等されていらっしゃいました。
一般口演では、「マネージメント」、「Aiの有用性・個人識別」、「症例報告」、「画像・技術」、「研究・教育」に関するものと全26演題ご発表頂き、ご参加いただきました皆様が本学術総会における活発な議論・情報交換会を通して、Aiに関する最新情報・日常に直結した役立つ情報をお持ち帰りになられ、相互の交流も深めることが出来たかと存じます。
尚、学術総会におきましては、参加者の皆様より、大変良い学術総会であったとお褒めの言葉を頂戴し、情報交換会におきましても、ご参加いただきました皆様より、お喜びの声を多数いただき、大会スタッフ一同大変喜んでおります。また、学会期間中は至らぬ点、配慮不足によりご迷惑をお掛けしたことも多々あったかと存じますが、何卒、ご容赦下さいますようお願い申し上げます。
最後に、本学術総会にご参加いただきました皆様、開催に際して多大なるご支援・ご協力を賜りました熊本大学法医学教室教授西谷陽子先生、米満孝聖先生、Ai学会理事長高野英行先生はじめAi学会理事の皆様、Ai情報センター代表理事山本正二先生、日本オートプシー・イメージング(Ai)技術研究会会長阿部一之先生はじめ九州Ai研究会の皆様、筑波メディカルセンター病院の皆様、Ai学会事務局並びに各関係機関の皆様、皆様のこれからの益々のご活躍とご多幸を祈念してお礼の挨拶とさせていただきます。 来年、第18回京都大会で皆様にお会いできる日を楽しみにお待ち申し上げております。
2019年8月30日