第11回Ai学術総会 プログラム
大会名 | 第11回オートプシー・イメージング学会学術総会 |
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大会テーマ | 「Aiの新たな広がり」 |
日時 | 2013年11月9日(土) |
会場 | 千葉大学西千葉校舎構内「けやき会館大ホール」 |
住所 | 千葉市稲毛区弥生町1番地33号 地図 |
交通手段(最寄駅) |
JR西千葉駅 徒歩10分 京成電鉄みどり台駅 徒歩 6分 |
大会会長 | 法木左近(福井大学・医学部・腫瘍病理学 准教授) |
参加費 | 3,000円(当日,会場受付でお支払いください) |
事前申し込み | 不要 |
ポスター |
第11回オートプシー・イメージング学会学術総会大会長挨拶
法木左近 (福井大学医学部病因病態医学講座腫瘍病理学領域 准教授)
このたび、第11回オートプシー・イメージング(Ai)学会学術集会をお世話させていただくこととなりました。今回は、学術集会の夏季開催への移行のため、秋の開催となりました。今年2月に阿部先生のお世話で、第10回学術集会が26題もの一般演題を集めて盛会裡に終了してからまだ9ヶ月しか経っておりませんが、今回も16もの演題をご応募頂きました。応募していただきました先生方に厚く御礼申し上げます。
最近2年の学術集会は、「Aiの現在:死因不明社会への挑戦」(9回)、「死因究明関連方への取り組み:Aiの果たすべき役割」(10回)と死因究明にテーマが絞られていました。そこで、今回はAiのさらなる可能性を探るべく、「Aiの新たな広がり」をメインテーマとして、死因究明以外の分野でのAiの活用、応用についてシンポジウムを企画させていただきました。すなわち、死後画像(遺体画像)を用いての研究とその応用について様々な分野で活躍の先生方の講演を企画しました。テレビでもおなじみの髙野先生には、Aiの考古学への応用を、千葉大学の松野先生には、医学教育での肉眼解剖学への活用を、そして、山口大学の木戸先生には、放射線科医学と工学との学際的な計算解剖学におけるAiについて、講演していただきます。また、福井大学の稲井先生には、我々が考えているAiの未来像、すなわち死後画像学(postmortem imageology)と呼ぶべき死後画像を活用した学際分野開拓の可能性と展望について講演していただきます。
また前回に引き続き兵頭先生、飯野先生に「Ai画像診断ワークショップ」を開催していただきます。前回、私も参加して周りの人には分からないように解答スイッチを押しましたが、病理学の私が読影体験できた大変有意義なワークショップでした。皆様の積極的な参加を期待しております。
今夏は、例年、桂先生のお世話で開催されている「夏季症例検討会」がありませんでしたので、「症例検討会」のセッションを設けました。今まで「症例検討会」へ参加経験の無い先生方にもご参加頂き、次回「症例検討会」の成功へ繋げたいと考えております。
Aiは、古くて新しい学問であると思います。当日は、多くの皆様の熱い議論から新しい視点や知見が生み出されることを期待しております。慣れない大会運営で、至らぬ点もあろうかと思いますが、ご寛恕願えれば幸いです。紅葉まばゆい霜月に「けやき」会館でお目にかかるのを楽しみにしています。
プログラム
9:45~ 開会の挨拶
大会会長 法木左近 (福井大学医学部腫瘍病理学講座)
9:50~10:50 第1部 「Aiの先端研究」
座長 阪本 奈美子先生 (弘前大学大学院医学研究科法医学講座)
座長 梁川 範幸先生 (東千葉メディカルセンター)
A-1 |
個人特定法医画像診断法開発 -死後胸部CTと生前胸部X線単純写真との比較- |
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発表者 | 新川 慶明 |
所属 | 宮崎大学医学部附属病院放射線科 |
A-2 | 異常環境下で発見された死体の死亡時画像診断(Autopsy imaging: Ai) |
発表者 | 島田 一郎 |
所属 | 福井大学医学部Aiセンター |
A-3 | 当院のAi撮影法の現状(造影剤投与後に自動心臓マッサージ器併用法) |
発表者 | 松本 昭憲 |
所属 | 太田綜合病院附属太田西ノ内病院 |
A-4 | 死亡時画像診断(Ai)におけるCT撮像条件設定に関する検討 |
発表者 | 下条 拓矢 |
所属 | 国際医療福祉大学病院 放射線室 |
A-5 | 死後MRIにおける撮像条件最適化の重要性 |
発表者 | 田代 和也 |
所属 | 筑波メディカルセンター病院放射線技術科 |
A-6 | ブタ心臓の死後変化におけるMRI画像について |
発表者 | 西島 昭彦 |
所属 | 福井大学医学部Aiセンター |
10:50~11:40 第2部 「Aiと死因・解剖」
座長 新川 慶明先生 (宮崎大学医学部附属病院放射線部)
座長 稲井 邦博先生 (福井大学医学部分子病理学講座)
B-1 | Aiが病態解明に寄与した3剖検例の検討 |
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発表者 | 松下 隆 |
所属 | 島根大学医学部附属病院病理部 |
B-2 |
死後超音波ガイド下生検 (ネクロプシー) により未分化癌の診断を得た非外傷 性腹腔内出血による死亡例 |
発表者 | 伊藤 憲佐 |
所属 | 亀田総合病院救命救急科 |
B-3 | 画像にて結核の既往が疑われた悪性リンパ腫の一例 |
発表者 | 阪本 奈美子 |
所属 | 弘前大学大学院医学研究科法医学講座 |
B-4 | 当施設における来院時心肺停止症例の死後CT検討について |
発表者 | 高橋 徹 |
所属 | 岩手県立中央病院救急医療部 |
B-5 | Ai-CT検査における血性心膜液貯留症例での心外膜下脂肪の形態の検討 |
発表者 | 髙櫻 竜太郎 |
所属 | 西村診療所放射線科 |
11:40~11:45 休憩
11:45~12:15 第3部 「症例検討会」
座長 桂 義久先生 (社会保険横浜中央病院病理診断科)
C-1 | 経皮的冠動脈インターベンション後突然死となった1例 |
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発表者 | 大越 忠和 |
所属 | 福井大学医学部分子病理学 |
12:15~13:15 休憩
13:15~13:30 オートプシー・イメージング学会総会
13:30~14:20 第4部 画像ワークショップ
講師 札幌医科大学医学部法医学講座 兵頭秀樹先生
講師 慶應義塾大学医学部法医学教室 飯野守男先生
14:20~15:10 第5部 「Ai画像の活用」
座長 伊藤 憲佐先生 (亀田総合病院救急科)
座長 木下 一之先生 (福井大学医学部附属病院放射線部)
D-1 | 死後CTで骨幹端骨折の描出が可能であった一例 |
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発表者 | 小熊 栄二 |
所属 | 埼玉県立小児医療センター小児虐待対応チーム |
D-2 | Aiを施行して良かった一例 |
発表者 | 佐貫 榮一 |
所属 | 日本大学医学部放射線医学系 |
D-3 | 石膏歯型模型の3D-CT画像を用い、咬創の検証を試みた一例 |
発表者 | 藤本 秀子 |
所属 | 大阪大学 |
D-4 | インカ帝国のミイラにおける死後画像診断を用いた画像解析について |
発表者 | 田島 信哉 |
所属 | Ai情報センター |
D-5 | 独立型第三者Ai読影センターの実績と有用症例 |
発表者 | 山本 正二 |
所属 | Ai情報センター |
15:10~15:25 休憩
15:25~17:25 第6部 シンポジウム
大会テーマ 「Aiの新たな広がり」
座長 山本 正二先生 (Ai情報センター)
座長 法木 左近先生 (福井大学医学部腫瘍病理学講座)
シンポジスト
S-1 |
Aiと考古学 髙野英行先生 (千葉県がんセンター画像診断部) |
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S-2 |
Aiと肉眼解剖学 肉眼解剖学における解剖前CT撮影の恩恵と課題 松野義晴先生 (千葉大学予防医学センター) |
S-3 |
Aiと計算解剖学 新学術領域研究「計算解剖学」におけるAiへの取り組み 木戸尚治先生 (山口大学大学院医学系研究科応用医工学系学域) |
S-4 |
Aiと死後画像学 稲井邦博先生 (福井大学医学部分子病理学講座) |
17:25 次期大会長挨拶
第12回大会長 七戸 康夫先生(北海道医療センター救命救急センター救命科)
17:30 閉会の辞
第11回大会長 法木 左近
ご発表頂く先生方への注意事項
演題募集のお知らせ
募集要項は以下の通りです。
1) | 発表形式:口演のみ |
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2) | 演者または筆頭発表者はAi学会への入会が必要です。 |
3) |
演題募集期間:2013年7月22日~9月19日 演題登録用アドレス オートプシーイメージング学会事務局 [aigakkaijimu@gmail.com] へ メール添付で抄録原稿ファイルをお送り下さい。 |
4) |
抄録作成上の注意 抄録は Microsoft Word マイクロソフト・ワード で作成して下さい。 以下の項目を満たして下さい
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5) |
演題のプレゼンテーションファイルは、 Microsoft powerpoint マイクロソフト・パワーポイント で作成して下さい。 プレゼンテーションファイルの送付に関しては、エントリーされた方に別途後日ご連絡致します。 |
6) |
発表に際し,注意事項やご要望がある場合には,メールにその旨をお書き添え下さい。 多数の皆様のご参加をお待ちしております。 |