第10回Ai学術総会 プログラム
大会名 | 第10回オートプシー・イメージング学会学術総会 |
---|---|
大会テーマ | 「死因究明関連法への取り組み:Aiの果たすべき役割」 |
日時 | 2013年2月9日(土) |
会場 | 千葉大学西千葉校舎構内「けやき会館大ホール」 |
住所 | 千葉市稲毛区弥生町1番地33号 地図 |
交通手段(最寄駅) |
JR西千葉駅 徒歩10分 京成電鉄みどり台駅 徒歩 6分 |
大会会長 | 阿部 一之 (純真学園大学保健医療学部 放射線技術科学科教授) |
参加費 | 2000円(当日,会場受付でお支払いください) |
事前申し込み | 不要 |
- 専門医資格更新単位
- 日本病理学会病理専門医資格更新のための単位習得学術集会認定(参加5単位・筆頭発表2単位)
- 放射線専門医更新用学術集会認定
- 日本法医学認定医 認定更新のための単位取得学術集会認定(参加3単位・筆頭発表3単位)
- 一般演題発表
- 発表7分、質疑応答3分
大会長挨拶
大会テーマ: 「死因究明関連法への取り組み:Aiの果たすべき役割」
阿部一之(純真学園大学保健医療学部放射線技術科学科)
会員の皆様には、ますますご清栄のことと拝察いたします。 さて、第10回オートプシー・イメージング学会学術総会を平成25年2月9日(土)、千葉大学西千葉校舎内「けやき会館大ホール」で開催いたします。 金山大会長補佐、梁川実行委員長はじめ、実行委員一同が一丸になり、準備しておりますので、皆様にとって実りある学術大会となりますようお待ち申し上げます。
振り返れば、学会設立準備総会(2003年7月12日)を経て、第1回学術総会(2004年1月24日)が開催されてから第10回学術総会を迎えることになります。
オートプシー・イメージング(以下、Ai)を取り巻く昨今の状況として死因究明2法案の成立という法的環境の整備に伴い、死因究明に対する社会的関心が高まり、Aiの果たすべき役割が論じられています。
このような状況を鑑み、「死因究明関連法への取り組み:Aiの果たすべき役割」という大会テーマを設定し、基調講演には弁護士の木ノ本直樹先生にご講演をいただき法曹界における最前線でのお話とAiに精通するそれぞれの分野から7名によるパネルディスカッションを企画しましたのでご期待下さい。
さらに今回は特別企画として札幌医科大学法医学講座兵頭秀樹先生と新潟市民病院放射線診断科高橋直也先生による「死後画像診断ワークショップ」を開催して、実際の読影体験をしてもらうことができますので、積極的にトライして下さい。
研究発表は26題エントリーしていただき、従前とは異なり開始時間が9時になりました。遠方よりご参加の方には大変と思いますが、幅広い、興味のある研究成果がうかがえます。
是非ともご出席の上、明日からのAiに反映していただき、次なる研究テーマに邁進していただきたく思います。今回は情報交換会を企画しました。学会場に隣接していますので、会員同士の親睦と情報交換に是非ともご利用いただければ幸いです。会員の皆様におかれましては、最新の知見が得られ、Aiの新たな展開に向けてどのように取り組むべきかを問いかける契機になることを期待して、千葉でお会いできるのを楽しみにしています。
プログラム
8:55~ 開会の挨拶
大会長 阿部一之先生(純真学園大学保健医療学部放射線技術科学科)
9:00~10:10 第1部 新たな取り組み
座長 法木 左近先生(福井大学医学部腫瘍病理学講座)
座長 高野 英行先生(千葉県がんセンター画像診断部)
A-1 |
非造影Ai-CT検査での体位変換による画像所見の変化― 背臥位と腹臥位との比較による大動脈病変の鑑別の初期経験- |
---|---|
発表者: | 長谷川 貴章 |
所属: | 三重大学医学部附属病院 IVR科 |
A-2 | Post Mortem Computed Tomography(PMCT)を用いた外傷性CPA患者における頚椎損傷の検討 |
発表者: | 金丸 明博 |
所属: | 高知医療センター 整形外科 |
A-3 | 胸部CTを用いた、胸部X線単純写真との比較による個人特定法医画像診断法開発の初期検討 |
発表者: | 新川 慶明 |
所属: | 宮崎大学医学部附属病院 放射線科 |
A-4 | 法医解剖前CTにおける骨盤周辺部の性差について |
発表者: | 安孫子 絹太 |
所属: | 東北大学 医学系研究科 放射線技術科学コース |
A-5 | 法医解剖前CTによる腐敗した脳評価 |
発表者: | 臼井 章仁 |
所属: | 東北大学大学院 医学系研究科 保健学専攻 |
A-6 | Ai-CTを活用した推定肝重量計測の妥当性 |
発表者: | 稲井 邦博 |
所属: | 福井大学医学部 Aiセンター |
A-7 | Ai-CTによる腹腔内出血量の推定が有用だった症例 |
発表者: | 武井 宏行 |
所属: | 群馬大学医学部附属病院 放射線部 |
10:10~11:20 第2部 画像診断・解剖所見
座長 桂 義久先生(社会保険横浜中央病院病理診断科)
座長 兵頭秀樹先生(札幌医科大学医学部法医学講座)
B-1 | 胸水貯留を伴った肺水腫における鑑別診断 |
---|---|
発表者: | 島田 一郎 |
所属: | 福井大学医学部 Aiセンター |
B-2 |
便秘性の巨大結腸症で紹介入院後、急変した70代男性 ~入院時および死亡直後のCT画像と剖検所見の比較検討~ |
発表者: | 藤原 卓哉 |
所属: | 東葛病院 放射線科 |
B-3 | CTによるAutopsy imagingと病理解剖所見を比較しえた胸部大動脈瘤肺内破裂の1例 |
発表者: | 大原 和人 |
所属: | 浜松赤十字病院 循環器科 |
B-4 | Ai画像で多数の副鼻腔内に液体貯留を認めた非溺死の2剖検例:Ai画像による副鼻腔内液体貯留の証明は溺死の補助診断となり得るか?-第2報- |
発表者: | 林 敬人 |
所属: | 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科社会・行動医学講座 法医学分野 |
B-5 | 死後画像診断にて司法解剖施行が可能であった急性硬膜下血腫の一例 |
発表者: | 山本 琢磨 |
所属: | 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科医療科学専攻法医学分野 |
B-6 | 死後CT歯科パノラマ再構築画像により身元が覆った焼損死体2事例 |
発表者: | 藤本 秀子 |
所属: | 大阪大学大学院医学系研究科法医学教室 |
B-7 | 頭蓋底外科解剖におけるAiシステムの有用性 |
発表者: | 小寺 俊昭 |
所属: | 福井大学医学部 脳脊髄神経外科 |
11:20~12:10 第3部 画像診断(造影CT, MRI)
座長 塩谷 清司先生(筑波メディカルセンター病院放射線科)
座長 高橋 直也先生(新潟市民病院放射線診断科)
C-1 | 入院後2時間で急変した胸痛患者の1例―当科でのAi症例総括を含めて― |
---|---|
発表者: | 中島 伯 |
所属: | 市立枚方市民病院 循環器科 |
C-2 | 死後造影CTにより破裂部位を特定しえた心筋梗塞の一例 |
発表者: | 吉田 原規 |
所属: | 大阪大学大学院医学系研究科法医学教室 |
C-3 | 死後の造影CTでどこまで死因を推定できるか―当院での死後造影CT― |
発表者: | 山村 英治 |
所属: | 会津中央病院 救命救急センター |
C-4 | 死因不明社会における心臓CTの有用性 |
発表者: | 坂本 友禎 |
所属: | 広島市立安佐市民病院 放射線科 |
C-5 |
虚血性心疾患診断における心臓MRIの有用性 -Ai画像と病理解剖の組織診断画像の対比- |
発表者: | 西島 昭彦 |
所属: | 福井大学医学部 Aiセンター |
13:00~13:10 オートプシー・イメージング学会総会
13:10~14:20 第4部 Ai実施施設からの報告
座長 兼児 敏浩先生(三重大学医学部附属病院医療安全・感染管理部)
座長 飯野 守男先生(大阪大学大学院医学系研究科法医学教室)
D-1 | 東北大学Aiセンターにおける現状とAiに関する疑問点 |
---|---|
発表者: | 細貝 良行 |
所属: | 東北大学大学院医学系研究科画像解析学分野 |
D-2 | 当院におけるAutopsy Imagingの現状について |
発表者: | 尾形 学 |
所属: | 佐賀大学医学部附属病院 放射線部 |
D-3 | アンケート調査から見た長野県におけるAiの現状 |
発表者: | 宮林 千春 |
所属: | 千曲中央病院 |
D-4 | 当院における外部施設からのAi受け入れ状況 |
発表者: | 萩田 智明 |
所属: | 池友会 新小文字病院 放射線科 |
D-5 |
当院における警察依頼の死亡時画像診断の現状報告 -診療放射線技師の役割- |
発表者: | 福岡 秀彦 |
所属: | 医療法人豊田会 刈谷豊田総合病院 放射線技術科 |
D-6 | 近隣警察署より依頼されたAiに対する当院の取り組みについて |
発表者: | 伊原 昇 |
所属: | 社会医療法人蘇西厚生会 松波総合病院 放射線科 |
D-7 | 熊本県の死体検案におけるAiの現状 |
発表者: | 川口 英敏 |
所属: | 川口病院 |
14:20~14:30 休憩
14:30~15:20 画像ワークショップ
講師 札幌医科大学医学部法医学講座 兵頭秀樹先生
講師 新潟市民病院放射線診断科 高橋直哉先生
15:20~17:20 パネルディスカッション
大会テーマ「死因究明関連法への取り組み: Aiの果たすべき役割」
座長 山本正二先生(理事長)
座長 阿部一之先生(大会長)
1. 基調講演
講師: 木ノ元直樹先生(弁護士)
2.パネリスト
- 画像診断医の立場から
塩谷清司先生(筑波メディカルセンター病院放射線科) - 法医学の立場から
飯野守男先生(大阪大学大学院医学系研究科法医学教室) - 病理医の立場から
桂 義久先生(社会保険横浜中央病院病理診断科) - 救急医の立場から
伊藤憲佐先生( 亀田総合病院救急科) - 医療安全の立場から
長谷川剛先生(自治医科大学医療安全部) - 診療放射線技師の立場から
若松 修先生(NTT東日本 関東病院) - 第3者機関の立場から
山本正二先生( 財団法人Ai情報センター)
17:20 ~ 次期大会長挨拶
第11回大会長 法木左近先生(福井大学医学部腫瘍病理学講座)
閉会の辞
第10回大会長 阿部一之
18:00~ 情報交換会
千葉大学けやき会館内1階 レストラン「コルザ」
会費:4000円
※事前登録ですが、当日の参加も可能です。
演題募集のお知らせ
募集要項は以下の通りです。
1) | 発表形式:口演のみ |
---|---|
2) | 演者または筆頭発表者はAi学会への入会が必要です。 |
3) |
演題募集期間:2012年12月10日まで 演題登録用アドレス オートプシーイメージング学会事務局 [aigakkaijimu@gmail.com] へ メール添付で抄録原稿ファイルをお送り下さい。 |
4) |
抄録作成上の注意 抄録は Microsoft Word マイクロソフト・ワード で作成して下さい。 以下の項目を満たして下さい (1)タイトル (2)発表者 (演者には下線を引いて下さい) (3)所属 (4)抄録 (1000字以内) (5)可能であれば、象徴的な画像(JPGで2枚まで)…任意 |
5) |
演題のプレゼンテーションファイルは、 Microsoft powerpoint マイクロソフト・パワーポイント で作成して下さい。 プレゼンテーションファイルの送付に関しては、エントリーされた方に別途後日ご連絡致します。 |
6) | 発表に際し,注意事項やご要望がある場合には,メールにその旨をお書き添え下さい。 |