2011年度Ai学会夏期症例検討会開催記(第7回 夏期症例検討会)

2011年9月3日(土曜日)13:30より駿河台日大病院3階大講堂にて2011年度夏期症例検討会を開催いたしました。当日は台風12号の影響もあり交通機関の混乱も予想されていましたが、当日入会登録をしていただいた2名を含み43名の会員の先生方の参加のもと、各々の症例で法医学、放射線科、病理学、救急救命科等の異なった立場に立った先生方の活発なご意見を交えた有意義な会が行われました。

今回は亀田総合病院救命救急科伊藤先生、宮崎大学医学部放射線科新川先生、一般財団法人Ai情報センター代表理事山本先生から各々1題の演題が提示され、さらに福井大学医学部より稲井先生、法木先生、木下先生、大越先生による大学医学部として取り組んでいるAiに関して3演題が提示されました。

症例を提示された先生方にはこの場を借りてお礼を申し上げます。

Ai学会夏期症例検討会は平成16年に10名ほどの参加で駿河台日大病院放射線科読影室にて江澤先生、塩谷先生、高橋先生、内ヶ崎先生ら約10名の参加にて試験的に行い、翌平成17年より正式に駿河台日大病院にて第1回Ai夏期症例検討会として毎年8月末から9月上旬に開催されるようになり今回第7回を迎えました。当初は症例提示をされる先生はCT,MRI等のフイルムを持参し、シャウカステンにならべ参加者全員がシャウカステン前に集合し、フイルムを見ながらあれこれと討論していました。そのためどうしても参加者人数に制限があり30名の参加が限度でした。

第4回くらいから各施設でのシステムの変化に伴い画像をパソコンにて投影し検討することが容易にできるようになり、今回からはシャウカステンの使用の必要はないようになりました。そのため来年度からは参加者の人数をもう少し増やしても大丈夫かと感じています。

今回は台風12号の影響で遠方より参加される先生方は大変だったと思います。この状況下でほとんどの先生方が予定通り参加されたことを非常に嬉しく感じ、参加された先生方に改めてお礼を申し上げます。とともに来年もぜひご参加くださるようお願いいたします。

平成23年9月13日
社会保険横浜中央病院
病理診断科 桂 義久