選挙管理委員 新川慶明
瀬戸裕一
告示
令和5年4月20日付で公示しました役員選出において、立候補者を令和5年07月30日(日)付にて締め切り、定数内である理事長、副理事長を含め14名の立候補者を受け付けました。
つきましては、定款第11条により令和5年09月20日(水)から09月29日(金)に開催される総会において承認決定されます。
立候補届出
01 | 飯野 守男 鳥取大学医学部法医学分野教授 (所信表明) |
02 | 伊藤 憲佐 亀田総合病院救命救急科 (所信表明) |
03 | 大竹 雅広 日本歯科大学新潟生命歯学部外科 (所信表明) |
04 | 兼児 敏浩 三重大学医学部附属病院医療安全管理部 (所信表明) |
05 | 小林 智哉 東北大学大学院医学系研究科保健学専攻画像診断学分野 (所信表明) |
06 | 七戸 康夫 国立病院機構北海道医療センター救急科 (所信表明) |
07 | 清水 直樹 聖マリアンナ医科大学小児科学講座教授 (所信表明) |
08 | 下総 良太 山王病院放射線科 (所信表明) |
09 | 法木 左近 福井県立大学教授 (所信表明) |
10 | 長谷川 範幸 ひろさき糖尿病・内科クリニック (所信表明) |
11 | 樋口 清孝 国際医療福祉大学放射線情報科学科教授 (所信表明) |
12 | 宮林 千春 千曲中央病院副院長 (所信表明) |
13 | 山本 正二 Ai情報センター (所信表明) |
14 | 渡 潤 座間総合病院院長 (所信表明) |
立候補所信
飯野守男 鳥取大学医学部法医学分野教授
鳥取大学医学部法医学分野の飯野守男です。これまでAi学会理事および副理事長として法医学分野における死亡時画像診断(Ai)の普及および啓発に取り組んでまいりました。Ai学会会員の皆様方のご理解とご協力もあり、現在では多くの機関で法医解剖あるいは死体検案時のCT撮影が日常となりつつあります。いっぽう、我が国と同様、様々な事情で解剖率が低いもののAiの普及が進んでいない国々が多数存在するのも事実です。現在、私の所属機関ではAiに関心のある留学生を積極的に受け入れ、海外へのAiの普及にも取り組んでいます。今後は、このような形で他分野・多職種からなる本学会の特長を生かし、国内のみならず海外へも「日本発のAi」を広めていけるよう活動したいと考えております。そして他分野・多職種に加え多国籍のAi学会を目指し、会員の皆さんとともに活動できればと考えております。今後もAi学会のさらなる発展に向けて尽力する所存ですので、引き続きご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。 戻る
伊藤憲佐 亀田総合病院救命救急科
救急の臨床現場では、院外心肺停止例、来院後短時間で死亡される症例があり、Ai で得られる所見は死因推定のために有用な検査であると思います。
今後とも、Aiで得られる画像所見と臨床情報との対比を重視して、一般臨床医、救急医とAi を繋ぐ役割を果していきたいと思います。
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大竹雅広 日本歯科大学新潟生命歯学部外科
オートプシーイメージング(Ai)が医療事故における問題を解決してくれるものと信じており、その精度向上と一般への普及に少しでもお手伝いできるよう努力して参ります。また、死亡時の身元確認業務に多大な貢献をいただいている歯科医師の先生方に対しても、その学生時代にAiに触れて理解していただける場を提供することで、よりよい協力関係を気づけるものと思い、その一助となるよう歯科医師教育にも努力して参ります。
どうぞよろしくお願いします。
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兼児敏浩 三重大学医学部附属病院医療安全管理部
2007年にAi学会に入会以降、数少ない医療安全の立場からAiや学会の発展に頑張ってきました。
今後ともAiの学際的な発展をめざして微力ながら尽くしてまいります。
何卒宜しくお願い申し上げます。
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小林智哉 東北大学大学院医学系研究科保健学専攻画像診断学分野
私は、診療放射線技師としての経験を活かし、オートプシーイメージング(Ai)学会の理事として貢献したいと考えています。所信は、診療放射線技師の教育と技術的研究の推進を通じて、Aiのさらなる発展を促進することです。
私は、教育がこの分野の成長と進歩の基盤であると信じています。現在、診療放射線技師養成校におけるAi教育は、限られた施設でしか提供されていません。Aiの学生教育を推進することは、今後のAi技術の普及に不可欠です。また、すでにAiを実施している診療放射線技師も、最新の知識を継続的に習得し、技術を磨き続けることが求められています。学会の理事として、診療放射線技師のAi教育を推進し、会員が最新のAi情報にアクセスできるよう尽力します。
また、技術的な研究の推進も重要な目標です。診療放射線技師として、最先端の技術を活用し、より高品質な画像を提供することが求められています。学会の理事として、新たな技術や手法の開発を促進します。
私の目標は、Aiの教育と研究の推進を通じて、この分野をさらに成長させ、社会に貢献できる情報やデータを提供することです。Ai学会の理事として、この目標を達成するために全力を尽くします。
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七戸康夫 国立病院機構北海道医療センター救急科
私のこれまでの本学会との関わりですが、第13回の学術大会長を務め、2020まで理事を拝命しておりました。しかしCOVID-19のパンデミックに際して業務多忙となり一度理事を辞しました。このたび再度理事に手上げいたしましたのは、救命救急医療で日常的に突然死に直面し災害医療活動にもかかわる医師として、学会の場で行われるAiの学術的議論を社会へ還元して行く仕事を使命と感じたからです。例えば私が理事を辞することになったCOVID-19ですが、この3年間世界中で社会活動に影響を与えた最大の問題だったことは議論のないところと思います。死因診断に関しても「PCR陽性ならば死因が何でもコロナ死にされる」とか「ワクチン接種後の死亡があっても死因が隠蔽される」など、とんでもないデマが日本でも跋扈したのはご存知の通りです。しかしそこにAiが何か関りを持ちましたでしょうか?例えばこの3年間の学術大会の演題でCOVID-19を題材にしたものは非常に少なく、他の臨床系医学会とは全く異なっておりました。このままでは本学会が社会と離れた同好の士の集まりになってしまう。そんな危惧を抱いております。 戻る
清水直樹 聖マリアンナ医科大学小児科学講座教授
小児領域における「予防のための子どもの死亡検証(Child Death Review; CDR)」の重要性がますます認識されつつあり、こども家庭庁における主要政策のひとつとなっています。
http://www.jpeds.or.jp/modules/about/index.php?content_id=162
ここにおける死亡時画像診断の重要性は申すまでもありません。わたし自身は画像診断を専門とする者ではありませんが、小児救急・集中治療を長らく専門としてきて、残念ながら亡くなる小児症例にも数多く接してまいりました。また現在は、小児医療全般を教育する立場となっており、当学会をとおして小児CDRに寄与するとともに、死亡時画像診断の重要性・有用性を広く発信することもできるものと考えております。当学会の発展に微力ながら尽力させていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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下総良太 山王病院放射線科
私はオートプシーイメージング学会設立の最初期の頃から、山本正二現理事長のご指導のもと、放射線科医として死後画像の読影や3D再構成などといった実務に従事して参りました。その長期にわたる経験を、これからの学会運営に活かしていきたいと考えております。どうぞよろしくお願い致します。 戻る
法木左近 福井県立大学教授
Ai学会理事の立候補に際し、理事に就任した際には、以下の2点につきまして推進したいと思います。
一つは、学問としてのAi学の発展です。死後画像に対して多面的なアプローチにより今までない価値を創造するための学会であることを目指したいと思います。そのための手段として、学会誌の発行などがあろうかと思います。
もう一つは、病理学会内でのAiの普及です。Ai画像と剖検結果との対比検証は継続して検討されるべき課題であり、そのためにも病理医がAiに積極的に関与することが重要と考えます。そのために病理学会でのAiに関する発表をサポートしていきたいと思います。
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長谷川範幸 ひろさき糖尿病・内科クリニック
このたび、オートプシーイメージング学会、理事選挙に立候補させていただきます、長谷川範幸と申します。私は、救急病院の当直を中心として、救急搬送されてきた心肺停止患者に対して、可能な限り正確な死亡診断書(死体検案書)作成するために、平成16年から死後画像診断を行ってきました。当時は死体をCT検査するとなると、周囲からかなり抵抗を受けました。しかし、世間を騒がせる事件もあり、次第に死後画像診断のニーズも高まり、現在では年間約450体の死亡死後画像診断を行っています。また、画像では判然としない件については、警察、法医学教室と連携し司法解剖を依頼しています。その際、常に心掛けていることは、解剖所見と、死後画像の対比です。これを重ねるごとに死後画像診断の精度が上がっている印象を持っています。また、平成26年9月には青森県死後CT検討会を立ち上げ、その後定款を作成し平成27年5月には青森県死後画像研究会を立ち上げました。コロナの流行により一時中断していますが、現在までに22回開催しています。参集範囲は周辺病院関係者、警察関係者、消防関係者、弁護士、放射線科医師、法医学講座医師が主なメンバーです。当地域においてはこの会が設立されるまでは、心肺停止患者に対する死後画像施行率は低かった印象ですが、近年は増加しているようです。また、異常死として警察が取り扱う遺体に対する死後画像施行率も増加しています。あくまでも当地域での独自スタイルではありますが、ひとつのモデルとして、オートプシーイメージング学会を通して死因究明活動の普及を続けてまいりたいと思います。
今回理事選に立候補したのは、以上の理由です。よろしくお願い申し上げます。
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樋口清孝 国際医療福祉大学放射線情報科学科教授
この度、オートプシー・イメージング学会の理事に引き続き立候補させていただきます。国際医療福祉大学の樋口清孝です。
当学会では、2022年よりAi冬季症例検討会の実行委員長を仰せつかり、また、第20・21回の学術大会でも実行委員長を務めさせていただいております。そして、第22回オートプシー・イメージング学会(2024年8月予定)の大会長として、開催準備をはじめたところです。
「ウィズコロナ」から「アフターコロナ」へ向かうこれからも、会員の皆さまが気軽に意見交換できる場となる学会を目指し、邁進する所存です。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
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宮林千春 千曲中央病院副院長
医療関係者、警察職員、救急救命士を含む消防署員を対象に、専門家を招聘してAi診断に関する勉強会を約10年にわたり開催しました。当地には監察医務院制度がありませんので「長野県千曲市においてAiによる死体検案業務のシステムを構築」し、地域における検視検案業務に貢献してきました。
これらを体験した人材が長野県内の異動、転勤による新赴任地で同様の活動を展開した結果、Aiによる死体検案業務のシステムが各地で再構築され、長野県内の死因究明がほぼ均一化されました。私たちの試みがモデルケースとなり、標準的なAiを主体とした死因究明システムが全国的に展開されれば、さらなる社会貢献が期待できると考えます。
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山本正二 Ai情報センター
2003年以降Ai学会の理事および理事長として活動してきました。また千葉大学Aiセンター設立やAiガイドラインおよびガイドライン改訂版の執筆や学術講演、研究発表などAiを社会に普及させるための活動を行っています。今後もAi学会の理事として、診療放射線技師の方の読影補助の推進や後進の育成に当たる所存です。 戻る
渡潤 座間総合病院院長
この度、オートプシー・イメージング学会の理事に立候補しました座間総合病院放射線科の渡 潤と申します。一昨年理事を拝命いたしましたが、引き続き学会発表、後進への指導、社会への啓蒙、ご遺族へのグリーフケア、災害時の身元究明におけるAiの活用などに力を注いでまいる所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。 戻る
以上