厚生労働省審議会の白抜き
審議会の議事録は、だれがどんな発言をしたのか一言もらさず書き起こされています。厚生労働省のこの手の審議会でも機密情報等が黒塗りで出ることはあっても良いと思うのですが、リンク先の議事録は「失礼な言い方」があった部分が白抜きになっています。どんな失礼な言い方をされたのか,見てみたいです。実は石川委員(東京医歯大)の発言にはこの議事録上他の所にも白抜きがみられます。ずけずけと思ったことを口にして、考えを包み隠さず表現されているのではないかと思います。この引用ヶ所については私も、これまでの使用成績調査の例数設計は、とってつけたようなロジックが書かれていて、何をしたいのかわからないものがまかり通ってきたと思っています。feasibilityの関係から、結果的に精度の高い評価は難しくなるケースも少なくないのですが、それはそうとして、考え方、ロジックが出鱈目な書き方になっているものが少なくありません。そうした文書を作成する担当者らは、「内容は理解できなくても、規制当局が求めるような書類さえできていればよい」というような人間になっています。少なくともそちらは手当てをしておく必要があると考えています。よほどいかがわしい、良俗に反するような表現でない限り、石川委員の口から出たお言葉を見てみたかったです。そこには、あるべき姿と異なる点を指摘するような、本質的なことが隠されているような気がします。