脳腫瘍のできる場所
- 脳のある部位には,ある腫瘍ができやすいということがあります
- 脳腫瘍を場所で,名付けることがあります
- これはあくまでも場所であって,手術の難しさや手段(アプローチ)を示すための分類です
- 治療法を選ぶには,病理診断名の方が正確ですから,場所の名前ではなくて,病理診断名を聞いてください
それぞれの場所は解剖図で見て下さい(クリック)
松果体腫瘍(クリックするとみれます)
松果体実質腫瘍や胚細胞腫瘍などです
小脳橋角部腫瘍
下垂体腫瘍
間脳下垂体腫瘍
視床,視床下部腫瘍,第3脳室腫瘍と下垂体腫瘍を併せた呼び方で,内分泌障害を伴うのが特徴です
脳室内腫瘍
側脳室内にできた腫瘍をさします,中枢性神経細胞腫,毛様細胞性星細胞腫,脈絡叢乳頭腫,海綿状血管腫,CRINETなどです
第4脳室腫瘍(クリックするとみれます)
髄芽腫,上衣腫,毛様細胞性星細胞腫,脈絡叢乳頭腫などです
第3脳室腫瘍
頭蓋咽頭腫,毛様細胞性星細胞腫,脈絡叢乳頭腫,コロイド嚢胞(内胚葉のう胞),第3脳室コルドイド・グリオーマその他のグリオーマなのですが,松果体腫瘍を含めることもあります
鞍上部腫瘍
第3脳室(視床下部)と下垂体の間にある腫瘍で,頭蓋咽頭腫と胚細胞腫瘍です
脳幹部腫瘍(クリックするとみれます)
脳幹部グリオーマ,血管芽腫,海綿状血管腫などです