日本メンタライゼーション研究会学術集会とは
日本メンタライゼーション研究会は「開かれた学術集会」の開催を目指して、2022年度に会員制に移行しました。そして、2023年2月11・12日には、特別講演にジョン・アレン先生をお迎えし、会員制に移行後、初めての学術集会を開催し、2023年12月2日・3日には、特別講演にニコル・ミューラーをお迎えし、「私の現場のメンタライジング」と題して、多職種による現場での実践を紹介していただきました。
2024年度についても、12月に開催を予定しております。今回は、「出会いが作るメンタライゼーション~到達点と展望」と題して、会員制に移行して初めての対面での開催とし、また、会員だけでなく、会員以外の方々にも広く開かれた大会となります。メンタライジングに興味を持つ、様々な領域の方々が出会い、日々の実践・研究について触れ、交流が持てる場にしたいと考えています。
※当研究会への入会について、 入会審査には1か月程度要する場合がございます。学術集会だけでなく、サロンや不定期のシンポジウムの参加など、会員特典もございます。ご興味のある方は、お早めに入会申し込みをお願いいたします(年会費5000円)
※学術集会において非会員参加を申し込まれた後に、研究会に入会なさった場合、学術集会の差額返金はできません。入会のご予定がある方は、先に入会をなさった上で、参加申し込みをなさってください。
(今年度、当研究会入会後、第4回学術集会参加を希望される場合、当研究会への入会申込の締め切りは令和6年11月12日となります。ご注意ください。)
☞入会案内
第4回日本メンタライゼーション研究会 学術集会
大会テーマ『出会いが作るメンタライゼーション~到達点と展望』
【大会長 挨拶】
第4回の学術集会の大会長を務めることになりました。よろしくお願いします。
今回は、学術集会としては初めての対面開催となります。対面で初めて出会う人もいるかもしれません。その出会いを大いに喜びましょう。 また、今回の大会にはアンソニー・べイトマン先生がお越しくださいます。先生は2019年3月のMBTベーシックトレーニングで来日されて以来、ずっと私たちの活動を支援してくださっていましたが、コロナ禍などがあり対面でお会いできるのはそれ5年ぶりです。その再会を大いに喜びましょう。
その数年の間、本会が設立され、MBTの学びの機会は格段に増え、プラクティショナー資格を得る方々も続々と現れてきています。さまざまな「到達」をどのように評価し、どのような「課題」に取り組むべきでしょうか。そうした問題意識から、大会テーマを「出会いが作るメンタライゼーション~到達点と課題」とし、同タイトルのシンポジウムを開催します。
さて、「出会い」にはもう一つの意味があります。近年のMBTでは、we-modeの意義がいっそう強調されています。情緒交流を通した「私たち」モードをどのように作れるか、いかに出会えるかがいっそう重視されているといえます。この点を踏まえ、べイトマン先生に基調講演として「MBT理論と技法の最新動向」をお話しいただきます。さらに、べイトマン先生との「対話セッション」も開催されます。
もちろん、一般演題、Thinking Togetherセッションも行われます。 今回は、非会員の方もご参加いただけます。また対話セッションと基調講演はオンライン参加も可能です。
多くの方と出会えますことを願っております。
大会長 西村 馨(国際基督教大学)
【詳細】
1 テーマ
「出会いが作るメンタライゼーション~到達点と展望」
2 会期
2024年12月6日(金)・7日(土)・8日(日)
3 会場
国際基督教大学(東京都三鷹市 https://www.icu.ac.jp)
4 形式
対面開催(一部オンライン配信)
http://mentalization.umin.ne.jp/gakujutsu2024.html
5 プログラム
12月6日(金)
べイトマンとの対話の集い (18:30~20:30)
12月7日(土)
開会挨拶 (9:30~)
一般演題 (9:45~11:45)
〇榎木 宏之、甲田 宗良
「メンタライジングと曖昧さへの態度が社会適応に及ぼす影響について―共分散構造分析を用いて― 」
〇髙木 はるか
「待っていることと安心感」
〇水野 雅之、北原 祐理
「コンパッションに基づく介入とメンタライジングの関連」
〇仲谷 隆
「神経発達症とアタッチメントの問題を抱える思春期女子とその母親への心理的介入 -MBT技法の応用と限界-」
〇菊池 裕義
「プリテンドモードへの介入を試みた1セッション」
〇大橋 良枝
「研修におけるフィッシュ・ボウル式協同思考法:経験すること,観察から学ぶこと 」
〇東 啓悟
「Not knowing stance再考 ―その意義と効果について―」
総会 (13:00~13:30)
体験プログラム Thinking Together (13:45~15:45)
Thinking Togetherを体験しよう!
昨年も好評だった「Thinking Togetherを体験しよう!」を今年も学術集会2日目に企画しました。このThinking Togetherは、通常の事例検討やカンファレンスと違い、支援者のメンタライジングを回復することを目的としています。相談する側、される側の認識的信頼をベースに進むThiking
Togetherは、支援者のメンタライジングを回復させることで、支援者としての本来の能力を再び機能させ、より効果的に目の前のクライアントとの作業を進める助けとなります。ぜひこの機会に体験してはいかがでしょうか
今年も事例提供者は事前に募集せずに、グループの中で出したいと思う方がその場で事例提供をしていただく形にします。
提供したいなという事例をお持ちの方は、お心づもりをお願いします。
基調講演 (16:00~18:00)
「Current trends in MBT theory and techniques MBT理論と技法の最新動向」
講師:アンソニー・べイトマン
司会:池田暁史
指定討論:西村 馨
懇親会 ※ (18:30~20:00)
参加費 3000円
国際基督教大学 カフェテリアにて開催
シンポジウム 「出会いが作るメンタライゼーション~到達点と展望」(9:30~12:00)
シンポジスト:中沼 早苗、宮城 崇史、田口 春佳、北原 祐理
指定討論: 崔 炯仁
司会: 榊原 久直、髙木 はるか
内容: 中沼 早苗 「地域における多職種との出会いとメンタライゼーション」
田口 春佳 「ザ・ウォーク」
宮城 崇史 「自己との出会い」
北原 祐理 「メンタライゼーション臨床を通して出会う私たちの文化」
閉会挨拶 (12:00)
※なお、13時30分より、同じ会場で本会研修委員会主催の「べイトマン先生とのスーパービジョンを体験しよう」を開催します(☞詳細はこちら)。申込窓口が別ですのでご注意ください。)
【参加申し込み手続き】
1 参加費
会員:7000円、学生:4000円、非会員:12000円)
2 事前申込期間
8月9日~11月15日
*Thinking Togetherに参加希望の際は、申し込みの際にその旨お伝えください。なお、今回事例募集は致しません。
参加お申し込みはこちらのQRコード、URLから可能です。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfjGsBxB7cpJbEtPQgmuAU8MECuSE40JUeutjB3bAhXLQvBJg/viewform?usp=sf_link
【一般演題申し込み手続き】
一般演題申込期間:8月20日~10月14日 ※申込期日を延長しました。
お申込みは、
①募集要項をご一読のうえ、②申込書にご入力いただき、③抄録様式を用いて抄録を作成し、申込書と発表抄録を事務局(mentalization.office@gmail.com)までメールでご提出ください。
奮ってのお申込みをお待ちしております。
<書類は以下よりダウンロードできます。青字をクリックしてご覧ください>
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