日本体力医学会は、1949年に身体活動・運動・スポーツに関する学術団体として最初に設立され、この分野の研究をけん引して参りました。その後、より深い研究を行うことを目的に、体力医学会の分野の中から個別の研究領域を対象とした多くの学会等が設立され、それぞれの分野で活発な研究活動が行われ、輝かしい成果を上げています。
そのような状況の中で、日本体力医学会では、アスリートや健康志向の方々が求めている多様な分野の最新情報を皆様に提供することが、本学会の果たすべき社会貢献の一つであると考えています。
そこで、多様な学術的興味を持つ日本体力医学会の会員の皆様に向けて、より専門的な分野で活発な研究活動を行っている広報委員会メンバーが、体力科学がカバーする広範な領域のなかから学会員共通の話題として知っていただきたい最近のトピックを紹介することにしました。
| No.13 New! 2025.11.01 | 骨格筋の縦方向の肥大とそれを促すトレーニング方略 立命館大学 前大 純朗 | |
| No.12 2025.10.01 | 人類進化と身体能力との関連について遺伝要因から考える 順天堂大学 福 典之 | |
| No.11 2025.09.01 | 産後の運動による妊娠・授乳関連骨粗鬆症(PLO)予防の可能性 国立スポーツ科学センター 能瀬 さやか | |
| No.10 2025.08.01 | 「機能を使えているか」を評価する:能力と使用のギャップに挑む新たな視点 高崎健康福祉大学 冨田 洋介 | |
| No.9 2025.07.01 | がんサバイバーの健康を支える運動の可能性─QOL 向上と副作用軽減への貢献 国立がん研究センター 街 勝憲 | |
| No.8 2025.06.01 | 世界における 24 時間行動ガイドラインの潮流 東京家政学院大学 田中 千晶 | |
| No.7 2025.05.01 | 体力医科学研究に有効な統計手法:反復測定相関分析 産業技術総合研究所 菅原 順 | |
| No.6 2025.04.01 | シナジーに基づく立位バランス能力の評価とそれに及ぼす加齢と不活動の影響 京都大学 神﨑 素樹 | |
| No.5 2025.03.01 | 運動効果の個人差をエピジェネティクスで探る 松本大学 河野 史倫 | |
| No.4 2025.02.01 | 座位時間の増加が引き起こす血管内皮機能不全とその予防策 中京大学 森嶋 琢真 | |
| No.3 2025.01.01 | 10 分より短い中高強度の身体活動バウト(継続時間)でも死亡・心血管イベントのリスクを低減させる可能がある 帝京大学 天笠 志保 | |
| No.2 2024.12.01 | 運動・トレーニングおよび栄養に対する消化管の適応 東京大学 寺田 新 | |
| No.1 2024.11.01 | 男性競技者の疲労骨折の予防法 立命館大学 田畑 泉 | 
