学会誌

2014年6月から日本医学教育学会第18期の活動が行われました．2年間の第18期の活動を各委員会から報告して頂きました．第19期は日本医学教育学会の代議員，理事，そして理事会執行部が交代します．この交代に合わせて，学会の委員会の構成も変わります．委員会の構成が変わることもあり，第19期を始めるにあたって，今までの委員会活動を振り返り，新しい委員会へ引き継ぐためにこの委員会報告を学会誌に掲載することとなりました．学会活動の基盤が委員会活動であることは本学会設立時からの伝統です．各委員会の活動を是非，全ての学会員の皆様と振り返り，新しい本学会の活動を考えていきたいと思います．

第18期　編集委員長　福島 統
第19期　編集委員長　武田 裕子

編集委員会
委員長：福島統，副委員長：椎橋実智男，委員：小林志津子，西城卓也，高橋都，武田裕子，錦織宏，山岡章浩

広報・情報基盤開発委員会
委員長：椎橋実智男，副委員長：丹羽雅之，委員：臼井いづみ，川崎勝，菅沼太陽，杉本なおみ，鶴田潤，守屋利佳，Raoul Breugelmans

国際関係委員会
委員長：鈴木康之，副委員長：村岡亮，委員：泉美貴，大久保由美子，秋山稔，石川和信，菊川誠，矢野晴美，青松棟吉，阪下和美，Raoul Breugelmans

入学者選抜委員会
委員長：平形道人，副委員長：阿部直，瀬尾宏美，委員：井上浩義，浦野哲哉，柴原真知子，藤本眞一，森 茂久

倫理・プロフェッショナリズム委員会
委員長：後藤英司，副委員長：大生定義，浅井篤，委員：朝比奈真由美，板井孝壱郎，井上千鹿子，河本慶子，野村英樹，尾藤誠司，三浦靖彦，宮田靖志，山崎祥光，門川俊明

準備教育・行動科学教育委員会
委員長：和泉俊一郎，副委員長：星野晋，竹腰進，委員：大貫優子，樫田美雄，河本慶子，川上ちひろ，日高友郎，道信良子，若林英樹，アドバイザー：市川家國，溝口満子

医学教育専門家制度委員会
全体統括：平出敦，藤崎和彦，コースワーク：岡田唯男，菊川誠，西城卓也，鈴木康之，田川まさみ，ポートフォリオ：錦織宏，春田淳志，渡邊洋子，制度設計：高村明輝，守屋利佳，椎橋実智男，アドバイザリー：井上康輝，大谷尚，吉岡俊正，吉田素文

基礎医学・生命科学委員会
委員長：井内康輝，副委員長：坂井建雄，高桑雄一，委員：柳澤輝行，堤寛，鯉淵典之，岸美紀子，渋谷和子，中島昭，熊ノ郷淳

卒前臨床教育委員会
委員長：赤城美智男，副委員長：石井誠一，委員：上野滋，植村和正，河本慶子，阪下和美，高村昭輝，平形道人

コア・コンピテンス教育委員会
委員長：高木康，副委員長：瀬尾宏美，委員：石井誠一，泉美貴，大久保由美子，小田康友，長谷川仁志，藤倉輝道，藤本眞一

国家試験・共用試験委員会
委員長：田邊政裕，副委員長：神代龍吉，委員：北村聖，大滝純司，吉田素文，石井誠一

臨床研修委員会
委員長：植村和正，副委員長：高橋弘明，委員：青松棟吉，石原慎，久留宮隆，小西靖彦，清水貴子，高田清武，寺嶋吉保，協力委員：田山由加

生涯教育委員会
委員長：瀬尾宏美，副委員長：船崎俊一，委員：木下牧子，清水貴子，野村英樹，福沢嘉孝，松村真司，竹本毅

業績評価委員会
委員長：羽野卓三，委員：相馬仁，鈴木敬一郎，赤池雅史，小林直人，協力委員：大槻眞嗣，鈴木利哉

FD委員会
委員長：高橋弘明，副委員長：平出敦，委員：伊野美幸，奈良信雄，村岡亮，守屋利佳

教材開発・SP委員会
委員長：廣橋一裕，副委員長：藤崎和彦，委員：阿部恵子，石川和信，伊藤正洋，小松弘幸，首藤太一，吉田素文，林道廣

教育研究開発委員会報告
委員長：鈴木康之，副委員長：大滝純司，委員：石川ひろの，向原圭，伊藤俊之，錦織宏，尾原晴雄，西城卓也

大学院教育委員会
委員長：田中雄二郎，副委員長：井内康輝，委員：北村聖，委員：小林志津子，高橋誠，中山健夫

研究倫理・COI委員会
委員長：平形道人，副委員長：吉井文均，大生定義，委員：井上真智子，佐藤雄一郎，高屋敷明由美，森本剛，宮田靖志，前委員長：大西弘高

地域医療・多職種連携教育委員会
委員長：松井俊和，副委員長：大滝純司，委員：吉田素文，木内祐二，阿部恵子，前田隆浩，前野貴美，飯島勝矢，春田淳志，酒井郁子，協力委員：朝比名真由美，水越正人，中村丁次

分野別認証検討委員会
委員長：北村聖，副委員長：吉岡俊正，委員：鈴木利哉，田邊政裕，福島統

専門医制度検討委員会
委員長：藤崎和彦，副委員長：小西靖彦，委員：高橋誠，中川晋，安井浩樹，アドバイザリー：宮崎俊一

女性医師キャリア教育委員会
委員長：木下牧子，副委員長：小林志津子，委員：江頭正人，清水貴子，石黒直子，榊原秀也，協力委員：守屋利佳

学習者評価委員会
委員長：高木康，委員：岡田聡志，片岡仁美，仁田善雄，高村昭輝，田川まさみ，山本健，前委員長：大西弘高

滋賀医科大学病理学講座分子診断病理学　向所 賢一

岡山大学大学院保健学研究科　日髙 優

小松 弘幸*1,11　石川 和信*2,11　首藤 太一*3,11　阿部 恵子*4,11　藤崎 和彦*5,11
吉田 素文*6,11　大槻 眞嗣*7　泉 美貴*8　鈴木 敬一郎*9　石川 鎮清*10　廣橋 一裕*3,11

要旨：
臨床実習を終了した国内9医学部の6年生903名を対象として，臨床能力に関する自己評価と教育方略を調査した．医学教育モデル・コア・カリキュラムに準じた27項目のうち約4割が病院実習とシミュレーションの両方，もしくは，シミュレーションのみで学習されていた．また，いずれの方略でも，学習経験のない項目が少なくないことが判明した．シミュレーション教育の高利用大学4校が低利用大学5校よりも有意に医学生の臨床能力自己評価が多くの学習領域で高かった．
キーワード：シミュレーション教育，臨床実習，医学生，自己評価，モデル・コア・カリキュラム

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* 1 宮崎大学医学部医療人育成支援センター, Center for Medical Education and Career Development, Faculty of Medicine, University of Miyazaki
[〒889-1692　宮崎県宮崎市清武町木原5200]
*2 福島県立医科大学医療人育成・支援センター，Center for Medical Education and Career Development, Fukushima Medical University
*3 大阪市立大学大学院医学研究科総合医学教育学, Department of Medical Education and General Practice, Osaka City University Graduate School of Medicine
*4 名古屋大学医学部附属病院卒後臨床研修・キャリア形成支援センター, Center for Postgraduate Clinical Training and Career Development, Nagoya University Hospital
*5 岐阜大学医学教育開発研究センター, Medical Education Development Center, Gifu University
*6 国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科, Department of International University of Health and Welfare Graduate School
*7 藤田保健衛生大学医学部医学教育企画室, Planning office for Medical Education, Fujita Health University School of Medicine
*8 東京医科大学医学部医学科社会医学部門医学教育学分野, Department of Medical Education, Tokyo Medical University
*9 兵庫医科大学生化学／医学教育センター, Department of Biochemistry / Medical Education Center, Hyogo College of Medicine
*10 自治医科大学 医学教育センター, Medical Education Center, Jichi Medical University
*11 日本医学教育学会教材開発・SP委員会, Committee for Educational Materials’ Development, Japanese Society of Medical Education
受付：2016年7月12日，受理：2016年7月19日

大槻 眞嗣*

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* 藤田保健衛生大学医学部医学教育企画室, 臨床総合医学
[〒470-1192　愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1-98]
受付：2016年7月24日，受理：2016年7月25日