デリケートゾーンの黒ずみにオロナインが効果ありって本当?成分や特徴で検証

デリケートゾーンの黒ずみをオロナインでケアできるという噂があります。どこの家庭にもあるポピュラーな薬で黒ずみを改善できるなら嬉しいですが、本当に効果があるのか気になりますよね。

そこで、オロナインはデリケートゾーンの黒ずみに効果的なのか、安全性はどうなのか、成分や口コミから検証しました。さらにオロナインのメリットやデメリット、向いている人や向いていない人もわかります。

「デリケートゾーンの黒ずみにオロナインを使うんじゃなかった」と後悔したくない方は参考にしてくださいね。

目次

オロナインの値段や成分、安全性|デリケートゾーンの黒ずみへの効果は?

デリケートゾーンの黒ずみにケアができるという噂もあるオロナインは、大塚製薬が1953年に発売を開始した第2類医薬品です。皮膚疾患や外傷治療薬として長い間使われてきました。

30g(瓶タイプ)で約500円、50g(チューブタイプ)で約600円と、お値段が手ごろなことも魅力です。

オロナインは黒ずみに使える?

オロナインはデリケートゾーンの黒ずみへの使用は想定されていません。
軽いニキビやキズ、やけどなどに効果を発揮するお薬ですので、色素沈着への効果は期待できないです。

オロナインの効果・効能
ニキビ、吹出物、はたけ、やけど(軽いもの)、ひび、しもやけ、あかぎれ、キズ、水虫(じゅくじゅくしていないもの)、たむし、いんきん、しらくも

参考:オロナインH軟膏|大塚製薬

オロナインの成分

オロナインの主成分は殺菌や消毒効果があるクロルヘキシジングルコン酸塩液です。また肌を保護するグリセリンや保湿効果があるオリブ油など、デリケートゾーンの黒ずみに効果的な成分も含まれています。

しかしラウロマクロゴールのような洗浄力が強い合成界面活性剤、アルコールのステアリルアルコールなど、刺激が強い成分も配合されているため、デリケートゾーンに使用する際は注意が必要です。

オロナインの全成分
有効成分:クロルヘキシジングルコン酸塩液
添加物:ラウロマクロゴール、ポリソルベート80、硫酸Al/K、マクロゴール、グリセリン、オリブ油、ステアリルアルコール、サラシミツロウ、自己乳化型ステアリン酸グリセリル、香料、精製水

参考:オロナインH軟膏|大塚製薬

オロナインのデリケートゾーン黒ずみに関する口コミ

デリケートゾーンの黒ずみをオロナインでケアした人の口コミを調査しました。良い口コミと悪い口コミの両方を紹介します。

オロナインをデリケートゾーンの黒ずみに使った方の「良い口コミ」

デリケートゾーンの黒ずみにオロナインを使い、改善効果を感じたという口コミはいくつかありました。確実に効果があったわけではなく、「何となく効果があった」という感じでした。

  • デリケートゾーンのニキビ跡やできもの跡とか薄くなった…?オロナイン軟膏美白?
  • デリケートゾーンにオロナイン塗って寝て、起きたらちょっと美白感というか…感じたんだけど気のせいなんかな。
  • 陰部の炎症に使っています。ヒリヒリ、傷、ニキビ、乾燥、黒ずみなどに良いです。

オロナインをデリケートゾーンの黒ずみに使った方の「悪い口コミ」

デリケートゾーンの黒ずみにオロナインを使っても、効果がなかったという意見が目立ちました化粧水やパックなどと併用しているケースもありましたが、効果は感じにくいといえそうです。

  • デリケートゾーンの黒ずみにオロナインやヨーグルトパックが良いと聞いたのですが、2か月頑張ったけど消えなかったです。
  • デリケートゾーンのVとIが黒ずんでいるので、ハトムギ化粧水とオロナインで保湿しているのですが良くなりません。
  • デリケートゾーンの黒ずみや色素沈着に化粧水やオロナインを塗っているのですが消えません。

オロナインの口コミまとめ|デリケートゾーンの黒ずみを改善できない

デリケートゾーンの黒ずみ改善用の商品ではないので当然ですが、オロナインでデリケートゾーンの黒ずみが改善したという口コミは見つかりませんでした。
一部のユーザーは「肌がすべすべに」や「キメが細かく」と書いていましたが、オロナインの保湿効果で肌の状態が整ったと思われます。
注意をしなければならないのは、悪い口コミの方で、「ヒリヒリした」「荒れた」という内容も多数あったので、デリケートゾーンの黒ずみにオロナインを使うのは控えたほうがいいと思います。

オロナインはデリケートゾーンの黒ずみケアに使えないですが、他にもデリケートゾーンの黒ずみを治す方法はあります。オロナインと同じように自宅でこっそりケアすることができます。

デリケートゾーンの黒ずみに効果的なオロナイン2つの成分

デリケートゾーンの黒ずみに効果的なオロナインの成分は、保湿成分と殺菌・消毒成分です。肌を潤いで保護し清潔にする作用により、黒ずみを防止します。

オロナインの成分1:保湿成分

オロナインの保湿成分は、デリケートゾーンの黒ずみに効果的と言えます。

オロナインのグリセリン、オリブ油は、肌の乾燥を防ぐ作用があります。肌の表面を保護し水分の蒸発を防止してくれるため、潤いをキープしやすくなります。

乾燥すると肌のバリア機能が低下します。外部刺激を受けやすくなり、メラニンが過剰摂取され黒ずみができやすくなってしまいます。またターンオーバーが乱れ、黒ずみの素になるメラニンが排出されにくくもなることも、さらにかゆみやかぶれが起き、掻きむしりによる刺激で黒ずみが起きることあります。

オロナインの保湿成分で肌が保護されるようになれば、デリケートゾーンの黒ずみを防止できるでしょう。

オロナインの成分2:殺菌・消毒成分

ニキビ跡やカミソリ負けによるデリケートゾーンの黒ずみには、オロナインの殺菌・消毒成分が効果を発揮します。

オロナインのクロルヘキシジングルコン酸塩液は、殺菌や消毒作用が高い成分です。菌やウイルスの繁殖を抑制するため、アクネ菌によるニキビを防止する効果が期待できます。ニキビができにくくなればニキビ跡による色素沈着による黒ずみもできません。

そしてデリケートゾーンのカミソリ負けにも効果的です。クロルヘキシジングルコン酸塩液には殺菌のほか化膿防止、ラウロマクロゴールと硫酸Al/Kには止血防止作用があります。皮膚の炎症抑え傷を落ち着かせるため、傷跡による黒ずみができにくくなるのです。

オロナインでデリケートゾーンの黒ずみケアをするメリット・デメリット

オロナインでのデリケートゾーンの黒ずみケアには、メリットもあればデメリットもあります。良い面と悪い面どちらも知ったうえで、使用するようにしましょう。

黒ずみをオロナインでケアする3つのメリット

デリケートゾーンの黒ずみにオロナインを使うメリットは、黒ずみの予防、肌トラブルのケア、価格が安く入手しやすいの3つです。

メリット1:保湿成分により黒ずみの予防ができる

メリット1:保湿成分により黒ずみの予防ができる

オロナインには保湿成分が含まれており、デリケートゾーンの黒ずみを予防できる効果が期待できます。

十分な水分があると肌のバリア機能が働きやすくなり、刺激による黒ずみを起こしにくくなります。

メリット2:肌トラブルのケアができる

メリット2:肌トラブルのケアができる

オロナインはデリケートゾーンの黒ずみだけでなく、肌トラブルのケアもできます。

オロナインには抗菌や消毒作用があり、デリケートゾーンにあるニキビや傷にも効果的。また乾燥によるかゆみやかぶれを鎮める作用も期待できます。

黒ずみケアをしながら、複数の肌トラブルに対応することも可能です。

メリット3:価格が安く手に入れやすい

メリット3:価格が安く手に入れやすい

オロナインは価格が比較的安く手に入れやすい医薬品であり、デリケートゾーンの黒ずみケアを始めやすいアイテムといえます。

オロナインは医薬品を扱っているお店であれば、実店舗でも通販でもだいたい購入することができ、今すぐにでも黒ずみのケアを始めることもできます。

さらに30gで500円程度と価格もお手頃。あまり高価だとなかなか手が出ないものですが、価格的には気軽にお試しやすくなっています。

黒ずみをオロナインでケアする5つのデメリット

デリケートゾーンの黒ずみにオロナインを使うデメリットは、主に5つあります。
成分、副作用、使用感のほか、使用できる部位や衛生面の問題もあります。

デメリット1:美白成分が入っていない

デメリット1:美白成分が入っていない

オロナインは美白成分が含まれていないため、デリケートゾーンの黒ずみは改善できない可能性が非常に高いです。

デリケートゾーンの黒ずみをケアするためには、メラニンの生成をブロック、メラニンの排出を促進、メラニンを還元してなかったことにするといったような、美白成分が必須になります。

デリケートゾーンの黒ずみを改善したいのなら、トラネキサム酸やビタミンC誘導体など厚生労働省に認められている美白成分を配合したデリケートゾーンの黒ずみケアの市販クリームランキングで紹介している商品がおすすめです。

デメリット2:副作用のリスクがある

デメリット2:副作用のリスクがある

オロナインをデリケートゾーンの黒ずみに使うと、副作用が起きるリスクがあります。年齢制限もなく比較的誰でも使いやすい医薬品ではあり、副作用があったという口コミもあまり見当たりません。しかしデリケートゾーンは皮膚が薄く敏感な部位ですので、十分な注意が必要です。

オロナインで起こりうる副作用
  • 発疹・発赤
  • かゆみ
  • はれ
  • 乾燥
  • ひびわれ

以上のような症状が出たら使用を中止し、薬剤師や医師に相談してください。

また、まれではあるのですが、オロナインはアナフィラキシーショックのような重篤な副作用が起きる可能性があります。皮膚のかゆみやじんましん、声のかすれ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁などが起きたら、すぐに医師の診断をうけなければなりません。

命にかかわる副作用ですので、安易にデリケートゾーンの黒ずみに使用するのはやめた方が良いでしょう。

デメリット3:使用感が良くない

デメリット3:使用感が良くない

オロナインは使用感が良くないため、デリケートゾーンの黒ずみには使いにくいという口コミがあります。

オロナインは油分が多く、塗った部分がべたべたする感じがあります。デリケートゾーンの黒ずみに塗ると下着についてしまい不快という声もあります。

デメリット4:粘膜には使えない

デメリット4:粘膜には使えない

オロナインでデリケートゾーンの黒ずみケアをするときは、粘膜に付かないようにしなければなりません。

オロナインのクロルヘキシジングルコン酸塩液は殺菌作用が高い有効成分です。膣内に付いてしまうと、雑菌の侵入を防止している常在菌を殺してしまう可能性があるためです。

外側だけに塗る方法はありますが、下着についてしまったオロナインが膣内に入ってしまう可能性はありますので気を付けましょう。

デメリット5:衛生的に使いにくい

デメリット5:衛生的に使いにくい

ジャータイプのオロナインは、デリケートゾーンの黒ずみを衛生的にケアしにくい面があります。瓶から指で軟膏を取り出すときに、雑菌が混入しやすいためです。

雑菌をデリケートゾーンの黒ずみに塗りつけているような、恐ろしい事態になってしまうのは避けたいですよね。

最後まで衛生的に使用したいのなら、チューブタイプのオロナインを選んでください。必要な分だけを出しながら使えるので、雑菌は入り込みにくいです。

デリケートゾーンの黒ずみにオロナインが向いている人向いていない人

オロナインは殺菌や消毒、保湿などの効果がありますので、デリケートゾーンの黒ずみと同時に肌のケアもできます。デリケートゾーンの乾燥やニキビなどが気になる人には向いているでしょう。

しかし美白成分は含まれておらず、デリケートゾーンの黒ずみを改善する効果は期待できません。また副作用やアレルギーなどのリスクもあり、肌に合わない可能性もあります。そして粘膜に使用したい方にも向いていません。

オロナインでの黒ずみケアが向いている人

  • 乾燥している人
  • ニキビがある人
  • カミソリによる炎症がある人

オロナインでの黒ずみケアが向いてない人

  • 黒ずみを改善したい人
  • 肌に合わない人
  • 粘膜の黒ずみもケアしたい人

オロナインでデリケートゾーンの黒ずみをケアできるという口コミは嘘?

オロナインでデリケートゾーンの黒ずみをケアできるという口コミがあるのは、小鼻の黒ずみに効果的とSNSなどで話題になったためでしょう。

オロナインには高い洗浄作用があるラウロマクロゴールが含まれています。パックをしてオロナインの成分を毛穴に浸透させることにより、皮脂汚れが取れ黒ずみが薄くできるというワケなんですね。

小鼻の黒ずみが取れる→ほかの部位の黒ずみにも効果がある→デリケートゾーンの黒ずみもケアできる…と、いつの間にか変換された情報が出回ってしまったと思われます。

デリケートゾーンの黒ずみは、皮脂汚れでできるわけではありません。下着との摩擦、ムレ、脱毛、ストレス、乾燥などさまざまです。オロナインで小鼻の黒ずみが取れたという口コミがあったからといって、デリケートゾーンの黒ずみにも効果があるとは思わないようにしてください。

オロナインをデリケートゾーンの黒ずみに使うのはNG

デリケートゾーンの黒ずみに、オロナインを使うのは推奨できません。

殺菌・消毒作用や保湿成分で黒ずみをできにくくする効果は期待できますが、美白成分が含まれていないため改善するのは難しいです。
それに副作用の可能性がある成分や刺激が強い成分が含まれており、敏感なデリケートゾーンへの使用はリスクが高くなってしまいます。

オロナインでデリケートゾーンの黒ずみが改善できたという口コミも少ないです。

デリケートゾーンの黒ずみをケアするなら、美白成分が含まれていないオロナインではなく、デリケートゾーンの黒ずみを治し方や原因を参考に、他の改善アイテムなどでケアしてください。

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