デリケートゾーンの黒ずみをヒルドイドでケアしているという口コミがあります。しかし効果がなかったという口コミも。
実際のところデリケートゾーンの黒ずみを改善できるのか、ヒルドイドの期待できる効果や副作用、使い方を検証していきます。
さらにヒルドイドでのデリケートゾーン黒ずみケアのメリット・デメリット、向いている人や向いていない人も紹介します。
デリケートゾーンの黒ずみに効果あるの?ヒルドイドとは
デリケートゾーンの黒ずみに使用しているという口コミもあるヒルドイドとは、主に保湿剤として使用されている外用薬です。
有効成分のヘパリン類似物質には皮膚の保湿や保護作用があり、肌の乾燥に対して処方されることが多くなっています。
また副作用の発症例が少なく刺激を感じにくいため、肌が敏感な子どもやアトピー肌にも用いられています。
ヒルドイドは医薬品でありデリケートゾーンの黒ずみに使用するには、医療機関を受診しなければなりません。しかしヒルドイドと同じような成分と作用を持つヘパリン類似物質を含む医薬品や化粧品は、処方箋なしで実店舗や通販で購入できます。
デリケートゾーンの黒ずみに期待できるヒルドイド3つの効果
ヒルドイドには乾燥ケア、ターンオーバーの促進、肌荒れの改善という3つの効果があります。肌の調子を整えるため、黒ずみが起きにくい健やかなデリケートゾーンにする作用が期待できます。
ヒルドイドの効果1:乾燥ケア
ヒルドイドはデリケートゾーンの黒ずみのきっかけとなる、乾燥のケアができます。
乾燥すると肌のバリア機能は低下し、摩擦や紫外線などの刺激を受けやすくなります。肌を守るためにメラニンが過剰に生成されることになり、デリケートゾーンの黒ずみが起きやすくなってしまうのです。
高い保湿力があるヒルドイドを塗れば、乾燥を防止し肌のバリア機能を正常化させる作用が期待できます。
デリケートゾーンは下着やナプキンの摩擦による刺激を受けやすい部位ですから、乾燥しやすく黒ずみもどんどん増えてしまいがち。ヒルドイドで乾燥ケアができれば、黒ずみを発生しにくくできるワケです。
ヒルドイドの効果2:ターンオーバーの促進
ヒルドイドはターンオーバーを促進し、デリケートゾーンの黒ずみをできにくくする効果が期待できます。
ヒルドイドには血流増加作用や血液凝固抑制作用があり、血行を良くすることができます。
黒ずみの素になるメラニンや古い角質は、通常ターンオーバーにより肌の外に排出されます。しかし血行が悪くなるとターンオーバーの周期が乱れてしまい、メラニンが正常に排出されなくなってしまうことに。結果メラニンが肌に残ったままになり、黒ずみになってしまうのです。
ヒルドイドで血行が促進されターンオーバーがスムーズに行われることで、デリケートゾーンの黒ずみが起きにくい肌になれます。
ヒルドイドの効果3:肌荒れの改善
ヒルドイドの肌荒れ改善作用は、デリケートゾーンの黒ずみを減らすことにつながります。
ヒルドイドにはゆるやかですが抗炎症作用があり、肌の状態を良くする効果が期待できます。また肌荒れを起こす要因となり、乾燥やターンオーバーの乱れもケアできます。
デリケートゾーンに塗れば、黒ずみが起きにくい調子の良い肌を目指せるのです。
ただし、ヒルドイドはデリケートゾーンの黒ずみが今以上に黒ずまないようにはできますが、デリケートゾーンの黒ずみを治すことはできません。
デリケートゾーンの黒ずみにヒルドイドを使った方の口コミ|乾燥にも効果的?
デリケートゾーンの黒ずみにヒルドイドを使った方の悪い口コミと良い口コミを紹介します。
デリケートゾーンの黒ずみにヒルドイドを使った方の悪い口コミ
肌荒れがひどくなった
ヒルドイドを使い始めてから、デリケートゾーンの肌が荒れてしまいました。かゆみや赤みも出てきて、デリケートゾーンの黒ずみも改善されませんでした。個人差があるかもしれませんが、私には合わなかったようです。
30代、女性、看護師
効果がなかった
2週間使用してみましたが、全く効果が感じられませんでした。デリケートゾーンの黒ずみは改善されず、むしろかゆみが出てきました。期待していただけに、残念な結果でした。
20代、女性、学生
使っている間に痛みが出た
ヒルドイドを使っている間、痛みが出てしまいました。かぶれてしまったのかもしれません。使用方法に問題があったのかもしれませんが、今後は使い方にもっと気をつけようと思います。
40代、女性、主婦
デリケートゾーンの黒ずみにヒルドイドを使った方の良い口コミ
黒ずみが薄くなった!
ヒルドイドを使い始めてから、デリケートゾーンの黒ずみが薄くなってきました。まだ完全に改善されたわけではありませんが、効果を実感できています。
40代、女性、会社員
保湿効果がすごい
乾燥がひどかったのですが、ヒルドイドを使い始めてから保湿効果がすごい!黒ずみも薄くなってきた気がします。今後も使い続けていきたいと思います。
20代、女性、美容部員
使い方が簡単で便利
ヒルドイドの使い方が簡単で、忙しい私にはとても便利です。使い続けるうちに黒ずみが薄くなってきました。とても助かっています。
30代、女性、主婦
デリケートゾーンの黒ずみにヒルドイドを使っても副作用は少ない
ヒルドイドは副作用が少なく、安全性は高いといわれています。デリケートゾーンの黒ずみに使っても、刺激は感じにくいでしょう。
また、ヒルドイドは顔にも使えるほど刺激が少ないため、アトピー肌の方にも処方されるほど安全性が高いです。それに乳幼児から年配の方まで使え、年齢制限もありません。
しかし、まったく副作用がないというわけではないので気を付けましょう。以下のような症状が報告されていますので、ケアをする前に確認しておいてください。
ヒルドイドの一般的な副作用
- 皮膚の刺激
- かゆみ
- 痛み
- かぶれ
- 発疹
- 蕁麻疹
- 乾燥
- 色素沈着
ヒルドイドの重篤な副作用
- アレルギー反応
- ショック症状
- 眼瞼浮腫
- 角膜炎
- 血栓症
ヒルドイドを使用したらかゆみやヒリヒリ感があったとの口コミはありますが、症状は軽度でおさまることがほとんどです。しかしまれではありますが重篤な副作用が起きる可能性はありますし、長い期間使用を続けると副作用のリスクは高まりやすくなります。
デリケートゾーンは皮膚が薄く敏感なため、かゆみやかぶれなどを感じやすい部位でもあります。自己判断ではなく、医師の指導のもとケアすることが大切です。
また、このような副作用が現れた場合には、直ちに使用を中止し、皮膚科を受診してください。
⇒デリケートゾーン黒ずみの皮膚科のレーザーや薬など4つの治療法を徹底解説
ヒルドイドでデリケートゾーンの黒ずみをケアするメリットとデメリット
ヒルドイドによるデリケートゾーンの黒ずみケアには、メリットだけでなくデメリットもあります。メリットとデメリットを4つずつ紹介しますので、両面を踏まえて使用するか検討してください。
デリケートゾーンの黒ずみをヒルドイドでケアする4つのメリット
デリケートゾーンの黒ずみをヒルドイドでケアするメリットは、黒ずみ予防、価格がお手頃、種類が豊富、副作用が少ないという4つです。
メリット1:黒ずみを予防できる
ヒルドイドには、デリケートゾーンの黒ずみを予防できる可能性があります。
ヒルドイドには乾燥防止やターンオーバーの促進、抗炎症作用などがあります。継続してケアを続ければ、黒ずみができにくい健やかな肌を目指すことができます。
メリット2:価格がお手頃
ヒルドイドはデリケートゾーンの黒ずみを、お手頃な価格でケアできるのがメリットです。
医療機関で処方されるヒルドイドの価格は種類にもよりますが、だいたい1g20円くらいです。50gだと1,000円くらいになりますね。さらに保険が適用となる医薬品ですので、多くの方は3割負担の金額となります。50gの場合、実際に支払うのは300円程度で済むわけです。
またヒルドイドのジェネリック医薬品を洗濯すれば、もっと安い価格でケアをすることも可能です。
メリット3:種類を選べる
ヒルドイドは4種類あり、好きなタイプでデリケートゾーンの黒ずみをケアできます。
- ソフト軟膏:チューブタイプで油分が多く保湿力が高い。ヒルドイドの中でも低刺激。
- クリーム:チューブタイプで水分が多い。伸びがよく塗りやすい。
- ローション:乳液のような感じで毛が生えているところにも使える。刺激は感じやすい。
- フォーム:缶容器の泡状で広範囲に塗りやすい。油分がなくさっぱりした使用感。
どのタイプにするかは、使用する部位や使用感などを考慮し、医師と相談して決めましょう。デリケートゾーンには、刺激が少ないソフト軟膏が処方されることが多くなっています。
メリット4:副作用が起きにくい
ヒルドイドは副作用の報告が少ない医薬品です。刺激を感じやすいデリケートゾーンであっても、黒ずみのケアをしやすいといえるでしょう。
どんなに効果が高いアイテムでも、刺激が強いとケアを続けることはできません。副作用が起きにくいのは、大きなメリットです。
しかし副作用のリスクはゼロではないことは、忘れてはいけません。肌に合わなかったり間違った使い方をしてしまうと、トラブルが起きることもあるので注意が必要です。
デリケートゾーンの黒ずみをヒルドイドでケアする4つのデメリット
デリケートゾーンの黒ずみをヒルドイドでケアするデメリットは、美白成分が入っていない、黒ずみには処方されにくい、粘膜には使えない、効果が出るまで時間がかかるという4つです。
デメリット1:美白成分が入っていない
ヒルドイドには美白成分が入っておらず、デリケートゾーンの黒ずみを改善できない可能性があります。
美白成分とはメラニンの生成を抑えたりメラニンを還元して、シミやそばかすを防いだり薄くするものです。黒ずみを消すには必須の成分ではあるのですが、ヒルドイドには含まれていません。
デリケートゾーンに限らず、黒ずみにはメラニンにアプローチできる美白成分が入ったアイテムを使用するほうが効果的です。
デメリット2:黒ずみには処方されない
デリケートゾーンの黒ずみをヒルドイドでケアしたくても、医療機関では処方してもらえない可能性が高いです。
ヒルドイドは乾燥やアトピーによる肌トラブル、ニキビや傷跡、しもやけやアザなどに処方されるのが一般的であり、黒ずみのケアを目的としての処方はされにくいのです。
デリケートゾーンの黒ずみを、ヒルドイドでケアしているという口コミはあります。しかしかゆみなどほかの症状に処方されたヒルドイドを、使っているケースと思われます。
また店舗や通販で購入できるヘパリン類似物質を含む医薬品や化粧品を使っているケースもあります。しかし自己判断で敏感なデリケートゾーンに使用するのは、かゆみや炎症などのリスクがあるため控えるのが良いでしょう。
デメリット3:粘膜には使えない
デリケートゾーンの黒ずみをヒルドイドでケアするさいは、粘膜を避けて使用しなければなりません。
ヒルドイドは全身に使用できるのですが、「粘膜以外」という但し書きがあります。粘膜は角質がありません。ヒルドイドの血行を促進したりターンオーバーを促す効果が刺激になりやすいため、目の中、口の中、鼻の中、膣などには使用不可としているのです。
うっかり粘膜部分にヒルドイドを塗ってしまった…となる危険性はありますので、不安があるならリケートゾーンに使用するのはやめたほうが良いですね。
デメリット4:効果を実感できるまで時間がかかる
デリケートゾーンの黒ずみをヒルドイドでケアをしても、効果を実感できるまでは時間がかかります。
ヒルドイドは美白成分が入っておらず、劇的に黒ずみをなくす効果は期待できません。
ターンオーバーを繰り返しながら少しずつ黒ずみをできにくくしますので、効果を実感できるまでは2年以上かかることは珍しくないのが現状なのです。
ケアをしないよりはマシ程度という口コミもあり、ヒルドイドに過度な期待をしてもムダになってしまいます。
デリケートゾーンの黒ずみに効果的なヒルドイドの使い方
デリケートゾーンの黒ずみに効果的なヒルドイドの使い方は、非常に簡単です。1日1回~数回、気になる部分にガーゼになどに伸ばして貼り付けるか、指で直接塗るだけです。
デリケートゾーンを洗い清潔にする
↓
黒ずみが気になる部分に適量を塗る
↓
使用後は手を洗う
ヒルドイドを使うタイミングは、肌が清潔になっている入浴後が推奨されています。ただし入浴後は時間が経つにつれ水分がなくなり乾燥しますので、入浴から5分以内を目安にしてください。
塗る量は肌質や症状により異なりますので、医師の指示に従うようにしましょう。
デリケートゾーンの黒ずみにヒルドイドが向いている人・向いていない人
ヒルドイドはデリケートゾーンの乾燥や炎症を抑えながら、ゆるやかに黒ずみをケアしていきます。しかし美白成分が含まれておらず、できてしまった黒ずみをなかったことにしたい場合は、満足できない可能性が高いです。
また副作用は少ないのですが、肌質によっては合わない場合もあります。そして粘膜には使用できませんし、安全性が確認されていないため妊娠中は控えるほうが良い薬でもあります。
ヒルドイドでのデリケートゾーンの黒ずみケアが向いている人
- デリケートゾーンの乾燥が気になる人
- 黒ずみをじっくりと予防したい人
- 粘膜以外の黒ずみをケアしたい人
ヒルドイドでのデリケートゾーンの黒ずみケアが向いていない人
- デリケートゾーンの今ある黒ずみを改善したい人
- 妊娠中の人
- ヒルドイドが肌に合わない人
ヒルドイドはデリケートゾーンの黒ずみを予防できるが改善は難しい
ヒルドイドはデリケートゾーンの黒ずみを予防することはできますが、改善するのは難しいでしょう。乾燥やターンオーバーの乱れ、炎症による黒ずみはケアできますが、黒ずみの素になるメラニンの生成を抑えたり、還元する作用はありません。そのため、出来てしまったデリケートゾーンの黒ずみを薄くしたり消したりするのは難しいのです。
またヒルドイドは黒ずみのケア目的では処方されにくく、粘膜には使えないという制限もあり、デリケートゾーンの黒ずみに使うのは難しいという現状があります。
本気でデリケートゾーンの黒ずみを何とかしたいなら、美白効果が期待できる市販されているデリケートゾーンの黒ずみクリームでケアするようにしてください。