第22回オートプシー・イメージング(Ai)学会学術大会開催のご案内

目次

大会概要

テーマ 不易流行〜時代の変化に応じた死因究明を目指して〜
主催者 オートプシー・イメージング学会
理事長 伊藤憲佐(亀田総合病院 救命救急科 部長)
大会長 樋口清孝(国際医療福祉大学 保健医療学部 放射線・情報科学科 教授)
実行委員長 岡野員人(国際医療福祉大学 保健医療学部 放射線・情報科学科 講師)
開催日時
2024年8月17日(土) 10:00 - 16:00 予定
会場
ライトキューブ宇都宮 中ホール (栃木県宇都宮市宮みらい1-20)
(アクセス https://light-cube.jp/visitors/access/)
開催形式
会場型のみ
参加対象
Ai学会会員、または医療関係者、警察関係者、消防関係者、医学・医療系の大学等に在籍する学生
特別講演
(公開市民講演)

作家・医師 海堂尊(かいどうたける)先生

ポスター 第22回オートプシー・イメージング(Ai)学会学術総会 ポスター 第22回オートプシー・イメージング(Ai)学会公開市民講演 ポスター

大会長あいさつ

国際医療福祉大学
樋口清孝

 この度、第 22 回オートプシー・イメージング(Ai)学会学術大会で大会長を拝命いたしました樋口清孝です。

 当学会が立ち上がった当時、私は学会の存在はおろか Ai という言葉さえ知りませんでした(AI が人工知能ということも…)。ただ、ちょうどその頃に私は臨床病理学の教室におり、そこで初めてご遺体の画像診断があることを知りました。それはある日のこと、病理解剖のご遺体がなかなか解剖室に到着しないということがあり、その理由を聞くと放射線科で頭部 CT を撮影しているからとのことでした。このご遺体は開頭を望まないということでの画像検査で、何て画期的な死因検索の方法なのだろうと思っていました。そこから早20 年が経過し、まさかこの学会で大会長をすることになろうとは、夢にも思ってもいませんでした。ちなみに、日本胃癌研究会の頃から大変お世話になった日本胃癌学会も退会し、今では Ai 一筋で覚悟を決めて精進しております。

 さて、大会テーマは、「不易流行 Immutable epidemic ~時代の変化に応じた死因究明を目指して~」です。この四字熟語は、俳聖である松尾芭蕉が「奥の細道」の旅の中で見出した蕉風俳諧の理念の一つで、「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」(去来抄)とあります。すなわち、「良い仕事(研究)がしたかったら Ai の原理原則をしっかり学ぼう。でも、時代の変化に沿った新しさも追い求めないと陳腐でつまらない仕事(研究)しかできないよ。」という意味だと解釈しています。前大会のテーマは「Re・Start」でした。そこで忘れてはならない「不易 immutable」を重んじ、「流行 epidemic」の波に乗るという意味を込めて、このテーマにしてみました。そこで、大会当日はテーマにふさわしく、特別講演として作家で医師の海堂尊先生にご高話いただく予定です。

 会場は栃木県の JR 宇都宮駅から直通の施設である「ライトキューブ宇都宮」で、久々の会場型のみで開催する予定です。新型コロナウイルスの感染拡大を受けてオンライン型やハイブリッド型での開催イベントが多い中ですが、人と人が直接対面でコミュニケートすることのメリットを忘れないためにも、たまには面倒くさがらずに足を運んでいただければ幸いです。もちろん、情報交換会の場も準備させていただきます。

 開催地である宇都宮市は、餃子の街、カクテルの街、ジャズの街として有名です(妖精の街でもあるようです…)。大会後や翌日は、街へ繰り出し、地方開催ならではの楽しみ方も満喫していただければ幸いです。
 また、少し足を延ばせば、日光、那須といった観光スポットもありますので、お時間のある方はこの機会に栃木でゆっくりしてみてはいかがでしょうか。

 開催スタッフ一同、ご参加くださる皆さまにとって実り多き大会となるよう鋭意準備しておりますので、万障お繰り合わせの上、ご参加くださいますようお願い申し上げます。

 2023 年 11 月吉日

プログラム

2024年8月17日(土)

09:30-10:00

開場

10:00-10:05

開会式 大会長挨拶

樋口清孝 (第22回Ai学会学術大会 大会長)
10:10-10:40

一般演題 1「検査技術・画像解析」

座長: 小林智哉 (東北大学大学院 医学系研究科)

1-1 2管球CTにおける異なる画像取得法を用いた上肢ダークバンドアーチファクトの評価
安部裕貴
 広島市立北部医療センター安佐市民病院 放射線技術部
1-2 死後CTを用いた小児の心臓体積の算出方法の開発及び死後変化の検討
向後華音
 新潟大学 医学部 保健学科
1-3 皮膚損傷(裂傷・挫傷)の3D画像作成が有用であった1例
西原康弘
 三豊総合病院放射線部
10:45-11:15

一般演題 2「運用・その他」

座長: 山本正二 (Ai情報センター)

2-1 小児死後CTにおけるチェックシートの有用性の検討
黒岩泉美
 新潟大学 医学部 保健学科
2-2 北九州市立八幡病院における一年間の死後CT検査の検討
平松俊紀
 北九州市立八幡病院 救急科
2-3 死後CT画像を用いたインカ骨の出現頻度に関する調査研究
吉岡潤一郎
 境海上保安部
11:15-12:40

休憩

12:40-13:00

総会受付

13:00-13:20

総会

伊藤憲佐 (Ai学会 理事長)

13:30-14:10

一般演題 3「画像診断①」

座長: 下総良太 (山王病院 放射線科)

3-1 両側基底核にガスを認めたAutopsy imaging (Ai) の1例
萩田智明
 新武雄病院 医療技術部 放射線科
3-2 ホルマリン固定肺をMRI撮影した急性間質性肺炎の一剖検例
宋美紗
 市立伊丹病院 病理診断科
3-3 心房細動に対するカテーテルアブレーション術後経過中に突然死した一例
渡潤
 座間総合病院 放射線科
3-4 COVID19患者の急変でくも膜下出血か偽性くも膜下出血か迷った症例の経験から
國塚久法
 雄勝中央病院 脳神経外科
14:15-14:45

一般演題 4「画像診断②」

座長: 大竹雅広 (日本歯科大学 新潟生命歯学部 外科)

4-1 死亡時画像診断(Ai)で証明された蕎麦による窒息
芥川晃也
 亀田総合病院 救命救急科
4-2 予期せぬ院内心停止を招いた消化管穿孔の一例:Ai-CTによる診断と病理解剖の所見
関美月
 亀田総合病院 救命救急科
4-3 胎児エコーで臍帯嚢胞が疑われたAi-MRIの所見
福田有子
 四国こどもとおとなの医療センター 放射線科
15:00-16:00

特別講演 (市民公開)「Ai四半世紀」海堂尊 (作家・医師)

座長: 樋口清孝 (第22回Ai学会学術大会 大会長)
(16:00-16:20)

海堂尊サイン会(一般市民向け)

(会場: 中ホール前ホワイエ)
16:05-16:15

次期大会長 挨拶

第 23 回オートプシー・イメージング(Ai)学会学術大会
大会長: 飯野守男 (鳥取大学医学部 法医学分野)
16:15-16:20

閉会式 大会長御礼

樋口清孝 (第22回Ai学会学術大会 大会長)
(16:20-16:40)

海堂尊サイン会(大会参加者向け)

(会場: 中ホール前ホワイエ)
18:00-20:05

情報交換会

(会場: ホテルマイステイズ宇都宮 ルシール 9F
〒321-0953 栃木県宇都宮市東宿郷2-4-1)

【 参加者の皆様へのお願い 】

 厳しい残暑が予想されます。クールビズでの参加を推奨します。
 ※Ai認定診療放射線技師更新カウント (5カウント) を申請中です。
 必要な方は、開催終了後にAi学会事務局までメールにてご連絡ください。

【 発表者へのお願い 】

2日前 (08/15(水)必着) までに発表スライドのファイルを事務局までメールしてください。
 以降に修正、訂正が必要な場合、当日USB メモリなどに入れてご持参ください。
 会場に発表者用のPC (WIndows Microsoft Powerpoint) をご用意いたします。
※お預かりしたスライドは終了後に責任を持って削除いたします。
※利益相反 (COI) 開示スライド例 COI ver.2 (Microsoft Powerpoint形式)

【 座長へのお願い 】

 発表時間は7分、討論は3分です。時間厳守で円滑な進行をお願いします。

参加登録

登録期間
2024年07月20日 (土)まで
学術大会参加費 会員(事前登録)¥3,000 (当日参加は ¥4,000)
非会員(事前登録)¥4,000 (当日参加は ¥5,000)
学生(事前登録/当日) ¥1,000
※ 情報交換会にご参加の方は別途¥5,000
登録方法
以下URLの専用フォーム(peatix)から登録

公開市民講演参加費 無料
※ 学術大会参加者は登録不要です。
登録方法
以下URLの専用フォーム(peatix)から登録

演題募集

お陰様をもちまして締め切らせていただきました。多数のご応募ありがとうございました。