Lab. Public Health & Human Ecology

長崎県立大学看護栄養学部栄養健康学科公衆衛生学教室・長崎県立大学大学院人間健康科学研究科栄養疫学教室(通称:竹内研)のウェブサイトです。

研究・教育テーマ

健康にはさまざまな側面があります。その側面のいくつかを対象として、その分布を調べたり、関連する要因を調べたりすることは、地域の健康を維持・増進するにあたり非常に重要とされています。特に集団レベルの健康を集団全体で守ることを目指している公衆衛生では、疫学的に健康の一側面を調べるだけでなく、守られる側(および守る側)を人類生態学的に把握することも不可欠となります。当研究室では、このような健康に関係するトピックを対象として研究し、教育を行っています。

上記の内容に沿っている限り、当研究室では研究テーマを学生の自主性に則って決めます。3年生でゼミ配属された後は、調べたいものを調べる方法を学びながら、自分がどんなことに疑問を持っているか?どんなことを調べたいかに時間をかけテーマを決めるようにしています。

メンバー

現在のメンバーは、教員1名(竹内昌平)、大学院生1名、卒論生4名で構成されています。所属学生の研究テーマは下記の通りです。

大学院生

学部生

調査・研究一覧

本研究室が参加している調査・研究の一覧です。

健康寿命延伸に寄与する生活習慣要因の探索

長崎県内の住民を対象に、毎年、調査・測定を行い、健康寿命の延伸に寄与する生活習慣要因を探索する研究です。主に生活行動の地理的情報を研究対象としています。

調査日程

基本情報測定(2018年)
10月17日~11月6日
運動負荷試験(2018年)
10月27日~
生活行動圏測定(2018年)
10月17日~

人口の変化と感染症の流行

地域における人口の年齢分布や密度は、感染症流行の様子に大きな影響を与えると考えられる。そのため、感染症対策は、地域ごとの感染症の流行の様子を念頭に置きながら検討していく必要がある。同様に、将来人口も地域における感染症対策には重要な意味を持ってくる。少子高齢化が進み、人口減少が始まってしまった日本において、(少子化対策の影響を含む)年齢構成の変化を調べることは、感染症の流行の様子を調べるためにも重要となってくる。本研究では、このように人口の変化と感染症の流行の関連を調べていくものです。

直近の発表

論文
竹内昌平, 山内武紀, 黒田嘉紀: 人口構造の変化が感染症の流行に与える影響:宮崎県の事例. 民族衛生, 80巻 (1): 17-22 (2014) [PDF]
学会発表
竹内昌平(発表), 山内武紀: 将来人口推計を用いた都市部と地方における感染症流行リスクの検討. 第77回日本公衆衛生学会, 2018, 郡山.
竹内昌平(発表): 宮崎県における感染症週報を用いたインフルエンザの基本再生産数の推定. 第88回日本衛生学会, 2018, 東京.
Shouhei Takeuchi(発表): The estimation of R0 of influenza from the infectious diseases weekly reports by the public health centers in Miyazaki Prefecture. The 12th Japan-Korea International Nursing Conference, 2017, Nagasaki.

感染症の警報・注意報を数理モデルを用いて検証する研究

インフルエンザなど感染症が流行する際に、警報や注意報が出されている。現在の警報や注意報について、数理モデルを用いてタイミングや正確性を検証し、より改善できないかを検討していく研究です。

直近の発表

学会発表
竹内昌平(発表): 宮崎県における感染症週報を用いたインフルエンザの基本再生産数の推定. 第88回日本衛生学会, 2018, 東京.

結核の伝播経路調査

大阪市を中心として、結核の伝播経路を、疫学情報および遺伝子を用いて追跡していく調査です。

直近の発表

論文
Kaori Yamamoto, Shouhei Takeuchi, Junji Seto, Akira Shimouchi, Jun Komukai, Atsushi Hase, Hiromi Nakamura, Kaoru Umeda, Yuki Hirai, Kenji Matsumoto, Jun Ogasawara, Takayuki Wada, Taro Yamamoto: Longitudinal genotyping surveillance of Mycobacterium tuberculosis in an area with high tuberculosis incidence shows high transmission rate of the modern Beijing subfamily in Japan. Infection, Genetics and Evolution. (2018), pii: S1567-1348(18)30714-7. doi: 10.1016/j.meegid.2018.09.014. [Web(PDFはお問い合わせください。)]
学会発表
山本香織, 中谷友樹, 竹内昌平, 小向潤, 青木理恵, 松本健二, 吉田英樹, 山本太郎, 和田崇之: 大阪市における社会経済的指標を用いた結核発生状況の地域差. 第77回日本公衆衛生学会, 2018, 郡山.(最優秀ポスター賞)

終了した調査一覧

すでに調査の日程を終えたものの記録です。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)調査

宮崎県で始められた重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の調査で、特定健診において対象者を集め、過去に罹患した方や、不顕性感染者を探し、抗体保有者割合を調べる調査です。

長与町での日程

2018年2月9日~10日
9日に研修会を行い、調査者の訓練を行い、10日の特定健診で調査を行う。