がん患者さんに役立つレシピ

全国国立大学病院栄養部門会議 | Nutritio Department Conference of national university hospital

ご挨拶

 近年、社会環境の変化などにより、食に関する健康問題から栄養に関わる取り組みが求められるようになりました。
昨年には、東京栄養サミット2021が開催され、栄養は持続可能な社会を実現するための重要な基盤であることが改めて示されました。また人間の安全保障の理念に立ち、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成に向け、「誰一人取り残さない」ことを目的に、世界と国内の栄養改善に向けた様々な取り組みについて、国を挙げた支援が行われています。
私達、国立大学病院栄養部門会議においても、日本国内に留まることなく、世界における多様な栄養課題の解決に向けた幅広い議論や取り組みが求められています。特に大学病院は、高度かつ先端的な医療を提供する使命を有しており、栄養管理においても高度な技術が必要不可欠です。医学・医療を取り巻く環境の変化とともに栄養の重要性は認識され、治療や在院日数の短縮にも大きく影響していることが明となり、令和4年度診療報酬改定では特定機能病院において、管理栄養士の病棟配置における評価が新設されました。今まで以上に、栄養の専門家として担うべき役割は大きく、対患者に向き合い、栄養のみならず全人的ケアが求められていることを強く感じています。そのためにも、患者様中心の質の高い医療の提供と、研究、臨床で求められる高い倫理性、情報収集能力、対人関係形成能力、そして、将来を担う良き医療人の育成を進めて参ります。
 本部門会議は、約60年の歴史と歩みがあります。今日まで培ってこられた諸先輩方をはじめ、前委員長の方針や取り組みを継承しつつ、社会における医療・栄養に関わる課題へ積極的に参画し、より一層の医療への貢献や超高齢社会への取り組みと支援に努める所存です。
皆様のご理解とご支援を、何卒よろしくお願い申し上げます。

 このホームページを通して、広く社会に対して本会議の活動などを紹介することにより、大学病院の栄養部門をご理解いただくとともに、本会議の様々な取り組みについて、お伝えいたします。
多くの方々に、このホームページをご覧いただけますと幸いです。

全国国立大学病院栄養部門会議 委員長
愛媛大学医学部附属病院 栄養部 部長
利光 久美子

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